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写真撮影ではさまざまな被写体が存在しますが、その中でも一風変わった撮影スタイルになるのが「動きもの」の撮影です。
動体撮影とも呼ばれますが、動くものを撮影するため、カメラを振りながら撮影することとなります。
今回はそんな動きものの撮影に特化したおすすめカメラをご紹介していきます。
もくじ
動きもの撮影で必要な性能
動くものといっても色々なパターンがあります。動きが一定方向に早いものや、遅いもの。動きが予測できるもとできないもの。
しかしそのどれもがこれからご紹介する性能に大きく関わってきます。
AF性能
AF性能とはオートフォーカスの性能を意味します。
自動でピントを合わせる機能になりますが、動きものの撮影は先ほどご紹介した全てのパターンで重要になる項目です。
どれだけ瞬時にピントを合わすことができるか、どれだけ正確にピントを合わすことができるのか、動きがある被写体だからこそAF性能は最も重要なポイントになります。
連写性能
一眼カメラにはシャッターボタンを押し続けることで連続的にシャッターを切ることができる「連写機能」が搭載されています。
そして連写の速度はカメラによって大きく異なり、近年発売されたカメラの平均としては5コマ/秒~8コマ/秒。
そして連写速度は1コマ/秒違うだけでも大きな差が出て、連写速度が遅いほど決定的瞬間を逃しやすくなってしまいます。
逆に連写速度が速いほど、瞬間的に撮影できるコマ数が多いので、決定的瞬間をモノにしやすいメリットがあります。
動きもの撮影でおすすめカメラ
基本的に動きものの撮影ではAF性能と連写性能に注目してカメラを選ぶことになります。
しかし性能が上がるほど価格も高騰するのが事実です。
今回はコストパフォーマンスの面でも良好な選択となる動きものに適したカメラをご紹介していきます。
1. Canon EOS R7
Canon EOS R7は、RFマウントにAPS-Cセンサーを搭載したハイエンド機で、メカシャッター15コマ/秒、電子シャッター30コマ/秒の高速連写が特徴です。
野鳥や鉄道、飛行機など、高速で動く被写体を望遠レンズで撮影するのを得意としており、まさに動きものの撮影に特化したカメラと言えるでしょう。
実際に飛行機という動きものを撮影する私からも大変おすすめできるカメラです。
動画に関しても4K60pでの撮影が可能で、オールラウンドに高い性能を発揮するハイブリッド機となっています。
10コマ/秒以上の連写性能を保有しているカメラは決して多くのカメラが保有している性能ではないため、貴重な存在となります。
Canon EOS R7実写レビューはこちら
Canon EOS R7実写レビュー。高速撮影に優れた性能を特徴とした待望のRFマウント初のAPS-Cモデル – Rentio PRESS[レンティオプレス]
2. SONY α6700
ソニーでは一眼カメラの中でもミラーレス一眼の開発に力を入れています。
前のモデルから約3年半の時間をおいて登場したミラーレス一眼カメラが、こちらのα6700になります。
先ほどまでの一眼レフカメラとは違い小型軽量のボディも特長の一つです。その姿はまるでコンパクトデジカメのようですが、性能として一眼レフに劣ることはありません。
α6700では「AIプロセッシングユニット」を搭載し、精度の高い被写体認識能力を特徴としています。
また、ソニーが誇るファストハイブリッドAFシステムを搭載し、世界最速となる0.02秒の高速AFを実現しているため、ピントを合わせることに時間を要しません。
AF/AE追従 最高約11コマ/秒の高速連写により、動きの速い被写体も高性能AFシステムと併せて、決定的瞬間を逃すことなく、確実に撮影することができます。
SONY α6700実写レビューはこちら
SONY α6700実写レビュー。フルサイズ機の技術力が存分に活かされた待望のAPS-C新モデルの登場 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
3. Canon EOS R10

キヤノンのEOS R10もミラーレス一眼として開発されたモデルです。これまでご紹介したカメラと大きく違う点は、初心者にもおすすめのモデルということです。
