【初心者向け】SDカードの選び方をやさしく解説!見るべき性能とおすすめSDカード5つを紹介
更新日2023/04/28
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デジタルカメラ必須アイテムであるメモリーカード。これがないとせっかく撮影した写真も記録することができません。
しかし、いざメモリーカードを買うときも驚くほど種類が多く、戸惑うでしょう。容量、転送速度、そしてメーカーによる違いは、少し調べても分からないこともあります。
今回はメモリーカードでもSDカード系に特化して、見るべき性能や各メーカーの特長、コスパの良い買うべきメモリーカードをご紹介していきます。
もくじ
メモリーカードの性能
同じ形をしたメモリーカードでも、写真撮影をする上で重要になってくる性能も沢山あります。
ここからはメモリーカード購入時、特に注目すべく性能をご紹介していきます。
1. カードの種類
今回はSDカード系に特化したご紹介をすると前述でお伝えしましたが、SDカードの中でも種類に分かれています。
SDカードは大きく分けて3種類に分かれ、その判断基準は最大のメモリーカード容量にあります。
- SDカード … 最大容量2GBまで
- SDHCカード … 最低4GBから最大32GBまで
- SDXCカード … 最低32GBから無限
このように分かれていますが、容量が少ないSDカードほど古い傾向にあります。SDXCカードは最新のSDカード種類となり、後述する転送速度などでも有利になってきます。
デジタルカメラで写真を撮るのであれば、容量や転送速度などさまざまな面で優秀なSDカードがおすすめです。
SDXCカードが標準として考えましょう。
2. スピードクラス
スピードクラスはカメラが撮影した画像をSDカードに転送する際の速度のランクになります。
こちらも最新の技術が次々と登場し、「スピードクラス」、「UHSスピードクラス」、「ビデオスピードクラス」の3種類から成り立ちます。
一般的に写真撮影で重要になってくるのは、「スピードクラス」になります。こちらは4つのクラスに分かれています。
- Class2 … 読み書き時のデータ転送速度が最低 2MB/秒
- Class4 … 読み書き時のデータ転送速度が最低 4MB/秒
- Class6 … 読み書き時のデータ転送速度が最低 6MB/秒
- Class10 … 読み書き時のデータ転送速度が最低 10MB/秒
近年発売されたSDカードの多くは格安でもClass10が採用されていることが多いです。
スピードクラスによって画像をSDカードに書き込む時間が変わるので、カメラの連写能力などにも影響してきます。
「UHSスピードクラス」は、通常のスピードクラスよりも更に高速転送を可能とする場合に付けられるクラスで、Ultra High Speedの略となっています。
- UHS Speed Class 1 … 読み書き時のデータ転送速度が最低 10MB/秒
- UHS Speed Class 3 … 読み書き時のデータ転送速度が最低 30MB/秒
※いずれもUHSインターフェース対応機器のみ使用可
性能はクラスで判断する
SDカードの表面には転送速度として〇〇MB/sなどの表記がありますが、こちらはあくまで参考程度にしましょう。
重要なのは先ほどの通り、容量やスピードクラスです。
デジタルカメラなどの記録では、ビデオ撮影と違い、膨大なデータを転送するわけではないので、Class 10でUHS Speed Class1以上のSDカードであれば撮影において支障になることはありません。
信頼のあるSDカードを選ぼう
SDカードは一時的に保存するためのメモリーと考えると良いでしょう。
そしてあくまでも記録するための電子媒体であるため、データ紛失の可能性があることも頭に入れておきましょう。
通販などでは大容量と高性能スピードクラスを実現した格安のSDカードが販売されていることもありますが、このようなカードは無名メーカーであったり、作りに難があるため、カードエラーや記録したデータが消失する可能性があります。
SDカードの復元してみた!保存した写真や動画のデータが消えてしまったときの対処法 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
