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DJI Osmo Action 3で水中撮影レビュー!高コスパの防水アクションカメラ

田中 一馬
田中 一馬

更新日2023/10/10

DJI Osmo Action 3で水中撮影レビュー!高コスパの防水アクションカメラ

さまざまなアクティビティや水中撮影に便利なアクションカメラですが、種類が多くはじめての方にはどれを選んだらいいのかわかりません。

そこで今回はコストパフォーマンスが高く、水中撮影が可能なアクションカメラ「DJI Osmo Action3」を紹介します。

防水性能や画質、アクションカメラで有名なGOProと比較してどの部分が優れているのか実際に使用しておすすめポイントを解説します。

はじめてアクションカメラを利用する方や、コスパを重視する方におすすめのカメラなので、ぜひ参考にしてみてください。

DJI Osmo Action3コンボの概要

セット内容
カメラを横向きだけではなく縦型にも取り付けられるクイックリリース設計を採用したアクションカメラセットです。

カメラは前面と背面にタッチ式の液晶画面を搭載した高画質撮影が可能な防水仕様。

アドベンチャーコンボには延長ロッドや予備バッテリー・バッテリーケースなどが同梱されています。

※Osmo Action3にはスタンダードコンボという通常セットがありますが、上記のアクセサリーは付属していません。

DJI Osmo Action3のカメラについて

DJI Osmo Action3のカメラについて
Osmo Action3のカメラの特長について、それぞれ解説していきます。

水中撮影が可能

水中撮影が可能
水中撮影ができるアクションカメラの中でもトップクラスの水深16mまで対応できる「本体防水性能」を搭載しています。

アクションカメラで有名なGoProシリーズのHERO 11が水深10mまでとなっており、別売りの防水ハウジングを利用しない状態のスペックで比較すると優秀な防水性能です。

長時間駆動できる

予備バッテリー
動作時間160分の長時間撮影(通常の動画モードで1080p/30fpsの画質、手ブレ補正オフ、前面・背面の画面をオフにした状態)が可能です。

アドベンチャーコンボには予備バッテリーが1個付属しているので、さらに長い時間の撮影でも安心です。

高画質の動画撮影が可能

1/1.7インチのセンサーを搭載
1/1.7インチのセンサーを搭載し、解像度は最大4K/120fpsの動画撮影が可能です。

アクティブなシーンの映像を高画質で残すことができます。

縦向きでスマホ向けの動画も撮影しやすい

縦向き動画も撮影しやすい
延長ロッドのマウントに縦向きに付け替えることが可能で、画面も自動で縦向き(画面ロック可能)に切り替わってくれます。

そのためSNSに適した動画撮影が行いやすい仕様です。

脱着が簡単なクイックリリース設計

クイックリリース設計
マウントとカメラには、磁力を利用したクリップ式の「クイックリリース設計」になっています。

ワンタッチでカメラを脱着できる上に、しっかり固定することが可能です。

4つの手振れ補正モードで撮影できる

手振れ補正モード
OsmoAction3は電子式映像ブレ補正 (EIS)技術が搭載されており、以下の4つの手振れ補正モードで撮影できます。

  • 「RockSteady 3.0」「RockSteady+」:通常の手振れ補正機能
  • 「HorizonBalancing」「HorizonSteady」:水平を保つ補正機能

またスローモーションとタイムラプスモードでは補正機能は対応していません。

動画解像度が1080p (16:9) または2.7K (16:9)で、フレームレートが60fps以下の時のみ、HorizonSteadyを利用可能、動画解像度が1080p (16:9)、2.7K (16:9)、4K (16:9)で、フレームレートが60fps以下の時のみ、HorizonBalancingを利用できます。

本体スペック

項目 スペック詳細
サイズ(長さ×幅×高さ) 70.5×44.2×32.8 mm
重量 145g
防水性 16m(防水ケースなし)60m(防水ケース使用時)
センサー 1/1.7インチ CMOSセンサー
レンズ FOV:155°
絞り:f/2.8
フォーカス範囲:0.3 m 〜 ∞
ISO感度 静止画:100〜12800
動画:100〜12800
動画スペック 4K (4:3): 4096×3072@24/25/30/48/50/60fps
4K (16:9): 3840×2160@100/120fps
4K (16:9): 3840×2160@24/25/30/48/50/60fps
2.7K (4:3): 2688×2016@24/25/30/48/50/60fps
2.7K (16:9): 2688×1512@100/120fps
2.7K (16:9): 2688×1512@24/25/30/48/50/60fps
1080p (16:9): 1920×1080@100/120/200/240fps
1080p (16:9): 1920×1080@24/25/30/48/50/60fps
映像ブレ補正 EIS(電子式映像ブレ補正):
RockSteady 3.0
RockSteady+
HorizonBalancing
HorizonSteady
動作環境温度 -20°C ~ 45°C
動作時間 160分