キヤノンは初心者向けのカメラシリーズとしてEOS Kissシリーズを展開していますが、EOS Kissシリーズよりもワンランク上を求める方におすすめのカメラです。
APS-Cサイズを採用しており、これまでEOS Rシリーズで展開されてきたフルサイズセンサーよりも小さいセンサーとなっています。
このセンサーサイズによってカメラボディの小型化にも貢献しており、バッテリーやSDカードを含めても約429gという軽量化を叶えています。
性能面では、「デュアルピクセルCMOS AF II」を採用しており、一度捕まえた被写体へのフォーカスが外れることはありません。
連写性能は、メカシャッター最高約15コマ/秒、電子シャッター最高23コマ/秒の高速連続撮影を実現しています。
AF性能と合わせて高速撮影性能に優れていることから、動く被写体を撮るのにもおすすめのカメラです。
小型・軽量のサイズ感ながらも本格的な撮影を叶えてくれる存在といえます。
Canon EOS R10 レビュー記事はコチラ
Canon EOS R10実写レビュー。初心者にも優しい操作性とワンランク上の性能を両立させたミラーレス一眼 | RentioPress
4. Nikon D500(※生産終了)
ニコンのD500は、キヤノンのEOS 7D mark IIのライバル機種として2016年4月に発売された同社DXフォーマット(APS-Cフォーマット)の最上位モデルです。
D500発売前まではAPS-Cフォーマット機はD7000番台が最上位モデルでしたが、D500というAPS-Cフォーマットでの最上位モデルが登場したことでEOS 7D mark IIにも対抗できるようになりました。
数字上の性能で見るとEOS 7D mark IIを圧倒しています。
測距点153点のAFシステムは広域かつ高密度のAFポイントとなります。連写性能に関しては約10コマ/秒とEOS 7D mark IIと同等を実現しています。
一つ問題をあげるとすればEOS 7D mark IIよりも高価であることです。しかし2020年4月現在で価格は少しずつ下降傾向にあります。
5. Canon EOS 90D(※生産終了)
位置付けとしてはEOS 7D mark IIの一つ下のランクになりますが、こちらはWi-FiとBluetooth機能が搭載されているのが大きな特長です。
中級機として扱われることの多いEOS 90Dですが、突出した性能を保有せず、全ての性能において満足いくレベルを保有している万能モデルだと私は感じます。
最大45点のクロス測距や、最高約10コマ/秒の連写性能と、十分動きものにも対応できる性能を保有し、他ジャンルの撮影にも満遍なく対応できるため、オールラウンドを実現する使い勝手の良いカメラです。
Canon EOS 90D レビュー記事はコチラ
Canon EOS 90D実写レビュー。久々のキヤノン最新一眼レフを使って感じた圧倒的な性能の進化 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
動きもの撮影におすすめカメラまとめ
今回ご紹介した5つのカメラは、動きが素早いものや、すぐにフォーカスを合わせなければならない場面にとても効果的なカメラです。
どれもがおすすめできるカメラですが、特に動きもので力を発揮するのはCanon EOS 7D mark IIとNikon D500でしょう。
これらのカメラはAF性能、連写性能どちらも最高水準となっており、動きものに対しての性能が突出しています。
しかし値段が高くなるため、オールラウンドでの撮影も考えているのであれば、他の3モデルもバランスの良い性能で満足すること期待できます。
カメラをレンタルして撮影
今回ご紹介したカメラはどれもが高価であるため、簡単に購入することは難しいでしょう。
そこでおすすめなのがカメラのレンタルサービスです。
一眼カメラなどはできれば試してから使いたいところです。レンタルをすれば購入前にお試しということもできます。
家電レンタル「Rentio(レンティオ)」では、今回ご紹介したカメラをはじめ、豊富なラインナップの中からカメラを選んでレンタルすることができます。
カメラボディ以外にもレンズも多数ラインナップを取り揃えています。是非Rentioを使ってレンタルサービスをご利用ください。