Canon EOS R実写レビュー。総合力でフルサイズミラーレス一眼を選ぶならおすすめしたい万能モデル
更新日2022/10/31
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2018年9月5日に発表され、10月25日に新発売となったCanon EOS R。
これまでキヤノンはデジタル一眼レフカメラの開発を進めてきましたが、少しずつながらミラーレス一眼カメラの開発も進めてきました。そして今回発売となったEOS Rは、キヤノンとして初となるフルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラとして注目を集めています。
当サイトでは、これまでも初心者向けのモデルを中心にミラーレス一眼カメラをご紹介してきましたが、EOS Rはいったいどのようなカメラなのか、どのようなユーザーにおすすめなのかを、カメラの特長や実際に私が撮影した作例とともにご紹介していきます。
もくじ
EOS Rシステムの登場
キヤノンの一眼カメラは総じてEOSブランドで統一されていました。
今回は新たなシリーズとしれ「EOS Rシステム」というのを発表し、今後主流となっていくであろうミラーレス一眼カメラ市場でシェア拡大を狙っていきます。
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キヤノン初のフルサイズミラーレス一眼カメラ
これまでもキヤノンではミラーレス一眼カメラを開発していましたが、どれもがAPS-Cセンサーを搭載し、小型・軽量を意識したエントリーモデルが中心でした。
フルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラとしては、数年前までソニーのみが開発する独壇場でした。
2018年夏になり、キヤノンとニコンがほぼ同時にフルサイズミラーレス一眼カメラを発表し、フルサイズミラーレス一眼市場の競争は激化することが予想されます。EOS Rはそのはじめの1歩として、キヤノンの自信を表す待望の最新モデルです。
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ミラーレス一眼カメラ時代の幕開け
近年じわじわと知名度が高まってきているミラーレス一眼カメラ。キヤノンも2018年に入り、伝統ある初心者シリーズ「EOS Kiss」で初のミラーレス一眼を発売するなど、キヤノンがミラーレス一眼カメラ市場に懸ける想いが伝わってきます。
そして2018年ではこれまでもミラーレス一眼カメラを積極的に開発してきたソニーもα7 IIIを発表、これまでミラーレス一眼に対しては消極的であったニコンも新たなシリーズとしてNikon Z7/Z6を発表するなど、キヤノン以外の各メーカーでもミラーレス一眼に対して積極的な展開を行っています。
2018年に入り、まさにミラーレス一眼カメラの時代が幕を開けたと言えるでしょう。
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新たなRFマウントを採用
EOS Rでは、これまでのEFマウントではなく、新たにRFマウントという新たな規格を採用しました。
これにともないレンズもRFマウント対応のレンズが開発され、現段階では「RF24-105mm F4 L IS USM」「RF28-70mm F2 L USM」「RF50mm F1.2 L USM」「RF35mm F1.8 MACRO IS STM」の4つのレンズがRFマウント用として開発されました。
後ほど詳しくご紹介しますが、専用アダプターを使用することでEFレンズを取り付けた撮影も可能です。
なお、今回ご紹介しているEOS Rにおすすめのレンズについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
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2019年3月にエントリーモデル「EOS RP」が発売
EOS Rシステム発表時は、シリーズ初代となるEOS Rのみが発表されていましたが、約半年後には初心者向けフルサイズミラーレス一眼として「EOS RP」が発売となりました。
