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YouTube動画や日常を映すVlogを撮影する際に、一眼レフやアクションカメラといったカメラがよく利用されています。
一眼レフは高画質ですが、撮影には大きな三脚が必要であり、持ち運びが大変です。アクションカメラは動きの多いシーン向きのカメラであり、定点撮影には他のカメラの方が有利です。
そこで今回はコンパクトなVlogカメラ「Canon PowerShot V10」を紹介します。
定点撮影が多い動画やVlogにどのように適しているのか、実際に使用してレビューします。
動画撮影用カメラの購入を考えている方に有力な選択肢となる商品なので、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
Vlogカメラ Canon PowerShot V10の特長
「Canon PowerShot V10」は縦向きで16:9の撮影が可能な、広角19mm相当のレンズを搭載したスタンド付きの小型カメラです。
コンパクトで手軽に撮影できる
収納式のスタンドがついているので三脚がなくても気軽に設置できて、スマホのように片手で手持ち撮影できる設計になっています。
広角19mm相当のレンズにより手を伸ばさずに自撮りがしやすい点は、Vlog向きといえるポイントです。
高画質・高音質の動画撮影が可能
4KやFHDの撮影や、全方位集音の大口径マイクを利用してクリアな録音も可能。静止画も撮影できます。
タッチパネルや手元のボタンでさまざまな設定ができる
わかりやすいボタン配置と、**画面のタッチパネルで直感的に設定変更ができます。
**基本的な操作なら説明書を見なくても簡単に行えるはずです。
Canon Camera Connectアプリでスマホと連動
専用アプリをスマホにダウンロードして本体に触れずにリモート撮影やデータ管理が可能です。
Canon PowerShot V10のスペック
項目 | スペック詳細 |
---|---|
動画撮影時有効画素数/総画素数 | 約1310万画素※/約2090万画素※静止画撮影時の有効画素数は約1520万画素 |
センサー | 1.0型高感度裏面照射CMOSセンサー |
焦点距離(35mm判換算) | 動画撮影時:約19mm相当、静止画撮影時:約18mm相当 |
シャッタースピード | 動画撮影:1/4000~1/25 1/4000~1/8(動画Mモード) 静止画撮影:1/2000~1.0 |
記録媒体 | microSDメモリーカード/microSDHCメモリーカード/microSDXCメモリーカード ※ UHS-Iカード対応 |
記録画素数 | 4K:3840×2160(29.97fps:約120Mbps/約60Mbps、23.98fps:約120Mbps/約60Mbps) フルHD:1920×1080(59.94fps:約60Mbps/約35Mbps、29.97fps:約30Mbps/約12Mbps、23.98fps:約30Mbps) |
内蔵マイク | ステレオマイク 音声ノイズ低減 3マイク構成(ステレオマイクとノイズ参照用マイク) |
1回の撮影上限時間(最長) | 約1時間 ※ 4K30P美肌動画時は約5分 ※ 発熱、電源、エラーなどの要因による動画記録停止を除く |
インターフェース | 有線:USB Type-C、HDMIコネクタータイプD、外部マイク入力端子(Φ3.5mm 3極ステレオミニプラグに対応) Wi-Fi:対応 Bluetooth®:Bluetooth low energy 技術 準拠規格:ver.4.2、伝送方式:GFSK変調方式 |
充電方式 | USB充電/給電 ※ Type-C 5V/1.5A以上 ※ バッテリーは本体内蔵 |
動作可能時間 | 4K30P:約55分、フルHD60P:約1時間20分 ※ バッテリーフル充電時。撮影環境や条件によって動作可能時間は異なります。 |
充電時間 | 約110分 |
動作環境 | 温度:0~40℃、湿度:10~90% |
大きさ(幅・高さ・奥行き) | 約63.4 × 約90.0 × 約34.3mm |
質量(カード含む/本体のみ) | 約211g/約210g |
Canon PowerShot V10を使ってキャンプ場Vlogを撮影してみた
キャンプ場に「Canon PowerShot V10」を持っていき、キャンプの様子を撮影しました。
動画の品質やバッテリー持ち、手ブレ機能といったポイントについて確認できる内容なので参考にしてみてください。
手ブレ機能をOFFにしてキャンプ動画撮影
