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[2024最新] Nikon(ニコン)のミラーレス一眼を徹底解説。全10モデルの比較や特徴、目的に合わせたおすすめモデルをご紹介

Atsushi Yoshioka
Atsushi Yoshioka

更新日2024/08/20

[2024最新] Nikon(ニコン)のミラーレス一眼を徹底解説。全10モデルの比較や特徴、目的に合わせたおすすめモデルをご紹介

かつては一眼レフを中心に開発していたニコンですが、時代の流れはミラーレス一眼へ。

Nikon Fマウントで培った技術を基に、全く新たなマウントを採用したミラーレス一眼シリーズ「Nikon Zシリーズ」を2018年9月より発売しています。

今回は、そんなニコンが展開するミラーレス一眼「Zシリーズ」のラインナップに注目して、シリーズの特徴や、各モデルの性能や価格をご紹介していきます。

ニコンの最新ミラーレス一眼シリーズ

Nikon Zシリーズ

ニコンではかつて小型・軽量ミラーレス一眼シリーズとして「Nikon 1シリーズ」というシリーズを展開していました。

小型・軽量を特徴とするミラーレス一眼の中でも際立ってコンパクトであったNikon1シリーズは、エントリー層を中心に人気を集めましたが、Nikon1 J5を最後に開発が終了してしまいました。

ニコンは古くから継続して一眼レフカメラの開発を中心に行ってきましたが、ソニーにおけるαシリーズのヒットもあり、世間の注目はミラーレス一眼へと移行しつつありました。

ライバルメーカーであるキヤノンもミラーレス一眼の開発に本腰を入れ始めたこともあり、ニコンも新たなミラーレス一眼シリーズとして「Nikon Zシリーズ」が新たに開発されました。

新規格となるZマウントを採用

ニコンでは長らく一眼レフシリーズにおいて「Fマウント」が採用されていましたが、今回Zシリーズの開発にあたって、全く新しいマウント規格である「Zマウント」が開発されました。

それに伴って対応レンズにも違いが

Nikon Zマウント レンズ

大口径のマウントサイズと短いフランジバックを実現したことで、画質に対する更なる追求を行うことができ、新規格のマウントを開発することの意味を感じるところです。

マウントアダプターを介することによって、Fマウント用のレンズを使用することもできますが、直接取り付けて使用することができるのは、Zマウント用に開発された新たなレンズのみです。

発売直後こそZマウント用レンズは、Fマウント用レンズと比較して種類が少なかったですが、今後主力になるシリーズとして、レンズ開発も急ピッチで行われている印象です。

Fマウントのレンズを使用する場合はマウントアダプターを使用

先述の通り、一眼レフ「Fマウント」用のレンズとして開発されたモデルを使用する場合は、専用のマウントアダプターである「FTZ」を使用する必要があります。

レンズとボディの間に何かを介するということは、これまで一眼レフを使用されてきた方にとってはあまり良いイメージがないと思いますが、専用設計されたマウントアダプターによって、画質や性能を落とすことなく、Fマウント用レンズを使用することができます。

Zマウント用レンズのラインナップが充実していない今、Fマウントレンズを有効活用することができるため、Fマウントのカメラから乗り換えを検討されている方も心配無用と言えるでしょう。

現行ラインナップ解説

2024年8月現在でNikon Zシリーズにおいて販売されているラインナップは全部で8機種となります。

そのうちの5モデルがフルサイズセンサー搭載モデル3モデルがAPS-Cセンサーを搭載したモデルとなっています。

Nikon Z9

ニコンが展開する新たなZシリーズにおいて、フラッグシップモデルとして発売されたのがNikon Z9です。

こちらのNikon Z9がシリーズ内で展開されたことによって、一眼レフFマウント時代と遜色のないラインナップを実現し、ニコンにおける新たな代表モデルとして君臨しています。

撮影性能においてもプロフェッショナルの現場での使用を考えられた高性能さが際立っており、中でも9種類の被写体を検出するAF性能は、クラス最上級の性能を誇ります。

また、スポーツ撮影など決定的瞬間を逃さないためにブラックアウトフリー撮影とは異なり、実際の被写体の動きを常に見ながら撮影することのできる電子ビューファインダー「Real-Live Viewfinder」を搭載しています。

