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Vlogなどの動画を撮影する際、あると便利なのがワイヤレスマイク。
内蔵マイクよりもはるかにクリアな音質で録音・撮影ができるうえ、カメラから離れていてもクリアに音声が拾えるので、様々な撮影シーンで役立ちます。
今回ご紹介するのは「Osmo Pocket」シリーズや「Osmo Action」シリーズで知られるカメラメーカーDJIから発売されたオールインワンワイヤレスマイク「DJI Mic 2」。
DJI製のカメラとの接続はもちろん、レシーバー経由での接続やBluetooth接続に対応し、多くのカメラやスマートフォンで使える優れものです。
実際に撮影する際の使い方や細かい使用感まで、徹底的に解説します。
もくじ
DJI Mic 2のポイント・魅力
「DJI Mic 2」は、いつでもどこでも、プロレベルの音質で撮影・録音ができるコンパクトなワイヤレスマイク。
簡単な操作でリアルかつ高音質な音声を記録することができます。
前モデルからはデザインも刷新され、高級感のある充電ケースにレシーバーと2つのトランスミッターを収納可能。
どこにでも持ち運べて、ケースを開けばすぐに使える便利なオールインワンタイプです。
便利なスマートノイズキャンセリング機能は周囲のノイズを低減し、にぎやかな街中や雑踏の中でもクリアな音声を録音可能。
また、最新の録音方式である32bitフロート録音に対応しているためダイナミックレンジが広く、ささやき声から大声までより広い範囲の音を高音質で収録できます。
さらにワイヤレス接続の安定性も高く、干渉や障害物のないオープンな環境であれば、最大250m先からでも音声を伝送可能です。
「DJI Mic 2」使用レビュー
それでは早速実機を見ていきましょう!
DJI Mic 2の同梱品一覧
充電ケースの中にはトランスミッター(送信機)2台と、レシーバー(受信機)1台、スマートフォン用アダプター2つを収納。
その他に充電用のケーブルやウィンドスクリーン(風防)、カメラ用の音声ケーブルが付属していて、更にそれらを収納可能なキャリーバッグが付属しています。
- 充電ケース
- 充電ケーブル
- トランスミッター×2
- レシーバー
- カメラ音声ケーブル (3.5mm TRS)
- スマートフォン アダプター(USB Type-C・Lightning)
- ウィンドスクリーン×2
- クリップ マグネット×2
- キャリーバッグ
重厚感のある充電ケース
重厚感のある金属製の充電ケースは手に取るとずっしりした重みと安定感が感じられます。
コンパクトながらトランスミッター2台とレシーバー1台を収納可能で、充電ケースを開けばすぐに使用可能になるためとても便利。
あわただしい撮影現場でもスムーズに音声録音が可能になります。
タッチパネル搭載で多機能なレシーバー
レシーバーはタッチ操作に対応した1.1インチ OLEDディスプレイを搭載。
タッチパネルを上にスワイプすると細かい設定画面になり、レシーバーやトランスミッターごとにゲイン(マイク感度)などの細かい設定が可能です。
また、右側のダイヤルでも各設定値を数値単位で調整可能となっています。
単独でもワイヤレスマイクとして使えるトランスミッター
トランスミッターはレシーバーに対する送信機としての役割を果たしますが、こちらのトランスミッターは単独でもワイヤレスマイクとして十分な機能を備えています。
レシーバーなしでも単独でマイクとして使用可能で、スマートフォンとのBluetooth接続によるワイヤレス録音も可能です。
トランスミッター本体には電源のオンオフ機能や録音開始ボタンもあり、8GBの内蔵ストレージもあるため、単体でボイスレコーダーとしても使え、音声バックアップを記録することもできます。
なお、「DJI Osmo Pocket 3」のクリエイターコンボには、こちらのトランスミッターのみがワイヤレスマイクとして同梱されています。
便利なマグネットクリップ
トランスミッターの背面には装着用のクリップに加え、小型のクリップマグネットも付属しています。
このマグネットがとても強力で、厚手の服にはさんでも問題なく装着できる磁力があります。
これによりどこでも自由な位置にトランスミッターを装着することが可能です。
高音質の音声収録能力
本機はどの方向からも同じ感度で収音できる「無指向性録音」に対応し、クリアな音声収録を実現。
声の録音に最適化されているため、Vlogの撮影にはもってこいです。
ワンタッチで切り替え可能なスマートノイズキャンセリング機能
スマートノイズキャンセリング機能はボタンひとつで切り替え可能。
街中やにぎやかな飲食店の店内、電車内など、様々なロケーションで効果を発揮してくれます。
ワイヤレス接続・レシーバー接続・有線接続など様々な接続方法に対応
接続方法も多様で、対応しているDJI製のカメラであればすぐに同期し、ワイヤレス接続が可能。
スマートフォンとの接続もレシーバー経由の接続とBluetooth接続にそれぞれ対応しています。
さらにレシーバーが付属のTRSケーブルにも対応しているため、デジタル一眼レフカメラにもレシーバー+TRSケーブルで接続できます。
多様な接続方法に対応しているため、幅広い機器で使用することが可能です。
実際に撮影してみながら使い方を確認
それでは、ここからは実際に撮影しながら、細かい使用感・使い方などをお伝えします。
「DJI Osmo Pocket 3」と接続して使ってみる
まずは人気のコンパクトVlogカメラ「DJI Osmo Pocket 3」と使ってみます。
同じDJI製だけあって、Osmo Pocket 3との相性はとても抜群。
接続も非常に簡単で、カメラ本体のナビゲーションに従って録音ボタン長押し→リンクボタン長押しですぐに接続可能です。
