CANON アソビカメラ「iNSPiC REC FV-100」を使ってみた!気になる性能やおすすめポイントを実写レビュー
更新日2024/05/22
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私自身、全然カメラ等のデバイスに詳しい人間ではないので、あんまり偉そうなことは言えないのですが、「写真を撮る」って大変ですよね。
ピントやフォーカス、明るさといった基礎の段階で結構覚えなくてはならないことが多いと感じてしまい、ついつい力が入ってしまいます。
そういった経験を踏まえ、楽しさにつながり、想像以上の綺麗な写真が撮れた時は感動にもなるんだと思いますが、ついつい写真を撮ることに疲れちゃうこともありませんか?
そんな人も、そうでない人も、もちろん初心者やお子様にも。ありとあらゆるユーザーにお勧めできるカメラをご紹介します!
もくじ
『アソビカメラ』iNSPiC RECとは・・・
初めて見たときは、「ずいぶん思い切ったデザインだな」と思いました。作っているメーカーがCanonと知って、「へえ、こんなカメラ出すのか~」と驚きました。
見た感じはGoProなどのアクションカメラだと思っていたのですが、調べてみるとどうやら、既存のアクションカメラという概念をも超えるコンセプチュアルな製品のようです。
あまり見慣れない造形をしていますが、2019年、12月に発売されたばかりの、新しいプロダクトとのことです。
スペックについて
まずは、こちらをご覧ください。
凄くシンプルですね。
モードは以下の4種類です。
- 写真モード・・・静止画撮影用。アプリからアスペクト比と画素数の設定変更が出来ます。シャッターボタンを押し続けると約2コマ/秒での連写も可。
- ビデオモード・・・動画撮影用。最大10分の動画撮影可能。アプリから画質設定可能。手ブレ補正機能有(写真モードは無し)。
- マルチモード・・・シャッターボタンを押す長さで静止画/動画を切り替えて撮影可能(写真はボタンを1度、動画はボタンを長押し)。
- ワイヤレスモード・・・アプリと連携し、撮影データの送信やリモート撮影が可能。
本体裏のダイヤルを回転させて、モードを切り替えます。単純ですね。
ちなみに、動画はフルHDで60分、静止画は約1,000枚の撮影が可能で、内蔵されているバッテリーは約3時間で満充電となります。
カメラは有効画素数1300万画素、ISO感度:オート(ISO100-3200)、というスペック。
簡単に言ってしまうと、「すごくきれいに撮影できる!」というレベルではないと思います。
むしろ、最新のスマホとかの方が優秀だと思われます。なので、「狙った1枚」を撮りたいという方には、当然ながらお勧めできません。
そもそもこのカメラ、ディスプレイが無いので、どんな風に撮れたか確認する術がないのです!!
厳密にいえば、Wi-Fi環境下であればアプリから確認できますが。
アプリ連携でできること
専用アプリ(Canon Mini Cam)に接続するには、あらかじめBluetooth接続が必要となりますが、以下が可能になります。
- 画質等のカメラ設定変更
- メモリーとバッテリー残量のチェック
また、Bluetoothではなく、Wi-Fi接続が必要にはなりますが、以下のことも可能です。
- 撮影したデータの再生、送信
- リモート撮影
特に上記の機能は使わない、という方は無理に設定する必要はありません。
microSDカードが挿入さえされていれば撮影可能なので、とことんシンプルに使いたい方も安心です。
「何のため」のカメラなのか
コンセプトとしては、その名の通り、アソビカメラ。
手軽に、気軽に撮影を楽しみたい方向けで、カラビナ形状になっているためカバンやベルトループなどにひっかけて、サッと取り出し簡単に撮影が出来ます。
シャッターボタン以外はほとんど操作することがないため、お子様や初心者の方でも迷うことなく撮影できます。
正にシンプル・イズ・ベストな商品。肩ひじはらずに、ライフログ的にも色々なもの撮りたいという方にうってつけです。
特に、防水・防塵性能(JIS/IEC保護等級IP68相当-水深2mで30分まで撮影が可能-真水を使用したIEC規格での試験結果)、耐衝撃性能2mと万全な作りとなっておりますので、
お子様がプールなどの水回りや遠足などで使っても安心できるのはとても良いですね!