後ほどくわしくお伝えしますが、手ブレ機能のONOFFにより画角が狭まるため、あえてOFFのまま動画撮影を行いました。
画質はFHD(1920×1080)59.94fps軽量のオートモードですべて撮影しました。
手軽に撮影できた上に非常にきれいに撮れていて、フォーカス調整もオートでしっかり行ってくれています。音質もクリアで、近くの渓流の音や焚き火の音、鳥の声までしっかり録音できていて臨場感あふれる仕上がりになっているのは驚きです。
収納式のスタンドが非常に便利
私自身キャンプ動画の撮影を何度も行っていますが、着火シーンや手元を撮影する際に三脚が動作範囲にあると邪魔になるので、同じアングルになってしまいがちです。
「Canon PowerShot V10」は収納式のスタンドでカメラを手元に置いて撮影できたので、主観のようなアングルで撮れました。
今まで経験がないようなアングルで撮影ができたのは動画を作る側として非常に新鮮でした。
ただ高さは調整できないので位置を合わせたい場合は設置場所を選びます。
底面に三脚用のネジ穴があるので、必要に応じて三脚を利用すると幅広いアングルの撮影が可能です。
手ブレ補正について
広角レンズなので手ブレ補正OFFでも徒歩の移動シーンでもさほどブレないと思いましたが、かなりブレています。
移動がある撮影では、手ブレ補正をONにして撮影したほうがいいと感じました。
手ブレ補正には「切・入・強」の段階があり、強になるにつれて画角が狭まります。切った状態と強の状態で比較してみました。
さらに手ブレ補正の違いを「切」と「強」で撮影して比較しました。アクションカメラほど手ブレ補正が効いていませんが、日常の風景を撮影するには充分な印象です。
バッテリー持ちについて
FHD(1920×1080)59.94fpsの画質のオートモードで動画を90分程度撮影して、フル充電のバッテリーが切れました。
撮影をもっと行う予定だったのでバッテリー容量は物足りなく感じました。フル充電には約1時間50分(+23℃の環境)かかる上、バッテリー交換式ではないため、計画的に撮影する必要があります。
Canon PowerShot V10の気になった点
問題を避けるために前もって知っておくべきポイントを紹介します。
実際に使用してみて気付いた点なので、これから商品を使用する方に役立つ内容です。
出先ではUSB-Cのコネクターが使用できるアイテムがないと充電できない
コンセントがない場所では、USB-Cで出力できるモバイルバッテリーやポータブル電源がないと充電できません。
レンティオのレンタル品には純正アクセサリーのUSB-Cケーブル(入力、出力ともにUSB-C)と他社メーカーのアダプターが付属していますが、充電切れに備えて別途バッテリーを充電できるアイテムを用意しておくことをおすすめします。
使用できるモバイルバッテリーは以下の条件の物になります。
- コネクタ形状がUSBType-C
- 出力電圧/出力電流:5V/1.5A以上
キャンプ場のような場所で長時間撮影する場合はモバイルバッテリーも用意するなどして対策しましょう。
モバイルバッテリーのレンタル・サブスク – Rentio[レンティオ]
平らな場所がないと設置しにくい
平面に置くように設計されたスタンドなので、設置する場所を選びます。
場所によってスタンドの底面が一部浮いて動いてしまったり、アングルが限られるケースがありました。またカメラの角度を立て過ぎると倒れてしまったりするので注意が必要です。
縦持ちできるが指が画角に入り込みやすい
レンズ外向きで撮影時に普通に持ったつもりが、上の写真のように撮影範囲に指が入ってしまうことがありました。
握るように持った時に人差し指が画角に入りやすいようです。
この問題を避けるにはスタンドを伸ばして、下部を持つと避けられます。
撮影時に画面をよく見ていれば気付くことができますが、スタンドを伸ばして手持ち撮影を行うとミスが減るはずです。
PowerShot V10で動画撮影を気軽に楽しもう
「Canon PowerShot V10」を使用する前は、GoProのようなアクションカメラと差があるようには見えませんでしたが、使用してみると明確に差別化されたカメラであることに気付かされました。
今回は自然の中で使用しましたが、テーブルがある街中でスタンドを利用して食事風景を撮影したり、サッと取り出してスマホのように自撮りをする際にもピッタリのカメラです。
ぜひこの記事を参考に素敵な動画撮影を楽しんでみてください。
Vlogを始めるならまずレンタルしてみよう
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