炊飯器の寿命はどれくらい?判断の目安や長持ちさせるコツを徹底解説
更新日2024/05/31
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美味しいご飯を炊くのに欠かせない炊飯器。
「どれくらいで買い替えればいいの?」と、寿命について疑問に感じている方もいるのではないでしょうか?
頻繁に使うものなので、事前に寿命をチェックして、早め早めの交換を行いたいですよね。
そこでこの記事では、炊飯器の寿命の目安や見極めるサインを紹介します。
寿命が来たときの対処法や長持ちさせるコツも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
炊飯器の寿命の目安
炊飯器の寿命は本体と内釜によって異なります。
ここでは、本体の買い替えのペースや内釜の劣化の目安について解説します。
本体は6年を目安に買い替えがおすすめ
炊飯器は6年を目安に買い替えを検討するといいでしょう。
これは、メーカーの部品保有期間が関係しています。
メーカーは炊飯器の製造が終了しても、6年間は補修用性能部品を保有しています。
6年以内に壊れてしまった場合はメーカーで部品を交換してもらえますが、それ以降は修理ができません。
そのため、だいたい6年ほどで炊飯器を買い替えることをおすすめします。
内釜は劣化が早く3~5年ほど
内釜は炊飯器の部品の中でも最も劣化が早く、本体は問題なく使えるけれど内釜が壊れてしまったというケースはよくあります。
お米を研いだりご飯を保温したりする際に内釜を活用するケースは多く、洗う・熱を加えるなどの行為が劣化を早めてしまうのです。
本体が6年程度もつのに対し、内釜は3~5年で劣化してしまいます。
ただし内釜は、丁寧に扱えば10年以上もつとも言われています。
日々の使い方に気をつければ、本体の寿命が来るまで使い続けることが可能です。
炊飯器の寿命を判断する6つのサイン
炊飯器の寿命が判断できるサインは以下のとおりです。
- 内釜が傷んでいる
- 異臭が取れない
- ご飯がうまく炊けない
- 温度調整ができない
- 電源が入らない・ついたり消えたりする
- 炊飯時に異常な音がする
1つずつ解説します。
1. 内釜が傷んでいる
内釜のコーティングやメッキが剥がれて傷んでいるのは、寿命が近いサインです。
コーティングが剥がれると、ご飯がこびりつきやすくなったり炊きムラができたりして味が悪くなってしまうなど、本来の力が発揮できません。
定期的に内釜をチェックし、きれいな状態がキープできているか確認することが大切です。
2. 異臭が取れない
ご飯を炊いたときに異臭がする場合も、寿命が近づいている可能性が高いです。
炊飯器は高温多湿であるため、においの原因となる雑菌が繁殖しやすい環境です。
特に、パンや煮物などお米以外を調理した場合は、丁寧に洗わないと劣化のペースが早まってしまいます。
取扱説明書に従ってしっかりお手入れをしても異臭が取れない状態が続く場合、修理や買い替えを検討した方が良いかもしれません。
3. ご飯がうまく炊けない
温度センサーは絶妙な炊き加減の調整に欠かせません。
炊飯器の中に入っている温度センサーが壊れてしまうと、適切な温度が保てず、美味しいご飯が炊けなくなってしまいます。
炊飯をしようとしても保温に切り替わってしまったり、正しい分量でお米を炊いても生煮えだったりする場合は、センサーが壊れている可能性が高いです。
4. 温度調整ができない
お米をふっくらと炊き上げるのに欠かせない温度調整機能。
60度で保温設定したのに高温になってしまうなどの状態が続いた場合は、寿命が近づいているサインです。
温度調整ができないと、お米のパサつきや電気代アップの原因になってしまいます。
5. 電源が入らない・ついたり消えたりする
コンセントが抜けていないのに電源が入らない場合や電源がついたり消えたりする場合は、コンセントの断線や内部の部品の故障が考えられます。
コンセントの差し込み部に異常や変形がないかを確認し、しっかりコンセントを差し直してみましょう。
また、電源タップを使用している場合はそちら側に問題がある可能性もあるので電源タップの交換も試してみましょう。
