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カメラ好きの憧れ「フルサイズ一眼」。
伝統あるデザインと高画質を実現するためにあらゆる機能が搭載されたフルサイズ一眼は、カメラ愛好家がいつかは手に入れたい1機だと思います。
そしてカメラ各メーカーは、フルサイズ一眼を使ってフラッグシップ機やハイエンドモデルを開発し、メーカーの顔としてフルサイズ一眼を数多く販売しています。
今回は一眼レフカメラシェアで常にNo.1を維持するキヤノンのフルサイズ一眼現行6モデルの特長や価格を比較しながらご紹介していきます。
もくじ
フルサイズ一眼とは
「フルサイズ」の意味はご存知でしょうか。
フルサイズ一眼というのは、カメラに内蔵されているイメージセンサーがフルサイズセンサーと呼ばれるもので、デジタル一眼レフの中では大きいセンサーの分類に入ります。
センサーが大きいと様々な利点がありますが、項目に分けてご紹介していきます。
取り込める光の量が多い
センサーが大きい分、光を受け止める面積が広がり、短時間で多くの光を取り込むことができます。
そして広いセンサーには写真に関する細かいデータが取り込まれ、色調や暗い部分、明るい部分の情報量も多くなるため、一回り小さいセンサーである「APS-Cサイズ」よりも高画質で階調豊かな写真に仕上がります。
暗い場所に強い
先ほどと同じように短時間で多くの光を取り込めることから、光源の少ない夜間などの暗い場所での撮影にも強いことが特長です。
電子的に明るさを補充し、ノイズが多く発生する場合と違い、暗い場所でも実際の光を十分に取り込めることでノイズ発生のリスクを低減させることができます。
APS-Cセンサーとの違いはこちらで解説
初心者が気になるフルサイズとAPS-Cの違いを徹底解説。画質、画角、対応レンズに大きな違いあり – Rentio PRESS[レンティオプレス]
キヤノンのフルサイズ一眼カメラ一覧
2024年10月現在、キヤノンでは5つの製品のデジタルフルサイズ一眼カメラがラインナップに存在します。
- EOS-1D X Mark III (2020年2月14日発売)
- EOS 5D Mark IV (2016年9月8日発売)
- EOS 6D Mark II(※生産終了) (2017年8月4日発売)
- EOS R3 (2021年11月27日発売)
- EOS R5 (2020年7月30日発売)
- EOS R6(※生産終了) (2020年8月27日発売)
- EOS R(※生産終了) (2018年10月25日発売)
- EOS RP (2019年3月14日発売)
- EOS Ra(※生産終了) (2019年12月5日発売)
大きく分けると「EOS 1Dシリーズ」、「EOS 5Dシリーズ」、「EOS 6Dシリーズ」、「EOS Rシステム」の4つにクラスが分かれます。
ここからはクラス別にそれぞれのモデルをご紹介していきます。
EOS 1Dシリーズ
キヤノンのデジタルカメララインナップで最上位モデルが販売されているEOS 1Dシリーズです。
現在はEOS 1DX Mark IIIの1機種のみが最新モデルとして存在します。
キヤノンのフラッグシップ「EOS-1DX Mark III」
各メーカー、最上位モデルでありプロフェッショナル仕様の機材をフラッグシップモデルと呼んでいます。象徴的存在として常に最高クラスの性能を保有しています。
キヤノンではフラッグシップモデルとしてEOS-1DX Mark IIIが存在します。EOS-1DX Mark IIIは、2代目EOS-1DX Mark IIを改良し2020年2月14日に発売となった最上位モデルです。
最も優れた性能を保有し、プロフェッショナルに適した仕様
プロフェッショナルモデルとして多くのプロカメラマンが愛用するEOS-1DX Mark III。
約2010万画素のCMOSセンサーと2基の映像エンジンを搭載しました。
ファインダー撮影時には16コマ/秒の高速連写を実現。
ライブビュー撮影時には20コマ/秒とキヤノンの一眼シリーズでも圧倒的な連写性能を保有しています。
EOS-1DX Mark III仕様
- 映像エンジン:デュアルDIGIC X
- 有効画素数:約2010万
- センサーサイズ:フルサイズ(約35.9×23.9mm)
- 連続撮影速度:約16コマ/秒
