Canon EOS R5、R6 Mark II、R6、R8、R7徹底比較。それぞれの特徴や違い、選ぶ上でのポイントを解説
更新日2024/04/24
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各カメラメーカーにおいて様々なレベルに合わせたミラーレス一眼の新製品が誕生しており、ラインナップも複雑化してきました。
その中でどのカメラを選ぶべきかという悩みにも直面するかと思います。
今回は、キヤノンのミラーレス一眼として展開されているEOS Rシリーズにおいて、比較されることの多いハイアマチュア、ミドルクラスにおける5モデルの違いやそれぞれ長けている特徴について、比較しながら解説していきます。
もくじ
キヤノンの主力となるEOS Rシリーズ
長年にわたって一眼カメラの開発を行ってきたキヤノンも今やミラーレス一眼がラインナップの主力となっています。
2018年の誕生以来、急速にラインナップの拡充が進められ、執筆時点(2024年3月)までにエントリーモデルから上位モデルまで様々なモデルが展開されています。
これまでのEFマウントでは新たな製品が開発される可能性は低い状況となっており、今後キヤノンの一眼カメラを選ぶのであればEOS Rシリーズの一択になるでしょう。
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ハイアマチュア、ミドルクラス機を比較
ラインナップの細分化も進み、特にハイアマチュア、ミドルクラスのモデルは、どれを選ぶべきか迷うほどのラインナップになっています。
今回はそんなハイアマチュア、ミドルクラスモデルから比較されることの多い、EOS R5、EOS R6 Mark II、EOS R6、EOS R7、EOS R8の5モデルを比較して、それぞれの違いや得意とする部分を詳しく解説していきます。
それぞれのモデルで気になる性能や機能面を中心に項目毎にピックアップして解説していきます。
各モデル紹介
まずは今回ご紹介していくモデルの概要についてご紹介していきます。
Rentio PRESS内でレビュー記事を展開しているモデルについては、レビュー記事へのリンクも設置しているので是非ご覧ください。
EOS R5
EOS Rシリーズの中でも、高画素モデルとなるEOS R5。
4500画素とEOS Rシリーズの中でも最多の画素数を誇るモデルで、高解像度を極める方におすすめです。
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EOS R6 Mark II
スタンダードモデルに位置するEOS R6 Mark IIは、EOS Rシリーズの中でも唯一2代目として開発されたモデルです。
従来モデルのEOS R6よりも、主に画素数やAF性能が改善され、バランス良く高い性能を叶えた1台となっています。
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EOS R6
先ほどのEOS R6 Mark IIの先代となるのがEOS R6です。
EOS R6 Mark IIよりも画素数の低さやAF性能で違いがありますが、今なお最前線で活躍できる性能を備えており、価格も比較的低価格で購入することのできる魅力があります。
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EOS R7
今回ご紹介する中では唯一のAPS-Cセンサー搭載モデルとなるのがEOS R7です。
1.6倍にクロップされることで、特に望遠撮影における画角でアドバンテージのある1台となります。
一眼レフ時代同様に、動きものの撮影に優れている他、フルサイズセンサーモデルよりも低価格で購入できることも特徴的です。
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EOS R8
フルサイズセンサー搭載ながらもコンパクトを特徴として誕生したのがこちらのEOS R8です。
フルサイズ入門としておすすめの存在ですが、フルサイズらしい描写力に妥協はなく、性能に優れたモデルです。
外観面の比較
大きさ、重さについて
- EOS R5:約138.5(幅)×97.5(高さ)×88.0(奥行)mm
- EOS R6 Mark II:約138.4(幅)×98.4(高さ)×88.4(奥行)mm
- EOS R6:約138.4×97.5×88.4mm
- EOS R8:約132.5(幅)×86.1(高さ)×70.0(奥行)mm
- EOS R7:約132.0(幅)×90.4(高さ)×91.7(奥行)mm
携帯性の面を比較してみると、最も優れたカメラは、EOS R8となっています。
コンパクトが意識されたEOS R8は、まさにEOS Rシリーズにおいても携帯性の面で優位となり、APS-CモデルであるEOS R7よりも幅を除いて大幅に小型であることが数値上にも現れています。
