SIGMA BF実写レビュー。表現を愛するフォトグラファーに捧げる今までにない斬新なミラーレス一眼

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様々なカメラメーカーがミラーレス一眼を色々なレベル、視点から開発する今。
もう誰もが驚くような斬新なカメラが誕生することは無いと言われてもおかしくない時代になったと、これまで様々なカメラをレビューしてきた私自身も感じられます。
しかし、今回シグマから発表されたミラーレス一眼は、こんな時代でも驚きを与えてくれるモデルとして大きな話題となっています。
今回は、2025年4月24日に発売となった、SIGMA BFを実際に株式会社シグマ様より発売前にお借りする機会を頂戴して、実写レビューを展開していきます。


もくじ
シグマから久々のカメラボディ誕生
今回ご紹介していくSIGMA BFは、2021年発売のSIGMA fp L以来、約4年ぶりとなるシグマからの新開発カメラボディとなります。
カメラレンズメーカーとしての印象が強いシグマですが、その傍らでカメラボディ開発への夢は途絶えることなく、常に写真に向き合った挑戦が続けられているメーカーです。
そして、ただ平均的なカメラを開発するだけでなく、誰も見たことのない斬新なカメラを誕生させる決意のもと発表となり、大きな話題となっているのが、今回ご紹介していくSIGMA BFなのです。
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外観レビュー
「カッコイイ」がピッタリな1台
今回シグマさんからお借りしたのはシルバーのモデルですが、金属感のある斬新なデザイン性には誰が見ても「カッコイイ」という印象を抱く姿です。
良い意味でカメラらしさが感じられない唯一無二のデザイン性であることから、ファッションとの融合にも最適な存在です。
持っているだけで一際目立つ存在になること間違いなしなのがSIGMA BFとなります。
極めてシンプルな操作性
SIGMA BFを構成するボタンやダイヤル類は、必要最小限に収められており、一般的なミラーレス一眼よりもシンプルにまとめられています。
カメラ上部にはシャッターボタンのみ搭載され、カメラ背面においても十字キーおよび中央の決定ボタンを搭載したダイヤルと、電源ボタン、再生ボタンに限られており、非常にシンプルな配置ですぐに馴染む操作性を叶えています。
その上で、3.15型の大型背面タッチパネルディスプレイと、設定項目の現状がわかるステータスモニターが搭載されていることで、それらを見ながら迷うことのない設定を可能としています。
カードスロットや無線機能は搭載されず
SIGMA BFの特徴として、カードスロットが存在しないことが一つ挙げられます。
すなわちメモリーカードなど外部の記録媒体を挿入することができず、撮影した画像は全て内部ストレージに保存され、PCなどに取り込む際にはUSB Type-Cケーブルで接続して転送する必要があります。
内部ストレージとはいえ、230GBの容量を有しているため、特に容量が足りないなどの問題が生じることはないでしょう。
また、残念ながらWi-FiやBluetoothなどの通信機能も搭載されなかったため、スマートフォンとの接続ができないことは注意点となります。
性能レビュー
思わず見惚れる表現力
SIGMA BFの描写力の面に注目してみると、フルサイズセンサーであることからダイナミックレンジの広い基本的な高画質を叶えているのはさておき、とにかく「発色の良さ」を個人的には推したいポイントとしてご紹介します。
SIGMA BFには、歴代のSIGMAのミラーレス一眼でも搭載されている「カラーモード」が存在し、写真の仕上がりの雰囲気をカラーモードを変えるだけで大きく異なる表現ができる便利な機能です。
もちろんRAWでの記録にも対応しているので、後から現像作業を楽しむこともできますが、今回ご紹介している作例を含めて、私自身SIGMA BFで撮影した画像はカラーモードを活用したJPEG撮って出しが一番理想的な仕上がりでした。
特にSIGMA BFが特に活躍するであろうスナップ撮影においては、カラーモードの表現力に大きく助けられることを体感できるでしょう。
筆者のおすすめのカラーモードは下記の通りです。
- CALM
- WARM GOLD
- SUNSET RED
- 709 LOOK
しっかり食らいつくAF性能
カメラメーカーとしては、他のカメラメーカーよりもボディの開発頻度の少ないシグマですが、カメラの性能部分において開発難易度の高いAF性能に関しても、SIGMA BFでは満足の性能を実現していると感じました。
そもそも大前提としてファインダーを搭載していないことで動く被写体に対しての撮影に特段向いていないカメラであることは大前提としながらも、コンティニュアスAF指定時においてもしっかりと被写体を追随し続けるAF性能を実現しています。
AF形式については、位相差検出方式+コントラス検出方式を採用し、被写体検出モードとして人物+動物、人物、動物の検出を行うことも可能です。
今回の作例撮影においてはスナップを中心に撮影していましたが、このAF性能においてもフォーカスが迷うようなことでシャッターチャンスを逃すようなことはほとんどありませんでした。
表現者のためのアイテム
SIGMA BFはまさに「写真で表現したい」方のためのアイテムとしておすすめです。
先ほどまでご紹介してきたカラーモード、AF性能を活用した瞬間を切り取るスナップ撮影にはまさに最適な存在で、私自身も今回の作例撮影を通じてスナップ撮影に磨きがかかったと感じさせてくれる存在です。
そしてフルサイズセンサーを搭載しているということを忘れてはいけない性能で、高ISO感度や明暗差のある撮影シーンにおいては、フルサイズの基本である描写力の高さを活かした撮影を行うことができるのも大きなアドバンテージとなります。
基本性能が高いからこそ、様々な表現力に優れたカメラなのです。
SIGMA BFで写す春の訪れ


