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旅行や日常生活の思い出を残すのに最適な「Vlog」動画。
YouTubeやInstagramなどで自身のVlogを発信しているユーザーも多く、「自分もやってみたい!」と感じている方も多いことと思います。
そこで今回はVlogの魅力や、始めるにあたって必要な機材、おすすめの編集アプリまで初心者の方向けに徹底的に解説します。
筆者自身もまだまだ初心者ですが、実際にVlogを撮影する際に意識していることも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
そもそもVlogとは?
そもそもVlogとは、ビデオブログ(Video Blog)の略です。
「ビデオブログ」の名称の通り、動画で作るブログというニュアンスがあり、一般的なYouTube動画と比べると日記や記録としての側面が大きいものが多いです。
Vlogとは「ある1日を日記のように動画にまとめたもの」と考えると理解しやすいかもしれません。
「YouTuber」と「Vlogger」の違いは?
「YouTuber」と「Vlogger」について、厳密な定義があるわけではありませんが、両者はどちらかというと別物としてとらえられていることが多いようです。
「YouTuber」は個人のキャラクターを押し出す配信者が多く、バラエティ色の強い企画や、有益な情報発信など、視聴者の存在を強く意識したスタイルが多いことが特徴。
それに比べると「Vlogger」は日常をありのままに記録するスタイルが多く、視聴者の存在をあまり意識しない、自然体の動画が多いことが特徴です。
配信者本人についても顔出しは必須ではなく、自身のキャラクターを押し出さないスタイルの「Vlogger」もたくさんいます。
Vlogのテーマはどんなものがある?
Vlogは「日常の一日を切り取った動画」であるため、どんなテーマでもVlogになりえます。
比較的多いのは、「日常のルーティーン」や「ペットとのふれあい」・「グルメ(食べ歩き)」などのテーマではないでしょうか。
その中でも初心者の方に一番のおすすめテーマは「旅行」です。
旅行中はイベントが多いので動画にしやすく、風景を撮影しているだけでも動画映えします。
カメラやスマホさえあれば旅行中に簡単に撮影できるので、わざわざ「Vlogを撮ろう」と意識しなくても続けられるのもよいところです。
Vlogの魅力・メリットは?どんなところが楽しいの?
Vlogの魅力の一つは、自然体の日常を共有できる点です。
日常のささいな出来事や等身大の体験をシェアすることで、視聴者の共感や親近感を呼び、ファンを獲得するきっかけにできるでしょう。
文章や写真で残すよりも、動画でまとめることで直感的で情報量も多くなり、魅力が伝わりやすい点もポイントです。
撮影、編集の手間はありますが、簡単なものであれば比較的すぐにできて、シェアしやすいのもメリットです。
Vlogの始め方・必要な機材
Vlogを始めるにあたって必要な機材はそれほど多くありません。
ハードルが高そうと感じているかもしれませんが、今は使いやすい撮影機材も充実しているので、意外と簡単に始めることができます。
スマートフォン
Vlog撮影を気軽に始めるなら、手持ちのスマートフォンを使うことももちろん可能です。
「細かいことはわからないけど、まず始めてみたい!」という方は手持ちのスマートフォンで撮影してみることをおすすめします。
実のところ、有名なYouTuberやInstagrammerでも、スマートフォンを使って撮影している人はたくさんいます。
最近のスマートフォンであれば「4K撮影」や「HDR撮影」「log撮影」など、プロ仕様の撮影もできるようになってきました。初心者の方は性能面で不満に思うことはまずないでしょう。
Vlogカメラ
「せっかくだからスマホじゃなくてカメラを使いたい!」という方はVlog向けのカメラをおすすめします。
最近では、手ブレ補正が優秀なアクションカメラや、コンパクトな高性能カメラが「Vlogカメラ」として各メーカーから販売されています。
Vlog向けのカメラを選ぶ際は
- 画質
- 携帯性
- 手ブレ補正機能
- バッテリー性能
などをチェックするとよいでしょう。
例えば以下のようなカメラがVlog向けカメラとして人気です。
DJI Osmo Pocket 3
DJI Osmo Pocket 3使用レビュー!さらなる進化を遂げたVlog向けコンパクトカメラの決定版! – Rentio PRESS[レンティオプレス]
SONY VLOGCAM ZV-1G
SONY VLOGCAM ZV-1G実機レビュー! Vlogデビューに最適なコンパクトデジカメを徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
Canon PowerShot V10
「Canon PowerShot V10」使用レビュー!キャンプVlogしてわかったのは、全く新しいカメラだということだ – Rentio PRESS[レンティオプレス]
おすすめのVlogカメラと選び方は以下の記事でも詳しく解説しています。