次点でEOS R7となり、奥行に関してはEOS R5やEOS R6シリーズの2台よりもサイズ感のある設計ですが、幅と高さで大きな違いが生じています。
意外にも高画素モデルEOS R5がEOS R6シリーズの2台よりも小型で、大差はないものの高さと奥行で携帯性に優れています。
EOS R6 Mark IIとEOS R6における大きさに大きな違いはありませんが、EOS R6 Mark IIが今回比較する5機種の中では、最も大きいモデルとなっています。
- EOS R5:738g
- EOS R6 Mark II:670g
- EOS R6:680g
- EOS R8:461g
- EOS R7:612g
重さの面で注目してみると、EOS R8がやはり圧倒的に軽量化を叶えていることが分かるかと思います。
その他のモデルについては軒並み600gをオーバーする数値となっており、最も重いのは高画素モデルであるEOS R5となっています。
EOS R6の新旧モデルを比較すると、新しいEOS R6 Mark IIの方が僅かながら軽量化を実現しています。
APS-Cセンサー搭載のEOS R7においては、サイズ感のわりには重さの面でアドバンテージはなく、EOS R5やEOS R6シリーズと大差のない数値となっています。
これらの重さはバッテリーを含めた数値であるため、唯一タイプの異なるバッテリーを採用しているEOS R8で尚更差が出たものとも考えられます。
総評
- 4モデルの中で最も携帯性に優れているのはEOS R8
- EOS R7はAPS-Cモデルながらフルサイズモデルと比較して携帯性に優れているとは言えない
液晶モニターについて
- EOS R5:3.2型/約210万ドット
- EOS R6 Mark II:3.0型/約162万ドット
- EOS R6:3.0型/約162万ドット
- EOS R8:3.0型/約162万ドット
- EOS R7:3.0型/約162万ドット
背面の液晶モニターについては、EOS R5がボディの大きさを活かした最大となる3.2型約210万ドットの液晶モニターが搭載されています。
この他のモデルに関しては全てで3.0型約162万ドットの液晶モニターが搭載されており、最も小型軽量を叶えているEOS R8においても背面の液晶モニターで小型化やドット数の削減が行われることはありませんでした。
総評
- 最も大型で視認性に優れているのはEOS R5
- その他の3モデルは同じ大きさ、ドット数で小型軽量のEOS R8でもモニター性能は削減されていない
ファインダーについて
- EOS R5:0.5型/約576万ドット
- EOS R6 Mark II:0.5型/約369万ドット
- EOS R6:0.5型/約369万ドット
- EOS R8:0.39型/約236万ドット
- EOS R7:0.39型/約236万ドット
搭載されている電子ビューファインダーのサイズについても各モデルで違いが生じています。
電子ビューファインダーで最も優れたモデルは、EOS R5で、EOS R6シリーズと同じ0.5型であるものの、ドット数が多いことでより見やすいファインダーを実現しています。
次点でEOS R6 Mark IIとEOS R6で、この2モデルは新旧モデルにあたりますが、ファインダーに関しては特に変化はなく、そのままの仕様が採用されている状況です。
残るEOS R8とEOS R7は、さらに小型化された0.39型236万ドットのファインダーが搭載されています。
一般的にAPS-Cセンサー搭載のモデルの方がファインダーが小型化する傾向にありますが、EOS R8に関してはフルサイズセンサー搭載モデルながらも他のフルサイズモデルであるEOS R5、EOS R6シリーズよりも小型であることが注意点です。
総評
- ファインダーの面でもEOS R5が最も優れた性能
- フルサイズでもEOS R8は小型の電子ビューファインダーが搭載されており、APS-CのEOS R7と同じ
バッテリーについて
各モデルにおけるバッテリーですが、EOS R5、EOS R6 Mark II、EOS R6、EOS R7の4機種は、同じバッテリーとしてLP-E6NHが採用されています。
このLP-E6系列は、一眼レフ時代から定番のバッテリーで、一眼レフから乗り換えられた方にとっても一眼レフ時代のバッテリーと互換性があるため、そのまま使用することができるメリットが存在します。
EOS R8のみ、ボディの小型・軽量化に合わせて小型のバッテリーLP-E17が採用されており、一眼レフ時代からの乗り換えの場合は互換性が無くなるため、注意が必要になります。