清流があるキャンプ場に行って撮影してみた

水中撮影の様子
清流があるキャンプ場にOsmo Action3を持って、水中撮影を行ってきました。

実際の使用感や、撮影した映像からカメラの性能をレビューします。

HDR動画による水中の様子

水中映像
動画は2.7K/30fpsのHDRモード、手振れ補正なしで撮影しました。

川の中の小魚や流れに揺れる水草など、肉眼では見られない景色が鮮やかに撮影できています。

HDRモードのおかげで日光より映像が真っ白になる白飛びも少なく、太陽の光が差し込んだ水面が美しく表現できているのは驚きです。

水深16mまで撮影可能な防水性能により、過酷な川の流れの中でも安心して使用できる機能性の高さを感じました。

手振れ補正の検証

手振れ補正の検証

手ブレ補正モードのRockSteady 3.0とHorizonBalancing、補正無しの映像を比較してみました。

まず通常モードの動画をご覧ください。

次に「RockSteady 3.0」をオンにした動画です。

RockSteady 3.0ですが、徒歩での撮影なので激しい手ブレではないものの見事に補正されています。

そして、最後の動画は「HorizonBalancing」です。

HorizonBalancingの映像は徒歩では性能がわかりにくいですが、先ほどの水中映像のように傾きが発生する場合に±45°まで水平を保持してくれるので、映像の傾きを安定させて見やすくする効果が期待できます。

延長ロッドの使い勝手

延長ロッド
延長ロッドのおかげで、魚に警戒されることなく撮影できました。

何でもないアクセサリーですが、カメラの性能と組み合わされることにより普段撮影できないような映像作成に役立ちます。
手持ちで撮影
徒歩での風景撮影時にも使用しやすいため、Vlogのような撮影にも便利ではないでしょうか。

ただ水流が強い場所での撮影でロッドを伸ばし過ぎると、抵抗を受けすぎて操作しにくく、使用環境によっては注意が必要です。

事前に気になっていたことを調べてみた

商品画像
ネットで調べた時に出てきた気になる点、使ってみた結果気になる点について紹介します。

熱暴走について

熱暴走について
アクションカメラで起こりやすいとされる熱暴走についてですが、今回の撮影では全く問題ありませんでした。

水中撮影であり温度が上がる環境ではなかったものの、警告の表示すらなく、4Kの高画質撮影を実施できています。

徒歩での撮影時は30℃近い気温で、2.7Kの画質で歩きながら断続的に撮影しましたが、こちらも異常なく撮影ができたので熱暴走のおそれは感じない結果でした。

クイックリリース設計は安全?

砂鉄が付着
マウントと本体のクイックリリース設計は充分に機能していました。

ワンタッチのフックに加えて、強力な磁力で固定されるので、強い川の流れでも全く不安を感じずに使用することが可能です。

外す際も簡単に取り外せるので、ストレスなく使用できました。

ただ今回は川で撮影をしたためか、磁力のある部分に砂鉄が付着してしまいました。

付着に気付かずに撮影を続け、脱着は問題なくできていましたが、干渉して外れやすくなる可能性があります。

トラブルを避けるために使用シーンに関わらず、取り付け面に問題がないか確認してから使用するとよいでしょう。

Osmo Action4と比べてAction3がおすすめなポイント

マウントのジョイント部分
Action3を新型のAction4と比較して、性能にどのような違いがあるのか公式サイトの情報をもとに比較してみました。

項目 Action3アドベンチャーコンボ Action4アドベンチャーコンボ
防水性 16 m(防水ケースなし)、60 m(防水ケース使用時) 18 m(防水ケースなし)、60 m(防水ケース使用時)
センサー 1/1.7インチ CMOS 1/1.3インチ CMOS
価格 66,000円(税込) 75,900円(税込)

機能面で明確に差があったのは防水性とセンサーのサイズでした。

Action 4の進化ポイントはさらなる防水性の高さと、映像美(センサーサイズの大型化による夜間映像の改善)といった点です。

これらのポイントを重視しない場合はAction3のコスパの良さが魅力的ではないでしょうか。

Osmo Action 3アドベンチャーコンボで動画撮影を楽しもう

高い防水性
Osmo Action 3アドベンチャーコンボを使用してみて感じたのは、アクティブなシーンでも細かいことを気にせず撮影できる機能性の高さです。

高い防水性や剛性の高いクイックリリース設計、強力な手振れ補正機能といった点は、登山や釣り、バイクのツーリングといったさまざまなシーンに対応しています。

機能性の高さに加えてコスパの良さを兼ね備えているOsmo Action 3は、新型の機種が発売されている今でも魅力的なアクションカメラといえるのではないでしょうか。

アクションカメラ選びに悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にOsmo Action 3を利用して動画撮影を楽しんでみてください。

たまにしかカメラを使用しない人でもレンタルなら手軽に使える

「SNSで映えるような動画を撮りたいけど、カメラが高額で手が出ない。」
「カメラの種類がたくさんあって、どれがいいか悩んでしまう。」
そんな方におすすめなのがアクションカメラのレンタルです。

家電レンタルサービスの「レンティオ(Rentio)」では、アクションカメラのレンタルをはじめ、様々な撮影機材のカメラ製品レンタルを提供しています。

レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。

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