GoPro HERO 12 Black実機レビュー!最新機種はどう変わった?熱性能や夜間撮影なども徹底検証!
更新日2024/03/04
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Vlogやアウトドアの撮影で人気のアクションカメラ、「GoPro」シリーズ。
コンパクトながら迫力のある映像が撮影できるうえ、過酷な環境でも撮影できる耐久性の高さが売りです。
そんなGoProの最新機種が2023年9月に登場したばかりの「GoPro HERO 12 Black」。
レンティオでも大人気のこちらのモデルについて、前機種「GoPro HERO 11 Black」との比較や気になるポイント、どういう人におススメかまで実機を用いて徹底レビューします。
解説動画もチェック!
前機種「GoPro HERO 11 Black」の実機レビューはこちら
GoPro HERO 11 Blackを実機レビュー!特長と使用感を検証交えながら確認してみた!Vlog撮影時の設定も紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
もくじ
「GoPro HERO 12 Black」の主なポイント・変更点
「GoPro HERO 12 Black」はGoPro史上最高の性能を誇るアクションカメラ。
HDR (ハイダイナミックレンジ)に対応した最高5.3Kの高精細な映像や、進化した手ブレ補正機能「HyperSmooth (ハイパースムーズ) 6.0」が大きな特長です。
センサーサイズなどの性能面で大きな変更はないものの、細かな点で改良を積み重ねたアップグレードモデルとなっています。
- HDR (ハイダイナミックレンジ)に対応した最高5.3Kの高精細な映像
- 進化したHyperSmooth (ハイパースムーズ) 6.0ビデオブレ補正
- 別売りのMax (マックス) レンズモジュラー2.0で超広角撮影が可能
- 熱制御性能が向上し、撮影可能時間が最大2倍に
- AirPodsを含むBluetoothイヤホンに対応。ワイヤレスでの録音が可能に
「GoPro HERO 12 Black」実機レビュー
それでは早速実機を見ていきましょう!
前2機種との比較表
前2機種である「Gopro HERO 10 Black」・「Gopro HERO 11 Black」との比較表は以下の通り
機種 | GoPro HERO12 Black | GoPro HERO11 Black | GoPro HERO10 Black |
---|---|---|---|
発売日 | 2023年9月13日 | 2022年9月17日 | 2021年9月16日 |
写真 | 27.13MP + SuperPhoto (HDR搭載) | 27.13MP + SuperPhoto (HDR搭載) | 23MP + SuperPhoto (HDR搭載) |
トップビデオモード | 5.3K(8:7)/5.3K(16:9) | 5.3K(8:7)/5.3K(4:3)/5.3K(16:9) | 5.3K(16:9)/5K(4:3) | HDRビデオモード | 5.3K (16:9) 30/25/24fps・4K (8:7) 30/25/24fps・4K (16:9) 60/50/30/25/24fps | – | – |
タイムラプスビデオ・ナイトラプスビデオ | 最大5.3K | 最大5.3K | 最大4K |
水平ロック | 360度回転、最大5.3K30、4K60、2.7K120 | 360度回転、最大5.3K30、4K60、2.7K120 | – |
カラービデオビット深度 | 8-bit・10-bit (4K以上) | 8-bit・10-bit (4K以上) | 8-bit |
ビデオブレ補正 | HyperSmooth 6.0 | HyperSmooth 5.0 | HyperSmooth 4.0 |
タイムレコード機能 | 〇 | – | – |
Bluetoothオーディオ接続 | 〇 | – | – |
防水 | 10m | 10m | 10m |
Wi-Fi + Bluetooth | 〇 | 〇 | 〇 |
公式税込み価格(2023年10月現在) | 62,800円 | 54,800円 | 42,800円 |
GoProの機種ごとの比較はこちらもチェック
GoPro最新機種と前モデルを比較!GoPro HERO12は11、10と何が違う?性能・スペックの違いや選び方も解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
大きさ・形状は前モデルを踏襲
3つ並べてみるとよくわかる通り、本体の大きさや形状にはほぼ変更がありません。
ただ、本体表面のデザインには変更があり、星空のような模様が入っています。
性能面では、ソフトウェア面のアップデートやプロフェッショナル向けの細かな仕様変更が多い印象です。
底面にマウント用のネジ穴が追加
その他、目立つ変更点は底面に三脚用のネジ穴(1/4インチネジ穴)が追加されたこと。
これによりGoPro専用のアタッチメントを付けずとも、直接三脚やハンドグリップに装着することが可能になりました。
