DJI Osmo Pocketの防水ケースを実際使って水中撮影レビュー!海・山・プールまで撮影の幅が広がるアクセサリー
更新日2022/12/20
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初心者でも簡単にブレない動画が撮影できると評判の、手のひらサイズのジンバル一体型カメラ「DJI Osmo Pocket(オズモポケット)」は今話題のカメラです。
カメラ本体発売から半年ほど遅れて純正の防水ケースが発売されましたので、実際に海で使ってみてレビューしました。
Osmo Pocket防水ケースの気になる防水性能や水中での使い勝手について、詳しく解説します。
もくじ
待望のOsmo Pocket防水ケースが発売
2018年12月15日に発売されたOsmo Pocketは、手ブレを強力に補正するジンバルを搭載した超小型カメラです。
手のひらサイズなので、旅行や街歩きに最適。YoutubeやSNSにキレイな動画をUPしたい方にも人気のカメラとなっています。
Osmo Pocketについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
DJI OSMO POCKET実写レビュー。ジンバル搭載超小型カメラの画質、性能、手ブレを徹底検証 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
持ち運びに便利なOsmo Pocketですが、カメラ本体に防塵防滴などの機能がついておらず繊細なつくりをしているので、海や山でアクティブに使うには少し心配でした。
そんなアウトドア派にとって待望のオズモポケット専用防水ケースが、2019年7月に発売となりました。
オズモポケットで撮影できる動画の幅が広がり、ますます楽しめそうですね。
Osmo Pocket防水ケースの特徴
Osmo Pocketの防水ケースは、カメラにぴったりフィットしつつもジンバルの動きを妨げない独特な形状となっています。
こちらの動画のように、防水ケースに入れた状態でカメラを起動し動かしてみても、首の動きはスムーズですね。
DJI #OsmoPocket の防水ハウジングケース🐬
起動時の動きの近未来感が好き☺️オズポケのヌルヌル感や画角はそのままに、水中撮影ができます✨
週末海で使ってみますが、本体防水じゃないので水没が怖いです…!😱
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— Rentio宣伝部 -カメラ&家電レンタル- (@Rentio_jp) 2019年8月21日
そんな独自形状のオズモポケット純正防水ケースの特徴について、まずは簡単にご説明します。
防水性能60m
Osmo Pocket防水ケースの防水性能は、水深60mまで。防水60mであれば本格的なディープダイビングでも余裕で使えますね。
防水ケースは、リングを回すことで上部の大きなレンズ部分が取り外せるようになっています。
着脱はリングを回転させるだけで2重ロック等もないので少し不安には感じますが、この簡単さで60m防水というのはすごいですね。
2つのマウントブラケット
Osmo Pocketの防水ケースには、三脚や自撮り棒などのアクセサリーを取り付けることができるマウントブラケットが2箇所についています。
防水ケース下部と中央部に追加のアクセサリーを2つ取り付けることが可能です。
自撮り棒と水中ライトを同時に取り付けて水中撮影することもできますね。
Osmo Pocket防水ケース開封&外観レビュー
それではさっそくOsmo Pocketの防水ケースを実際に使ってみます。
防水ケース本体と付属品
箱に入っているのは防水ケース本体と曇り止めインサート3枚、そして取扱説明書です。
曇り止めは定期的に交換が必要で、追加で購入も可能です。
Osmo Pocket 曇り止めインサート購入 – DJI Store
防水ケース本体の外観
Osmo Pocketの防水ケースは、マットな素材の黒色。
斜め上を向いている大きなレンズが特徴的です。
レンズ部分は、リングを回して取り外すことができます。
防水ケースの内部はかなり狭く、カメラ本体とぴったりのサイズです。
カメラをしっかり固定するための部品もついています。
オズモポケットをグッと押し込むように奥まで差し込み、
部品で動かないよう固定します。
ボタンは2つ。右側の電源ボタンと左側の録画ボタンのみとなります。
防水ケースに入れると、カメラ本体のタッチパネルは使えなくなるので、設定は事前に済ませておく必要があります。
防水ケースを使う準備
オズモポケットを水中で使う前には、本体の設定など準備が必要になります。様々なリスクを減らすためにも、まずは使い方をしっかり確認しておきましょう。
オズモポケット本体の事前設定
Osmo Pocketを防水ケースに入れる前に、「動画撮影」に切り替えましょう。水中では動画と静止画の切り替えができないので、基本的には動画で撮影しておいて編集で静止画を切り出すのがおすすめです。
また、「防水ケースモード」に設定することで、防水ケースに合わせて首の角度が斜め上に固定されます。
(※防水ケースモードは、最新のファームウェアにアップデートすることで使えるようになります。)
上記の設定には、オズモポケット本体のタッチパネルを操作します。詳しい方法はこちらの動画をご覧ください。
レンズの曇り対策
設定が終わったら、いったん電源をOFFにして防水ケースに入れます。
地上と水中の温度差でレンズが曇ってしまう可能性もありますので、必ず曇り止めインサートを入れましょう。
防水ケース内への浸水対策
なによりも浸水対策は一番重要です。レンズ側の溝にゴムのOリングがついていて、ここに砂や髪の毛などが挟まると浸水の原因となりますので、事前に清掃しておきましょう。
また、安全リングはしっかり最後まで回して確実に締めるようにしてください。途中で少し回した感触が変わるのですが、リングが完全に回せなくなるまでしっかり締めてくださいね。
オズモポケット紛失対策