おすすめSDカード5選
ここからは日本国内でも実績があり、信頼されるメモリーカードとされているSDカード5つをご紹介していきます。
1. Transcend SDXCカード 64GB TS64GSDU3
私も日頃から使用する頻度の高いトランセンドのSDXCカード 64GBです。金色のデザインが特徴的で、Class10のスピードクラスおよびUHS-I U3対応のSDカードです。
Amazonなどの通販にて5,000円以下で購入することができる非常にコストパフォーマンスの良いSDカードです。容量的にも個人的には64GBが適量と感じます。
長期撮影時でも何枚か持つことで対応は可能ですし、今までデータ消失や破損は一度もありませんが、1枚のカードにかける負担が軽減されるためおすすめです。
2. SanDisk SDXCカード Extreme 64GB SDSDXVE-064G-GNCIN
メモリーカードの分野において圧倒的な信頼を集めるサンディスク。プロカメラマンも愛用するサンディスク製のSDカードは、圧倒的なブランド力を誇ります。
こちらのSDXCカード 64GB Extreme Class10 UHS-1 U3対応は、デジタルカメラでの撮影に十分な性能を発揮し、安心して長期間使うことができます。
信頼性で検討するのであればサンディスク製は一番に挙がってくるSDカードです。
3. SanDisk SDXCカード Ultra PLUS 64GB SDSDUWC-064G-EPK
こちらもサンディスク製のSDカードですが、先ほどのExtremeより少し性能が劣る製品です。UHS Speed Class3には対応していないSDカードになります。
より安価でサンディスク製品を使いたい方におすすめのSDカードです。5,000円程度でサンディスク製品を体感できるお得な製品です。
4. TOSHIBA SDXCカード 64GB SDAR40N64G
安心の国産ブランドを求めるのであれば東芝のSDカードはおすすめです。
国産という信頼感がありながらamazonで3,000円程度とリーズナブルな価格で購入することが可能です。
さらに安心の5年保証は、万が一の事態に安心のサポートを受けることができます。充実のサポート内容で国産製品を求めるのであればこちらのSDカードがおすすめです。
5. exar Professional SDHCカード 32GB LSD32GCRBJPR1000
最後にご紹介するのは、老舗メーカーとして知られていたレキサーのSDカードです。残念ながらレキサーは2017年6月にメモリーカードなどの事業撤退が発表され、今後は新製品が出ないとされています。
しかし、現在も市場に残されたSDカード製品は他メーカーよりも高性能のSDカードを安価で購入できるケースがあります。
UHS-Ⅱクラスに対応しながら価格はamazonで5,000円台を実現しています。
サンディスク製品などと比較すると品質が稀に悪いことがあるようですが、基本的にはコスパの良いSDカードです。
SDカードの基本とおすすめSDカードまとめ
これまでSDカードに関する基礎知識とおすすめSDカードをご紹介してきましたが、とにかく意識したいのはスピードクラス、UHSスピードクラス、メーカーです。
店頭でSDカードを探してみると、豊富な種類が存在し、似たようなことが書いてある製品が並んでいると思います。
細かい部分の差はありますが、「Class10、UHS-Ⅰ以上、32GB以上、今回ご紹介したメーカー」の4点を考えるだけでもSDカード選びの失敗は大幅に減ります。
買ったSDカードを使って写真撮影
おそらくこの記事をご覧になっている方はカメラを購入した上で、SDカード選びに迷っている方が大半だと思われます。
もちろんカメラをお持ちの方は、ご自身のカメラで思う存分、購入されたSDカードで撮影を楽しんでくださいね。
しかし、もしカメラをまだ購入されていないという方におすすめなのがカメラのレンタルサービスです。
Rentio(レンティオ)では、今回ご紹介したSDカードの性能を十分に発揮することができるデジタルカメラを3泊4日からレンタルすることができます。
これからカメラを選ぶ方にもお試し頂ける機会として最適なレンタルサービスになっています。是非Rentioのカメラレンタルもご利用ください。