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[2024]彗星の観測はいつ?注目の天体観測の年間スケジュールと双眼鏡や天体望遠鏡の選び方を解説

まーしー/家電製品総合アドバイザー
まーしー/家電製品総合アドバイザー

更新日2024/11/26

[2024]彗星の観測はいつ?注目の天体観測の年間スケジュールと双眼鏡や天体望遠鏡の選び方を解説

レンティオではライブ・コンサートに双眼鏡をレンタルする方が多いのですが、自宅からでも双眼鏡を使って楽しめるコトがあるのはご存知でしょうか?

それがタイトルにもある天体観測です。

今回は双眼鏡の店舗受け取りサービス「Rentio Go」サポート企業の株式会社ケンコー・トキナーから情報提供をいただき、2024年の天体観測スケジュールと双眼鏡や天体望遠鏡の選び方を紹介します。

もくじ

2024年は彗星の当たり年

彗星

2024年は注目すべき彗星が2回(4月と10月)に訪れます。

2024年4月21日 ポン・ブルックス彗星が近日点を通過

ポン・ブルックス彗星は、約70年で巡ってくる周期彗星です。一生で一度見えるかどうかの貴重な機会になると思います。

ポン・ブルックス彗星は、3月下旬頃から4月には夕方の西の空で4等級台になると予想されています。薄明後にうお座で東方最大離角になろうかとしている水星の右上あたりを探してみましょう。

4月10日には、夕方の西の空で細い月のすぐ左上 木星との間あたりにあると思われます。

4月21日の近日点近くでは4等級くらいの明るさの予想なので、暗いところであれば尾も見えるかもしれません。その後、彗星は南下をしますので、北半球では急速に見えなくなってしまいます。

2024年10月13日 紫金山(ツーシンシャン)ーアトラス彗星が近地点を通過

紫金山-アトラス彗星は2023年1月に発見された彗星で、2024年10月中旬頃に地球に最接近するといわれています。

9月8日ころに太陽に一番近いところ(近日点)を通り、その後どんどん北上して10月13日ころに地球に最も近づく(近地点)を通過するようです。

予報では0等~-1等くらい(ベガとかカペラくらいの明るさ)になると予想されており、日没後の西の空に肉眼で尾が見られるかもしれません。

この彗星の近日点は水星の軌道くらいまで近づくため、その時に表面の物質がたくさん放出されれば長くて大きな尾が出る可能性もあるので期待しましょう。

彗星観測に適した双眼鏡・天体望遠鏡の選び方とおすすめ機種

天体観測に適した双眼鏡・天体望遠鏡の選び方

肉眼で確認できる彗星だったとしても、双眼鏡や天体望遠鏡を使えば、彗星の核やコマ、尾の状態まで見ることができるので楽しさは倍増すると思います。

機会が多いものではありませんので、せっかくならじっくり、隅々まで彗星を観測してみてはいかがでしょうか?

観測時期だけ双眼鏡天体望遠鏡のレンタルするのも検討してみてください。

初心者向けに天体望遠鏡の選び方を解説した記事も用意しているので、合わせて参考にしていただければと思います。
[初心者向け] 天体望遠鏡の選び方と目的別おすすめ6選 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

ワンポイントアドバイス!倍率は低めで大口径が選ぶポイント

彗星観測をするための双眼鏡・天体望遠鏡の選び方ポイントは2つ、「低倍率」「大口径」です。

高倍率だとターゲットを見失いがちになるため、なるべく広い視野で見たほうが確認しやすいです。それから、レンズ口径が大きければ大きいほど多くの光を取り込むことができるため、大口径製品のほうがより暗い星が見えるようになります。