更に最新の画像処理エンジンとして「EXPEED7」を搭載したことで、全体的に高速撮影性能も向上しており、高性能AF、高速連続撮影、8K UHD/30p動画記録など、あらゆる撮影性能に貢献しています。

製品仕様

  • 撮像画面サイズ : 35.9×23.9mm(フルサイズ)
  • 映像素子型式 : CMOSセンサー
  • 有効画素数 : 4571万画素
  • オートフォーカス方式 : ハイブリッドAF
  • 測距点 : 493点
  • 常用ISO感度 : ISO64~25600
  • シャッター速度 : 1/32000~30秒、バルブ
  • 連写性能 : 最高約20コマ/秒
  • ボディ内手ブレ補正 : イメージセンサーシフト方式5軸補正
  • 画面 : チルト式3.2型/約210万ドット
  • 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
  • 大きさ : 149×149.5×90.5mm
  • 質量 : 約1340g

Nikon Z9実写レビューはこちら

Nikon Z9実写レビュー。満を持して誕生したニコン初のフラッグシップミラーレス一眼 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

Nikon Z8

先ほどのフラッグシップモデル「Nikon Z9」とほぼ同等の性能を有しながら、携帯性が意識されたモデルが「Nikon Z8」です。

Nikon Z9では、バッテリーグリップ一体型でしたが、Nikon Z8ではバッテリーグリップを搭載しておらず、その分Z9よりも大幅に小型軽量化を実現しました。

Nikon Z9同様に性能面については、現ラインナップにおける最高クラスを有しており、高画素ながらも影響の出やすい高感度撮影、AF性能において非常に高い水準を実現しています。

Z9との違いについては、記録媒体においてZ9でXQDカード×2だったことに対して、Z8では、XQDカード×1とSDカード×1の仕様となっています。

また、バッテリーライフについてもZ9よりは大きく劣る形となりますが、その分機動力に優れた携帯性が大きな魅力となっており、アウトドアでの撮影シーンや、長時間カメラを構えた状態での撮影においては、圧倒的な効果を発揮する1台となります。

製品仕様

  • 撮像画面サイズ : 35.9×23.9mm(フルサイズ)
  • 映像素子型式 : CMOSセンサー
  • 有効画素数 : 4571万画素
  • オートフォーカス方式 : ハイブリッドAF
  • 測距点 : 493点
  • 常用ISO感度 : ISO64~25600
  • シャッター速度 : 1/32000~30秒、バルブ
  • 連写性能 : 最高約20コマ/秒
  • ボディ内手ブレ補正 : イメージセンサーシフト方式5軸補正
  • 画面 : チルト式3.2型/約210万ドット
  • 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
  • 大きさ : 144×118.5×83mm
  • 質量 : 約910g

Nikon Z6II

初代Z6の発売から約2年が経過し、後継モデルとして発売されたのがこちらのNikon Z6IIです。

ニコンのミラーレス一眼Zシリーズのスタンダードモデルとして存在した従来モデルZ6から細かい部分を中心に性能が向上しました。

画像処理エンジンやイメージセンサーは、Z6に搭載されているものと同じですが、Z6IIでは、画像処理エンジン「EXPPED 6」を2つ搭載することで、高速連続撮影速度が従来の約12コマ/秒から約14コマ/秒へと向上するなど、レスポンス性が大幅に向上しています。

また、Z6ではXQDカード×1のみのメディアスロットでしたが、Z6IIでは、XQD/CFexpressカード×1SDカード×1を同時挿入することができるデュアルスロットを採用しました。

基本性能面で大きな変化はありませんでしたが、Z6において足りないとされていた機能面を拡充させる形でリニューアルとなりました。

製品仕様

  • 撮像画面サイズ : 35.9×23.9mm(フルサイズ)
  • 映像素子型式 : CMOSセンサー
  • 有効画素数 : 2450万画素
  • オートフォーカス方式 : ハイブリッドAF
  • 測距点 : 273点
  • 常用ISO感度 : ISO100~51200
  • シャッター速度 : 1/8000~30秒、バルブ
  • 連写性能 : 最高約14コマ/秒(拡張機能使用時)
  • ボディ内手ブレ補正 : イメージセンサーシフト方式5軸補正
  • 画面 : チルト式3.2型/約210万ドット
  • 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
  • 大きさ : 134×100.5×69.5mm
  • 質量 : 約705g