水中では紛失を防ぐため、必ず手首に固定できるタイプのストラップを使用しましょう。
防水ケースは一応水に浮くのですが、波にのまれてしまったら帰ってきません。万が一を考えて紛失対策は十分にしておくほうが良いと思います。
ダイビングやシュノーケリングで使うなら、マウントブラケットに長く伸ばせる自撮り棒を取り付けて使うことでより生き物に近づいて撮影できるのでおすすめです。
安定感や持ちやすさを考えると、滑りにくいグリップタイプの自撮り棒もおすすめです。距離は稼げないのですが、使い勝手は多少良くなります。
Osmo Pocketの防水ケースを海で実際使ってレビュー
Osmo Pocketを防水ケースに入れて、実際に海で使ってみました。今回は、主にシュノーケリングとダイビングで使用しました。
気になる防水性能ですが、ダイビングで最大20m程度の水深で使用しても浸水することはありませんでした。
それでは、水中でどのような動画が撮影できたのか?作例をご紹介します。
シュノーケリングでの水中撮影
まずはシュノーケリングでの撮影でオズモポケットを使ってみました。
明るい場所での撮影は、オズモポケットの得意分野!魚や珊瑚礁の色まで鮮やかに表現できていますね。
こちらも、水面の輝きや水中に差し込む日差しまでキレイに撮影できています。
オズモポケットは、晴れた日のシュノーケリングやプールでの撮影で活躍するカメラといえそうです。
ダイビングでの水中撮影
続いて、さらに水中深くまで潜ってダイビングで使ってみました。今回は水深10~20mの海の中での撮影です。
こちらは海底でマダラエイを発見したときの動画です。
不安定な体勢で慌てて撮影したためカメラを急に動かしてしまうこともありましたが、オズモポケットの手ブレ補正のおかげで十分見られる動画になっています。
こちらは珊瑚に擬態していたオニダルマオコゼの動画です。
撮影までに時間があり、海底に膝をついて自撮り棒を伸ばして接近して撮影できたため、オコゼの気持ち悪い動きをしっかりアップで捉えられています。
なお、オニダルマオコゼは猛毒をもつ魚なので、海で遭遇してもうっかり触らないよう気を付けましょう。
こちらは珊瑚礁の森を撮影した動画です。
…うーん。少し水深が深いこともあり、やはり青かぶりの強い動画となってしまっています。
オズモポケットは、暗い場所やダイビングでのワイド撮影にはあまり向いていないように感じました。
【番外編】海辺での撮影
こちらは防水ケースは使用していませんが、海辺で撮影した動画です。
サンセットを撮影してみましたが、手持ちだったため途中で手が疲れてしまい最後まで撮影するのを断念しました。
オズモポケット本体には三脚がつけられないので、防水ケース+三脚で撮影に臨むのもいいかもしれませんね。
こちらはサンセット直後のピンク色の空の様子です。
こういった「SNS映え」しそうなものの撮影は、オズモポケットに最適なシーンですね。
Osmo Pocket防水ケースを使って気づいた注意点
実際に海で防水ケースを使ってみると、ここは少し注意したほうが良いかも…ということが見えてきました。
青かぶり補正は一切ない
ダイビングや暗い水中での撮影時には、どうしても青かぶりが気になってしまうかもしれません。
上の写真は、左が晴天時のシュノーケリングで撮影した珊瑚礁、右がダイビングで撮影した珊瑚礁です。若干色味も見えますが、やはり全体的に青緑っぽくなってしまっていますよね。
防水コンパクトデジタルカメラなどでは、「水中モード」を選択すると水中で失われやすい赤色を強くする色補正をしてくれます。
オズモポケットには現在のところ水中モードがないので、青かぶりを補正することはできません。
あくまで水辺や浅瀬での使用向きのカメラなので、ダイビングにも使いたい方は別途防水カメラも持っていくことをおすすめします。
ダイビングに最適な水中カメラの選び方と予算別おすすめ6選!防水カメラ,GoPro,360度カメラ,どれを選ぶ? – Rentio PRESS[レンティオプレス]
被写体をフレームにおさめるのが難しい
オズモポケットの画角は、アクションカメラのGoProなどと比べると狭め。しかも、防水ケースに入れるとカメラがまっすぐではなく斜め前を向いています。
そのため、撮影範囲がうまくつかめず被写体がうっかりフレームアウトしてしまうことも。実際に、上の写真でも、下の方にいる2匹の黄色い魚が切れてしまっていますよね。
背面のモニターで確認しながら撮影しようとしても、撮影時はモニターが真上に向いているので日光が反射して見えない場面のほうが多く、なかなか撮影が難しかったです。
個人的には、思ったよりも少し下向きにして撮るのがコツでした。本番前に防水ケースにいれて何度か撮影してみて画角を確認し、慣れておくようにするといいでしょう。
防水ケースでOsmo Pocketの世界はもっと広がる
オズモポケットを防水ケースに入れて撮影するには、ケースの独特な形状やカメラの特性から、使い方に気を付けるべき点もあります。
とはいえ、防水ケースがあることで、これまで撮影ができなかった環境下での撮影も可能になります。
防水ケースがおすすめのシーンは、シュノーケリングや海水浴、プール、キャンプ、スキー・スノーボード、雨天時などの動画撮影。
今まで以上にOsmo Pocketの世界が広がる防水ケースを使いこなして、これまでにない動画を撮影してみてはいかがでしょうか?
Osmo Pocketと防水ケースはレンタルでお試しも可能
「防水ケースを買うか迷っている…」「そもそもOsmo Pocketを持っていない」という方には、まずはレンタルでお試しもおすすめです。
カメラレンタルサービスRentio(レンティオ)では、オズモポケットや防水ケースをお得にレンタル可能です。
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オズモポケット以外にも、GoProや防水カメラなど様々なカメラがレンタルできます。
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