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多機能ながら簡単、快適の操作性!Canon EOS 80Dを実写レビュー

Atsushi Yoshioka
Atsushi Yoshioka

更新日2020/09/08

多機能ながら簡単、快適の操作性!Canon EOS 80Dを実写レビュー

キヤノンでAPC-Cモデルの最高峰はEOS 7D mark IIですが、少し下がった位置にいるのがEOS 80Dです。

部類的にはハイアマチュアモデルとなっていますが、幅広い層に人気のある中級機だと私は感じています。

EOS 80Dは、2016年3月25日に発売したAPS-Cモデルのデジタル一眼レフカメラです。発売から1年以上が経過していますが、現在でもEOS ○0Dシリーズの最新モデルとして販売されています。

EOS 80Dは、Rentioでも好評レンタル中です。今回は、レンタルをお考えの方や、これからご購入される方に向けてご紹介していきます。

EOS 70Dからの進化

(左)EOS 80D (右)EOS 70D

画質面で大きな進化

前モデルであるEOS 70Dも優秀なカメラとして人気を集めていました。EOS 80Dは、EOS 70Dの良い場所を保ちつつ、多少の外見の変化(ボタンの形)や、画質面での進化があげられます。

また、後にご紹介しますが、撮影モードが非常に多彩になり、様々なシーンで活躍できるようになりました。

映像エンジンや画素数増加など、画質面の向上。撮影モードについて詳しくご紹介していきます。

 初心者にも上級者にも満足のモデル

カメラの難しいところは、機能が多くなればなるほど難易度が高くなるところだと思います。

しかし、EOS 80Dは多機能でありながら簡単にすぐ使いこなすことができるのが魅力です。オート撮影機能はもちろん、専門的な知識を必要としない、初心者に優しいモデルになっています。

そしてEOS 80Dは、上級者が満足できる性能を搭載しており、こだわった作品作りが可能です。

EOS 80Dでポイントを挙げるのであれば、

高速AF約2420万画素の高画質充実の機能、操作性

です。これからこのポイントに沿ってご紹介していきます。

 高速AF

一段と速度が上がったAF機能

EOS 80DのAF機能には、「オールクロス45点AFセンサー」が搭載されました。

フォーカスポイントをファインダー内でできるだけ広範囲に分散させました。これにより、AF精度が向上したとともに、低輝度限界性能ではEV-3を達成し、暗い場所でのAF精度にも自信があるモデルです。

APS-Cの最上位機種であるEOS 7D mark IIと比較すると動体撮影で敵いませんが、静止物撮影では、ほとんど差を感じることはないでしょう。

充実の最大7コマ/秒連写

そして連写機能は最大7コマ/秒と、高速連写を実現。動きの速い被写体も逃すことなく撮影が可能です。

 約2420万画素の高画質

映像エンジンとしては、一世代前のDIGIC 6を搭載。

最新の”DIGIC 7”は、EOS 9000DやEOS Kiss X9i、今後発売となるEOS 6D mark IIやEOS Kiss X9にのみ搭載されているため、APS-Cの中上位モデルの中では、最新映像エンジンといえるでしょう。

約2420万画素も現代と変わらぬスペックを保持し、高画質を実現しています。

最大常用ISO16000と、高感度撮影にも対応

高感度撮影の面では、EOS 7D mark IIと同じのISO100~16000を実現。フルサイズモデルと比較するとノイズは目立ちますが、APS-Cモデルの中では最高クラスの高感度撮影が可能となっています。

個人的には、ISO3200も実用レベルだと感じています。

高感度に強いAPS-Cモデルとして、フルサイズモデルでは使用不能である、EF-Sレンズによる高感度撮影が可能となるところがEOS 80Dの利点だと思います。

充実の機能、操作性

EOS 80Dでは、シーンに合わせた撮影種類が多彩です。

操作面でもバリアングル液晶採用や、タッチパネルの採用など現代のスタンダードを取り入れています。

撮影の自由度を高めることができるバリアングル液晶

バリアングル液晶では、垂直方向に270°、水平方向に175°可動することができます。カメラを持ち上げての撮影や、地面に近づけての撮影が、より簡単になることでしょう。

バリアングル液晶を利用したライブビュー撮影では、仕上がり画像のイメージを液晶上に表示させることができるファイナルイメージシミュレーションが搭載されており、露出、ピクチャースタイル、ホワイトバランス、オートライティングオプティマイザの効果が液晶に反映されます。