バッテリーフル充電時における各モデルのメーカー公表値において、EOS R5、EOS R6 Mark II、EOS R6、EOS R7、EOS R8となっており、体感としてもEOS R6の持ちが一番良く、高画素による記録エネルギー消費量の多いEOS R5および小型バッテリーのEOS R8が、長時間撮影においては消耗が早い印象を受けたため、1日がかりの撮影などにおいては予備バッテリーの準備がおすすめです。
総評
- EOS R5、EOS R6 Mark II、EOS R6、EOS R7の4モデルは同じLP-E6NHを採用。そのためEFマウント時代のバッテリーも流用可能
- EOS R8のみ小型バッテリーとなるLP-E17を使用しているため要注意
性能面の比較
画素数について
画素数の面では、やはり高画素モデルとなるEOS R5が4500万画素と最も多くの画素数を誇るモデルとなります。
次点でAPS-CモデルのEOS R7で、3250万画素を実現。
これまでAPS-Cモデルでは、2000万画素台が一般的であったため、APS-Cモデルとしても高画素化を遂げた1台になります。
その次にEOS R6 Mark IIとEOS R8が来ますが、どちらも2420万画素を実装しています。
一眼カメラにおいて2420万画素は、平均的であり、多すぎず少なすぎずといったバランス重視の方におすすめできる画素数です。
最後にEOS R6の2010万画素となり、現代において2010万画素は少なめとなりますが、日常的に撮影で特にデメリットと感じられることはないどころか、高感度撮影で優位になります。
総評
- 画素数の多さはEOS R5の4500万画素が圧倒的
- EOS R6 Mark II、EOS R8はそれぞれ2420万画素
高感度耐性について
高感度耐性については、やはりセンサーサイズと画素数の関係性が重要になるため、EOS R6 Mark II、EOS R6、EOS R8が優位となります。
これら3つのモデルについては、EOS Rシリーズの中でも特に高感度耐性に優れたモデルで、それぞれに差異は無い仕上がりとなります。
EOS R6が画素数が少ないことで高感度撮影において優位になると思われがちですが、400万画素程度ではあまり差が出ないのと、EOS R6 Mark IIとEOS R8の方が最新のイメージセンサーが搭載されていることで、カバーされているものと思われます。
これらの3台での撮影においては、ISO12800も実用的に使用できるレベルで、条件によってはISO20000も問題なく活用できると感じました。
高画素モデルとなるEOS R5は、高画素モデルとしては高感度耐性に優れていますが、やはりEOS R6 Mark II、EOS R6、EOS R8と比較すると積極的に高いISO感度を使用できる程ではなく、ISO6400程度が限界であると感じます。
APS-CモデルとなるEOS R7も、APS-Cセンサーとしては高感度耐性に優れたモデルですが、フルサイズとの穴を埋められることは到底なく、ISO4000を超えてくるとノイズが顕著に出てくる印象です。
それでもEFマウント時代のAPS-Cモデルと比較すると、ISO400からISO1000あたりでの描写力は大幅に向上しており、超望遠でシャッタースピードを稼ぎたいシーンや、曇天などISOを少し上げて撮影したいシーンなどでは違いを見せてくれる性能を実現しています。
総評
- 高感度撮影で選ぶのであればEOS R6 Mark II 、EOS R6、EOS R8が最も優れている
- 高画素EOS R5はフルサイズながら高画素という面で後手に
- EOS R7はAPS-Cセンサーのイメージを払拭できず
AF性能について
- EOS R5:デュアルピクセルCMOS AF
- EOS EOS R6 Mark II:デュアルピクセルCMOS AF
- EOS R6:デュアルピクセルCMOS AF
- EOS R8:デュアルピクセルCMOS AF
- EOS R7:デュアルピクセルCMOS AF
搭載されているAFシステムについては、どのモデルも同じ「デュアルピクセルCMOS AF」が搭載されています。
キヤノンでは、このシステムを2013年に開発し、それ以来、一眼カメラには継続して採用されているAFシステムとなります。
全ての画素に対して位相差AFと撮像用に使用が可能で、光量の少ない低照度の撮影シーンにおいてもAFが高精度に動作することを特徴としています。
- EOS R5:人物(瞳/顔/頭部/胴体※要ファームウェアアップデート)、動物(犬/猫/鳥)、乗り物※要ファームウェアアップデート(モータースポーツ車バイク)
- EOS R6 Mark II:人物(瞳/顔/頭部/胴体)、動物(犬/猫/鳥/馬)、乗り物(モータースポーツ車バイク/鉄道/飛行機)
- EOS R6:人物(瞳/顔/頭部胴体※要ファームウェアアップデート)、動物(犬/猫/鳥)、乗り物※要ファームウェアアップデート(モータースポーツ車バイク)
