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デジタルカメラにおいてコンデジの存在というのも依然として市場規模の大きいジャンルです。
しかしかつてのような安いだけのコンデジというのは、すっかり市場規模的には縮小し、今では高い性能を保有する「高級コンデジ」のみが売れ行きを伸ばしている状況です。
今回はソニーのコンデジ「Cyber-Shot」の中でも人気シリーズであるRX100シリーズの最新モデルRX100M7を実際に使用してレビューを行っていきます。
もくじ
高級コンデジシリーズRX100から最新モデルが登場
歴代で多くのモデルが展開されてきた大人気コンデジシリーズ「RX100」。
その最新モデルとして2019年8月30日に発売となったRX100M7こそ今回ご紹介していくカメラとなります。
RX100シリーズは、コンデジの中でも高い撮影性能を保有した「高級コンデジ」として人気を集めており、一眼カメラに近い性能を保有しながらレンズ交換などの必要がなく、携帯性にも優れているというメリットから人気を集めています。
[2019年版]SONY RX100シリーズ全8種を徹底比較!価格と性能から選び方を完全解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
RX100M7外観レビュー
まずはRX100M7の実機を使用してデザイン性や大きさ、重さなどの外観面をレビューしていきます。
これまでと変わらない伝統の小型デザイン
これまでのRX100シリーズ伝統デザインから変わることはありません。従来モデルであるRX100M6より外形寸法の数値に変化はなく、歴代のRX100から変わることのない小型・軽量デザインを伝承しています。
そして黒色を基調としたシックなカラーデザインは、高級感が溢れる「高級コンデジ」に属するカメラとして間違いのないオーラを感じます。
安っぽさだけのコンデジの時代は終わり、一眼同等の性能と一眼よりも手軽で小型・軽量を実現しているのが現代のコンデジにおけるスタイルなのです。
コンデジらしくコンパクトにまとめられたボタン・ダイヤル類
コンデジを使用される方の大半が手軽な操作性を求めているでしょう。
RX100M7でもコンデジの大きなメリットとされるシンプルなボタン・ダイヤル配置も特徴的です。
アイコンなどを使用して分かりやすさを追求したボタンや、1つのダイヤルに集約させた豊富なモード選択なども、非常にシンプルまとめられており、難しい操作の組み合わせなどを考える必要はありません。
ワンプッシュで使用可能状態に「有機ELファインダー」
基本的にカメラ本体に設置された液晶モニターを見ながら撮影することの多いコンデジですが、RX100M7では収納タイプの簡易的なファインダーが搭載されています。
ファインダーはカメラ本体上部から飛び出る形で設置されており、レバーをプッシュすることでファインダーを使用した撮影も可能です。
一度出たファインダーは、押し込むことで収納されるため、こちらもカメラ本体の小型化に貢献しています。
タッチパネル搭載のチルト可動式液晶モニター
デジカメを使用した自撮りも一般的になりました。
自撮りの際には自分の姿を確認して撮影することが好ましいですが、通常カメラの液晶はレンズとは逆を向いています。
しかし、近年販売されているデジタルカメラでは液晶画面が可動するタイプが採用されることが多く、RX100M7においても上方向180°、下方向90°まで液晶モニターを可動させることができるチルト式液晶が採用されています。
そして液晶画面はタッチ操作に対応したタッチパネルであるため、スマートフォンを操作するような感覚で設定、撮影を行うことができます。
RX100M7性能レビュー
ここからは最新モデルであるSONY RX100M7の撮影性能面についてご紹介していきます。
従来から高い撮影性能で知られるシリーズですが、従来モデルよりどのような進化を遂げたのかもご紹介していきます。
圧倒的に進化したAF性能が最大の特徴
RX100M7における最大の特徴はAF性能にあると言えるでしょう。
今回RX100M7では、357点像面位相差AFと425点コントラストAFによる幅広いAFカバー範囲を実現し、これはソニーが展開するミラーレス一眼の最上位α9で採用されているAFシステムです。
今回RX100M7で搭載されたAF性能は、まさにソニーの最新技術を結集した最高クラスのAF性能と言えるでしょう。
使い勝手の良い35mm換算24-200mmの高倍率ズーム
RX100M7では、レンズ一体型のカメラとしてレンズ交換を行うことができず、画角に関してもカメラ内蔵のレンズによって左右されます。
RX100M7では、レンズ交換を行うことができないという悩みを解決すべく、一眼カメラで言うところの広角から望遠域までをカバーする高倍率ズームレンズが採用されています。
35mm換算では24mmから200mmをカバーし、スナップ写真などで活用されることの多い広角~標準域、スポーツ撮影などで活用される望遠域のどちらもカバーする使い勝手の良いレンズが搭載されています。
