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DJI Osmo Pocket 3使用レビュー!さらなる進化を遂げたVlog向けコンパクトカメラの決定版!

mizusawa
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更新日2024/11/13

DJI Osmo Pocket 3使用レビュー!さらなる進化を遂げたVlog向けコンパクトカメラの決定版!

日常風景や旅行などの様子を記録に残し、SNSなどでシェアする「Vlog」。

Vlogをスマートフォンで撮影している方も多いと思いますが、各社からVlog向けのコンパクトカメラも多数販売され、人気が高まっています。

その中でもコンパクトさで高い人気を誇るのが、DJIの「Osmo Pocket」シリーズ。

2020年に発売された前モデル「DJI Pocket 2」以来長期間新モデルが登場していなかったのですが、このたび待望の新モデル「DJI Osmo Pocket 3」が発表されました。

今回は発表されたばかりのこちらの新モデルを、実機を用いて徹底レビューします!

前モデルから進化した点やおすすめポイントなども作例を交えながら詳しく解説しますので、ぜひチェックしてください。

DJI Pocket 2の使用レビューはこちら

DJI Pocket 2の使用レビュー!初心者でも写真や動画を手軽に撮影できるコンパクトカメラ – Rentio PRESS[レンティオプレス]

 

DJI Osmo Pocket 3の主なポイント・前モデルからの変更点


「DJI Osmo Pocket 3」はOsmo Pocketシリーズ待望の最新作。

最大の特徴であるコンパクトさは維持しつつ、ディスプレイが大型化し、操作性やバッテリー性能も大きく改善。
カメラ本体のイメージセンサーも大型化したことで、画質もさらに向上しました。

4K画質、最高120fps(スローモーション撮影のみ、通常撮影は最高60fps)での撮影に加え、「10-Bit HLG」「10-Bit D-Log M」での撮影にも対応し、プロフェッショナルなニーズにも応えています。

進化した主なポイント
  • ディスプレイがサイズアップ。縦横切り替えも可能で使いやすく
  • ジョイスティックが本体に搭載されたことで操作性が改善
  • バッテリー性能向上で駆動時間が増加
  • 「10-Bit HLG」「10-Bit D-Log M」での撮影に対応
  • イメージセンサーが1インチ CMOSにグレードアップ

DJI Osmo Pocket 3の実機レビュー

それでは早速実機を見ていきましょう。

本体重量約179g。ポケットに入るコンパクトさはそのまま、よりパワフルに

「Osmo Pocket」シリーズの最大の特徴はそのコンパクトさ

本体重量は179gと前モデル(117g)よりは増加しましたが、ポケットに入る便利さはそのままのため、個人的には全く違和感を感じませんでした。

DJI Osmo Pocket 3

また、本モデルではバッテリー面や操作性などが大きく改善されているため、アクセサリーやスマホ等に頼らず本体のみでできることがかなり増えた印象です。

結果として、重量は増加したものの、本体のみで手軽に使えるという面では前モデルよりも優れていると感じました。

コンパクトデジカメ+ハンドグリップと比べてもこのコンパクトさ。
Vlogカメラとしては非常に手軽で使いやすいです。

どこへでも持っていきやすいサイズ感がうれしいですね。

ディスプレイがサイズアップ。縦横切り替えも可能で使いやすく

前モデルからの最大の変更点のひとつがディスプレイの大型化です。

最高輝度700nit、2インチの回転式ディスプレイを備えたことで、撮影画面の確認が格段にしやすくなりました。

ディスプレイを90°回転させることで、縦向き撮影と横向き撮影を切り替えることもできます。(※撮影中は縦横は固定)

