Manfrotto PIXI EVOを実機レビュー!カメラやスマホ、プロジェクターにぴったりの多機能ミニ三脚
更新日2022/12/20
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製品レビューやプライベートの写真などは全て「OPPO Reno3 A」で済ませていた筆者ですが、このAndroidスマホは手ブレ補正の効きが甘く、夜間だけでなく昼間でもぶれてしまうことがしばしばありました。(筆者の撮影スキルの低さが原因かも汗)
これから撮影する機会が増えることを考えれば最低限の撮影機材が必要だと感じ、とうとうAPS-Cのミラーレス一眼を手に入れてしまいました。それと合わせてミニ三脚も購入したので、「OPPO Reno3 A」の撮影もブレにくくなるはずです。
そこで、この記事ではミニ三脚の「Manfrotto PIXI EVO」の特長と実機レビューについてまとめました。
これからミラーレス一眼デビューするよ!、スマホでもブレにくい写真を撮りたいよ、という方の参考になれば幸いです。
もくじ
Manfrotto PIXI EVOの特長
「Manfrotto PIXI EVO」は小型ながら、ミラーレス一眼+レンズの重さにも耐えられるミニ三脚として人気のある製品です。
筆者は、当初一回り小型の「Manfrotto PIXI」とどっちを購入するか悩んだ末に「Manfrotto PIXI EVO」を選択した経緯がありますので、その両者の違いにも言及しながら、「Manfrotto PIXI EVO」の特長をまとめたいと思います。
最大耐荷重が2.5kg
「Manfrotto PIXI EVO」は小型ながら最大耐荷重が2.5kgに設計されており、スマホやアクションカメラはもちろん、一眼レフカメラ+レンズの組わせでも取り付け可能です。写真にあるようなASP-Cミラーレス一眼と標準レンズの組み合わせでも約670gと余裕を持って使えます。
TAMRONのズームレンズ「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD」など少し大きいレンズに交換しても、問題なく使える良さがあります。
一方で「Manfrotto PIXI」は最大1.0kgの耐荷重となりますので、一眼レンズを使おうにも組み合わせて使えるレンズの選択肢が狭まってしまうので注意が必要です。
本体重量は250gと軽い
「Manfrotto PIXI EVO」の本体重量は約250g(実測だと約270g)です。スペック値で比較すると「Manfrotto PIXI」から+60g重くなったわけですが、先ほど紹介した最大耐荷重が2.5倍になっていることを考えると、本体重量に対する最大耐荷重の性能が良い製品です。
実際に持ってみると多少のズシッとした重みを感じますが、滑らかな曲線の脚部分が手に馴染み、グリップ感がほどよく手持ち撮影にも向いています。
これでも重いと感じる方は、軽さと頑強さがトレードオフの関係になっていることも踏まえて検討する必要があるでしょう。
ローアングル撮影も可能
「Manfrotto PIXI」は最低全高と最高全高が同じですが、「Manfrotto PIXI EVO」なら最低10.5cmから最大20.0cmのレンジで調節が可能です。
自由に角度調整できるボール雲台なので、ローアングルの位置で雲台を90度に傾けると、より接地面に近い撮影位置を作ることもできます。
小型のPIXIと比較できる製品スペック表
「Manfrotto PIXI EVO」と「Manfrotto PIXI」のスペックを比較一覧表にまとめました。
その性能を比較し、どちらがご自身の撮影環境に適しているか見比べてみてください。
項目 | PIXI EVO | PIXI |
---|---|---|
三脚ヘッドタイプ | ボール雲台 (自由雲台) |
ボール雲台 (自由雲台) |
最大耐荷重 | 2.5kg | 1.0kg |
格納時高さ 最高全高 |
23cm | 18.5cm |
最大全高 | 20.0cm | 13.5cm |
最低全高 | 10.5cm | 13.5cm |
縦位置撮影 | 可 | 不可 |
コーナーガンバ (脚の開きの角度) |
45° | 50°/75° |
フロントティルト | -35°/+35° | -35°/+35° |
側方ティルト | -90°/+40° | -35°/+35° |
脚段数 | 2 | 1 |
縦位置撮影 | 可 | 不可 |
縦位置撮影 | 可 | 不可 |
素材 | アルミ, テクノポリマー | アルミ, テクノポリマー |
環境温度 | -30度〜60度 | -30度〜60度 |
重さ | 0.25kg | 0.19kg |
カラーバリエーション | ブラック/ホワイト/レッド | ブラック/ホワイト/レッド |
公式税込価格 (2021年3月19日現在) |