Nikon Z7II

Nikon Z6II同様に、高画素モデルであるZ7も後継モデルとしてNikon Z7IIが2020年12月11日発売となりました。

Z6IIと同じく基本性能面での大きな変化はなく、画像処理エンジン「EXPEED 6」を2つ搭載することで、高速連続撮影性能が従来の約9コマ/秒から約10コマ/秒へと進化するなど、レスポンス性が向上しています。

また、動画性能面でも変化があり、これまで「4K UHD 30p」が最大記録画質であったことに対して、Z7IIでは、「4K UHD 60p」の記録まで対応しています。

記録メディアに関しても、Z6II同様に、XQD/CFexpressカード×1SDカード×1デュアルスロットに対応し、高価であることが一つの悩みであったXQDカード縛りから解放されることにもなります。

製品仕様

  • 撮像画面サイズ : 35.9×23.9mm(フルサイズ)
  • 映像素子型式 : CMOSセンサー
  • 有効画素数 : 4575万画素
  • オートフォーカス方式 : ハイブリッドAF
  • 測距点 : 493点
  • 常用ISO感度 : ISO64~25600
  • シャッター速度 : 1/8000~30秒、バルブ
  • 連写性能 : 最高約10コマ/秒(拡張機能使用時)
  • ボディ内手ブレ補正 : イメージセンサーシフト方式5軸補正
  • 画面 : チルト式3.2型/約210万ドット
  • 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
  • 大きさ : 134×100.5×69.5mm
  • 質量 : 約705g

Nikon Z7II実写レビューはこちら

Nikon Z 7II実写レビュー。高画素モデルながらオールラウンドに活躍する最新モデル – Rentio PRESS[レンティオプレス]

Nikon Z6(※生産終了)

Nikon Zシリーズにおいて、最もシリーズのコンセプトを感じることのできるモデルがこちらのNikon Z6と言えるでしょう。

フルサイズセンサーを搭載し、約2450万画素と、Nikon Zシリーズにおけるスタンダードモデルの位置付けとなっています。

基本的な性能に関してはニコンが展開してきた一眼レフモデルと大きな違いはありませんが、色味オートホワイトバランス高感度撮影ボディ内手ブレ補正機構などで一眼レフよりも大きく進歩した性能として感じることができます。

特に高感度撮影におけるノイズの処理能力は、現行モデルとして存在する各社のフルサイズミラーレス一眼と比較しても非常に優れており、撮影における幅を大きく広げてくれるカメラとなっています。

製品仕様

  • 撮像画面サイズ : 35.9×23.9mm(フルサイズ)
  • 映像素子型式 : CMOSセンサー
  • 有効画素数 : 2450万画素
  • オートフォーカス方式 : ハイブリッドAF
  • 測距点 : 273点
  • 常用ISO感度 : ISO100~51200
  • シャッター速度 : 1/8000~30秒、バルブ
  • 連写性能 : 最高約12コマ/秒(拡張機能使用時)
  • ボディ内手ブレ補正 : イメージセンサーシフト方式5軸補正
  • 画面 : チルト式3.2型/約210万ドット
  • 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
  • 大きさ : 134×100.5×67.5mm
  • 質量 : 約675g

Nikon Z6実写レビューはこちら

Nikon Z6実写レビュー。激戦フルサイズミラーレス市場に満を持して参入したニコンの最新モデルを徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

Nikon Z7(※生産終了)

Nikon Zシリーズにおいて最初に発売となったのはこちらのNikon Z7です。

Nikon Zシリーズの中では高画素モデルとなっており、有効画素数は4575万画素を実現しています。

高画素モデルながら、高画素モデルとしての欠点をカバーしており、優れた高感度耐性や、約9コマ/秒の高速連続撮影性能など、高画素モデルだから妥協しなければいけない点というのは、大幅に減少している印象です。

高精細な画像を求める上で、Nikon Z6よりも多くの画素数を求める方にとってはNikon Z7が良い選択肢の一つになるでしょう。

製品仕様

  • 撮像画面サイズ : 35.9×23.9mm(フルサイズ)
  • 映像素子型式 : CMOSセンサー
  • 有効画素数 : 4575万画素
  • オートフォーカス方式 : ハイブリッドAF
  • 測距点 : 493点
  • 常用ISO感度 : ISO64~25600
  • シャッター速度 : 1/8000~30秒、バルブ
  • 連写性能 : 最高約9コマ/秒(拡張機能使用時)
  • ボディ内手ブレ補正 : イメージセンサーシフト方式5軸補正
  • 画面 : チルト式3.2型/約210万ドット
  • 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
  • 大きさ : 134×100.5×67.5mm
  • 質量 : 約675g

