「GoProをドライブレコーダー代わりに」をおすすめしない5つの理由。
更新日2022/04/07
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あおり運転事故の報道が増え、その重要性が見直されているドライブレコーダー。
「GoProをドライブレコーダー代わりに使えるんじゃないか?」と考える方も多いのではないでしょうか?
アウトドアやお出かけの時以外には家に置いてあるGoProを、ドライブレコーダーとして日常的に使えたら一石二鳥ですよね。
ですが、GoProをドライブレコーダーとして使用するのは、あまりおすすめではありません。その理由はなぜか?詳しく解説します。
また、GoProをドライブレコーダーとして使う場合の準備や設定、注意点についてもご紹介します。
もくじ
ドライブレコーダー代わりのGoPro使用をおすすめしない5つの理由
GoProは、持ち運びやすいコンパクトサイズなのに、プロ仕様の高画質な動画を撮影できるアクションカメラです。
手のひらサイズで視界を邪魔しないので、一見ドライブレコーダーとしても使いやすそうですよね。
ですが、GoProをドライブレコーダーとして使うのはあまりおすすめできません。
ドライブレコーダー代わりのGoPro使用をおすすめしない5つの理由を解説します。
長時間使用時に発熱してフリーズする
GoProは長時間連続で撮影していると、発熱してフリーズすることがあります。
これは故障ではなく、寒冷地での使用を想定して発熱する仕様となっているそうです。
GoProの利用条件にもよると思いますが、10分以上の連続撮影で発熱することが多いように感じます。
とくに夏場の車内などでは、長時間の連続撮影は難しいと思った方がいいでしょう。
バッテリー持ちが悪いので電源確保が必要
GoProでの動画撮影は、想像以上にバッテリーを消耗します。
公式の連続撮影時間は1時間~2時間半となっていますが、利用状況によってはそれよりも短くなる可能性もあります。
そのため、GoProをドライブレコーダーとして使うのであれば、シガーソケットやモバイルバッテリーなどから給電しながらの使用が必須となります。
純正の充電ケーブルは電源まで届く長さにはなっていないため、別途ケーブルを用意して配線をしなければなりません。
この点は、ドライブレコーダーとしての用途が想定されていないGoProのデメリットですね。
車のエンジンと録画が連動しない
ほとんどのドライブレコーダーが車のエンジンを入れたら、自動的に電源がONになり録画を開始します。
しかしGoProの場合は、電源を入れて録画開始まで、手動で行う必要があります。
車でのお出かけ頻度があまり多くない方ならそこまで負担に感じないかもしれませんが、毎回毎回GoProで録画開始するのは面倒なもの。
日常の記録や防犯用途で使う場合には、手間がかかるのであまりおすすめはできません。
G(加速度)センサー録画がない
ドライブレコーダーの場合、事故や急ブレーキなどの衝撃を感知して自動で映像を保存してくれる機能が搭載されているものがあります。
衝撃が加わった前後の映像を記録して上書きできないようにしてくれるので、事故後に車を使っても事故の映像が消えることはありません。
GoProには、この機能はついていません。
事故の動画を確実に保存したい場合には、事故後に家でデータを取り出すまでは次の映像は録画できないので注意しましょう。
駐車監視録画がない
最近のドライブレコーダーに搭載されている便利な機能が、駐車監視録画。
車が停まっているときでも、車に加わった衝撃や人の動きを感知して自動的に録画を開始するので、車上荒らしや当て逃げ対策ができます。
GoProには衝撃で録画を開始する機能はありませんので、駐車中の録画をしたい場合には、常時録画をし続ける必要があります。
ただし車からの給電はできませんので、長時間の録画は難しいでしょう。
また、GoProは人気のアクションカメラ。
見えるところに置いてあったら監視どころか車上荒らしのターゲットになってしまうかもしれないのでご注意を。
おすすめのドライブレコーダー
やはりGoProよりもドライブレコーダーの方が、価格も安く機能的にも最適化されているのでおすすめです。
GoProをドライブレコーダー代わりにするメリット
「デメリットが多くても、ドライブレコーダーとして必要な機能がついていなくても、それでもGoProをドライブレコーダーとして使いたい!」
という方も中にはいるでしょう。
たしかに、GoProはドライブレコーダーとして優れている部分もありますし、まったく使えないわけではありません。
GoProをドライブレコーダーとして使うメリットについても、ご紹介します。
高画質4K動画も撮影可能
最近発売されたGoProでは、ほとんどの機種で4K動画の撮影が可能です。
高画質な映像が残せるので、山や海などへのドライブの記録におすすめです。
ドライブレコーダーでも最近では4K録画可能なものがありますが、そこまで多くはありません。
楽しいドライブの様子を記録して、動画を編集して友人と共有するといった用途で使いたい場合には、GoProの方が向いているでしょう。
広角撮影可能
GoProは、超広角レンズを搭載しているので、広い視野で撮影できます。
この点は、事故の様子を記録する目的でも、レジャーの記録目的にも、優れた機能といえるでしょう。
超広角カメラで左右からの車の接近や、人の飛び出しなど、一瞬の出来事まで捉えられるのは、ドライブレコーダー向きの機能ですね。
ドラレコ→アクションカメラ→ドラレコと活躍場面が多くなる
GoProをドライブレコーダー代わりにする一番のメリットが、アクションカメラ機能との併用ができることです。
行き帰りの道中ではドライブレコーダーとして、目的地ではアクションカメラとしてGoProを使えることは魅力ですよね。