双眼鏡選びでは、口径が大きいほど細かなところまで見える(分解能)ようになるため倍率を欲張らずに口径を大きくした方が良く見えます。

ウルトラビューEXコンパクト8x32

最初に紹介するのは、レンズ口径32mm、倍率8倍の「ウルトラビューEXコンパクト8x32」です。

大口径なのに軽量でコンパクトであるのが、この製品の特長です。

防水設計のため、レンズが曇りにくく、野外での天体観測にも安心して使えるのも嬉しい仕様です。

MEADE EQM-127N

天体の追尾がしやすい赤道儀、ワンタッチ式の三脚も付いた、誰でもすぐに天体観測ができる入門向けセットです。

5倍光学の低倍率ファインダーもついているので、目標物も見つけやすいです。

スカイエクスプローラー SE-AT100N

自動追尾機能が付いた天体望遠鏡で、かつ卓上型の軽量・コンパクトさが魅力の製品です。

家の庭やベランダ、キャンプ地のベンチなどに置いて気軽に天体観測を楽しめます。

編集部レビュー

天体望遠鏡のスカイエクスプローラーSE-GT102M2をレビュー!高原のキャンプ場で天体観測したら星空に感動した – Rentio PRESS[レンティオプレス]

星空撮影にカメラもおすすめ

星空撮影にカメラもおすすめ

天体観測の際に、星空撮影をするのも楽しみ方の1つです。

暗い場所に強い一眼カメラやレンズの選び方を解説しているので、星空撮影におすすめのレンタル撮影機材と合わせて参考にしてください。

初心者でもすぐ分かる「星空」の撮り方。簡単に実践できる撮影方法と必要な機材をご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

2024年注目の天体観測スケジュール

2024年注目の天体観測スケジュール

2024年は彗星観測以外にも流星群や惑星同士の接近もありますので、双眼鏡や天体望遠鏡を持ち出して楽しんでください。

2024年1月18日 月面X

2022年12月以来、久々の月面Xが見えました。

月面Xとは上弦の月の頃、月の明暗の境の地形に「X」の文字が浮かび上がる現象をいいます。

継続時間が1時間程度と短く、天候など条件が揃ったときにしか見えません。

2024年は3月17日〜18日にかけて見頃の時期と予想されています。

2月24日 ミニマムーン

2月24日は2024年で最も小さな満月となります。

3月25日 水星が東方最大離角

25日水星が太陽から離れて東方最大離角となるので、夕方の西の低空で水星を見つけられると思います。

双眼鏡や望遠鏡を使って見ると、欠けた姿も見られるかもしれません。

4月21日 ポン-ブルックス彗星 (12P) 回帰 近日点通過

約70年で巡ってくる周期彗星の「ポン・ブルックス彗星」が回帰します。一生で一度見えるかどうかの貴重な機会です。

4月29日~30日 火星と海王星が大接近

4月29日から30日にかけて火星と海王星が大接近する様子を観測できます。火星と違い、海王星は暗いので、双眼鏡や天体望遠鏡を使って観測してください。

日本での観察は4月30日の明け方がチャンスと言われています。

5月6日 みずがめ座n (イータ) 流星群極大

6日の明け方頃「みずがめ座イータ流星群」が極大になると予想されています。夜明け前の1時間くらいが観測できる時間帯です。

観測時間は非常に短時間の勝負になります。

6月上旬 明け方の空に月と惑星が集合

6月4日、夜明け頃の東の空に、木星・水星・天王星・月・火星・海王星・土星が並びます。

夜明け頃の薄明が始まるころは幻想的な風景となり、星景写真を撮るチャンスです。

7月29日 みずがめ座δ (デルタ) 南流星群極大/ やぎ座α(アルファ) 流星群が極大

7月29日に「みずがめ座 δ(デルタ) 南流星群」と「やぎ座α(アルファ)流星群」の極大が予想されています。

この時期はペルセウス座流星群も活動を始める時期なので、北のほうから流れてくるペルセウス座流星群とゆっくり南のほうから流れてくるやぎ座 α流星群の対比も観測できるかもしれません。