EOS RPは、EOS Rよりも性能レベルを低下させているものの、初心者を意識したガイド機能や撮影設定サポートを意識したモデルとなります。
下位モデルとして低価格も実現しており、発売時の価格でも20万円を下回るほど、フルサイズセンサーを搭載したカメラとしては異例の低価格を実現しました。
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EOS R外観レビュー
ミラーレス一眼カメラは、全体的に小型・軽量を実現しているモデルが多いですが、EOS Rもこれまでの一眼レフカメラで同等の性能を保有しているモデルと比較すると小型・軽量化を実現しています。
しかし、ミラーレス一眼カメラ全体として見るとあまり小さいとは言えず、携帯性を強く求める方にはおすすめできるカメラとは言えません。
ボタンやダイヤルなどの配置で一眼レフからの変化を感じる
カメラのボディデザイン自体はこれまでの一眼レフカメラ「EOSシリーズ」から大きく変わることはありませんが、ボタン配置やダイヤル、液晶配置などで一眼レフ時代からの変化を感じます。
背面に新たに配置されたマルチファンクションバーは、指を使ってタップやスライドさせることでカメラに設定を素早く変更することができます。
マルチファンクションバーは、初期設定では何も設定できる状態として割り当てられていないので、設定画面からご自身が設定変更で使いたい機能を割り当てることができます。
ISO感度やホワイトバランス、AFポイントの移動などから1つ割り当てることが可能で、撮影時も素早く設定を変更することができます。ちなみに私は明暗差の大きい場所での撮影を考慮し、ISO感度を割り当てました。
カメラ上部にはこれまで撮影設定に関する数値が表示されるパネルが存在しましたが、EOS Rでは操作性を重視するために表示形式を切り替えることができる「ドットマトリクス表示パネル」を採用しています。
違和感のない電子ビューファインダーを採用
一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラで大きく違う点としてファインダー形式の差があります。
一眼レフカメラでは、光学ファインダーを使用することで、ファインダー内にはレンズが写し出す光景を自然に見ることができますが、露出設定などが反映されない点がありました。
一方でEOS Rなどミラーレス一眼カメラで採用されている電子ビューファインダーは、ファインダー内にも液晶が設置され、映像としてのレンズが写し出す様子を確認することができます。
一眼レフを使用してきた私も最初は違和感を感じることがありましたが、時間の経過とともに慣れてきます。電子表示ながら、タイムラグなどもほとんどなく、撮影に支障をきたすことは皆無といえるでしょう。
バリアングル液晶を採用
EOS Rでは、固定ディスプレイでは難しかった角度からの撮影に効果的なバリアングル液晶を採用しています。
バリアングル液晶は、90度にモニターを開くことができ、上下180度に回転させることができる可動式液晶です。
バリアングル液晶が採用されたことで、地面に近づいて見上げた撮影を行うローアングル撮影や、運動会など人の頭の上へカメラを持ちあげて撮影する際も、自分が見やすい方向にディスプレイを調整することができるため、無理な姿勢をすることなく、撮影することが可能です。
バッテリーには一眼レフでも使用できるLP-E6Nを採用
EOS Rで採用されているバッテリーパックは、EOS 5D Mark IVやEOS 7D Mark II、EOS 6D Mark II、EOS 80Dなど、ハイアマチュアモデルで使用されているバッテリーパックと同じ「LP-E6N」を採用しています。
個人的にバッテリーは新たなモデルが開発されるものだと考えていましたが、EP-E6Nが使用できるのは、撮影者にとっても昔からのを引き継ぐことができる嬉しい互換性です。
電源OFF時はセンサー部をシャッターで保護
ボディキャップを付けていない状態では塵などがセンサー部に入り込み、写真に写り込む問題がありました。
EOS Rではこの問題を解説すべく、電源をOFFにした際はセンサー部にシャッターが閉まるように設計されており、塵などのセンサーダストの原因になる異物の混入を防ぎます。
このシャッターによりレンズ交換時などでもセンサーを汚す心配がなく行える大きなメリットとなります。
EOS Rが誇る撮影性能
