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手軽に動画撮影ができるInsta360 GO 3をレビュー!ロードバイクやパックラフトで使ってみた小型アクションカメラの使用感

田中 一馬
田中 一馬

更新日2023/10/10

手軽に動画撮影ができるInsta360 GO 3をレビュー!ロードバイクやパックラフトで使ってみた小型アクションカメラの使用感

アクションカメラは主にアウトドアスポーツやツーリングなどのシーンで利用され、一般の方からプロのカメラマンまで、さまざまな人が利用する商品となっています。

しかし実際に使ってみるとアングルを決めるのが難しかったり、用途によって別売りのマウントが必要であったりと、意外に手間がかかってしまうのがネックです。

そこで今回紹介するのは、2023年6月27日に発売されたアクションカメラ「Insta360 GO 3」です。撮影の手軽さを実現した便利な機能や、標準装備の多彩なカメラマウントなどさまざまな魅力についてレビューしていきます。

アクションカメラが欲しいけどたくさんあって選ぶのが難しいという方でも納得のいく性能です。ぜひ参考にしてみてください。

Insta360 GO 3とは

Insta360GO3とは

モニター・バッテリー部分の「アクションポッド」とカメラが分離する仕組みの、ライブプレビュー可能なアクションカメラです。

撮影しながらモニターを確認しやすいので手軽にアクティブな映像が撮影できます。

フリップ式のタッチパネルモニターが便利

自撮り時に便利

アクションポッドのフリップ式のモニターを自分に向ければ、撮影状況が一目で確認できるため自撮りの撮影が失敗なく行えます。

タッチパネルも応答が良く、音や振動でカーソルの動きが感知できるので操作しやすいです。

小型のカメラとカメラマウントにより多彩な撮影が可能

カメラマウント
カメラにも録画ボタンが付いているため、アクションポッドを持たずに撮影ができます。

さらに標準装備の以下の3つのカメラマウントを利用して、様々な撮影が可能です。

  • 磁気ペンダント
  • 簡易クリップ
  • ピポットスタンド

カメラマウントについて、それぞれ紹介していきます。

磁気ペンダント

磁気ペンダント

その名の通り磁石付きのペンダント型カメラマウントです。

基本的に「Insta360 GO 3」は磁気を利用して機器同士を装着する仕組みになっており、カメラやアクションポッドも磁気を利用して着脱します。

Tシャツの上からカメラを装着
使い方は磁気ペンダントを首から下げてTシャツの中に入れ、Tシャツの上からカメラを装着するだけで装着完了です。

磁力がかなり強いためぶつかったりしない限り外れることはありません。

簡易クリップ

簡易クリップ
簡易クリップは帽子のツバやヘアバンドなどに挟んで、身に着けることによりカメラを固定することができます。

クリップに角度調整機構がついているため、上下の角度変更が簡単にできます。

ピポットスタンド

粘着式の接着面
ピポットスタンドは粘着式の接着面を利用して、平らで乾いた面ならどこでもカメラを設置できるマウントです。

アクションポッドごとスタンドに取り付られる
アクションポッドごとスタンドに取り付けることができて、接着面は洗って繰り返し使用することができます。

強力な手ぶれ補正も!高品質な2.7K動画の撮影ができる

2.7Kの撮影画像

最高画質2.7Kの動画撮影が可能で、さらに動画の品質を高める以下の2つの機能があります。

  • FreeFrame動画モード
  • FlowState手ブレ補正

FreeFrame動画モード

FreeFrame動画モード
動きが激しいスポーツには1440p50fpsのFreeFrame動画モードがおすすめです。

FreeFrame動画モードは以前まで「プロモード」と呼ばれていた機能で、3種類の画角調整が可能になるモードです。

さらにプリ録画機能も付属しており、撮影ボタンを押す数秒前から自動で録画してくれるため撮り逃しを防ぐのに役立ちます。

FlowState手ブレ補正

FlowState手ブレ補正
アクティビティの撮影シーンで起こりがちなカメラの手振れを、水平を保ちながら補正してくれる機能です。