Nikon Z5

フルサイズセンサーを搭載しながら、小型・軽量であることを特徴としているのが「Nikon Z5」です。

一般的にフルサイズセンサーを搭載したモデルは、上級向けのカメラとして開発されていることが多く、カメラボディにおける携帯性はあまり重視されていませんが、Nikon Z5は、持ち運びにも最適なサイズ感を実現しました。

小型・軽量化を実現しているものの、フルサイズミラーレス一眼として優れた性能を保有していることも特徴です。

画素数は一眼カメラでも多すぎず少なすぎない2432万画素を採用し、最新の画像処理エンジンを搭載することによる夜間などので活用する高感度撮影においても能力を発揮します。

また、ボディ内には5.0段分の効果を発揮するボディ内手ブレ補正機構も搭載しており、フルサイズミラーレス一眼として十分かつ初めてでも使いやすいモデルとなっています。

製品仕様

  • 撮像画面サイズ : 35.9×23.9mm(フルサイズ)
  • 映像素子型式 : CMOSセンサー
  • 有効画素数 : 2432万画素
  • オートフォーカス方式 : ハイブリッドAF
  • 測距点 : 273点
  • 常用ISO感度 : ISO100~51200
  • シャッター速度 : 1/8000~30秒、バルブ
  • 連写性能 : 最高約4.5コマ/秒
  • ボディ内手ブレ補正 : 約5.0段分
  • 画面 : チルト式3.2型/約104万ドット
  • 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
  • 大きさ : 134×100.5×69.5mm
  • 質量 : 約675g

Nikon Z5実写レビューはこちら

Nikon Z5実写レビュー。「気軽さ」が強く意識されたコンパクトフルサイズ一眼の実力を徹底検証 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

Nikon Z50

Nikon Zシリーズにおいて最も初心者向けのモデルとなるのがNikon Z50です。

こちらはこれまでご紹介してきたフルサイズセンサーを搭載したモデルとは大きくコンセプトが異なり、エントリーモデルで搭載されることの多い、APS-Cサイズのイメージセンサーが搭載されています。

小型のイメージセンサーにすることでカメラ本体における小型・軽量化を実現し、価格に関してもフルサイズセンサーを搭載しているモデルよりも安値を可能としました。

コンパクトなボディと、お手頃な価格設定でることから、はじめての一眼カメラとしてもおすすめでき、Nikon Zシリーズにおいてユーザ―層の拡大が期待されています。

製品仕様

  • 撮像画面サイズ : 23.5×15.7mm(APS-C)
  • 映像素子型式 : CMOSセンサー
  • 有効画素数 : 2088万画素
  • オートフォーカス方式 : ハイブリッドAF
  • 測距点 : 209点
  • 常用ISO感度 : ISO100~51200
  • シャッター速度 : 1/4000~30秒、バルブ
  • 連写性能 : 最高約11コマ/秒(拡張機能使用時)
  • ボディ内手ブレ補正 : なし
  • 画面 : チルト式3.2型/約104万ドット
  • 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
  • 大きさ : 126.5×93.5×60.0mm
  • 質量 : 約450g

Nikon Z50実写レビューはこちら

Nikon Z50実写レビュー。Zシリーズにおいて初めてDXフォーマットを搭載したミラーレス一眼の誕生 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

Nikon Z fc

一風変わったコンセプトとして2021年7月に誕生したのが「Nikon Z fc」です。

古くからの伝統と最新技術の融合(Fusion)カジュアル(Casual)に使ってほしいという願いから「fc」という名が付けられました。

デザイン性は、フィルムカメラ時代の名機である「Nikon FM2」を踏襲し、レトロな雰囲気を再現し、ファッション性にも溢れるデザインが特徴的です。

レトロな雰囲気ながらも高画質を叶える充実の基本性能を搭載し、デジタルカメラとしての本質も見失うことなく、実用的に使用することができます。

また、Nikon Z fcでは、発色へのこだわりを感じるカメラで、「ピクチャーコントロール」機能は、多くのプリセットから好みに合わせた発色を選ぶことのできるおすすめ機能です。