例えば、YouTube用の映像は横向きで撮影、SNS用の映像は縦向きで撮影するなどの切り替えもしやすくなりました。

ジョイスティックが本体に標準搭載。操作性が大幅に向上

前モデルではアタッチメント扱いだったジョイスティックが本体に標準搭載され、操作性が大幅に向上。

片手で撮影しながらジョイスティックを操作することで、カメラアングルを自由に切り替えられるようになりました。

クリエイターコンボなら付属品も充実

今回レビューに使用したのは専用ポーチをはじめとしたさまざまなアクセサリーが付属する「クリエイターコンボ」

最小限のアクセサリーが付属する通常モデルとクリエイターコンボの2種類がラインナップされています。

通常モデルとクリエイターコンボの比較は以下の通り。

同梱品 通常モデル クリエイターコンボ
PD規格対応ケーブル(Type-C-Type-C)
Osmo Pocket 3 保護カバー
DJIリストストラップ
Osmo Pocket 3 ハンドル(1/4インチ ねじ穴付き)
Osmo Pocket 3 広角レンズ
DJI Mic 2 トランスミッター(シャドーブラック)
DJI Mic 2 ウィンドスクリーン&クリップマグネット
Osmo Pocket 3 バッテリーハンドル
Osmo ミニ三脚
Osmo Pocket 3 キャリーバッグ

1/4インチねじ穴付きハンドルやバッテリーハンドル、広角レンズ、ミニ三脚などが付属しています。

中でもマイクは前モデルと比べて多機能化。

カメラ本体とのBluetooth接続はもちろん、単体での録音機能やPCとの有線接続までカバーしています。

単体でボイスレコーダーとしても使えるため、カメラがなくとも音声のみマイクで録音し、音声データを内部に保存しておくことや、PCと有線接続して音声データのみ取り出すことも可能になりました。

マイクとしてもかなり高音質で、カメラ本体の内蔵マイクと比較すると、はっきりと音質の違いを感じることができました。

センサーが大型化しさらに高画質に

前モデルと比べてカメラのセンサーサイズも大型化。

1/1.7インチCMOS→1インチCMOSにグレードアップし、より高画質、高性能になりました。

高画質なWebカメラとしても使える

付属のPD規格対応USB Type-Cケーブルでカメラ本体とPCを接続することで、Webカメラとしても使用可能です。

付属のハンドルやミニ三脚を使用することで、自撮りはもちろん、カメラ向きを切り替えて室内の様子を自由に撮影することもできます。

オンラインミーティングなどにも使えますし、このままPC経由で動画配信をすることも可能です。

バッテリー持続時間も向上

前モデルと比べバッテリー性能も向上しました。

メーカーによるとバッテリー駆動時間は前モデルの144分→160分に増加。

さらに、満充電までの時間も73分→32分と半分以下となっています。

バッテリー性能が向上したことにより、さらに気軽に使いやすくなりました。

付属品のバッテリーハンドルや市販のモバイルバッテリーも併用すれば、バッテリー切れを心配する必要はほぼありません。

「10-Bit HLG」「10-Bit D-Log M」撮影に対応。カラーモードを自由に切り替えられる

撮影画面を右スワイプすることで、Proモードを起動し、そこから自由にカラーモードを切り替えることができます。

実際に「ノーマルカラー」「10-Bit HLG」「10-Bit D-Log M」の3つのカラーモードで撮影し、比較してみました。

実際の映像を並べてみると、色味に大きな違いがあるのがはっきりと確認できました。

HDR動画を作成したい方は「10-Bit HLG」、編集で自分好みの色味に近づけたい方は「10-Bit D-Log M」がおすすめできそうです。

一方、細かい編集が必要ない場合は、ノーマルカラーでも十分キレイに撮影できると感じました。

実際にVlog撮影してみる

それでは、ここからは実際に撮影した映像を交えながら検証していきましょう。

オートフォーカスが高速で正確。どんなシチュエーションでも撮影しやすい

実際に撮影してみて非常に良いと感じたのが、オートフォーカスの速さ。

動く被写体に合わせてすぐにピントが合うため、撮影していて全くストレスがありません。

オートフォーカスは「シングル」「連続」「製品展示モード」の3つのモードが用意されています。

「シングル」は静止している被写体を撮影するのに適したモード。

「連続」モードは動く被写体に合わせてオートフォーカスが作動し続けるモードとなっています。

「製品展示モード」は手前にある被写体にピントが合うため、おすすめの商品などをアップで映したいときに使える機能。こちらはやはりVlogでの使用を意識した機能と言えます。