製品仕様表
モデル名 | SIGMA BF |
---|---|
撮像画面サイズ | フルサイズ(約35.9×23.9mm) |
映像素子型式 | 裏面照射型CMOSセンサー |
有効画素数 | 約2460万画素 |
オートフォーカス方式 | 位相差検出方式+コントラスト検出方式 |
常用ISO感度 | ISO100~102400 |
シャッター速度 | 1/25600~30秒・バルブ(最長5分) | ボディ内手ブレ補正 | なし |
連続撮影速度 | 任意のコマ数を選択可能(3、5、8コマ/秒) |
画面 | 静電容量方式タッチパネル3.15型/約210万ドット |
ファインダー | なし |
Wi-Fi搭載 | – |
NFC搭載 | – |
Bluetooth搭載 | – |
大きさ | 約130.1(幅)×72.8(高さ)×36.8(奥行)mm |
質量(バッテリー等含む) | 約446g |
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決してデザインだけでない、真のクリエイターに捧げる1台
今回ご紹介してきたSIGMA BFは、まさに表現者としてのフォトグラファーに捧げたいミラーレス一眼だと感じます。
まずは、斬新かつ誰が見ても圧倒されるシンプルながらもスタイリッシュなデザイン性は、SIGMA BFを所有したいと思わせてくれる大きな理由になります。
そのデザイン性だけでなく、カメラとしての性能にも優れており、特にフォトグラファーの表現力をサポートするカラーモードは、私自身使ってみても大きな魅力を感じられるポイントでした。
ファインダーが非搭載、内蔵メモリーのみ、プロフェッショナルの現場で使われるようなカスタマイズ機能が充実しているようなカメラではありませんが、作品としての写真を撮るカメラとしては想像以上の仕上がりとしておすすめできる1台です。


SIGMA BFなどカメラレンタルはレンティオで
今回ご紹介してきたSIGMA BFが気になった方は、購入前に早速お試しでレンタルできます。
今回のレビューなど作例を見ることで魅力的に感じられたとしても実際に使ってみないことには本当に自分に合ったカメラであるかどうかはわからないでしょう。
そんなときにおすすめなのが短い期間からお試しすることのできるカメラのレンタルサービスです。
Rentio(レンティオ)では、今回ご紹介してきたSIGMA BFをはじめ、豊富なミラーレス一眼カメラのラインナップから自由に選んで最短3泊4日からレンタルすることができます。
また、長く使いたい方は最低3ヶ月からレンタルすることができる月額レンタルプランもおすすめで、自分にあったレンタルプランでカメラの性能をお試しすることができます。
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