5,253円 | 3,150円 |
Manfrotto PIXI EVOを使ってみた
実際に「Manfrotto PIXI EVO」を触ってみましたので、各パーツの使い方や使用感などをまとめたいと思います。
ミニ三脚なのにおもちゃ感がなく、スタイリッシュでかっこいいデザインはめっちゃ好みです。
高さはスイッチングで2段階調節
「Manfrotto PIXI EVO」の脚の開きは2段階になっています。雲台下にあるレバーを左右にスイッチングすることで、開きの最大角度を50度⇔75度の変更が可能です。
75度に開くと最低全高10.5cmのローポジションを取れますので、ローアングルからの撮影や接地面ギリギリの迫力ある映像を捉えることができます。
脚の長さは5段階
また脚の長さも5段階に調整できます。
3本の脚それぞれで長さの調整ができるので、長さの組み合わせによって重点を移動させてバランスを取ることも可能です。
自由に動かせるボール雲台
「Manfrotto PIXI」はワンプッシュで雲台のロックを解除できる手軽さがありましたが、「Manfrotto PIXI EVO」は雲台のロックとカメラネジが全てダイヤル式になりました。雲台のロックを解除するのに手軽さはなくなりましたが、逆にしっかりと固定されている安心感があります。
一方でカメラネジは従来よりも取り付けが楽になり、三脚もしくはカメラそのものをぐるぐる回して取り付けた「Manfrotto PIXI」と違って、「Manfrotto PIXI EVO」はダイヤルを回すだけで良いので小さな動きで取り付けられるようになったのが良いところです。
取ったり付けたりの頻度が多い場合は、クイックシューを導入すると楽になるのでおすすめです。
スマホクランプは100均で十分かも
iPhone 12 ProやGoogle Pixel 5の天体写真機能、HUAWEI P40 Proに搭載されたLeicaカメラなど、高性能カメラを搭載するスマホが増えている昨今、「Manfrotto PIXI EVO」のサイズ感はスマホ用三脚としてもおすすめです。
Manfrottoには純正スマートフォン用三脚アダプターも販売されていますが、正直なところコスパが悪そうだと思い、筆者はダイソーで売っていたスマホクランプで代用しています。純正品が1,200円〜1,300円で販売されているので、10倍以上の性能差があるかどうかで考えてみると良いでしょう。
純正品で一度考えたい方は、LEDライトやマイクを取り付けられるコールドシューが付いたタイプをおすすめします。
プロジェクターにもおすすめ
カメラやスマホだけでなく、今流行りのモバイルプロジェクターの角度調整にも「Manfrotto PIXI EVO」が活躍します。
写真は「Anker Nebula Vega Portable」を取り付けたものですが、重さが1.5kgなので「Manfrotto PIXI EVO」の最大耐荷重内に収まります。
「Nebula Vega Portable」はAnkerのモバイルプロジェクターで最も重い機種の1つなので、大人気の「Nebula Capsule II」を始めとしたほとんどの機種で問題なく使えるでしょう。
Nebula SolarとNebula Vega Portableを実機比較!共通点と相違点を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
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小さいけどパワフルに大活躍するミニ三脚
「Manfrotto PIXI EVO」は2.5kgの最大耐荷重を有することで、カメラ・スマホ・プロジェクターと幅広く活躍する製品です。持ち運びしやすいコンパクトサイズながら、どこでもバリバリ働いてくれるたくましいアイテムです。
使いみちが狭く、できるだけ軽いものを追求するなら「Manfrotto PIXI」でも十分ですが、筆者のように初めてミニ三脚を購入するような方は汎用性の高い「Manfrotto PIXI EVO」を選んでおくと、のちのち「失敗したぁ……。」と思うことは少ないかもしれません。
三脚はお試しレンタルがおすすめ
普段の利用シーンに合うかどうか試したい、旅行の時だけワンショット利用したい、そんな方には三脚のお試しレンタルがおすすめです。
家電レンタルのRentio(レンティオ)では、3泊4日から利用できる三脚やストロボなどのレンタルを用意しています。マンフロット製品のレンタルも幅広く揃えています。
借りた製品が気に入った場合「そのまま購入」することもできますので、まずはお試し利用から始めてみてはいかがでしょうか。
[レンタル] マンフロット 製品の一覧 – Rentio[レンティオ]
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