様々なカメラで搭載されるフィルター機能とは異なり、派手さよりも印象を変えてくれるため、日常的に使用したい機能になります。

製品仕様

  • 撮像画面サイズ : 23.5×15.7mm(APS-C)
  • 映像素子型式 : CMOSセンサー
  • 有効画素数 : 2088万画素
  • オートフォーカス方式 : ハイブリッドAF
  • 測距点 : 209点
  • 常用ISO感度 : ISO100~51200
  • シャッター速度 : 1/4000~30秒、バルブ
  • 連写性能 : 最高約11コマ/秒(拡張機能使用時)
  • ボディ内手ブレ補正 : なし
  • 画面 : バリアングル式3.0型/約104万ドット
  • 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
  • 大きさ : 約134.5×93.5×43.5mm
  • 質量 : 約445g

Nikon Z fc実写レビューはこちら

Nikon Z fc実写レビュー。伝統と最新性能を融合させた日常に寄り添う最新ミラーレス一眼カメラ – Rentio PRESS[レンティオプレス]

Nikon Z30

動画撮影「VLOG」ユーザーをターゲットとして2022年8月に誕生したのが「Nikon Z30」です。

他のNikon Zシリーズのカメラは、静止画撮影向けのモデルが大半でしたが、こちらのNikon Z30は、動画ユーザーにおすすめのモデルとなります。

動画撮影の中でも、特に個人で動画コンテンツを配信する「VLOG」に最適な性能や機能を実装しており、気軽に動画コンテンツを作成したい方におすすめです。

持ち運びに困ることのない携帯性を実現し、歴史あるニコンだからこそ感じられる高画質は、このカメラを使う上での大きなメリットとなります。

VLOG撮影においては、アクセサリーとして小型三脚にもなるグリップ+リモコンのセットが発売されており、VLOG初心者にとっても優しいモデルです。

製品仕様

  • 撮像画面サイズ : 23.5×15.7mm(APS-C)
  • 映像素子型式 : CMOSセンサー
  • 有効画素数 : 2088万画素
  • オートフォーカス方式 : ハイブリッドAF
  • 測距点 : 209点
  • 常用ISO感度 : ISO100~51200
  • シャッター速度 : 1/4000~30秒、バルブ
  • 連写性能 : 最高約11コマ/秒(拡張機能使用時)
  • 最高動画記録画質 : 3840×2160(4K UHD)
  • ボディ内手ブレ補正 : なし
  • 画面 : バリアングル式3.0型/約104万ドット
  • 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
  • 大きさ : 約128×73.5×59.5mm
  • 質量 : 約405g

各モデル製品仕様比較表

モデル名 Nikon Z9 Nikon Z8 Nikon Z6II Nikon Z7II Nikon Z6
(※生産終了)
Nikon Z7
(※生産終了)
Nikon Z5 Nikon Z50 Nikon Z fc
価格帯 63万円~ 54万円~ 25万円~ 36万円~ 20万円~ 30万円~ 16万円~ 10万円~ 12万円~
撮像画面サイズ 約35.9×23.9mm(フルサイズ) 約35.9×23.9mm(フルサイズ) 約35.9×23.9mm(フルサイズ) 約35.9×23.9mm(フルサイズ) 約35.9×23.9mm(フルサイズ) 約35.9×23.9mm(フルサイズ) 約35.9×23.9mm(フルサイズ) 約23.5×15.7mm(APS-C) 約23.5×15.7mm(APS-C)
映像素子型式 CMOSセンサー
有効画素数 約4571万画素 約4571万画素 約2450万画素 約4575万画素 約2450万画素 約4575万画素 約2432万画素 約2088万画素 約2088万画素
ファインダー有
オートフォーカス方式 ハイブリッドAF
測距点 493点 493点 273点 493点 273点 493点 273点 209点 209点
常用ISO感度 ISO64~25600 ISO64~25600 ISO100~51200 ISO64~25600 ISO100~51200 ISO64~25600 ISO100~51200 ISO100~51200 ISO100~51200
シャッター速度 1/32000秒~30秒、バルブ 1/32000秒~30秒、バルブ 1/8000秒~30秒、バルブ 1/8000秒~30秒、バルブ 1/8000秒~30秒、バルブ 1/8000秒~30秒、バルブ 1/8000秒~30秒、バルブ 1/4000秒~30秒、バルブ 1/4000秒~30秒、バルブ
連続撮影速度 最高約20コマ/秒 最高約20コマ/秒 最高約14コマ/秒 最高約10コマ/秒 最高約12コマ/秒 最高約9コマ/秒 最高約4.5コマ/秒 最高約11コマ/秒 最高約11コマ/秒
画面 チルト式3.2型/約210万ドット チルト式3.2型/約210万ドット チルト式3.2型/約210万ドット チルト式3.2型/約210万ドット チルト式3.2型/約210万ドット チルト式3.2型/約210万ドット チルト式3.2型/約104万ドット チルト式3.2型/約104万ドット バリアングル式3.0型/約104万ドット
Wi-Fi搭載
NFC搭載
Bluetooth搭載
大きさ 149×149.5×90.5mm 144×118.5×83mm 134×100.5×69.5mm 134×100.5×69.5mm 134×100.5×67.5mm 134×100.5×67.5mm 134×100.5×69.5mm 126.5×93.5×60.0mm 134.5×93.5×43.5mm
質量 約1340g 約910g 約705g 約705g 約675g 約675g 約675g 約450g 約445g

