Nikon Z5II 実写レビュー | 上位機譲りのAFを備えたフルサイズ入門機
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各カメラメーカーでは、搭載センサーの違いだけでなく、同じ搭載センサーでも携帯性や性能差などを持たせたシリーズの展開を行っています。
Nikon(ニコン)でも、シリーズの細分化が行われており、フルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼の中でも、コンパクトさが意識され、フルサイズ入門としておすすめできるシリーズとして展開されているNikon Z5シリーズが存在します。
今回は、Nikon Z5において2代目となった「Nikon Z5II」を実際に筆者が活用して撮影した作例や感想とともに、実写レビューを展開していきます。
もくじ
コンパクトフルサイズシリーズの2代目
ニコンのミラーレス一眼の中でも、フルサイズセンサーを搭載しながらコンパクトが意識されたシリーズとして展開されているのが、「Z5シリーズ」になります。
初代のZ5は、2020年8月に誕生しましたが、約5年の時を経て、2025年4月に発売となったのが、今回ご紹介していく2代目の「Nikon Z5II」となります。
カメラシリーズの伝統として2代目以降が製造されるモデルは、カメラメーカーもロングセラーを意識して開発されるシリーズであり、更新のたびに改善要素が多く盛り込まれたユーザーにとっても満足度の高い製品が展開されている印象です。
外観レビュー
背面液晶モニターで「バリアングル式」を採用
従来のZ5では、背面の液晶モニターの上下のみ稼働するタイプである「チルト式液晶」が採用されていましたが、今回ご紹介するNikon Z5IIでは、左右にも稼働が可能となり、より稼働域に自由度が加えられた「バリアングル式」が採用されています。
例えばハイアングルやローアングル撮影の際には、液晶モニターに対して角度ができてしまうことから屋外など他の光源があるシーンなどでは、液晶モニターが見づらい状況が生じてしまいますが、モニター角度を自由に調整できることで、見えにくさを解消します。
「ピクチャーコントロールボタン」の新設
モード切替ダイヤルの横には、「ピクチャーコントロールボタン」が新設され、ボタンを押すことでニコンの発色性能を存分に活かすことのできるピクチャーコントロール機能の切り替えをスムーズに行うことができます。
カメラ内には、31種類の「ピクチャーコントロール」のプリセットが用意されており、それらを使いこなすために、都度設定画面を開くことなく、「ピクチャーコントロールボタン」を押すだけで写真に雰囲気をガラっと変えられる操作性は、撮影中においても様々なピクチャーコントロールを試したいと思える便利な機能でした。
性能レビュー
画像処理エンジン「EXPEED 7」の採用による高性能
Nikon Z5IIでは、Z9やZ8といった上位モデルでも搭載されている画像処理エンジン「EXPEED 7」が搭載されています。
従来モデルであるZ5では、一世代前のEXPEED 6が搭載されていましたが、EXPEED 7では、EXPEED 6と比較して約10倍高速でデータ処理を行うことのできる性能の違いが生じており、AF性能や高感度撮影性能を中心に、全体的なカメラ性能の向上を体感することができます。
AF性能において「被写体検出」の進化
特にAF性能においては、Z9やZ8といった上位モデル譲りの性能を実現しており、9種類の被写体検出を実現します。
ニコン独自のディープラーニングを活用したAI技術による被写体検出性能は、人物(顔、瞳、頭部、胴体)、犬、猫、鳥、飛行機、車、バイク、自転車、列車と、「オート」を指定した場合には、被写体毎の検出をカメラ側が自動的に行ってくれます。
この優秀なAF性能を活用して、Nikon Z5IIでは、デフォルトでのフォーカスモード設定は、自動でAF-S(シングルAF)とAF-C(追従AF)を切り替えるAF-Aモードが指定されており、過去のカメラでは、このモードは迷いも多く上手に活用できないこともありましたが、Nikon Z5IIでは信頼して活用することができました。
Nikon Z5IIを使って撮影した作例

製品仕様表
| モデル名 | Nikon Z5II |
|---|---|
| 撮像画面サイズ | フルサイズ(35.9×23.9mm) |
| 撮像素子型式 | CMOSセンサー |
| 画像処理エンジン | EXPEED 7 |
| 有効画素数 | 2450万画素 |
| オートフォーカス方式 | ハイブリッドAF |
| フォーカスポイント | 273点(シングルポイントAF時)、299点(オートエリアAF時) |
| 常用ISO感度 | ISO100~64000 |
| シャッター速度 | 1/8000~30秒、バルブ、タイム(※電子シャッター使用時は1/16000秒まで対応) | ボディ内手ブレ補正 | 中央7.5段、周辺6.0段 |
| 連続撮影速度 | 最高約14コマ/秒(拡張※電子シャッター時は20コマ/秒) 、約7.8コマ/秒(高速連続撮影※サイレントモードを[ON]に設定しているときは約10コマ/秒) |
| 画面 | バリアングル式3.2型/約210万ドット |
| ファインダー | 0.5型Quad-VGA OLED/約369万ドット |
| Wi-Fi搭載 | 〇 |
| NFC搭載 | – |
| Bluetooth搭載 | 〇 |
| 大きさ | 約134(幅)× 100.5(高さ)× 72(奥行)mm |
| 質量(バッテリー等含む) | 約700g |
上位モデル譲りの性能と持ち前の機動力が特徴の1台
今回ご紹介してきたNikon Z5IIは、従来モデルのZ5から大幅にアップデートされた、まるで別物のカメラ性能を実現していると感じました。
現在、ニコンの新基準となっているのはフラッグシップモデルであるZ9やZ8ですが、これらの開発で培った技術力は、今回ご紹介してきたNikon Z5IIなど下位モデルの開発でもしっかりと活かされていると感じられます。
特に新画像処理エンジンであるEXPEED 7を搭載したことによるAF性能における能力の高さは、フルサイズエントリー機としての域を逸脱した能力を感じられるほどでした。
もはやコンパクトなフルサイズ一眼というコンセプトだけには収まらない、実用的かつ従来からの良さである機動力も兼ね備えた非常に完成度の高いモデルへと仕上がっています。
Nikon Z5IIのレンタルはこちら
今回ご紹介してきたNikon Z5IIは、Rentio(レンティオ)においてレンタルすることができます。
製品の特徴をお伝えしようと今回のレビュー記事でも解説してきましたが、やはり自分の感性に合うかどうかは、実際に使ってみないとわかりません。
そこでお試しできるおすすめの手段は、カメラのレンタルサービスです。
Rentio(レンティオ)では、豊富なカメラやレンズのラインナップから自由に選んで最短3泊4日からレンタルすることが可能です。
是非この機会にRentio(レンティオ)で気になるカメラやレンズをレンタルして、失敗しない機材選びに役立ててみてはいかがでしょうか。