ジョイスティックによる操作で自撮り映像もよりダイナミックに

前述の通り、ジョイスティックが本体に標準搭載されたことで、自撮り映像もより撮影しやすくなりました。

片手で撮影しながら、ダイナミックにカメラアングルを切り替えることが可能です。

料理の撮影にもおすすめ。スイーツもキレイに撮影できる。

Vlogといえばレストランやカフェでの食事やスイーツなどの撮影も重要。

「DJI Osmo Pocket 3」なら料理ももちろんキレイに撮影できます。

本体がコンパクトなので、カフェやレストランで使用していてもあまり目立たないのがいいところ。

料理をアップで撮影してもピントがボケないため、非常に撮影しやすいと感じました。

夜間撮影は驚きの美しさ

続いて夜間撮影も検証してみたところ、夜間にもかかわらず驚くほどキレイな映像を撮影することができました。

夜間に歩きながら撮影しても手ブレが気になることもなく、特別な設定も不要なため、快適そのもの。

夜間撮影は他のアクションカメラと比較しても特に優れていると感じました。

DJI Osmo Pocket 3で撮影した実際の動画はこちら

DJI Osmo Pocket 3の気になった・注意したいポイント

素晴らしい進化を遂げた本機ですが、やや気になったポイントや注意しておきたいポイントも紹介しておきます。

microSDカードは転送速度が高いものが必要

今回の撮影にあたり、手元にあった「UHSスピードクラス U-1」規格のmicroSDカードを使用したところ、4K映像の撮影時に毎回「SDカード低速」のメッセージが出現。

一応、撮影自体はできたものの、映像の書き込みに時間がかかるほか、撮影自体が止まってしまうこともありました。

転送速度の低いmicroSDカードは性能が足らず、撮影に支障を来たす場合があるので、使用するmicroSDカードは推奨規格にあった転送速度の高いものを選ぶ必要があります。

以下の商品は公式ホームページにも推奨microSDカードとして掲載されているため、特におすすめです。

クリエイターコンボの専用ポーチはやや小さめかも

便利なクリエイターコンボですが、専用ポーチ(キャリーバッグ)に本体用の保護カバーを入れるスペースがないのがやや気になりました。

ポーチ自体コンパクトでアクセサリーをしっかり保護してくれるのはとても良いのですが、アクセサリーが取り出しづらいと感じる場面もあり、個人的にはもう少し大きい方が使いやすかったかな…と感じました。

「DJI Osmo Pocket 3」は死角のないVlog向けカメラの決定版

今回、「DJI Osmo Pocket 3」を実際に使用してみて、コンパクトさ、映像のキレイさ、自撮りの撮りやすさ、手ブレ補正、夜景のキレイさと、どこをとっても死角がない仕上がりだと感じました。

他のアクションカメラと比べても使いやすいうえ、夜景もキレイに撮れるのは驚きでした。

複雑な設定も不要なため初心者にも使いやすいですし、クリエイターコンボなら動画撮影に必要なものは一通りそろいます。

前モデルから正当進化を遂げ、日常生活で使えるVlogカメラとしては決定版とも言える1台ではないでしょうか。

アクションカメラやジンバルは試してから購入できる

「実際にどれだけ進化したか試してみたい」

「本当に必要な機材なのか確認したい」

そんな方はアクションカメラやジンバルをお試しレンタルしてみましょう。

カメラ・家電レンタルサービスの「レンティオ(Rentio)」では、アクションカメラのレンタルジンバル・スタビライザーのレンタルも提供しています。

レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。

[レンタル] ジンバル・スタビライザー 一覧 – Rentio[レンティオ]

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