撮影後にON、OFFを切りかえることができるので用途によって使い分けることができます。

IPX4の防水性能

IPX4防水

アクションポッド装着時の状態でIPX4(少々の水しぶきに対応できる)防水性能があります。

水没しないようなアクティビティなら、充分対応できるレベルの防水機能です。

製品スペック一覧表

手軽に動画撮影ができるアクションカメラ

項目 スペック詳細
絞り F2.2
35mm判換算焦点距離 11.24mm
写真解像度 2560×1440 (16:9)
2560×2560 (1:1)
1440×2560 (9:16)
2936×1088 (2.7:1)
動画解像度 2.7K: 2720×1536@24/25/30fps
1440p: 2560×1440@24/25/30/50fps
1080p: 1920×1080@24/25/30/50fps
FreeFrame動画解像度 1440p: 2560×1440@24/25/30/50fps
1080p: 1920×1080@24/25/30/50fps
写真フォーマット INSP (アプリまたはStudioで書き出し可能)
DNG (アプリまたはStudioで書き出し可能)
動画フォーマット MP4
写真モード 写真、HDR写真、インターバル、スターラプス
動画モード 動画、FreeFrame動画、タイムラプス、タイムシフト、スローモーション、プリ録画、ループ録画
動画コーデック H.264
最大動画ビットレート 80Mbps
カメラ性能 露出値:±4EV
ISO感度:100-3200
シャッター速度:写真 1/8000 – 120秒 動画1/8000 – フレームレートの逆数
ホワイトバランス:オート, 2000 – 10000K
音声モード 風切り音低減、ステレオ、指向性強調
音声ファイル形式 48 kHz, 24bits, AAC
重量 GO 3: 35.5g
アクションポッド: 96.3g
サイズ (幅 x 高さ x 奥行き) GO 3: 25.6×54.4×23.2 mm(1.0×2.1×0.9インチ)
アクションポッド:
画面格納時: 63.5×47.6×29.5mm (2.5×1.9×1.2インチ)
画面展開時: 63.5×86.6×29.9mm (2.5×3.4×1.2インチ)
バッテリー容量 GO 3: 310mAh
アクションポッド: 1270mAh
充電時間 GO 2: 80%まで23分 / 100%まで35分
アクションポッド: 80%まで47分 | 100%まで65分
連続録画時間 GO 3:45分
GO 3 + アクションポッド:170分
動作温度 GO 3: -20℃ 〜 40℃
アクションポッド: -20℃ 〜 40℃
その他 Bluetooth5.0
Wi-Fi
5GHz
802.11a/n/ac
USB
Type-C
ジャイロスコープ
6軸ジャイロスコープ

パックラフトでInsta360 GO 3を実際に使ってみた

パックラフトツアー

携帯式インフレータブルボートであるパックラフトのツアーに参加して、「Insta360 GO 3」の使い勝手を試してきました。実際に使用して商品の性能についてくわしくレビューしていきます。

今回撮影にご協力いただいたのは「キャンプノース・アウトドアサポート」さんです。

代表の中島和也さんに長野県川上村のあちばけ湖でパックラフトを丁寧に指導していただきました。各種ツアーを実施されているので、興味がある方は以下より問い合わせてみてください。

事業者名 キャンプノース・アウトドアサポート
住所 〒408-0306 山梨県北杜市武川町山高3569-72
TEL 0551-30-7901
HP http://www.camp-north.com/

磁気ペンダントの使い勝手について

磁気ペンダントの使い勝手

パックラフトを実施する湖までトレッキングを行うため、その際に磁気ペンダントを使用して撮影してみました。

Tシャツにつけると外れたり、画面が揺れてうまく撮れないことを心配しましたが、安定したアングルで撮影できました

ペンダントも軽量で肌触りが良く、着けていることを忘れるくらいストレスがありません。ただ普通に過ごしているだけで撮影ができるといってもいいくらいの快適性を感じました。

