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コンサートや舞台鑑賞の必需品となりつつある防振双眼鏡ですが、さまざまな機種がありどのような製品が自分に合っているのか見た目やスペックのみで判断することは難しいですよね・・・。
その上、高価であることから1度購入したら買い替える機会も少なく、購入に踏み出しづらい製品だと感じる方も多いのではないでしょうか。
そのようなお悩みがある方へ、今回は2024年10月にニコンから発売された「STABILIZEDシリーズ」の倍率10倍の防振双眼鏡「STABILIZED 10×25 S」を紹介します!
製品の特徴/おすすめポイントや実際に使用した際の感想も詳しくお伝えします。
また、旧モデルである「10×25 STABILIZED」との比較もしているので、気になる方はぜひ最後まで読んでくださいね。
もくじ

ニコンの防振双眼鏡
多くの方は「ニコン=カメラメーカー」といったイメージをお持ちではないでしょうか。
私もそのようなイメージを持っていた1人であり、正直なところ防振双眼鏡に関するイメージはあまり思い浮かびませんでした。
しかし、ニコンでは創業翌年の1918年から現在まで双眼鏡の開発を行っており、実に100年を超える歴史があります。
ニコン STABILIZED 10×25 Sの特徴とおすすめポイント
今回レビューするニコン STABILIZED 10×25 Sの特徴とおすすめポイントを紹介します!
「STABILIZED 10×25 S」は、明るさや見掛視界のバランスも良い上に、小型かつ軽量であることから携帯性に優れているので、アリーナ規模やホール規模のコンサートから舞台まで、規模を問わず幅広いイベントに参加される機会のある方におすすめの防振双眼鏡です。
コンパクトで持ち運びに最適
まず、特筆すべきはその圧倒的なコンパクトさです。
高さは103mmと紙パックジュースよりも短いという驚きの小ささ!
更に防振機能を搭載しながらも405gと比較的軽量である上に、製品そのものの折り畳みが出来る「2軸折りたたみ式」を採用していることから携帯性にも優れています。
また、手のひらサイズであることから、ハンドバックに入れて持ち運ぶことも容易であるため、荷物を極力少なくして臨みたい舞台鑑賞や、長時間の移動が伴う遠方会場でのコンサートのお供にも最適です!
もしもの時にも手に入りやすい電池
防振双眼鏡は機種により単3電池や単4電池、CR2電池等、対応電池が異なります。
このうちCR2電池は家電量販店など限られた店舗での販売であることが多く、遠征先等の不慣れな場所で急に電池が必要になった場合には慌ててしまうことがあります。
しかし、STABILIZED 10×25 Sで使う単3電池は比較的手に入れやすいため、そのような心配とは無縁であることも心強いポイントです!
オートパワーオフ機能
STABILIZED 10×25 Sには電源スイッチをオンにしてから約60分が経過すると、自動的に電源が切れる「オートパワーオフ機能」を搭載しています。
夢中で使用している時や急いで退場した時など、ついつい電源をオフにし忘れてしまう場面がありますが、一定時間で自動で電源が切れる機能が搭載されていれば、電源の切り忘れによる不本意な電池消耗を防ぐことが出来ます!
しかし、オートパワーオフ機能が作動するまでの時間が10分等の短いモデルですと、数曲連続で使用し続けている間に電源が切れてしまい、貴重な一瞬を見逃してしまうというデメリットもあります。
そのため、約60分後に自動で電源が切れるというこの設定は絶妙ではないでしょうか。
スペック表
ニコン STABILIZED 10×25 Sのスペック表はこちらです!