- 測距点:最大191点
- 常用ISO:100~102400
- 記録媒体:CFexpressカード(タイプB、2カードスロット)
- Wi-Fi:〇
- Bluetooth:〇
- GPS:〇
- 液晶サイズ:3.2型
- 大きさ:約158.0(幅)×167.6(高さ)×82.6(奥行)mm
- 質量:約1440g(バッテリー、カードを含む)
- 価格:78万3千~80万円
EOS 5Dシリーズ
ハイエンドモデルとしてアマチュアからプロまで幅広く愛用者が多いEOS 5Dシリーズ。
現在はEOS 5D Mark IV、EOS 5Ds、EOS 5Ds Rの3種類がラインナップに存在します。
伝統あるハイエンドモデル「EOS 5D Mark IV」
キヤノンはハイエンドカメラの更新毎にMark IIやMark IVなどの文字を追加していきます。
今回ご紹介するEOS 5D Mark IVは、EOS 5Dシリーズで4代目となる伝統あるシリーズの最新モデルです。
ハイアマチュアだけでなくプロも使う
約3040万画素のCMOSセンサーを搭載したEOS 5D Mark IV。
1DX Mark IIIよりも手頃な価格で購入できる機材としてハイアマチュア層にも人気があります。
CMOSセンサーや映像エンジンの進歩により高感度耐性も強化され、従来機であるEOS 5D Mark IIIよりも大幅に進化しました。
更に過酷な環境での使用も想定され、高耐久性や防塵防滴性能にも力を入れ、長年の技術や伝統が受け継がれた信頼あるモデルは、ハイアマチュアだけでなくプロカメラマンも愛用することが多いカメラです。
EOS 5D Mark IVスペック仕様
- 映像エンジン:DIGIC 6+
- 有効画素数:約3040万
- センサーサイズ:フルサイズ(約36.0×24.0mm)
- 連続撮影速度:約7.0コマ/秒
- 測距点:61
- 常用ISO:100~32000
- 記録媒体:CFカード(タイプI準拠、UDMAモード7対応)、SD/SDHC/SDXCメモリーカード
- Wi-Fi:〇
- Bluetooth:-
- GPS:〇
- 液晶サイズ:ワイド3.2型
- 大きさ:約150.7(幅)×116.4(高さ)×75.9(奥行)mm
- 質量:約890g
- 価格:28万3千~34万円
高画素化にこだわった「EOS 5Ds/EOS 5Ds R」※生産終了
EOS 5DsとEOS 5Ds Rは、高画素化に力を入れた特徴のあるモデルです。
EOS 5DsとEOS 5Ds Rの違いは、写真に写したときに実際に写らない模様や色を取り除くための機能であるローパスフィルター効果のON/OFFの切り替えの可否です。
ローパスフィルターは解像度を落としてしまう傾向があり、ローパスフィルターの効果をキャンセルできるEOS 5Ds Rは解像度を落とすことなく、抜群の仕上がりになります。それ以外の基本性能は全く一緒になっています。
驚きの高精細画質
35mmフルサイズ約5060万画素CMOSセンサーを搭載しており、その高画素数には驚くばかりです。
そして写し出されて等倍拡大したときの感動は忘れられない瞬間になるでしょう。
圧倒的な高画質高画素は写真を大きく変えてくれる重要な要素だと改めて感じました。
EOS 5Ds/5DS rスペック仕様
- 映像エンジン:デュアルDIGIC 6
- 有効画素数:約5060万
- センサーサイズ:フルサイズ(約36.0×24.0mm)
- 連続撮影速度:約5.0コマ/秒
- 測距点:61
- 常用ISO:100~6400
- 記録媒体:CFカード(タイプI準拠、UDMAモード7対応)、SD/SDHC/SDXCメモリーカード
- Wi-Fi:-
- Bluetooth:-
- GPS:-
- 液晶サイズ:ワイド3.2型
- 大きさ:約152.0(幅)×116.4(高さ)×76.4(奥行)mm
- 質量:約930g(CIPAガイドラインによる)
- 価格:40万~52万円
EOS 6Dシリーズ
キヤノンのフルサイズ一眼ラインナップでは最廉価シリーズとなるEOS 6Dシリーズ。
位置付けとしてはフルサイズ入門ですが、基本性能はしっかりしており、実用性のあるラインナップです。
新しくなったエントリーフルサイズ一眼モデル「EOS 6D Mark II」※生産終了