スマートフォン感覚、タッチで写真撮影

そしてライブビューでは、タッチパネルと連動したピント合わせも可能です。タッチした場所にピントを合わし、そのまま自動撮影することが可能です。

また、ライブビュー撮影時でも最大5コマ/秒連写を実現しています。

分かりやすいモードダイヤルで快適撮影

EOS 80Dでは、360°回転できるモードダイヤルでスムーズにモード変更が可能です。

ゾーンも分かれており、初心者に優しい”かんたん撮影ゾーン”では、スペシャルシーンモードクリエイティブフィルターモードをこのゾーンに集めています。

”スペシャルシーンモード”では、撮影シーンに合わせて自動的に色味などを調整してくれる10種類のモードを搭載。中でも、”手持ち夜景”では、4枚の写真を連続撮影。その後、手ブレを抑えた画像が1枚記録されるという頭脳派の機能です。

実際にも夜景の撮影はブレが目立つため、このような撮影シーン別の機能を求めている方も少なくないと思われます。

SNS投稿が更に楽しくなるクリエイティブフィルターモード

クリエイティブフィルターモードでは、SNS向けに加工したような写真をその場で撮影できる機能です。

  • あえて周辺光量を減らすトイカメラ風
  • まるで模型を見ている様な雰囲気を出すジオラマ風
  • イラスト風に仕上げることができる水彩画。こちらは効果を調整することで色の濃度を変更できます。
  • 色あせた雰囲気を作り出すHDRビンテージ調

などの機能を全10種類から選択することができます。

 

そして撮影した写真は、Wi-Fi機能を使ってスマートフォンへ転送が可能です。

撮影シーンに合わせた撮影ができ、手軽にSNSにも投稿できるため、SNSに力を入れている方にもおすすめのモデルです。

動画機能も充実

EOS 80Dは、単純に写真撮影をするカメラだけにとどまらず、動画撮影機能も充実しています。

60pのフルハイビジョン動画撮影が可能で、先ほどもご紹介した、バリアングル液晶やタッチパネル機能が効果的となります。

まるでビデオカメラを操作しているような操作性で、満足の動画撮影が可能となるでしょう。

こんな方におすすめ

ご紹介の通り、オールラウンドに対応できるモデルとなっています。

カメラは高性能になるほど高値が付きますが、EOS 80Dは、平均的な機能をすべて網羅しているが、突出した性能がないというのも事実の一つです。

そのため、いろいろなジャンルを撮影される方や、動画撮影も同時に行っている方におすすめのモデルです。

逆に、乗り物や動物などの動体撮影は得意分野ではないと言えるでしょう。

また、静止物撮影に関しても、フルサイズモデルほどボケは効果的でなく、特別優れているという性能ではありません。

しかし、撮影シーン別の機能が沢山搭載されており、平均的なスペックを求める方にピッタリなモデルです。

総評

EOS 80Dは、一般的に必要とされている高速AF高画質高感度撮影バリアングル液晶タッチパネルWi-Fi機能などの性能はすべて網羅されていますが、ボディ本体の価格は2017年7月4日現在でamazon価格105,018円(税込)と比較的安値となっています。

また、驚くべきことに一つ下のランクであるEOS 9000Dボディ本体は、amazon価格101,956円(税込)とほとんど差がありません。

一世代進んだモデルとはいえ、性能ではEOS 80Dが優れています。発売から1年以上経った今も現役モデルとして十分通用すると思われます。

「これから更にステップアップしたい」「とにかくいろいろ撮影したい」という希望に応えてえくれるモデルとなっています。

誰でも簡単操作ができ、綺麗な撮影を楽しめるモデル、それがCanon EOS 80Dです。

キヤノンの他の一眼レフも気になる方はこちら

[2020最新]Canon(キヤノン)おすすめ一眼レフ9選。王道EOSシリーズから人気モデルをご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

レンタルのご紹介

さて、Rentioでは今回紹介したEOS 80Dをはじめ、カメラや家電製品全般を3泊から貸し出ししています。

まずは試してみたい製品、短期間だけあれば良い製品などは是非レンタルすることも検討してみてください。

[レンタル] Canon 一眼レフカメラ EOS 80D ダブルズームキット – Rentio[レンティオ]

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