写真としての仕上がりを決める撮影性能も重要となってきます。EOS Rは最新カメラとしてどれだけ優秀であるのかを性能毎に詳しく紹介していきます。
約3030万画素のフルサイズセンサー
EOS Rでは、デジタル一眼カメラとして非常に大型であるフルサイズセンサーを搭載。センサーサイズが大きいことで集めることのできる光も増え、階調豊かな描写を実現します。
EOS R JPEG撮って出し画像(拡大表示可)
Canon EOS R, SIGMA 12-24mm F4 DG HSM | Art, 1/250sec, F13, ISO500, 戸越公園
そしてカメラ部有効画素数は高画素である約3030万画素を実現。高画素機としてクロップした際にも高画質を保った状態を維持します。
キヤノンの技術力をつぎ込んだ最新のDIGIC8
カメラの頭脳部と言える映像エンジンではキヤノンの最新技術を結集させた最新映像エンジン「DIGIC8」が搭載されています。
こちらのDIGIC8は、2018年3月に発売されたEOS Kiss Mにて初めて搭載された映像エンジンで、画像処理能力が大幅に向上したため、AF性能や連続撮影、高感度撮影などで効果を発揮します。
優れた高感度耐性「最高ISO40000」
Canon EOS R, TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 Model A025, 1/10sec, F2.8, ISO6400, 東京国際空港
最新のCMOSセンサーとDIGIC8により、暗い場所での電子的補助となる高感度による撮影も得意としています。
EOS Rでは、常用範囲としているISO感度で最大ISO40000を実現。これは拡張値を含めた値ではなく、実用的に使用できる最高値であるため、ISO40000を実用的に使えるのは非常に高性能であることが分かります。
なお、拡張時にはISO50、ISO51200、ISO102400も選択が可能で、幅広い撮影を行うことができます。
ISO6400での作例(拡大表示可)
Canon EOS R, TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 Model A025, 1/6sec, F2.8, ISO6400, 東京国際空港, JPEG元データ
これまでのフルサイズ機でもISO6400は使用に躊躇するところがありました。しかしEOS Rでは、ISO6400でも実用レベルとして進んで使用していきたいほどの高感度耐性です。
ノイズが自然と抑えられ、目立つ場合もありますが、これらは現像の際に非常に処理しやすいノイズであるため、問題がほとんど無いと言えるでしょう。
ISO40000での作例(拡大表示可)
Canon EOS R, TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 Model A025, 1/20sec, F8, ISO40000, 東京国際空港, JPEG元データ
常用ISOの最高感度であるISO40000になるとさすがにディティールの低下や激しいノイズが目立ってきます。
とはいえ、EOS Rの画素数である約3030万画素を考えると、このノイズ低減性能や高感度への強さは素晴らしいものだと感じます。
フルサイズミラーレス一眼としては世界最速AFの「0.05秒」
Canon EOS R, EF 100-400mm F4.5-5.6L IS USM, 1/1000sec, F8, ISO200, 東京国際空港
デジタルカメラの性能でも非常に重要となるオートフォーカスもEOS Rでは、高性能を実現しています。
フルサイズセンサーを搭載しているミラーレス一眼カメラとしては世界最速AFの0.05秒を実現。
キヤノンは一眼レフカメラでもAF速度を自信としていましたが、ミラーレス一眼の分野でもこの伝統を受け継いでいます。
最大5655のAFポイントを保有
AF速度に自信があるとご紹介しましたが、EOS Rではフォーカスを合わせるための精度にも自信を持ちます。
ファインダー内で検知されるフォーカスエリアはなんと最大5655ポイント。この数はこれまで一眼カメラでは見たことのない数値で、あらゆるポイントでフォーカスを合わすための判断を行っていることが分かります。
世界初AF低輝度合焦限界EV-6を実現