簡易クリップでパックラフト

簡易クリップ使用時
パックラフトの時はライフジャケットを装着するため、簡易クリップを帽子に装着して撮影しました。

装着感もなくペンダントと同様、快適です。

クリップとカメラは磁力によってダイレクトにマウントと固定されており、安心感があります。

またパドルを扱った際に感じたのですが、手元が動くような撮影の時は、頭部に装着できる簡易クリップの方がカメラに干渉しにくいと思います。

バッテリー容量について

未使用時は充電できる

断続的にモードを切り替えながら撮影を行っていましたが、容量を気にすることなく撮影できました。

カメラのみで最大45分、アクションポッドに装着した場合は170分の撮影が可能なバッテリー容量がありますが、カメラのバッテリーが切れそうな時はアクションポッドに接続して充電できます。

基本カメラのみで撮影していたので、撮影しないタイミングが続く時はアクションポッドに装着して充電を行い、撮影のタイミングに備えるというような運用をしていました。

そのため1時間近くパックラフトに乗っていましたが充電切れを起こすことはなかったです。

FlowState手ブレ補正をロードバイクで検証

ロードバイクに乗っている時の状況を磁気ペンダントを使って撮影して、FlowState手ブレ補正機能ONとOFFでどのくらい差があるのか検証してみました。

補正なしだと酔ってしまいそうなほどの映像が、見事に補正されているのがわかります。また撮影後に補正を含めたさまざまな映像効果の切り替えができる編集機能が便利であると感じました。

Insta360AI編集FlashCutが便利

FlashCut

Insta360には編集用のスマホアプリがあります。

撮影した動画を加工したり、FreeFrame動画モードで撮影した動画の画角変更などが行えます。

編集が大変だという方におすすめなのがAI編集の「FlashCut」です。

編集したい動画とテンプレートを選択すれば、以下の動画のようにAIがシーンを解析して短時間の動画を作成してくれます。

スマホでFlashCutを使えば撮ったその場でSNSに動画を投稿することも可能です。PC版でも編集アプリが利用できるので好みに合わせて使い分けてみてください。

Insta360GO3の使用時に注意すべき点

帽子とカメラ

「Insta360 GO 3」を使用してみて気になった点や、使用時に注意が必要な点があったので紹介します。

簡易クリップ使用時の角度に注意

簡易クリップ使用時の角度

簡易クリップを帽子に付けて撮影する際に頭の角度に影響を受けるため、アクティビティ実施前に入念なアングル確認が必要です。

今回、アングルを調整して撮影に臨みましたが、漕ぎ方によって頭が上を向いてしまうためうまく撮れていないことがありました。

角度調整機構を利用して適宜調整しましょう。

気温が高い日はバッテリー温度に注意

バッテリーの高温表示

「Insta360 GO 3」の動作温度は-20℃〜40℃となっています。

撮影時は30度を大きく超える気温のためかバッテリー高温表示が出てしまいました。日差しに照らされたアクションポッドがかなり熱くなっていました。

機械を保護する機能により撮影ができなくなることがあるので、直射日光や気温に注意して撮影を行いましょう。

Insta360 GO 3を持ってアクティブな動画撮影に挑戦しよう

河原とパックラフト
「Insta360 GO 3」はカメラ分離式の構造や多彩なカメラマウントにより、手軽に動画撮影ができるアクションカメラです。

フリップ式のモニターにより自撮りもしやすいので、アクテビティ以外の動画撮影にも適しています。

編集もスマホのアプリでどこでもできるので、手軽に動画をアップロードすることが可能です。

ぜひこの記事を参考に「Insta360 GO 3」を利用して、楽しい思い出を撮影してみてはいかがでしょうか。

たまにしかカメラを使用しない人でもレンタルなら手軽に使える

「SNSで映えるような動画を撮りたいけど、カメラが高額で手が出ない。」
「カメラの種類がたくさんあって、どれがいいか悩んでしまう。」
そんな方におすすめなのがアクションカメラのレンタルです。

カメラレンタルサービスレンティオでは、Insta360GoProなど、アクションカメラのレンタルを豊富に取り扱っています。

任意の短い期間だけ使うためのワンタイムプラン、サブスク支払いの月額制プランから選べますので、使用目的や試用期間に応じてレンタルを活用してみてください。

Insta360のレンタル – Rentio[レンティオ]

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