初代EOS 6Dからリニューアルし、前モデルで弱点であった部分を大きく改善し、2017年8月4日に発売されたEOS 6D Mark IIです。
シリーズの特徴としては「フルサイズ一眼への入門モデル」というものがありますが、約2620万画素、約6.5コマの連写性能、高感度耐性の強化などカメラの基本性能は入門としてはもったいないほどの能力を保有しています。
入門モデルらしい機能も充実
EOS 1DシリーズやEOS 5Dシリーズには搭載していない初心者向けの機能も充実の搭載です。
フルサイズ一眼のボディは大きかったり重くなたりとコンパクトなボディを探すのは逆に難しかったりします。
しかしEOS 6D Mar kIIでは、フルサイズとしては軽量となるボディを実現しており、コンパクトなフルサイズ一眼としても人気を集めています。
また液晶にはキヤノン初となるフルサイズセンサー搭載機でのバリアングル液晶が採用され、これまでフルサイズ機が苦手としていたローアングルやハイアングルでの撮影も難なくできるようになりました。
EOS 6D Mark IIスペック仕様
- 映像エンジン:DIGIC 7
- 有効画素数:約2620万
- センサーサイズ:フルサイズ(約35.9×24.0mm)
- 連続撮影速度:約6.5コマ/秒
- 測距点:45
- 常用ISO:100~40000
- 記録媒体:SD/SDHC/SDXCメモリーカード
- Wi-Fi:〇
- Bluetooth:〇
- GPS:〇
- 液晶サイズ:ワイド3.0型タッチパネル
- 大きさ:約144.0(幅)×110.5(高さ)×74.8(奥行)mm
- 質量:約765g
- 価格:16万2千~25万4千円
EOS 6D Mark II実写レビューはこちら
Canon EOS 6D Mark II実写レビュー。画質では妥協しない入門フルサイズ一眼の隠れた名機 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
世界最軽量デジタルフルサイズ一眼レフカメラ「EOS 6D」※生産終了
先ほどご紹介したEOS 6D Mark IIの初代モデルとなります。
発売こそ2012年11月発売とずいぶん前のイメージがありますが、後継機EOS 6D Mark II発売後も人気を集めているロングセラーモデルです。
世界で一番軽いフルサイズ一眼と圧倒的高感度耐性は最大の魅力
EOS 6Dは、デジタルフルサイズ一眼レフカメラとして世界最軽量であるボディ本体の質量約755gを実現しています。
軽量化に合わせてボディの小型化も実現しており、フルサイズモデルながら非常にコンパクトにまとまったカメラになっています。
また発売当初から話題となっていたのが高感度撮影への強さです。
エントリーフルサイズモデルと名乗るものの、高感度耐性に関しては発売当時のハイエンドモデル「EOS 5D Mark III」と同等もしくはそれ以上の能力だと評価されています。
私もEOS 6Dを保有していますが、懸念されていたAF性能や耐久性に問題は全くなく、満足いく画質を実現してくれる素晴らしいカメラです。
EOS 6Dスペック仕様
- 映像エンジン:DIGIC 5+
- 有効画素数:約2020万
- センサーサイズ:フルサイズ(約35.8×23.9mm)
- 連続撮影速度:約4.5コマ/秒
- 測距点:11
- 常用ISO:100~25600
- 記録媒体:SD/SDHC/SDXCメモリーカード
- Wi-Fi:〇
- Bluetooth:-
- GPS:〇
- 液晶サイズ:ワイド3.0型
- 大きさ:約144.5(幅)×110.5(高さ)×71.2(奥行)mm
- 質量:約755 g(CIPAガイドラインによる)
- 価格:10万~15万円
EOS Rシステム
2018年9月5日にキヤノンがフルサイズセンサーを搭載した初のミラーレス一眼カメラとしてEOS Rを発表しました。
ミラーレス一眼カメラの時代を本格的に呼び寄せるモデルとして期待され、最初のモデルであるEOS Rが2018年10月25日に発売となりました。
視線入力AFなど革新的な技術を搭載「EOS R3」
2021年11月に発売となったEOS R3は、先の発売となったEOS R5、R6を更に上回る性能を有したモデルです。
既にスペックレベルでは、フラッグシップと言っても過言ではありませんが、EOS R3は、フラッグシップモデルではなくハイアマチュアモデルとキヤノンも位置付けています。