Canon EOS R, TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 Model A025, 1/10sec, F2.8, ISO6400, 東京国際空港
暗い場所になるほどカメラは光を拾うことが困難になり、AFの基準となるものもなくなってしまいます。暗い場所でのAF動作は低輝度合焦限界値が大きく影響し、限界値が低い場合は暗い場所で正常にAFが動作しないなどの弊害があります。
EOS Rでは、世界で初めての領域であるEV-6を実現し、低輝度合焦で圧倒的な性能を誇ります。
これは夜中の星空撮影などで大きく影響を与える性能で、暗い場所でも正確なAF動作を実現する優秀な機能です。
最高約8.0コマ/秒の高速連写
最新のDIGIC8の処理能力により、最高連続撮影速度は約8.0コマ/秒を実現。
1秒間に8コマ撮影することのできる高速連写性能は、決定的瞬間を逃さない優れた性能を誇ります。
なお、最高約8.0コマ/秒の高速連写は、ワンショットAF時のみ使用が可能で、AIサーボなどの被写体追従AF時には速度が低下するので注意が必要です。
筆者が選ぶ「EOS R」便利機能
静止画クロップ/アスペクト機能
これまでEOSシリーズではフルサイズ機は、フルサイズの画角しか撮影することができませんでしたが、EOS RではAPS-Cと同等の画角を得られるような1.6倍クロップ機能も追加されました。
画素数は低下しますが、これによりフルサイズの焦点距離×1.6の構図を実現し、望遠撮影時などに効果的となります。
また、静止画撮影におけるアスペクト比の変更も可能で、標準で3:2のところを「1:1」「4:3」「16:9」のアスペクト比へ変更して撮影することが可能です。
露出やISO感度設定時の各ステップ数調整
これまでのEOSシリーズでは、露出ISO感度設定時のステップ感覚は決められており、比較的細かく分けられていました。
EOS Rでは、設定により露出設定やISO感度設定間隔の幅を調整できるようになりました。低感度時から高感度時へ設定を変更するときもステップ数が少なくなるため、素早い変更が可能となりました。
シャッタースピードは一眼レフ時代では見慣れない数値もあり、最初は少し戸惑うこともあるでしょうが、大きな問題ではありません。
これまでよりも使いやすい「INFOボタンが」
従来のEOSシリーズでは、画面に表示される情報切換などを行うINFOボタンは本体左上に配置され、撮影時には指が届かない非常に扱いにくい場所にありました。
EOS Rでは、INFOボタンの位置がボディ右側の中央部に設置され、親指を置くグリップのすぐ側に配置されたことで使いやすさが向上しました。
ファインダーは電子ビューファインダーが採用されているため、INFOボタンによる撮影情報の切換も簡単に行えるようになりました。
EFマウントの使い方
EOS Rでは新たにRFマウントを採用しましたが、従来のEFマウントも専用のアダプターを取り付けることで使用することが可能です。
4種類のアダプターでEFレンズを使用
EOS RでEFマウントのレンズを使用するためのマウントは全部で4種類存在します。
それぞれ機能性やフィルター搭載などのオプションが付けられていますが、まずは箇条書きにてまとめてみます。
基本的には標準タイプであるマウントアダプター EF-EOS Rを使用することでEFレンズの機能をEOS Rへとそのまま伝達することができます。
コントロールリング マウントアダプター EF-EOS Rでは、アダプターに絞りやシャッタースピードなどの設定を割り当てることができるコントロールリングを搭載しています。
残りの2つは、円偏光フィルターやNDフィルターを搭載したマウントアダプターになります。
カメラボディとEFレンズの間に挟むだけ
これらのマウントは従来から存在するマウントアダプターやテレコンバーターと使用方法は全く同じで、使用するレンズとカメラボディの間に挟む形で両サイドに取り付けることがで自動的に使用が可能です。
基本的には一眼レフカメラで使用する場合と変わらない感覚で撮影することができるため、過去保有していたEFレンズも無駄にすることなく継続して使用することができます。
測距エリア全域でF11光束対応AF
これまでのEFレンズでもテレコンバーターなどを使用した場合、カメラによってはAF動作が対応しない場合がありました。