音質は非常にクリアでマイク感度もよく、吐息や呼吸音まで拾ってくれるほどです。
反面、マイクを近づけすぎると息の音が気になるので、ウィンドスクリーンを付けるか、感度やマイク距離を調節するなどの対策が必要と感じました。
簡単ではありますが、Osmo Pocket 3の内蔵マイクとの比較動画を作成してみましたので、ぜひ音声を付けてご覧ください。
まるで近くで話しているような、クリアかつリアルな音声を録音することができました。
「DJI Osmo Pocket 3」について詳しくはこちら
DJI Osmo Pocket 3使用レビュー!さらなる進化を遂げたVlog向けコンパクトカメラの決定版! – Rentio PRESS[レンティオプレス]
iPhoneとレシーバー接続して使ってみる
続いて、ジンバルに装着したiPhone 12 Proとレシーバーを接続して撮影してみました。
スマートフォンとの接続用アダプターはUSB Type-CとLightning端子の2つを付け替えられるため、ほとんどのスマートフォンに対応可能です。
アダプターを装着した状態でスマートフォンとレシーバーをつなげば準備は完了。
このメッセージが出れば問題なくレシーバーとスマートフォン本体が接続できています。
標準のカメラアプリを使って録画してみたところ、iPhoneの内蔵マイクとは比べ物にならないほどクリアな音声が収録できました。
iPhoneとBluetooth接続してみる
レシーバーなしで、iPhone本体と直接Bluetooth接続することも可能です。
ただ、iPhoneの標準カメラアプリでは音声ソースとしてワイヤレスマイクが選択できないようで、本機を使って動画撮影ができませんでした。
対策として、ワイヤレスマイクとの接続に対応している動画撮影アプリであれば使用は可能です。
今回は「Filmic Pro」というアプリを使って撮影してみたところ、オーディオ設定から「DJI MIC 2」を選択することができ、本機を使って高音質で撮影できることを確認しました。
別売のラベリアマイクを使えばプロ仕様のピンマイクに
本体セットとは別売りではありますが、「DJI ラベリアマイク」とトランスミッターを有線接続して、ピンマイクとして使うことも可能です。
こちらを使うとマイクを全く意識することなく撮影に集中できるので、非常に使いやすいと感じました。
「DJI Mic 2」のメリット・良い点
ここからは実際に使って分かった「DJI Mic 2」のメリット・良い点をご紹介します。
ノイズキャンセリングは超優秀
個人的に、一番感動したのがノイズキャンセリング機能。
実際に撮影して検証してみましたが、確実に体感でわかるレベルの優秀なノイズキャンセリングでした。
実際に検証動画を撮影してみましたのでご覧ください。
ノイズキャンセリングを起動した動画の後半から明らかに洗濯機の動作音、ノイズが軽減されているのがわかるかと思います。
接続方法が豊富で複数カメラでの撮影にも対応できる
本機は接続方法が豊富なため、DJI製のアクションカメラやVlogカメラはもちろん、デジタル一眼レフ、スマートフォンまで幅広く対応できるのは非常に便利だと感じました。
本機が1セットあれば、複数のスマートフォン・カメラを使った撮影・ライブ配信など、業務での使用にも十分対応できると思います。
「DJI Mic 2」のデメリット・気になった点
実際に使ってみて、やや気になる点もありました。
説明書やオンラインマニュアルがあまり充実していない
本機に付属している説明書は文章ではなく、イラストで使い方を説明するタイプのもので、筆者のような初心者には細かい点がわかりづらいと感じました。
QRコードで公式ページへの導線はあるもののマニュアルという感じではなく、他のレビューやブログなどで使用方法を調べながら撮影する必要がありました。
マニュアルなどがもっと充実すると初心者へのハードルが下がるのではないかと思います。
レシーバーとiPhoneとの接続がやや不安定
今回、レシーバーとiPhoneをLightning端子で接続したのですが、接続が安定しない場面が多々ありました。
どちらかというとLightning端子の特性によるものかもしれませんが、端子の接続がゆるく、iPhoneケースを外して数回接続しなおす必要がありました。
撮影中も接続できているかどうかがレシーバーを見てもわかりづらく最終的に撮影した動画で確認してみるまで不安に感じることも。
スマートフォンとのレシーバー接続は非常に便利なだけに、もう少し安定性が増すとより使いやすそうと感じました。
プロフェッショナルな現場から個人のVlogまで幅広く使える!プロレベルのワイヤレスマイク
手の届きやすい価格で、プロレベルの音質が実現できる「DJI Mic 2」。
携帯性も高くノイズキャンセリング性能も優秀なのでどんな場所でも撮影できる、Vlog撮影にぴったりの機種だと感じました。
個人の撮影レベルであれば、性能的な不満を感じる場面はまずないと思います。
動画撮影を効率よくしたい方や、Vlogの質をワンランクアップさせたい方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか!
Vlog向けのマイク・カメラはレンティオでレンタルできる
カメラ・家電レンタルサービスの「レンティオ(Rentio)」では、今回ご紹介した「DJI Mic 2」はもちろん、その他のワイヤレスマイクのレンタルやアクションカメラのレンタルも提供しています。
レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。
ワイヤレスマイクのレンタル・サブスク – Rentio[レンティオ]
[レンタル] アクションカメラ・ウェアラブルカメラ 一覧 – Rentio[レンティオ]
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