ピント合わせの常識を覆すAFの視線入力
EOS R3で大きな話題を呼んだのがAFにおける「視線入力」です。
ピント合わせの際に、これまではカメラ側がピントを合わせる被写体を判断し、AFポイントを合わせていましたが、この視線入力に関しては撮影者がファインダーを覗いた際にピントを合わせたい被写体を見るだけで、カメラ側が視線を検知し、その被写体を追尾します。
これにより、予期せぬピントの外れを防ぐことができ、より撮影者の意思がフォーカスポイントでも反映される形になります。
EOS R3スペック仕様
- 映像エンジン:DIGIC X
- 有効画素数:約2410万
- センサーサイズ:フルサイズ(約36.0×24.0mm)
- 連続撮影速度:最高約30コマ/秒(電子シャッター使用時)
- 測距点:最大4779ポジション
- 常用ISO:100~102400
- 記録媒体:CFexpressカード/SD/SDHC/SDXCメモリーカード
- Wi-Fi:〇
- Bluetooth:〇
- GPS:-
- 液晶サイズ:3.2型
- 大きさ:約150.0(幅)×142.6(高さ)×87.2(奥行)mm
- 質量:約1015g(CIPAガイドラインによる)
- 価格:70万円
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卓越した性能を高画素モデルに凝縮「EOS R5」
EOS Rシリーズが誕生し、着々とラインナップが増加してきていますが、EOS R5では、多くのカメラ愛好家を驚かせたモデルです。
約4500画素を採用したことで一見高画素モデルの様にも思えますが、高画素とは思えない程の高感度耐性や、連続撮影性能、AF性能など、どの性能を切り取ってもトップクラスを誇る圧倒的な性能が魅力です。
EOSシリーズとして初めてボディ内手ブレ補正を搭載
EOS R5では、優れた撮影性能を保有しているだけでも使用する大きなメリットとなりますが、EOSシリーズとして初めてボディ内手ブレ補正機構を搭載しました。
その効果は数ある一眼カメラとしても最高クラスの約8.0段分を実現しています。
これまでキヤノンのカメラでは、レンズ側の手ブレ補正機構だけが頼りでしたが、EOS R5では、レンズとのコンビネーションでより強力な手ブレ補正を叶えています。
EOS R5スペック仕様
- 映像エンジン:DIGIC X
- 有効画素数:約4500万
- センサーサイズ:フルサイズ(約36.0×24.0mm)
- 連続撮影速度:最高約20コマ/秒(電子シャッター使用時)
- 測距点:最大4500ポジション
- 常用ISO:100~51200
- 記録媒体:CFexpressカード/SD/SDHC/SDXCメモリーカード
- Wi-Fi:〇
- Bluetooth:〇
- GPS:-
- 液晶サイズ:3.2型
- 大きさ:約138.5(幅)×97.5(高さ)×88.0(奥行)mm
- 質量:約738g(CIPAガイドラインによる)
- 価格:50万円
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今選ぶべきフルサイズミラーレス一眼「EOS R6」※生産終了
先程のEOS R5と同時に発表になったEOS R6ですが、EOS R5と同等の性能を保有しながら画素数が抑えられたモデルになります。
一般的な画素数を保有しながらミラーレス一眼として最高級の性能を兼ね備え、EOS R5よりも低価格で購入することができるのも魅力的です。
異次元の高感度耐性を実現
個人的な意見にはなりますが、今フルサイズミラーレス一眼を選ぶとしたら間違いなくこのEOS R6をおすすめします。
その要因の一つに圧倒的に優れた高感度耐性があります。
高画素モデルであるEOS R5ですら、これまでのフルサイズ一眼よりも大きく高感度撮影が進歩したように感じましたが、EOS R5よりも画素数が少ないことで、より高感度撮影における効果を感じることができます。
ほんと数年前まではISO3200でアウトであった一眼カメラによる高感度撮影ですが、EOS R6に関しては状況によってISO128000まで実用的に使用することができます。
EOS R6スペック仕様
- 映像エンジン:DIGIC X