しかしEOS Rでは、ついに測距エリア全域でF11光束対応AFを実現し、最大1600mmの焦点距離でもAFが可能となりました。
超望遠ではスポーツや乗り物、野生動物など、動きのある被写体を対象とした撮影が多くなるため、AFは非常に重要になります。
※レンズや状況に応じて使用できない場合もあります。
サードパーティー製レンズもアダプターを使うことで対応
EFレンズに対応しているサードパーティー製レンズですが、同じEFマウントで販売されているサードパーティー製レンズの使用可否も気になるところです。
SIGMAやTAMRONなどのサードパーティー製レンズメーカーは、EOS Rの発売に伴い、動作対象となるレンズの一覧を公式サイト上で公開しています。
【更新情報】キヤノン「EOS R」と弊社製キヤノン用交換レンズの動作状況について | レンズ | SIGMA|株式会社シグマ
弊社レンズのキヤノン EOS Rへの対応に関するお知らせ | 株式会社タムロン
また、APS-C専用レンズとして販売されているモデルでも、EOS Rに搭載されている1.6倍クロップ機能を使用することで正常に撮影することが可能となっています。
EOS Rにおすすめのレンズはこちらでチェック
最新ミラーレス一眼「Canon EOS R」におすすめのレンズ10選。EFレンズの使い方も徹底解説 – Rentio PRESS
EOS Rで撮る「東京の秋24時間」
ここからはEOS Rを実際に使用して撮影した四季美しい東京の秋での作例をご紹介していきます。
基本的にはマウントアダプターを使用し、EFレンズにて撮影した写真になります。
EOS R製品仕様表
モデル名 | EOS R |
---|---|
撮像画面サイズ | フルサイズ(約36.0×24.0mm) |
映像素子型式 | CMOSセンサー |
映像エンジン | DIGIC8 |
有効画素数 | 3030万画素 |
オートフォーカス方式 | デュアルピクセル CMOS AF方式 |
測距点 | 最大5655ポイント |
常用ISO感度 | ISO100~40000 |
シャッター速度 | 1/8000秒~30秒、バルブ |
連続撮影速度 | 最高約8.0コマ/秒 |
画面 | ワイド3.15型/約210万ドット |
Wi-Fi搭載 | 〇 |
Bluetooth搭載 | 〇 |
大きさ | 約135.8(幅)×98.3(高さ)×84.4(奥行)mm |
質量(CIPA) | 約660g |
EOS Rはキヤノンが踏み出した新たな一歩
フルサイズミラーレス一眼カメラというキヤノンが新たに踏み込んだ市場は、今後カメラ業界において最も注目される分野と言えるでしょう。
これまで既にソニーがフルサイズミラーレス一眼市場において独占状態が続いていましたが、キヤノンとニコンが参入したことで競争の激化が予想されます。
この厳しい状況にEOS Rで参入したキヤノンは、ミラーレス一眼カメラに対する情熱を感じることができます。
これからの躍進が期待されるEOS Rシステム
EOS Rは、EOSシリーズでEOS 6Dシリーズのような位置になると私は考えています。2019年2月にはエントリー向けのEOS RPが発売し、今後もEOS Rシリーズの勢いは止まることはないでしょう。
EOS Rは、キヤノンが踏み出したはじめの一歩であり、この1つのモデルでキヤノンが生み出す革新的なアイデアというのは終わることはないでしょう。
それでもEOS Rは、非常に実用的に使用することができ、古参ユーザーでも満足できるAF性能や安定した機能面で「キヤノンらしさ」を感じることのできるモデルです。
新たな挑戦へと踏み出したキヤノンのフルサイズミラーレス一眼カメラがどのような変化を業界にもたらすのかも注目ポイントです。
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EOS Rを気軽にレンタル
今回ご紹介したEOS Rエントリーモデルではないため、はじめてのカメラとしてはおすすめできるモデルではありませんが、これまで一眼レフを使っていてミラーレス一眼へと買い替えを考えている方には非常に良いチョイスとなるでしょう。
そんなときカメラのレンタルサービスでお試しできることはご存知ですか?
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