また、意外と活躍の場が少ないアクションカメラを、家で眠らせておくのはもったいない!という方にとっても大きなメリットとなるでしょう。
ただし、ドライブレコーダー用とアクションカメラ用で、SDカードは別のものを用意することをおすすめします。
ドライブレコーダー代わりにGoProを使用する方法
ドライブレコーダーとしてGoProを使用する際には、必要な準備があります。
使用前に必ず確認するようにしておきましょう。
GoPro本体を用意する
GoProにも様々な種類がありますが、手ブレ補正・ループ録画(古いデータの上書き機能)・GPS機能(動画に走行速度が追加できる)をもつ機種が、ドライブレコーダーとして最適です。
3つの条件を満たすGoProがこちら。
GoPro HERO7 Black
GoPro HERO6 Black
GoPro HERO5 Black
今から購入するのであれば、アクションカメラとしての機能がもっとも高い最新のGoPro HERO7 Blackがおすすめです。
手ブレ補正機能も他機種と比べて圧倒的に良いので、ドライブレコーダーとしても使い勝手がいい機種です。
GoPro HERO7 Black実写レビュー!新機能を実際に使って性能やおすすめポイントを徹底解説 – RentioPress
なお、ご紹介した3機種以外でも、最低限ループ録画機能がついていればドライブレコーダーとして問題なく使えるので、すでにお手持ちのGoProを使いたい方はループ録画機能の有無を確認してみてください。
ループ録画設定にする
まずは、GoPro本体の設定です。
ドライブレコーダーとして使う場合には、撮影した動画を古いものから上書きして保存する設定にしておく必要があります。
通常の設定のままだと、SDカードの容量が一杯になった時点で動画が保存できなくなってしまいます。
事前にループ機能で、MAXの時間で上書きするよう設定しておきましょう。
ループ録画ができるGoPro
- HERO7 Black
- HERO6 Black
- HERO5 Black
- HERO5 Session
- HERO4 Black & Silver
- HERO Session + HERO4 Session
- HERO+ LCD
- HERO3+ Black & Silver
- HERO3: Black & Silver Edition
GPS機能をONにする
続いて、GoPro本体を操作して、GPS機能をONにしておきましょう。
これがあることで、のちにデスクトップ用動画編集アプリ「Quik」で、撮影日時や走行速度を追加することができます。
交通事故が起こった時にドライブレコーダーの映像が証拠として採用されるかどうかは、ケースバイケースのようですが、信頼性を上げるためにも日時や走行速度がわかるといいですね。
GoPro公式ヘルプの撮影日時や走行速度の追加方法はこちらからチェックしてください。
走行速度が追加できるGoPro
- HERO7 Black
- HERO7 Silver
- HERO6 Black
- HERO5 Black
大容量のSDカードを準備
GoProで4K動画を撮影するためには最低でも32GB以上のmicroSDカードが必要です。
また、データの読み書き速度が遅すぎるSDカードは使えません。データ転送速度Class10以上のものを選ぶようにしましょう。
GoProで使えるおすすめのmicroSDカードについてはこちらの記事をご覧ください。
GoProにおすすめのmicroSDカード6選!選び方で大切なポイントも徹底解説 – RentioPress
ケースに入れて車内に設置する
GoProを車内に設置するためのケースやマウントも必要です。
純正ケースを使用すると、充電ケーブルをつなぐ部分のフタが開かなくなってしまいます。
サードパーティー製にはなりますが、こちらのケースなら本体を入れたままで充電が可能です。
また、GoProを車内のどこに設置するかによって、マウントを選びましょう。
フロントガラスやダッシュボードに設置するのであれば、こちらの吸盤式のマウントがおすすめです。
ルームミラーに取りつけるなら、クリップタイプのマウントがおすすめです。
充電しながら録画する
GoProを充電しながら使うために、長さにゆとりのあるケーブルを用意して配線を行いましょう。
邪魔にならないようケーブルを回して、シガーソケットやモバイルバッテリーにつなぐといいでしょう。
発車前に電源ON、到着後に電源OFFを忘れない
GoProをドライブレコーダーとして使う場合には、電源のON/OFFと録画開始を手動で行う必要があります。
決定的な瞬間を撮り逃してしまったり肝心なときにバッテリー切れになったりするので、毎回の操作を忘れないようにしましょう。
音声コントロール機能を設定しておけば便利
GoProには機種によって音声コントロール機能がついていて、声で起動や録画開始が可能です。
事前の設定が必要となりますので、こちらの記事を参考に設定してみてください。
使わないのは勿体ない!GoProの撮影に便利な音声コントロール機能の使い方を徹底解説 – RentioPress
まとめ:安全にドライブを楽しむためにもドライブレコーダーで録画を!
メリット・デメリット両面があるGoProのドライブレコーダーとしての使用。
防犯や事故対策としての通常用途でしたら、専用のドライブレコーダーがおすすめ。
お手持ちのGoProを活用したい方や、より高画質で動画を楽し見たい方にはGoProでの代用がおすすめです。
GoProを使うかドライブレコーダーを購入するかで迷っている…という方には、2種類をお試しレンタルして比較する方法もあります。
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