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ケンコー・トキナーの双眼鏡「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」で天体観測!使用レビューと観測のポイントも紹介

ライター田中 一馬

公開日2024/08/05

ケンコー・トキナーの双眼鏡「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」で天体観測!使用レビューと観測のポイントも紹介

天体観測を行うためには天体望遠鏡での観察が一般的ですが、双眼鏡で手軽に楽しめることをご存じでしょうか。

天体観察に適した双眼鏡なら難しい操作を必要とせずに、肉眼では見にくい天体を観測することが可能です。

今回はケンコー・トキナーの双眼鏡「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」を実際に使用して流星群を観察に挑戦してみました。

初心者でも使用できるように使い方や観察のポイントも含めてレビューしていきます。

夏休みの自由研究や新しい趣味の発見に役立てることができるので、興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

ケンコー・トキナー ウルトラビューEX コンパクト 8×32の特徴

商品画像1
ケンコー・トキナーは1957年に国内で創立された光学製品メーカーです。

ウルトラビューEX コンパクト 8×32は長い歴史を持つケンコー・トキナー社の技術によって生み出された、軽量かつコンパクトな大口径の双眼鏡です。

次から本製品の特徴について解説していきます。

小型・超軽量ボディ

商品画像2
357gの小型で軽量なボディは長時間の観察でも保持しやすく、アウトドアでの観察やコンサートなどの利用に適した仕様です。

クリアな視界

レンズ部
ケンコー・トキナー独自の光学設計とフルスペックのプリズムシステム(フルマルチコート、誘電体多層膜、フェイズコート)を搭載しています。

光の透過率をアップさせクリアな視界を実現した結果、天体の観測にも対応できる仕様になっています。

快適に使用できる接眼部

ロングアイレリーフ設計
ウルトラビューEX コンパクト 8×32は、アイレリーフ(接眼部からレンズまでの距離)が15mm以上のロングアイレリーフ設計であり、接眼部には見口が伸び縮みするツイストアップ見口を採用しています。

レンズの外枠が視界に入らず接眼距離を簡単に変えられるため、メガネでも裸眼でも使用しやすい設計になっています。

見掛視界60°以上のワイド設計

見掛視界のイメージ画像
ウルトラビューEX コンパクト 8×32は、双眼鏡をのぞいた時の視野の角度がどの程度広がって見えるかを表す見掛視界が60°以上の広視界設計となっています。

高い倍率でも視界が広くなる広視界設計なので、対象物全体を把握しやすく迫力ある映像が楽しめます。

防水機能搭載

商品画像3
ウルトラビューEX コンパクト 8×32はIPX7相当の防水設計になっており、アウトドアにおける観察に適した仕様になっています。

内部には窒素ガスを充填しており、レンズの曇りを防ぎやすくなっています。

スペック

商品画像4
ウルトラビューEX コンパクト 8×32のスペックを以下にまとめました

項目 スペック詳細
倍率 8倍
対物レンズ有効径 32mm
コーティング フルマルチコート
実視界 8.3°
ひとみ径 55.3度
1000m先の視野 145.1m
ひとみ径 4mm
明るさ 16
アイレリーフ 15.2mm
眼幅 56~73mm
最短合焦距離 2m
サイズ(眼幅最大時) 108.5×49.5×124mm
質量 375g
材質 本体ボディ:PPS樹脂
本体ラバー/転輪ラバー/目当てラバー:EPDM(抗菌剤含)
付属品 ポーチ、ストラップ

ウルトラビューEX コンパクト 8×32を使用して天体観測してみた

星空

実際に製品を利用して夏に見ごろを迎える「みずがめ座δ(デルタ) 南流星群」と「やぎ座α(アルファ)流星群」の観測を行ってみました。

双眼鏡の基本的な使い方と合わせて、性能をレビューしていきます。

[2024]彗星の観測はいつ?注目の天体観測の年間スケジュールと双眼鏡や天体望遠鏡の選び方を解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