- 有効画素数:約2010万
- センサーサイズ:フルサイズ(約35.9×24.0mm)
- 連続撮影速度:最高約20コマ/秒(電子シャッター使用時)
- 測距点:最大6072ポジション
- 常用ISO:100~102400
- 記録媒体:SD/SDHC/SDXCメモリーカード
- Wi-Fi:〇
- Bluetooth:〇
- GPS:-
- 液晶サイズ:3.0型
- 大きさ:約138.4(幅)×97.5(高さ)×88.4(奥行)mm
- 質量:約680g(CIPAガイドラインによる)
- 価格:30万円
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Canon EOS R6実写レビュー。次元の違いを感じる圧倒的な完成度を叶えた最新ミラーレス一眼カメラ – Rentio PRESS[レンティオプレス]
新マウントを採用したフルサイズミラーレス一眼「EOS R」※生産終了
新マウントであるRFマウントを採用し、フルサイズセンサーを搭載するミラーレス一眼カメラとして2018年10月25日に発売された「EOS R」。
これまでキヤノンではフルサイズセンサーを搭載した一眼レフカメラは多く製造開発してきましたが、ミラーレス一眼カメラで実用化するのはキヤノンとして初めてです。
一眼レフからの基本性能と圧倒的なAF性能
ミラーレス一眼だからといって一眼レフカメラから劣ることはありません。伝統技術を活かしたカメラとして既に大きな注目を浴びています。
最新映像エンジンを搭載し、高画素で高解像度、優れた高感度耐性を誇ります。
そしてEOS Rで最も注目したい性能としてAF性能が挙げられ、キヤノン特有の高速AFはもちろん、5000以上のAFポイントは、これまでのオートフォーカスの常識を覆す性能です。
EOS Rスペック仕様
- 映像エンジン:DIGIC 8
- 有効画素数:約3030万
- センサーサイズ:フルサイズ(約36.9×24.0mm)
- 連続撮影速度:最高約8.0コマ/秒
- 測距点:5655
- 常用ISO:100~40000
- 記録媒体:SD/SDHC/SDXCメモリーカード
- Wi-Fi:〇
- Bluetooth:〇
- GPS:-
- 液晶サイズ:3.15型
- 大きさ:約135.8(幅)×98.3(高さ)×84.4(奥行)mm
- 質量:約660g(CIPAガイドラインによる)
- 価格:23万7千円
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Canon EOS R実写レビュー。伝統を受け継いだフルサイズミラーレス一眼カメラが誕生 – RentioPress
初心者向けフルサイズミラーレス一眼「EOS RP」
EOS Rシリーズ初代としてEOS Rが発売されてから約半年。2つ目のモデルとしてEOS RPが2019年3月に発売となりました。
EOS RPは、EOS Rよりも初心者に寄り添ったモデルとして、はじめてのフルサイズミラーレス一眼にも最適なモデルです。
基本性能を充実させ、初心者でも簡単撮影をサポート
EOS Rでは、フルサイズミラーレス一眼の初代としてスタンダードなモデルとして誕生しましたが、EOS RPはエントリー向けとして販売されています。
しかしEOS Kissのような初心者向けカメラとは異なり、フルサイズセンサーを搭載したカメラとして基本性能は充実しており、高いレベルを実現しています。
フルサイズセンサーを搭載したモデルとしては安価を実現し、初心者でも使いやすいようなガイド表示などが搭載されているため、気軽にフルサイズの高画質を体感できるモデルです。
EOS RPスペック仕様
- 映像エンジン:DIGIC 8
- 有効画素数:約2620万
- センサーサイズ:フルサイズ(約35.9×24.0mm)
- 連続撮影速度:最高約5.0コマ/秒
- 測距点:4779
- 常用ISO:100~40000
- 記録媒体:SD/SDHC/SDXCメモリーカード
- Wi-Fi:〇
- Bluetooth:〇
- GPS:-
- 液晶サイズ:3.0型
- 大きさ:約132.5(幅)×85.0(高さ)×70.0(奥行)mm
- 質量:約485g
- 価格:16万円