8月1日~7日 スター・ウィーク

毎年8月1日~7日は、星空に親しむ週間として「スター・ウィーク」と呼ばれています。 8月最初の一週間は梅雨もすっかり明けて晴れることが期待できます。

この期間に星空を楽しんではいかがでしょうか。

8月12日~13日 ペルセウス座流星群極大

8月12日23時頃はペルセウス座流星群が見頃です。

月が沈むころから明け方までの暗夜の好条件を狙いましょう。13日の未明が特に狙い目です。

8月14日 火星と木星が大接近

8月14日の23時54分に火星と木星が接近します。

火星と木星はちょうど東の空から登ってくるので、時間がたつと並んでいる明るい木星と赤い火星を見ることができます。

9月8日 土星が衝

「衝」とは外惑星がもっとも地球に近づき、明るくなる時期のことです。

9月8日は土星がみずがめ座で「衝」となります。

土星の環は2025年に向けて閉じてきていますので、環が見えなくなってしまう前の絶好の観測時期となります。

9月17日 中秋の名月(お月見)

旧暦の8月15日の月を「中秋の名月」と呼んでいますが、今年の中秋の名月は9月17日です。

2024年は満月の前日となりますので、少し欠けた状態でのお月見になります。

10月8日〜9日 10月りゅう座流星群極大

10月8日から9日にかけて「10月りゅう座流星群」の極大が予想されています。

出現数は空の暗いところでも数個程度ですが、突発的に出現するのが特徴なため目が離せません。

10月13日 紫金山-アトラス彗星が 近地点を通過

今年1番目玉となる天文現象です。肉眼彗星となれば町中でも観測できるかもしれません。

10月17日 スーパームーン

10月17日の満月は2024年で最も大きく見える満月となります。

11月2日 / 12日 おうし座流星群極大

11月2日に「おうし座南流星群」が、 12日に「おうし座北流星群」の極大が予想されています。

活動期間が長いので、月明かりのない時間帯を選んで観測してみましょう。スピードはゆっくりですが、時として大火球が出る瞬間にも出会えるかもしれません。

11月17日 天王星が衝

天王星がおひつじ座で「衝」となります。

天王星は太陽からかなり離れた場所にあるため、その位置は毎年大きな動きはありません。明かりのない暗い場所で、肉眼でも探せると思います。

天体望遠鏡で見ると他の星とは違い青緑色に見えるので、違った印象を楽しめると思います。

12月8日 木星が衝

木星がおうし座で「衝」となります。

口径の小さな望遠鏡でも表面の縞模様が見やすく、木星は約10時間で自転しているので、時間をおいて見ると模様の変化も楽しめます。

他にも4つの大きな衛星(月) があるので、毎日位置が変化する様子も観測してみてください。

12月8日 土星食

12月8日夜、上弦の月に土星が隠される土星食が一部の地域で見られます。

北から(青森県を除く)東北・北陸・近畿・四国・九州南部・沖縄にお住まいの方は観測のチャンスです。

その他の地域では土星と月が大接近する様子が楽しめます。

12月14日 プレアデス星団の食

12月14日の夜半過ぎから明け方にかけて、月にプレアデス星団が隠されるプレアデス星団の食が見られます。

プレアデス星団は月の通り道の近くにあるため、このような現象はたびたび起こります。

天体観測はレンタル利用もおすすめ

「毎日使うようなものじゃないし置き場所に困る」
「子供が好きになるか分からないので試してから購入を検討したい」
そんな方にはおすすめしたいのがレンタルです。

家電のサブスク・レンタルサービス「レンティオ」なら、さまざまな双眼鏡や天体望遠鏡のレンタルを取り扱っています。

撮影機材もたくさん用意しておりますので、各々の天体観測・彗星観測の楽しみ方に合わせて、レンタル機材の活用も検討してみてください。

双眼鏡のレンタル・サブスク – Rentio[レンティオ]

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