ウルトラビューEX コンパクト 8×32の使用方法

双眼鏡と説明書
双眼鏡の基本的な設定方法は以下の通りです。

セッティング方法
      まずは接眼部にある繰り出し式目当てを裸眼やコンタクトレンズの場合は伸ばし、メガネの場合は伸ばさずにセッティングします。
      レンズをのぞいて左右の視野がピッタリ重なるように本体を開閉して、目の幅に合わせる目幅調整を行います。
      左目と右目の視力差を調整するため左目で接眼レンズをのぞきながらピント合わせレンズを回し、対象物のピントに合わせ、次に右目でのぞきながら視度調整リングを回してピント調整します。

これで基本的なセッティングは完了です。

天体の探し方

標高が高い場所
天体には彗星のように淡い光のものがあるため、山頂のように街灯がなく星の明かりが届きやすい場所が適しています。

見たい天体が出現する方向や高さを調べてから双眼鏡を向け、近くに明るい星がある場合は目安にして探しましょう。
アプリ使用イメージ
今回はARを利用して星座の位置を主観で知ることができる「Sky Guide」というアプリを使用しました。

設定で位置情報の利用をONにするだけで、自分が向いている方角の天体の種類が確認できるのでとても便利です。
Rentio[レンティオ] – カメラ、家電、ガジェットのレンタルサービス

実際にウルトラビューEX コンパクト 8×32を使用して観測してみた

天体観測の様子
結果から述べると製品の使い勝手の確認や星の観測はできましたが、状況が悪く彗星の観測はできませんでした。

流星群が最も観測しやすい日の前後で湿気が多く、雲量が多かったことが主な原因で、さらに自宅付近が建物に囲まれているため流星群の方角が隠れることや、街灯の影響を受けてしまうという点も影響したと思われます。

観測状況がよくない中でしたが、ウルトラビューEX コンパクト 8×32を使用したところ、クリアな視界で天体を観測できました。

コンパクトでしっとりとした質感のボディが持ちやすく、取り回しがいい点が印象的です。
メガネ使用
さらにメガネ着用で見口を縮めて観測を行ったところ、通常時と同じように天体が確認できました。

最初のうちは距離感が変化するため、感覚が慣れるまで少し時間が必要な点に注意が必要です。

実際に使用してわかった気になる点

商品画像6
実際に観測してみて感じた気になる点について解説します。

手振れについて

マット
双眼鏡は倍率が高いものほど遠くのものが見えやすくなる分、手振れが起きやすいとされています。

ウルトラビューEX コンパクト 8×32も倍率が高めのモデルであり、手振れが発生してしまいました。

対策としては別売りの三脚ホルダーを使用し三脚に固定して観測するのがベストですが、三脚がない場合は、椅子やマットを利用して手や体が動きにくい体勢を作るのがおすすめです。
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観測する場所

星空と望遠鏡
星の光は街灯や家の明かりに比べると弱いため、街灯がない標高の高い場所で観測するのが一番です。

自分の目で確認する際についても明るい光を見てしまうと星の光が見えにくくなるため、星以外の明かりが極力ない場所のほうが適しています。

肉眼でも星がきれいに見えるような場所で双眼鏡を使用すれば、普段では見ることができない夜空を目の当たりにすることができるはずです。

ウルトラビューEX コンパクト 8×32はアウトドアに適した双眼鏡

商品画像5
ウルトラビューEX コンパクト 8×32は、小型軽量で防水機能を搭載した高性能な双眼鏡です。

コンパクトで持ち出しやすい仕様は登山やアウトドア、お子さんの自由研究にもピッタリな製品です。

天体観測に興味がある方は、ぜひウルトラビューEX コンパクト 8×32を利用してみてください。

双眼鏡はお試しレンタルがおすすめ

アウトドア、ライブ・コンサートイベントに短期間だけ使いたいなら双眼鏡のレンタルがおすすめです。

Rentio(レンティオ)では、様々な倍率の防振双眼鏡も用意しているので、利用シーンに応じて好きな倍率を使い分けられます。

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