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Canon EOS RP実写レビュー。フルサイズ入門機としての性能やEOS Rとの比較を実際に使って徹底解説 – RentioPress
天体撮影専用モデル「EOS Ra」※生産終了
フルサイズミラーレス一眼シリーズとして展開されているEOS Rシリーズですが、こちらのEOS Raは、天体撮影に特化したモデルとして販売されています。
天体撮影専用に設計されたモデルであるため、一般的な被写体の撮影には適しておらず、赤味の強い仕上がりになるなどの弊害があります。
赤味の強い星雲を高精細に撮影することが可能に
基本的な撮影性能はEOS Rをベースにしており、ローパスフィルターの特性を天体撮影に適した仕様へと変更しています。
特性を変更したことでHα輝線の透過率が通常のEOS Rと比較して約4倍となり、天体撮影に特化していない一般的なデジタルカメラでの撮影が困難である赤味の強い星雲を高精細に撮影することが可能なモデルです。
更にミラーレス一眼だからこそ搭載されている電子ビューファインダーによって、ピントや露出などの確認を鮮明に行うことができます。
EOS RPスペック仕様
- 映像エンジン:DIGIC 8
- 有効画素数:約3030万
- センサーサイズ:フルサイズ(約36.0×24.0mm)
- 連続撮影速度:最高約8.0コマ/秒
- 測距点:最大5655
- 常用ISO:100~40000
- 記録媒体:SD/SDHC/SDXCメモリーカード
- Wi-Fi:〇
- Bluetooth:〇
- GPS:-
- 液晶サイズ:3.15型
- 大きさ:約135.8(幅)× 98.3(高さ)× 84.4(奥行)mm
- 質量:約660g
- 価格:30万円程度
キヤノン フルサイズ一眼レフカメラのスペック比較表
モデル名 | EOS-1DX Mark III | EOS 5D Mark IV | EOS 5Ds/EOS 5Ds R(※生産終了) | EOS 6D Mark II(※生産終了) | EOS 6D(※生産終了) | EOS R(※生産終了) | EOS RP | EOS Ra(※生産終了) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
価格帯 | 78万3千~80万円 | 28万3千~34万円 | 40万~52万円 | 16万2千~25万4千円 | 10万~15万円 | 23万7千円 | 16万円 | 30万円 |
発売時期 | 2020年2月14日 | 2016年9月8日 | 2015年6月18日 | 2017年8月4日 | 2012年11月30日 | 2018年10月23日 | 2019年3月14日 | 2019年12月5日 |
撮像画面サイズ | フルサイズ(約35.9×23.9mm) | フルサイズ(約36.0×24.0mm) | フルサイズ(約35.9×24.0mm) | フルサイズ(約35.8×23.9mm) | フルサイズ(約36.0×24.0mm) | フルサイズ(約35.9×24.0mm) | フルサイズ(約36.0×24.0mm) | |
映像エンジン | デュアルDIGIC X | DIGIC 6+ | デュアルDIGIC 6 | DIGIC 7 | DIGIC 5+ | DIGIC 8 | DIGIC 8 | DIGIC 8 |
有効画素数 | 約2010万画素 | 約3040万画素 | 約5060万画素 | 約2620万画素 | 約2020万画素 | 約3030万画素 | 約2620万画素 | 約3030万画素 |
オートフォーカス方式 | 専用AFセンサーによるTTL二次結像位相差検出方式 | TTL二次結像位相差検出方式 | デュアルピクセル CMOS AF方式 | |||||
測距点 | 191 | 45 | 11 | 5655 | 4799 | 5655 | ||
常用ISO感度 | ISO100~102400 | ISO100~32000 | ISO100~6400 | ISO100~40000 | ISO100~25600 | ISO100~40000 | ||
シャッター速度 | 1/8000~30秒 | 1/4000~30秒 | 1/8000~30秒 | 1/4000~30秒 | 1/8000~30秒 | |||