Zマウントレンズ紹介

ここからはZマウント用として開発され、現在販売されているレンズを箇条書きにてご紹介していきます。

  • NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S
  • NIKKOR Z 14-30mm f/4 S
  • NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR (APS-C専用)
  • NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3
  • NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
  • NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
  • NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
  • NIKKOR Z 28-75mm f/2.8
  • NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
  • NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR (APS-C専用)
  • NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S
  • NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S
  • NIKKOR Z 20mm f/1.8 S
  • NIKKOR Z 24mm f/1.8 S
  • NIKKOR Z 28mm f/2.8
  • NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
  • NIKKOR Z 40mm f/2
  • NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
  • NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
  • NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct
  • NIKKOR Z 85mm f/1.8 S
  • NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S
  • NIKKOR Z MC 50mm f/2.8
  • NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S

次第に増加するZマウントレンズ群

Nikon Zマウント レンズ

2022年2月現在で既に最初のモデルNikon Z7が発売した時点よりも大幅にレンズラインナップが増加している印象です。

広角レンズ系や標準レンズ系は、順調に拡充が進み、70-200mmや100-400mmクラスの望遠レンズも発売されたことで、望遠系のレンズに関しても開発が進められている状況です。

まだ発展途上のシリーズとして、今後もNikon Zマウント用レンズの開発は進められることが予想されます。

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仕上がる画はこれまでのニコンとは異なる

Nikon Z6 Shooting in Hawaii

今回ご紹介してきたNikon Zシリーズですが、これまでニコンの一眼レフを使用されてきた方にとっては、仕上がる画の違いに驚くことでしょう。

これまでニコンでは、見たままの発色を実現することで、キヤノンよりも落ち着いた色味が特徴的でしたが、Nikon Zシリーズにおけるカメラでは、発色性能に関して大幅に見直しが行われたのか、鮮やかな色調を実現しているように感じました。

特に青色における発色は、これまでのニコンの発色とは大きく異なり、青空を写したときの色の濃度が大きく異なります。

正直なところ好みが分かれそうな発色ですが、この変化を含めてニコンがZシリーズにかける想いというのが伝わってくるところです。

発展段階のシリーズとして、今後もどのような製品が展開されていくのか、注目の分野でもあります。

Nikon Zシリーズはレンタルで気軽に体感

気になるカメラは気軽にレンタルすることができるのはご存知でしょうか。

カメラは高価なものであるため、気軽に購入というのはなかなか難しいです。

カメラを購入する前に実力を試すことができれば、カメラ選びに失敗することもなく、安心して納得の買い物ができることでしょう。

Rentio(レンティオ)では、今回ご紹介してきたNikon Zシリーズをはじめ、多くのミラーレス一眼カメラを短期間から気軽でお得にレンタルすることができます。

ぜひこの機会にRentioで気になるカメラをレンタルして、後悔しないカメラ選びに役立ててみてください。

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