製品名 | STABILIZED 10×25 S |
---|---|
倍率 | 10倍 |
対物レンズ有効径 | 25mm |
実視界 | 5.4° |
見掛視界 | 50.5° |
ひとみ径 | 2.5mm |
明るさ | 6.3 |
アイレリーフ | 14mm |
最短合焦距離 | 3.0m |
質量(重さ) | 405g(電池を除く) |
高さ | 103mm |
幅 | 117mm(折り畳み時89mm) |
厚さ | 56mm(折り畳み時65mm) |
電源 | アルカリ単3形電池2本 |
連続操作時間 | 約12時間オートパワーオフ機能有(使用開始から約60分で作動) |
旧モデル(10×25 STABILIZED)からの変更点
筆者は元々旧モデルの「10×25 STABILIZED」を所有しており、かれこれ4年ほど愛用し続けております。
多数のコンサートや舞台を共にしたお気に入りの製品ですが、こちらの後継機種にあたる「STABILIZED 10×25 S」はどのような進化を遂げているのでしょうか。
細かな変更ポイントについてそれぞれ紹介していきます。
シャッターの開閉有無
旧モデルは電源オフの状態だと安全上の理由により左鏡筒内のシャッターが閉じる仕様であったため、左鏡筒内のみが真っ暗な視界となり、故障と勘違いしてしまうこともありました。
対して、新モデルである「STABILIZED 10×25 S」は、電源オフの状態でも左右の鏡筒内のシャッターが常時開いているという一般的な仕様が取り入れられています。
そのため、電源がオフの状態でも手ブレ防止機能なしの双眼鏡のように使うことが可能です。
但し、電源オンの状態で最適になる設計であるため電源をオンにした状態での使用が推奨されています。
電源ボタンの位置や大きさ
旧モデルは電源ボタンが四角形の出っ張った形状であり、ピント調整リングの近くに配置されていることから、指が大きな方でも操作がしやすいというメリットがありました。
しかし、上記のことから持ち運び中の衝撃等で気付かぬうちに電源が入っていることもしばしば・・・。
対して、新モデルである「STABILIZED 10×25 S」は電源ボタンが楕円型で、少し小さく凹みのある形状となり配置場所も対物レンズの近くへと変更されたため、そのような事象が減りました。
一見すると小さな変化ではありますが、電池の消耗に関わる部分であり大きな影響があると実感しています。
電池の種類や本数、電池蓋
旧モデルはCR2電池1本を使っていたのに対して、新モデルSTABILIZED 10×25 Sでは単3電池2本の使用に変更となっています。また、電池の種類変更に伴い、電池蓋の形状も変更になりました。
以前の蓋はボタン電池のように薄くて小さい形状であったため、取り付けにくさを感じることがありましたが、新モデルではテレビのリモコン等の蓋と類似した形状が採用されているので電池交換にストレスを感じることが圧倒的に減りました。
公演中に電池を交換したくなった際にもスムーズに対処することが出来るので、もしもの時にも安心です。
「STABILIZED 10×25 S」を御園座で使用してみました!
今回は、IMP.さんの舞台「IMPACT」という公演で「STABILIZED 10×25 S」を実際に使用してみました!
御園座は、1階席が20列、2階席が12列の計1,299席(花道有の構成では1,219席)という規模の会場です。
舞台やミュージカルを中心に、時にはコンサート会場として使用されることもあります。
1階11列センターブロックの座席から使用した感想
170cm程度のメンバーが基本的には視界の丸の中にぴったりと全身収まるような見え方でした。
ステージの前方に来てパフォーマンスをしている際には、足元は映らず、より迫力のある見え方をするように感じました。
明るさがあることから表情をしっかり捉えることができ、倍率が高すぎるということもなく満足度が高かったです。
2階3列サイドブロックの座席から使用した感想
1階席で使用した際と比較すると、全身がすっぽりと収まる点は類似しているものの、距離があることから少しだけ全身のまわりに空間的な余裕があるように感じました。
舞台上の奥にいても、前方にいても終始ストレスなく鑑賞できましたが、表情や衣装、セットをより細部まで見たいという方には、同シリーズの12倍である「STABILIZED 12×25 S」も選択肢のひとつになるのではないでしょうか。
まずはレンタルでお試ししてみませんか?
レンティオでは、今回ご紹介した「STABILIZED 10×25 S」の他にも、さまざまなメーカーや倍率の防振双眼鏡をレンタルすることができます!
また、各製品に寄せられているレビューでは、推しや担当がいる皆さんからの熱い感想も多数あり会場や座席情報を明記してくださっている方もいて、とても参考になります!
レンタルを通じて、特別な日の思い出を作り上げる納得の双眼鏡を見つけてくださいね。
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