連続撮影速度 | 約16.0コマ/秒 | 約7.0コマ/秒 | 約5.0コマ/秒 | 約6.5コマ/秒7 | 約4.5コマ/秒 | 約8.0コマ/秒 | 約5.0コマ/秒 | 約8.0コマ/秒 |
画面 | 3.2型液晶 | ワイド3.0型タッチパネル液晶 | ワイド3.0型液晶 | 3.15型液晶 | 3.0型液晶 | 3.15型液晶 | ||
Wi-Fi搭載 | 〇 | 〇 | – | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Bluetooth搭載 | 〇 | – | – | 〇 | – | 〇 | 〇 | 〇 |
大きさ | 約158.0(幅)×167.6(高さ)×82.6(奥行)mm | 約150.7(幅)×116.4(高さ)×75.9(奥行)mm | 約152.0(幅)×116.4(高さ)×76.4(奥行)mm | 約144.0(幅)×110.5(高さ)×74.8(奥行)mm | 約144.5(幅)×110.5(高さ)×71.2(奥行)mm | 約135.8(幅)×98.3(高さ)×84.4(奥行)mm | 約132.5(幅)×85.0(高さ)×70.0(奥行)mm | 約135.8(幅)×98.3(高さ)×84.4(奥行)mm |
質量 | 約1440g | 約890g | 約930g | 約765g | 約755g | 約660g | 約485g | 約660g |
キヤノン フルサイズ一眼レフカメラまとめ
9つの現行モデル、大きく分けると3つのクラスに分かれたキヤノンのフルサイズ一眼。モデル毎の特徴ははっきりしており、非常にわかりやすいラインナップになっています。
ここで改めてキヤノンのフルサイズ一眼をクラス別にまとめます。
最上位モデル EOS 1Dシリーズ
キヤノンのフラッグシップモデルとして最高級の性能を搭載。プロフェッショナル仕様でプロカメラマンから人気を集めています。
ハイエンドモデル EOS 5Dシリーズ
ハイアマチュアからプロまで満足できる充実の性能と信頼の実績でクオリティの高さを実現した安定感のあるフルサイズ一眼カメラ。
約5060万画素を実現した高画素化に徹底したモデル。細部までこだわった究極の高画質を求めるのにおすすめのカメラ。
EOS 5Dsと同じ性能を保有し、解像度に影響を与えるローパスフィルター効果の切り替えを行うことができるオプション的モデル。
エントリーフルサイズ一眼モデル EOS 6Dシリーズ
入門機らしい操作性や機能性を実現しつつ、フルサイズ一眼としての高画質、高感度耐性の強化を実現した最新フルサイズ一眼モデル。
発売から5年以上が経過した今なお現行モデルとして扱われるロングセラーカメラ。世界最軽量ボディと現代にも通用する高感度耐性が最大の魅力。
フルサイズミラーレス一眼 EOS Rシステム
新マウントであるRFマウントを採用した新開発フルサイズミラーレス一眼カメラ。一眼レフより小型軽量化を実現し、突出したAF性能を誇る最新モデル。
キヤノンが開発するフルサイズミラーレス一眼としてエントリー向けのモデル。初心者に寄り添った機能を搭載しながら、フルサイズセンサーらしい高画質も実現する最新モデル。
フルサイズミラーレス一眼として天体撮影に適した専用モデル。一般的な利用にはおすすめできないが赤味の強い星雲などを撮影する際に活躍するモデル。
更なるラインナップ拡大が期待される
フルサイズミラーレス一眼EOS Rの登場により、今後さらなるラインナップの充実が期待されます。
比較的高価とされているフルサイズ一眼カメラですが、キヤノンでは価格帯もしっかり区切られており、予算に合わせたカメラ選定も行いやすいでしょう。
キヤノンのフルサイズ一眼はレンタルできる
今回ご紹介したフルサイズ一眼を購入となると、結構な予算が必要になります。カメラはどうしても使わなければ分からない部分もあるので、実際購入してみてイメージと違ったり、数回使っただけで使わなくなったりしたら勿体ないですよね。
そんな時利用したいのがカメラのレンタルサービスです。
家電レンタルRentioでは、今回ご紹介してきたキヤノンのフルサイズ一眼カメラを最短3泊4日からレンタルすることができます。
購入前のお試しに使うことはもちろん、「この日だけは良いカメラで撮影したい!」という願いも叶えてくれます。
是非この機会にRentioでのレンタルサービスをご利用ください。