Vlogカメラのおすすめ9選!小型で安いのはどれ?旅行に持っていきやすいのは?初心者向けの選び方も解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
レンティオプレスではその他にもVlogカメラやアクションカメラを多数レビューしているので、そちらもぜひチェックしてみてください。
マイク
カメラについているマイクで十分なことも多いため、Vlog撮影にマイクは必須というわけではありません。
ただ、コンパクトなワイヤレスマイクがあると、雑踏の中でも音声をクリアに録音することができて便利です。
後からナレーションや字幕を付けることもできますが、その場でしゃべりながら撮影したい場合はワイヤレスマイクの購入も検討しましょう。
DJI Mic 2
DJI Mic 2 使用レビュー!ノイズキャンセリングでクリアに録音できる最強のVlog用ワイヤレスマイク – Rentio PRESS[レンティオプレス]
Hollyland-Lark M1-ワイヤレスマイク
ソニー ECM-W3S ワイヤレスマイクロホン
ジンバル・ハンドグリップ・小型三脚
安定して撮影するためには、スマートフォンやカメラに取り付けられるジンバルやハンドグリップといったアクセサリーを使うこともおすすめです。
中には三脚としても使えるジンバルやハンドグリップもあり、机の上などに固定して撮影することもできるので、とても便利です。
カメラ本体とセットになっているものや、公式にアクセサリーとして売られているものがあればそちらがおすすめです。
Insta360 Flow
DJI Osmo Mobile 6
おすすめのジンバルと選び方は以下の記事でも詳しく解説しています。
ジンバルのおすすめ13選!スマホ向けや一眼レフ向けなど用途別に紹介。スタビライザーとの違いや選び方も – Rentio PRESS[レンティオプレス]
Vlog撮影のコツ・ポイント
ここからはVlogを上手に撮影するためのコツやポイントを紹介します。
ポイント1.まずは撮影スタイルを決める
Vlogを撮影するにあたって、まずはどのようなスタイルで撮影するかを決めましょう。
スタイルを決めて統一感をもって撮影することで、おのずと動画のクオリティも上がっていきます。
スタンダードな一人称視点撮影
撮影者目線で見たままを撮影する「一人称視点撮影」はスタンダードな撮影方法です。
カメラを自分の目線の高さに構えて、様々な被写体を撮影することができるので、臨場感のある映像が撮影できます。
自分目線の映像をそのまま残すことができるので、その時の感動や興奮をそのまま記録できるのが大きなメリットです。
自撮りで顔出し撮影
自撮り(セルフィー)で、自分の顔を写しながら、視聴者に語りかける撮影スタイルもあります。
顔出しする必要はありますが、その分視聴者から親近感を持ってもらいやすく、ファンがつきやすいのが特長です。
自撮り撮影をする場合はフリップ式のディスプレイなど、撮影している映像を確認しやすいカメラを選ぶことをおすすめします。
定点に固定して撮影
カメラを動かさずに三脚などで固定して撮影する方法もあります。
料理動画やルーティーン動画などは、固定して撮影することで落ち着いて見やすい動画に仕上げることができます。
ポイント2.手ブレを抑える
Vlog撮影時の大切なコツは、手ブレを抑えることです。
特に歩きながら撮影する場合は、手ブレを抑えないと非常に見づらい動画になってしまいます。
これはカメラや機材の性能によるところが大きいので、先ほど紹介した手ブレ補正が優秀なアクションカメラや安定して撮影しやすいハンドグリップ・ジンバルを利用するとよいでしょう。
また、カメラによっては夜間の撮影時に手ブレが大きくなる場合もあるので、その点も考慮してカメラを選びましょう。
ポイント3.ストーリー性を意識する
Vlogの場合、一般的な動画と違って絵コンテや台本はありません。
撮影の時点である程度動画の構成を考えつつ、基本は時系列で撮影・編集するのがわかりやすいでしょう。
場所によっては動画の撮影が難しいこともありますが、その場合は静止画(写真)とナレーションなどでフォローするのも効果的です。
ポイント4.アングルを変えて撮る・動きを付ける
撮影の際は同じ被写体でも、複数のアングルから何回も撮影すると、単調な映像になることを避けることができます。
また、被写体にわかりやすく動きを付けるのも有効です。
例えば食べ物を撮影するときは、実際に食べているカットも撮影すると、動きのある映像になります。
スポーツやアクティビティを楽しんでいる様子を一人称視点で撮影するのも、迫力があっておすすめです。
ポイント5.余計なものをなるべく写さない
特定の被写体を撮影するときは、写したいもの以外はカメラのフレームに入れないのが基本です。
あえて写しておきたいインテリアなどは別ですが、基本的には被写体以外のものはどかしてから撮影するとよいでしょう。
また、移動時にはできるだけ通行人の顔を映さないアングルを選ぶことをおすすめします。
後々カットしたり、ぼかしを入れる必要がなくなるので、その分編集が楽になりますよ。
Vlog編集におすすめのスマホ向けアプリ