- EOS R8:人物(瞳/顔/頭部/胴体)、動物(犬/猫/鳥/馬)、乗り物(モータースポーツ車バイク/鉄道/飛行機)
- EOS R7:人物(瞳/顔/頭部/胴体)、動物(犬/猫/鳥)、乗り物(モータースポーツ車バイク)
基本的なAFシステムは同じですが、被写体に対するトラッキング性能で各モデルに違いが生じています。
最も優秀なのが、EOS R6 Mark IIとEOS R8で、人物においては胴体まで、動物では馬、乗り物においては鉄道と飛行機の専用トラッキングに対応しています。
その次にEOS R7で、EOS R6 Mark II、EOS R8と比較すると動物における馬、乗り物における鉄道、飛行機に非対応となっています。
EOS Rシリーズ初期に誕生したEOS R5とEOS R6は、当初対応する被写体が少なかったものの、ファームウェアのアップデートを行うことでEOS R7と同等のトラッキング性能を実現しています。
総評
- 採用されているAFシステムは基本的に同じ
- 被写体認識においてEOS R6 Mark IIとEOS R8が鉄道と飛行機専用のトラッキングに対応
- EOS R5はEOS R6についてはファームウェアのアップデートによって対応被写体が増加
連写性能について
- EOS R5:20コマ/秒
- EOS R6 Mark II:40コマ/秒
- EOS R6:12コマ/秒
- EOS R8:40コマ/秒
- EOS R7:30コマ/秒
動く被写体など一瞬を狙う際の連写性能ですが、これらの数値はどれも電子シャッター使用時の数値となります。
このあたりは世代に応じて連写速度も向上している印象で、現時点ではEOS R6 Mark IIとEOS R8の40コマ/秒が最も優れた数値になっています。
次点でEOS R7の30コマ/秒、EOS R5の20コマ/秒、EOS R6の12コマ/秒となります。
12コマ/秒の性能でも一眼レフ時代を遥かに凌ぐ連写速度を実現しており、十分に実用的な数値です。
しかし、電子シャッターについては、流し撮り撮影時を中心にローリングシャッター歪みを懸念することも多いことから、メカシャッターや電子先幕シャッターを好む方も多いかと思います。
- EOS R5:最高約12コマ/秒
- EOS R6 Mark II:最高約12コマ/秒
- EOS R6:最高約12コマ/秒
- EOS R8:最高約6.0コマ/秒(電子先幕)
- EOS R7:最高約15コマ/秒
上記は、メカシャッター(一部電子先幕)使用時における最高の連写速度となります。
電子シャッター使用時よりも連写速度は低下するものの、それでも一眼レフ時代よりも2コマ/秒分以上の速度を基本的に実現しており、相当な速度を求めない限りは全く連写速度で物足りなさを感じることは無いでしょう。
唯一、EOS R8はメカシャッターを搭載しておらず、電子先幕を指定した際には、最高6.0コマ/秒と大幅に連写速度が低下するため、注意が必要となります。
6.0コマ/秒はさすがに現代の連写速度としては非常に低い水準で、素早い被写体に対しては不十分な性能となるため、ローリングシャッター歪み対策を行う上でEOS R8はあまり良くない選択肢と言えます。
総評
- 電子シャッター使用時にはどのモデルにおいても高い水準を実現。特にEOS R6 Mark IIとEOS R8の40コマ/秒が圧巻
- EOS R8は電子先幕時に大幅に連写速度が低下するため要注意
EOS Rシリーズ5モデル仕様比較表
カメラ名 | EOS R5 | EOS R6 Mark II | EOS R6 | EOS R8 | EOS R7 |
---|---|---|---|---|---|
撮像素子 | 高感度・高解像度大型単板CMOSセンサー | 高感度・高解像度大型単板CMOSセンサー | 高感度・高解像度大型単板CMOSセンサー | 高感度・高解像度大型単板CMOSセンサー | 高感度・高解像度大型単板CMOSセンサー |
有効画素数 | 約4500万画素 | 約2420万画素 | 約2010万画素 | 約2420万画素 | 約3250万画素 |
センサーサイズ | 約36.0×24.0mm(35mmフルサイズ) | 約36.0×24.0mm(35mmフルサイズ) | 約35.9×23.9mm(35mmフルサイズ) | 約36.0×24.0mm(35mmフルサイズ) | 約22.3×14.8mm(APS-Cサイズ) |
画像処理エンジン | DIGIC X | DIGIC X | DIGIC X | DIGIC X | DIGIC X |
記録媒体 | CFexpressメモリーカード、SD/SDHC/SDXCメモリーカード、UHS-IIカード、UHS-Iカード対応 | SD/SDHC/SDXCメモリーカード、UHS-II、UHS-Iカード対応 | SD/SDHC/SDXCメモリーカード、UHS-II、UHS-Iカード対応 | SD/SDHC/SDXCメモリーカード、UHS-II、UHS-Iカード対応 | SD/SDHC/SDXCメモリーカード、UHS-II、UHS-Iカード対応 |
