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SONY DSC-RX100M6実写レビュー。撮影して感じた最新高級コンデジの実力を徹底解説

Atsushi Yoshioka
Atsushi Yoshioka

更新日2023/10/10

SONY DSC-RX100M6実写レビュー。撮影して感じた最新高級コンデジの実力を徹底解説

ソニーの人気コンパクトデジタルカメラシリーズであるCyber-shotの最新モデル「DSC-RX100M6」が2018年6月22日に発売となりました。

従来機であるDSC-RX100M5の発売から1年半強ですが、最新モデルでどれだけ性能が向上したのか、気になる新機能はどうなのかなど、新製品DSC-RX100M6をレビューしていきます。

2019年8月発売後継モデルRX100M7のレビューはこちら

SONY RX100M7実写レビュー。使って感じた“ただのコンデジではない実力”を作例からご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

RX100シリーズの特徴は?

これまでCyeber-shotシリーズはさまざまなシリーズに分別されており、ユーザーのレベルや求める性能に合わせてシリーズ展開がされています。

[2019年版]SONY RX100シリーズ全7種を徹底比較!価格と性能から選び方を完全解説 – RentioPress

DSC-RX100M6は、Cyeber-shotの中でも大型センサーモデルの分類に入ります。そしてその中でも更に細かく分けられRX100シリーズの6代目となります。

画質にこだわった一眼カメラに近い「高級コンデジ」

SONY RX100シリーズ

格安で購入できることがメリットであったコンパクトデジタルカメラ(以下コンデジ)ですが、スマートフォンの普及やカメラ性能の向上により、コンデジのシェアは年々減少していきました。

しかしその中でもレンズ交換を必要としない、一眼カメラに限りなく近い高画質を実現する「高級コンデジ」は、今なお人気を集めるジャンルです。

RX100シリーズはこの高級コンデジのジャンルに属し、コンパクトなボディながら一眼カメラのようなボケやきめ細やかな解像度を実現するカメラです。

大流行「高級コンデジ」おすすめカメラ4選。スマホ全盛の今も残り続ける理由とは? – RentioPress

外観レビュー

コンパクトデジタルカメラのジャンルとして、歴代シリーズより伝統的に受け継がれてきた小型軽量で携帯性に優れたボディを実現をDSC-RX100M6でもしっかり実現しています。

外観各部写真

SONY RX100M6 外観

SONY RX100M6 外観

SONY RX100M6 外観

操作性で受け継がれたデザイン

DSC-RX100M6では、歴代シリーズからのコンパクト性を受け継ぎました。

そしてボタン配置やモデルデザインもほとんど変わることはなく、歴代のシリーズから受け継いでいる印象です。

これらの伝統的なデザインは、歴代モデルのユーザーにも優しい、操作性に優れたデザインになっています。

実際にRX100M5と外観を比較

従来機RX100M5と変わったところはほとんどなく、幅や高さは全く同じです。

SONY RX100M6 M5 比較
(左:DSC-RX100M6 / 右:DSC-RX100M5)

重さは、新モデルであるRX100M6が従来機のRX100M5よりも2gだけ増加した結果になり、ほとんど変わらないと言えるでしょう。

DSC-RX100M6の特長

最新モデルとして期待されるDSC-RX100M6ですが、どのような性能を特長としているのか、大きく進化した部分を中心にご紹介していきます。

大幅に広がった焦点距離

RX100M6 焦点距離拡大

これまでのRX100シリーズでは、最大の焦点距離は100mmが限界で、3代目以降は24mmから70mmの焦点距離を採用したモデルに限られていました。

DSC-RX100M6では、これまでの焦点距離から大幅に拡張し、24mmから200mmまでの焦点距離を採用。望遠側が拡張されたことで、これまで遠くて寄せることのできなかった被写体も200mmまでの望遠で近づけることが可能になりました。

世界最速(※)の高速AF

像面位相差AF方式とコントラストAF方式を併用した「ファストハイブリッドAF」を搭載し、世界最速(※)となる0.03秒の高速AFを実現しました。

また、315点のAFセンサーを隅まで配置することで、広範囲かつ高精度のAFを実現しています。AF追従性能にも優れており、複雑な動きをする被写体や、急にピントを合わせたいときでも高速で正確にAFが作動してくれます。

(※) 1.0型イメージセンサー搭載のレンズ一体型デジタルスチルカメラとして

液晶ディスプレイにはタッチパネルを採用

RX100M6 タッチパネル

従来機では液晶ディスプレイにタッチパネルは採用されていませんでしたが、DSC-RX100M6では、指で直感操作をすることができるタッチパネルを採用しました。

液晶ディスプレイをタッチすることでフォーカスを合わせることも可能で、ピントを合わせたい位置に素早く合焦させます。

決定的瞬間を逃さないAF・AE追従「最高24コマ/秒」高速連写

DSC-RX100M6 高速連写

ここぞという場面を切り取るための連写機能ですが、RX100M6では、M5からの性能を引き継ぎ、AF・AE追従時でも最高24コマ/秒の高速連写を実現しています。

更に連写の際に必要となるバッファメモリーも大容量化を実現し、233枚までの連続撮影を実現しました。

RAW+JPEG記録時など、カメラに負担がかかる連写でも、一度に100枚程度の連続撮影を可能とし、一眼カメラよりも優れている点と感じました。

DSC-RX100M6を実際に使ってみた

DSC-RX100M6の大きな特長をご紹介してきましたが、ここからは実際に実機を使ってRX100M6の魅力に迫ります。

大きく広がった焦点距離は撮影の幅を広げる

まずはRX100M6で実現した焦点距離の拡大です。70mmと200mmの差はとても大きく、これまで標準ズーム域だった範囲が、中望遠レンズ程度の画角を実現するものとなりました。