コンセントの差し込みや電源タップに異常がない場合は、炊飯器本体に問題がある可能性が高いです。
6. 炊飯時に異常な音がする
通常でもご飯を炊いている最中に炊飯器から音はしますが、いつもと違う場合は要注意。
正しく炊飯ができていないときに特殊な音を発することはありますが、明らかに違う大きなモーター音や、説明書に記載のない音を発している場合は、寿命が近づいているかもしれません。
炊飯器の寿命を長持ちさせる3つのコツ
炊飯器の寿命を長持ちさせるコツは以下の3つです。
- 内釜を丁寧に扱う
- 保温機能を使い過ぎない
- 説明書にしたがってお手入れする
1つずつ解説します。
1. 内釜を丁寧に扱う
炊飯器のなかでもっとも劣化が早いのは内釜です。必ず取扱説明書にしたがって丁寧に扱いましょう。
とくに食器や金属製のカトラリーなどを中に入れたり、食洗機に入れたり、酢を入れて混ぜたり、直火にかけたりといった、内釜にダメージを与えるような使い方は避けましょう。
また、洗米に対応していない内釜でお米を洗ってはいけません。
対応していないものを使う場合は、ボウルに溜めたたっぷりの水で米を洗ってから、内釜に移し替えることで傷つけずに使えます。
2. 保温機能は正しく使う
便利な保温機能ですが、使い方を誤ると内釜の劣化の原因になってしまいます。
例えば、炊飯器の最小容量を下回るような少量での保温や規定時間を超える長時間の保温はNG。
また、炊き込みご飯など白米以外の保温も、フッ素コーティングのはがれにつながるので避けましょう。
3. 説明書にしたがってお手入れする
ほぼ毎日使うからこそ、定期的なお手入れは大切です。
空気を出し入れする吸気孔・排気孔は、ほこりでふさがってしまうと内部に熱がこもり、故障の原因になります。
また内釜や内蓋は使用後に洗剤で洗わないと、デンプン汚れが発生し雑菌が繁殖してしまいます。
ふた加熱板の穴にごはん粒などが詰まっている場合には、竹串やようじを使って取り除きましょう。
また、調味料を使った際は、においの原因になるので、早めのお手入れが重要です。
具体的なやり方は説明書に記載されているので、定期的にお手入れして大切に使いましょう。
炊飯器の寿命が来たときの対処法
炊飯器の寿命が来たときの主な対処法は以下の通りです。
- 保証期間内なら修理に出す
- 内釜だけ買い替える
- 自治体のルールに従って処分する
1つずつ解説します。
保証期間内なら修理に出す
メーカーにもよりますが、炊飯器本体は1年、内釜は3~5年ほどの保証期間が適用されます。
そのため、保証期間内に故障した場合は、購入したメーカーに修理に出すと良いでしょう。
炊飯器には6年の部品保有年数があるので、部品の交換もしてもえるはずです。
修理料金や目安の期間はメーカーや本体の状態によって異なるので、事前に公式サイトで確認してみてください。
内釜だけ買い替える
内釜の調子が悪いけれど炊飯器本体は問題なく使えているという場合は、内釜のみを買い替えるのも良い方法です。
しかし、内釜の価格は高く、安くても8,000円前後、高いものだと3万円近くかかります。
場合によっては、本体ごと買い替えた方がお得かもしれません。
本体の値段を考慮したうえで、検討しましょう。
自治体のルールに従って処分する
炊飯器の処分方法は、自治体によって異なります。
具体的には、不燃ごみや粗大ごみとして処分したり、小型家電リサイクル法に基づいて回収したりするなどが挙げられます。
処分する際は、お住まいの市町村の公式ホームページを確認しましょう。
炊飯器は寿命を見極めながら使おう
炊飯器の寿命や見極めるサイン、処分の流れなどを解説しました。
炊飯器の寿命は、内釜や本体の扱い方によって差が出てきます。
美味しいご飯を食べるのに欠かせない炊飯器。丁寧に扱うことで、なるべく長持ちさせましょう。
炊飯器はレンタルで試せる
炊飯器の買い替えで悩んでいる方は、一度レンタルしてお試し利用するのもおすすめです。
家電レンタルのRentio(レンティオ)では様々な炊飯器をレンタルでお試しできます。
レンタルして気に入ればそのまま購入もできますので、ぜひ試してみてください。
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