高倍率ズームながら高画質も実現
高倍率ズームを採用した際に懸念されるのが画質の悪化ですが、RX100M7ではその心配は無用と言えるでしょう。
RX100M7では、8枚13面の非球面レンズの採用などによって解像力の高さを実現し、その他でも様々な収差を抑えるための設計が行われており、高倍率ズームながら優れた描写性能を実現しています。
そして新開発のイメージセンサーと進化を続ける画像処理技術も合わさってRX100M7では、高い画質を求めるユーザーも満足の仕上がりを実現してくれます。
動画クリエーターにもおすすめできる動画撮影性能
近年では、YouTuberなど、自身で動画コンテンツを配信される方も目立ってきました。
その際にムービー撮影用のカメラの購入を検討されている方も多いと思いますが、RX100M7も動画クリエーターにおすすめできる優れた動画撮影性能を保有しています。
RX100M7では、全画素読み出しによる高解像度4K動画記録に対応しており、一般的な4K動画よりも情報量を多く含み、解像感の高い精細で滑らかな動画を実現します。
またRX100M7では、動画クリエーター向けのセットとしてリモコン付三脚グリップ「シューティンググリップ VCT-SGR1」を付属したキットも販売されています。
撮影表現を豊かにする多彩な機能
RX100M7では、ソニーの最新技術が投入されたことで高画質を実現する高級コンデジとご紹介してきましたが、画質だけでなく、撮影表現の幅を広げてくれるような多彩な自動調整も優秀です。
カメラのは明暗差の大きい場面での階調を苦手とすることが多いですが、目で見たままの印象を再現してくれるオートHDRがとても優秀です。
これにより影のよって黒く潰れてしまった部分や明暗差の多い場面での白飛びなども自然な雰囲気へと自動的に階調を再現してくれます。
また、ユニークな作品作りをサポートしてくれる「ピクチャーエフェクト」機能も、一風変わった作品を生み出すためにも有効活用できる、便利な機能です。
RX100M7で写す夏の終わり
製品仕様表
モデル名 | DSC-RX100M7 |
---|---|
発売時期 | 2019年8月30日 |
参考価格 | 15万円程度 |
有効センサーサイズ | 1.0型(13.2mm x 8.8mm) |
撮像素子 | Exmor RS CMOSセンサー |
カメラ部有効画素 | 約2010万画素 |
レンズ焦点距離(35mm換算) | 24-200mm |
レンズF値(開放) | F2.8(ワイド端時)-4.5(テレ端時) |
オートフォーカス方式 | ファストハイブリッドAF |
測距点 | 357点(位相差検出方式)/425点(コントラスト検出方式) |
常用ISO感度 | ISO100~12800 |
シャッター速度 | 1/32000~30秒 |
連続撮影速度 | 最高約20コマ/秒 |
液晶モニター | 3.0型/エクストラファイン液晶 |
タッチパネル採用 | 〇 |
画面サイズ/ドット数 | 約92.1万ドット |
Wi-Fi | 〇 |
NFC | 〇 |
Bluetooth | 〇 |
大きさ | 101.6×58.1×42.8mm(幅×高さ×奥行、CIPA準拠) |
本体質量 | 約302g(バッテリーNP-BX1、“メモリーカード”を含む) / 約275g(本体のみ) |
RX100シリーズは進化を続ける高級コンデジ
今回ご紹介してきたRX100M7ですが、従来モデルRX100M6より更なる進化を遂げた最新高級コンデジとしておすすめです。
特にソニーミラーレス一眼カメラ最高峰のα9でも採用された優秀なAF性能は、コンデジの中では圧倒的な性能を誇り、他を寄せ付けないほど驚異的な能力です。
元々一眼に劣らない画質を武器としていましたが、今度は高速撮影性能に関しても大きな進化を見せたRX100シリーズの勢いは止まることがありません。
RX100M7は、携帯性を求めつつ高画質、高速撮影、多彩な機能類を実現し、優れた動画性能までも保有するメインカメラとしてもサブカメラとしてもおすすめできる高級コンデジなのです。
まずはレンタルでお試しも
今回ご紹介したRX100M7は、購入前の検討材料として気軽にレンタルすることが可能です。
カメラ購入を検討される際、どうしても実際に使ってみないと分からない部分というのは出てくるものです。
そんな時はカメラのレンタルが気軽に試すことができて、おすすめです。
Rentio(レンティオ)では、今回ご紹介してきたRX100M7をはじめ、様々なデジタルカメラを豊富なラインナップから選んでレンタルすることができます。
また、レンタルしてその商品が気に入ったらそのまま購入して自分のものにすることができるオプションも充実しています。
是非この機会にRentioでカメラをレンタルして賢くカメラ選びを行ってくださいね。
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