お子様以外でも、街中や多少のレジャー程度ならば問題ない造りになっているかと思われます。
撮り終わったらカバンなどに引っかけてもらえば、紛失のリスクも軽減できますし、紐やストラップを通して首からぶら下げる、なんて使い方もアリですね。
本体重量は約90g。大きさは幅約110.5mm×高さ約45.2mm×奥行き約18.5mm。ほとんど気にならないサイズ感だと思います。
つまり、携帯していつでもどこでもすぐに使い、日常のふとしたシーンを切り抜くのに最適なカメラなんです!
実際に使ってみた
ジーンズのベルトループに引っかけ、出かけてみました。
普段、あまり行くことの無い水族館で試してみます。
実は、水族館は水槽越しで薄暗い環境なので写真撮影は難しいシチュエーションとの事。
そんな中、このアソビカメラ「iNSPiC REC」がどの程度頑張ってくれるかも気になるところですが・・・
こんな感じです!
光源が足りない場所では少し物足りなさもありますが、明るい場所だとこの様になります。
思っていたよりはしっかり撮影できています!
注意点を挙げるなら、本体とレンズ部分がフラットなので、指が映り込んでしまうリスクが高いです(笑)。
上記の陸橋から撮影した写真も、右下隅に人差し指が映り込んでいます。
写真モードでは手ブレ補正がない
少し惜しいなと思ったのですが、写真モードだと手ブレ補正がありません。
手ブレ補正があれば、より気軽に使えるかと思うんですが、無いものは仕方ないですね。
動くものをこのカメラで撮影するということは、個人的にはあんまり考えられないので、まあいいか、という感じではありますが。
少し使ってみればその感覚も判るかと思いますが、そのような失敗も含めて「楽しむ」ものだと思います。
どんな風に撮影されているかは、「あとのお楽しみ」という点でいえば、インスタントカメラにも近いですね。
このアソビカメラ「iNSPiC REC」を使いながら、小学生の時に旅行で持たされた「写ルンです」を思い出しました。
動画撮影はあまりおすすめではない
もちろん動画の撮影もできます。が、個人的には動画の撮影は、さすがに「どんな風に映っているのか」確認できないと使用は難しいかな、と思います。
アプリと連携し、スマホで確認することも可能なのですが、やはり「そこまでするなら素直にスマホで動画撮るよ」という気になってしまいました。
先ほど書いたように、インスタントカメラ的な静止画撮影が一番ワクワクするし、思い出にも残りやすいのでは?と感じました。
こんな方にオススメ!
このアソビカメラ「iNSPiC REC」は「こだわって写真を撮る」という行為に対してのカウンターカルチャー的な精神を感じました。
もちろんメーカーからするとそんな大仰な意図はないのでしょうが(笑)、不思議とこのカラビナの枠から覗いて撮影した画像は味がある風に感じます。
何気ない風景をありのまま切り取ったり、ふと目についたものを記憶にとどめるにはこれくらいのお手軽感で丁度良いのかも知れません。
操作が簡単、ということで初心者やお子様にも気兼ねなく使っていただけるのは間違いないかと思われます。
休日のちょっとしたお出かけなどに持って行ってもらうと、今までとは違うワクワク感が得られるはずです!
これからの季節だと、ゴールデンウィークなど、お子様を連れてのご旅行や帰省にも役立ちそうですね。
デザインを変えるオプションアイテムも有ります
こちらは別売りにはなりますが、パネル(フェイスジャケット)を交換することが出来ます!
今のところ、かなりポップな印象のデザインが多いですね。今後も追加予定との事なのでそのうちカッコいい系のパネルも登場するのでしょうか。
それにしても、カラーバリエーションだけでなく、こんなところも気が利いていて良いですね。自然と持ち歩く機会が増えそうですし、
自分のお気に入りのカスタマイズが出来るのも遊び心をくすぐられますね。
気になる方は是非、チェックしてみてください!
アソビカメラ「iNSPiC REC」はレンタルできる!
そして、最後になりますが、こちらのアソビカメラ「iNSPiC REC」はレンタルでお試しもできます。
アソビカメラという名の通り、是非下のリンクからアクセスしていただき、遊びたおしてみてください!