Vlogを撮影した後は、撮影した動画素材をアプリを使って編集する必要があります。
初心者の方はスマートフォンのみで編集が完結するアプリが使いやすくおすすめです。
VLLO
「VLLO」は「Vlogのための初めてのビデオエディタ一」がキャッチコピーの、Vlogに特化した動画編集アプリです。
一般的な動画ソフトと同じような編集画面が使えるので、とても見やすく、個人的には一番使いやすいと感じました。
動画のタイムラインがレイヤー状に表示されるため、字幕やBGMを思い通りのタイミングで入れやすいのがポイントです。
自分の思った通りの編集ができますが、その反面、自動編集機能などはあまりないため、スピーディーに編集したい方には向かないかもしれません。
InShot
「InShot」はプロフェッショナルな動画編集が無料でできるアプリ。
基本的な機能はすべて無料で使えるうえ、ステッカーなどのかわいい素材が非常に豊富で、使っていて飽きることがありません。
その他、細かい編集機能も充実していて、画面を豊かに彩ることができます。
CapCut
「CapCut」はAI搭載のオールインワン動画エディター。
テンプレートが優秀で、自動キャプションや自動カットなど、自動編集機能も充実しています。
AIを使った機能も豊富で、AIによる画像生成などにも対応。
TikTokerによく利用されているため、TikTok向けの動画を気軽に作るには最適なアプリだと感じました。
Vlog編集におすすめのPC向けソフト・アプリ
ワンランク上の動画を目指したい方は、PCでの編集にもチャレンジしてみましょう。
PC向けの編集ソフト(アプリ)は多くの選択肢がありますが、今回は無料または安価に使えてハードルが低いソフトをご紹介します。
Canva
「Canva」は誰でも簡単にデザインが作れる無料のグラフィックデザインツールです。
Webブラウザ上で使えるのが特徴で、ソフトをインストールすることなく、気軽にデザインや動画を編集できます。
デザインを作成するためのツールですが、動画関連の機能も驚くほど充実していて、実際に筆者も動画編集の際によく利用しています。
直感的に利用できて使いやすいので、初心者の方には特におすすめです。
いくつか機能に制限はありますが、無料版でも十分に使えるのもよいところです。
Filmora
「Filmora」はWondershare社が提供する、初心者からプロまで対応した動画編集ソフト。
有料ではありますが、買い切りタイプで比較的安価に利用できるので、初心者でも使いやすいです。
ステッカーなどの素材も多く、AIによるナレーション読み上げなど多くの機能に対応しているので様々な表現が可能です。
操作も直感的で難しくないので、すぐに動画を作成することが可能です。
実際に筆者が「Filmora」を使って編集したVlogがこちら。
Filmoraについては以下の記事でも取り上げていますので、ぜひ参考にしてみてください。
Windows10/11で動画を編集する方法!無料の標準ソフトからおすすめの有料ソフトまで解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
YouTube動画編集の基本とコツ!無料・安価なおすすめ動画編集ソフトと必要な機材も紹介[初心者向け] – Rentio PRESS[レンティオプレス]
Davinch Resolve
「Davinch Resolve」はプロの動画編集者にも愛用されている、高機能な動画編集ソフト。
プロフェッショナルな機能を備えたツールながら、多くの機能は無料で使うことができます。
特にカラーグレーディング(映像の色合いやトーンの調整)に強みがあり、使いこなせばまるで映画のような質感の映像を作ることも可能です。
多機能な分、初心者にはやや敷居が高いですが、お金をかけずにかっこいい編集に挑戦したい方にはおすすめです。
お気に入りのカメラ・アプリでVlogを撮影してみよう
ご紹介した通り、Vlog向けの機材・アプリには様々なものがあり、好みや予算に応じて様々な選択肢から選ぶことができるようになっています。
YouTubeやInstagramの普及により、動画撮影や編集のハードルは以前より格段に下がりました。
「Vlogを撮ってみたいけど難しそう…」と躊躇している方も、いざやってみたら驚くほど簡単にできてしまうかもしれません。
まずはスマホやカメラを手に取って気軽に撮影を始めてみましょう!
Vlogカメラはレンティオでレンタルできる
記事中でご紹介したカメラの多くはレンタルしてお試しすることが可能です。
カメラ・家電レンタルサービスの「レンティオ(Rentio)」では、アクションカメラのレンタルやジンバル・スタビライザーのレンタルも提供しています。
レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。
[レンタル] ジンバル・スタビライザー 一覧 – Rentio[レンティオ]
[レンタル] アクションカメラ・ウェアラブルカメラ 一覧 – Rentio[レンティオ]
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