初回セットアップ時は「QUICK」アプリに接続が必須。
初回起動時にはスマートフォンアプリ「QUICK」に接続が必要でした。
こちらのスマートフォンアプリを用いることで細かい撮影の設定や撮影データのクラウド同期を行うことができます。
こちらのスマートフォンアプリについては以下の記事で詳しく解説しています。
GoPro「Quik」アプリの使い方を徹底解説!スマホとの接続から撮影方法まで – Rentio PRESS[レンティオプレス]
HDR・log撮影に対応
本モデルでは新たにプロフェッショナル向けの機能として、HDR(ハイダイナミックレンジ)撮影・Log撮影にも対応。
映画撮影やプロフェッショナルな映像制作の現場で重宝されそうな機能となっています。
特に自身で動画の色調や明暗までこだわって編集したいという方にはおすすめです。
バッテリーの熱制御性能が向上。撮影可能時間が大幅に増加
今回の比較検証を実施した中で、最も改善が実感できたポイントがバッテリーの熱制御機能です。
実際、気温30°Cを超える日の昼間に「GoPro Hero 11 Black」と「GoPro Hero 12 Black」を使用して同時撮影をしていたところ、GoPro 11は30分ほどでバッテリーが発熱してしまい、撮影を中断する必要がありました。
一方、同条件で撮影していたGoPro 12には発熱は見られず、バッテリーにはまだまだ余裕がありそうでした。
バッテリーの劣化具合や個体差によっても変わりそうですが、ここはわかりやすい改善ポイントと言えそうです。
Bluetoothイヤホン・マイクに対応
もう一つ、利便性が上がったポイントがBluetoothイヤホン・マイクに対応したこと。
AirPodsなどにも対応しているため、手持ちのAirPods Proをそのままワイヤレスマイクとして使えるようになりました。
設定も非常に簡単で、ペアリングボタンを押すだけ。
高価な専用のマイクではなく、普段から使っているBluetoothイヤホンをそのまま使えるのは非常に便利だと感じました。
SNSに最適な縦長のフレーミングにも対応。様々な画角を選べるように
本モデルではフレーミングを「ワイドスクリーン」「フルフレーム」「縦長」の3種類から選べるようになりました。
インスタ用の動画に最適な縦長のフレーミングにも対応したことで、撮影した映像を加工の手間なくそのままSNSにアップすることができそうです。
実際に撮影して検証してみる
さて、ここからは実際に撮影して進化を検証していきましょう。
更に進化した手ブレ補正「HyperSmooth 6.0」
本モデルで更に進化した手ブレ補正機能「HyperSmooth 6.0」。
シーンのスピードと動きに応じてビデオのブレを補正しつつ、常に最広角の視野角で撮影が可能です。
検証のため、全力でダッシュしながら撮影してみます。
これだけカメラがぶれていても、実際に撮影した映像は全く手ブレなし!
実際に使ってみて、これはかなり感動するレベルだと感じました。
これならどんなハードな撮影にも余裕で対応できそうです。
旅行先でのアクティビティを記録しておきたい方にもおすすめですね。
GoPro 12で撮影した動画の全編はこちらをチェック
夜間撮影も検証。こちらは手ブレがやや気になる結果に
その後、夜間撮影にもトライしてみたものの、こちらはかなり手ブレが気になりました。
夜間の撮影では映像の情報量が少なくなるため、手ブレ補正が効きづらくなってしまうようです。
GoProシリーズでは以前から夜間撮影の弱さは指摘されていたところですが、残念ながらあまり大きな改善は感じられないという結果になりました。
歩きながらの撮影だと特に手ブレが気になるため、夜間に映像を撮影する際は、三脚等で固定した状態での撮影した方が無難そうです。
GoPro 12夜間撮影動画の全編はこちらをチェック
買い替えは急がなくてもよいかも?プロフェッショナルな撮影をしたい方にはおすすめ
今回、日中・夜間にそれぞれGoPro10・11・12を使用し、比較検証してみました。
あらためて、本モデルで撮影できる最高5.3Kの映像はとても鮮やかですし、進化した手ブレ補正も感動的なレベルでした。
一方で、前モデルを持っている場合、個人的には買い替えを急ぐほどの大きな変化はないかな…とも感じました。
とはいえ、バッテリーの発熱問題など、細かな点での使い勝手は確実に向上していますし、HDR・Log撮影に対応したことで、TV番組や映画撮影にも対応できるレベルになったと言えます。
バッテリーの問題がネックになっていた方や、プロフェッショナルな機能を欲している方には特におススメできそうです。
GoProはレンティオでレンタルできる
「実際どれくらい進化したか試してみたい」
「いますぐ買い換えはしないけど、一度使ってみたい」
そんな方にはGoProのお試しレンタルがおすすめです。
家電レンタルサービスの「レンティオ(Rentio)」では、GoProのレンタルをはじめ、様々な撮影機材のカメラ製品レンタルを提供しています。
レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。
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