スロット数 | 2 | 2 | 2 | 1 | 2 |
シャッター速度 | 1/8000~30秒(すべての撮影モードを合わせて)、バルブ | 1/8000〜30秒(すべての撮影モードを合わせて)、バルブ | 1/8000~30秒(すべての撮影モードを合わせて)、バルブ | 1/4000〜30秒(すべての撮影モードを合わせて)、バルブ | 1/8000〜30秒(すべての撮影モードを合わせて)、バルブ |
連写速度(電子シャッター時) | 最高約20コマ/秒 | 最高40コマ/秒 | 最高約20コマ/秒 | 最高約40コマ/秒 | 最高約30コマ/秒 |
連続撮影可能枚数 | RAW:約87枚(約66枚) | 約110枚(約85枚) | 約110枚 | RAW:1000枚以上(約85枚) | RAW:約59枚(約46枚) |
ISO感度 | ISO100~51200 | ISO100~25600 | ISO100~102400 | ISO100~25600 | ISO100~32000 |
フォーカス方式 | デュアルピクセルCMOS AF方式 | デュアルピクセルCMOS AF方式 | デュアルピクセルCMOS AF方式 | デュアルピクセルCMOS AF方式 | デュアルピクセルCMOS AF方式 |
測距点 | 最大5940ポジション | 最大4897ポジション | 最大6072ポジション | 最大4897ポジション | 最大5915ポジション |
ファインダー | 0.5型/約576万ドット | 0.5型/約369万ドット | 0.5型/約369万ドット | 0.39型/約236万ドット | 0.39型/約236万ドット |
液晶モニター | 3.2型/約210万ドット | 3.0型/約162万ドット | 3.0型/約162万ドット | 3.0型/約162万ドット | 3.0型/約162万ドット |
Wi-Fi | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Bluetooth | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
バッテリー | LP-E6NH | LP-E6NH | LP-E6NH | LP-E17 | LP-E6NH |
大きさ | 約138.5(幅)×97.5(高さ)×88.0(奥行)mm | 約138.4(幅)×98.4(高さ)×88.4(奥行)mm | 約138.4(幅)×97.5(高さ)×88.4(奥行)mm | 約132.5(幅)×86.1(高さ)×70.0(奥行)mm | 約132.0(幅)×90.4(高さ)×91.7(奥行)mm |
質量(バッテリー、カード含む) | 約738g | 約670g | 約680g | 約461g | 約612g |
EOS Rシリーズ比較まとめ
今回ご紹介してきたEOS Rシリーズにおけるハイエンド、ミドルクラスモデルの比較ですが、全モデルを実際に使用したことのある私でもどれか1つ選ぶとしたら、今なお悩みが付きません。
高解像度にこだわる方であればEOS R5が唯一の選択肢となりますが、EOS Rシリーズにおける特徴である高感度撮影の優位性は失われてしまいます。
そういった意味でもEOS R6 Mark IIは、今回ご紹介してきた5つのモデルの中でもバランスが良く、オールラウンダーとして使えるだけでなく、全ての性能で高い水準を叶えていることから一番おすすめのモデルとなります。
その上で、少し価格を抑えるのであれば小型・軽量も両立させているEOS R8や型落ちとなりましたが、EOS R6がおすすめとなります。
EOS R7だけセンサーサイズが異なるため、画質面で比較するには土俵が異なる存在となりますが、乗り物系の被写体を撮影される方にとっては焦点距離の面で有利となるため、おすすめの1台となります。
私自身は旅客機を撮影することが多いのですが、1つに限らず2つのモデルと選べるとしたらEOS R6 Mark IIとEOS R7の2台体制が理想的になると考えています。
気になるカメラやレンズはレンタルできる
今回ご紹介してきたEOS Rシリーズのカメラは、気になったモデルを一度お試ししてみることもおすすめです。
5つのモデル、全てを購入することはコスト面でも非常に高価であるため、現実的ではありませんが、カメラのレンタルサービスを利用することがおすすめです。
Rentioでは、今回ご紹介してきたEOS Rシリーズのカメラを最短3泊4日または月額制(最低3ヵ月)でお得にレンタルできるサービスを展開しています。
是非一度気になるカメラをお試しするためにRentioを活用してみてはいかがでしょうか。