DSC-RX100M6 M6 ズーム比較

こちらの画像は同じ場所で撮影したRX100M5とRX100M6の最大望遠時の比較画像です。200mmまで望遠域があると、遠くの被写体も大きく写すことができるメリットがあります。

一つ残念な点は、これまで最小絞り値がF1.8であったレンズは、最新モデルDSC-RX100M6になり、F2.8へとダウングレードしてしまいました。

この辺りは焦点距離を拡張した結果でもあるので、仕方ないところですが、レンズが暗くなったというのは大きな欠点なのかもしれません。

大幅に進化したAF性能

従来機であるRX100M5でもAF性能は特長の一つとして存在しましたが、RX100M6になりAF性能は更に進化しました。

1.0型イメージセンサー搭載のレンズ一体型デジタルスチルカメラとして世界最速の高速AFを実現とご紹介しましたが、要するに「1.0型イメージセンサーコンデジとして世界で一番ピントを合わせるのが速い」ということです。

DSC-RX100M6 高速AF

実際に使ってみてもAF性能に不満は一切ありません。シャッターを半押ししてピントを高速かつ正確に合わすことはもちろん、タッチパネル上での操作でピントを合わせたい位置を正確に指定することができます。

また、雑多な背景の中、複雑な動きをする被写体に対してもピントを外さないAF追従性能も非常に優秀で、動きものにも対応する万能カメラとしておすすめできます。

実際に先ほど連写機能の項でご紹介した作例もAF追従性能を使用しましたが、風で激しく動く花にもしっかり反応していました。

充実の通信機能

従来機RX100M5でもWi-FiやNFCによるスマートフォンなどのデバイスとの接続を可能としていましたが、RX100M6では、Bluetoothも新たに機能として搭載され、撮影した場所の位置情報を記録できるようになりました。

画像に位置情報が記録されることで、写真を見返した時もどこで撮影したのか、すぐ確認することができます。

DSC-RX100M6作例

先ほどの実機を使った性能紹介で撮影した作例をご紹介していきます。

関東地方も梅雨が明ければ行楽シーズンとなりますが、RX100M6はいったいどれだけの実力を誇るのか、作例を基にご紹介していきます。

SONY RX100M6 Shooting in Tokyo

SONY RX100M6 Shooting in Tokyo

SONY RX100M6 Shooting in Tokyo

SONY RX100M6 Shooting in Tokyo

SONY RX100M6 Shooting in Tokyo

しっかりボケる最新コンデジ

作例からも分かる通り、コンデジながら「しっかりボケる」ことが分かります。

しかし一眼カメラと比較すると小型センサーであることもあり、ボケの美しさや出方というのは、少々不自然のようにも感じ取れます。

しかしこれだけコンパクトで、これまでコンデジが苦手としてきたボケ味を再現できるのは、RX100M6を選ぶ大きなメリットと言えるでしょう。

従来機との性能比較表

モデル名 DSC-RX100M6 DSC-RX100M5
発売時期 2018年6月22日 2016年10月21日
参考価格 13万5千円程度 9万円程度
有効センサーサイズ 1.0型(13.2mm x 8.8mm)
撮像素子 Exmor RS CMOSセンサー
カメラ部有効画素 約2010万画素
レンズ焦点距離(35mm換算) 24-200mm 24-70mm
レンズF値(開放) F2.8(ワイド端時) -4.5(テレ端時) F1.8(ワイド端時) -2.8(テレ端時)
オートフォーカス方式 ファストハイブリッドAF
測距点 315点
常用ISO感度 ISO125~12800
シャッター速度 1/32000~30秒
連続撮影速度 最高約24コマ/秒
液晶モニター ワイド3.0型/エクストラファイン液晶
タッチパネル採用
画面サイズ/ドット数 約92.1万ドット 約122.9万ドット
Wi-Fi
NFC
Bluetooth
大きさ 101.6×58.1×42.8mm(幅×高さ×奥行、CIPA準拠) 101.6×58.1×41.0mm(幅×高さ×奥行、CIPA準拠)
本体質量 約274g 約272g

DSC-RX100M6は着実に進化を遂げた新たな高級コンデジ

SONY DSC-RX100M6 レビュー

今回実際にソニーCyber-shot新製品であるDSC-RX100M6を使ってみて、従来機の性能を維持しつつ、伸ばすべきポイントを見極めて、性能を向上させた堅実な製品だと感じました。

しかし単純に少しずつ性能を向上させるだけでなく、焦点距離の大幅拡大など、新モデルとしての挑戦も見られました。

このような挑戦はユーザーにとって刺激的であり、興味を引くポイントです。ソニーはその辺りの駆け引きを上手に行った、バランスの良いモデルチェンジを行ったと感じます。

ミラーレス一眼の分野でも着実に商品展開を進め、人気を集めているソニーですが、歴史あるCyber-shotシリーズも、この先さらに期待できるシリーズでしょう。

DSC-RX100M6はレンタルでお試しできる

今回ご紹介したソニーの最新コンデジであるDSC-RX100M6ですが、家電レンタル「Rentio(レンティオ)」では早速この新製品をレンタルすることができます。

話題の新製品を短期間だけ試したい方にはもちろん、これからDSC-RX100M6の購入を検討されている方にも大変おすすめなサービスとなっています。

是非この機会にRentioのレンタルサービスを利用して、新商品「DSC-RX100M6」をお試しください。

[レンタル] SONY Cyber-shot DSC-RX100M6 – Rentio[レンティオ]

ソニー サイバーショット(Cyber-shot)のレンタル・サブスク – Rentio[レンティオ] – Rentio[レンティオ]

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