[入門保存版]GoPro(ゴープロ)とは?何がすごい?初心者向けに撮影できるシーンや旅行での使い方まで徹底解説
更新日2024/03/05
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デジタルカメラというと一眼カメラやコンパクトデジカメを思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、近年ではデジタルカメラの種類も多様化してきており、様々なカメラジャンルが存在します。
その中でも「GoPro」は、若い世代を中心に大きな注目を浴びているカメラで、アクションカメラと呼ばれています。
今回はGoProとは?などの初心者の方の疑問にお答えすべく、GoProの基礎や選び方、使い方など完全ガイドしていきたいと思います。
もくじ
GoProとは?
GoProとは超小型が特徴的なアクションカメラと呼ばれるカメラです。
手のひらサイズのボディながら、4K動画など高画質で映像を撮影することができることから、個人的な趣味に留まらず、テレビなどで芸能人が頭に付けて目線カメラとして使用されることも多いほど、使うことのできるシーンが多様です。
細かい使い道などは、後ほどご紹介していきますが、日常生活におけるサブカメラとしてや、どこかアクティビティを楽しみ行く際に持参したカメラこそ「GoPro」と言えるでしょう。
GoProで撮影できる映像や写真
GoProを使ったらどんな撮影ができるの?と思う方も少なくないでしょう。
GoProで撮影できる映像や写真に関しては、文章よりも実際に見て頂くことで、実際の撮影に対するイメージが浮かびやすいと思います。
ここからはGoProで撮影した映像を中心に、GoProで撮影できる映像や写真の魅力についてご紹介していきます。
まずはGoPro公式映像をチェック
まずはGoProが公式の宣材動画としてYouTubeに公開している映像を見て行きましょう。
映像の多彩さから分かるように、GoProは日常のあらゆるシーンで使用することができます。
中でも広い画角を活かしたアクティビティでの撮影などには最適のカメラで、遠くのものを写すというよりも、まるで目で見ているような視点を得意とするカメラです。
最新モデルでは優れた手ブレ補正を保有
歴代のGoProでは、各モデルで手ブレ補正機構が搭載されていますが、GoPro HERO7 Blackより、強化された手ブレ補正機構が搭載され始め、最新機種においても、映像上で手ブレを感じさせない滑らかな映像を実現します。
GoProでは、アクティビティシーンで使用することが多いことから振動が生じやすい傾向になります。
そんな振動が多く、映像にもブレとして現れそうな場面でも強力な手ブレ補正性能によって、非常にクオリティの高い映像撮影を行うことができます。
動きながらのタイムラプスが可能
手ブレ補正機構が強化されたことで、GoProのHERO7 Black以降の最新モデルでは、動きながらのタイムラプス撮影を行うことができるようになりました。
GoProではタイムラプス撮影を「TimeWarp機能」と名付けており、例えばGoProを歩きながらタイムラプス撮影を行うことや、自転車などに搭載した場合でも動きながらタイムラプス映像へと仕上がるという新感覚の撮影スタイルとなっています。
普通のカメラと何が違うの?
よくGoProを使うことでどんなメリットがあるのか、気になる方もいらっしゃると思います。
ここからはGoProを一般的なデジタルカメラと比較して、どのような点で差があるのかご紹介していきます。
GoProは超広角の画角が魅力
GoProを使って撮影する上で最大の特徴と言えるのは、広範囲を写すことができる超広角の画角でしょう。
一般的なデジタルカメラでは、ここまで広範囲を写すことはできませんが、GoProではあれば超広角レンズを搭載していることで、アクティビティにおいても臨場感を増すことができます。
広角レンズの画角は、普段あまり目にすることのない新鮮さがあり、一眼カメラレンズを使用して再現することはできるものの、GoProの携帯性というのは唯一無二の存在です。
ポケットに収まるほどの超小型サイズ
2つ目に、GoProカメラ本体は非常に小型で軽量のデザインが採用されています。
カメラ本体が非常にコンパクトであることから、持ち運びも非常に容易で、コートなどのポケットにも収まるほどのサイズ感を実現しています。
これだけの携帯性を実現しながら、高画質記録を可能とし、強力な手ブレ補正機構まで搭載したカメラとして、人気を集める一つの要因となっています。
残念ながらズーム性能は×
例えばコンパクトデジカメの場合、カメラにズーム機能が搭載されていることが大半ですが、残念ながらGoProはズーム性能に関しては苦手分野と言えるでしょう。
GoProでは、ズーム機能を搭載しているものの、元画像を引き伸ばして拡大するだけのデジタルズーム形式であるため、ズームした場合の画質は極めて悪くなり、使用することはおすすめではありません。
GoPro自体は広角レンズを有効活用できるアクティビティシーンでの使用が想定されているため、ズームを必要とする場面の撮影には向いていないと言えるでしょう。
GoProが活躍するシーン
アクティビティシーンで活躍するGoProとご紹介しましたが、具体的にGoProが活躍するシーンをご紹介していきます。
私が実際に撮影した動画や、GoPro公式の動画と合わせて使用シーンをご紹介していきます。
マリンスポーツやウィンタースポーツなどのアクティビティ
GoProの撮影で一番活躍するのは、先ほどからご紹介しているようにマリンスポーツやウィンタースポーツなどのアクティビティシーンです。
GoProでは自分の頭や胸、スノーボード、サーフボードなど、あらゆる場所に取り付けることができるマウント類も充実しており、手に持つだけでは再現することのできない角度から撮影することも可能です。
また、強力な手ブレ補正性能を保有していることから、振動が大きい動きのあるアクティビティシーンでも、滑らかな映像を実現してくれます。
日頃のセルフィーにもおすすめ
GoProは、小型軽量で持ち運びに楽であることから自分撮りとなるセルフィー撮影にもおすすめです。
GoPro定番のマウントである3Wayマウントを使用して、手を伸ばしただけでは届かないような位置から撮影することができるなど、セルフィー撮影においても構図の幅が広がります。
最新のGoPro HERO8 Blackでは、拡張アクセサリーとして自分の方へカメラを向けた場合でも映る様子を見ることができる液晶モジュールを販売しており、更にセルフィー撮影に適した装備を実現することも可能です。
気軽に旅行へ持ち歩く
持ち運びに負担にならない携帯性を活かして、旅行などに持っていくこともおすすめです。
街並みが綺麗で歩きまわる際にTimeWarp機能を使用したタイムラプス撮影は、通常の動画と比較して高速再生となるため、撮影後に動画を再生した場合、綺麗な街並みを短時間に思い返すことができる機能として私のお気に入りの撮影スタイルでもあります。
動画での撮影が注目されがちのGoProですが、もちろん静止画の撮影も可能としているため、ふとした瞬間に写真撮影を行うことができるカメラとしておすすめです。
GoProの種類
GoProで行うことができることや、活躍するシーンをご紹介してきたところで、ここからはGoProで展開されている製品についてご紹介していきます。
GoProには複数のモデルが存在するため、こちらを参考にしてモデル選びに役立ててくださいね。
ラインナップの紹介
GoProは主に2つのシリーズに分かれます。
1つは、これまでご紹介してきたアクションカメラとしての王道的存在である「HEROシリーズ」、もう1つは、カメラの周り360度全てを写し出す「360度カメラシリーズ」です。
HEROシリーズ
2024年1月現在、GoPro HEROシリーズでは、「GoPro HERO12 Black」「GoPro HERO11 Black」「GoPro HERO11 Black」の3つの製品が主に現行モデルとして販売されています。
性能面や最新の機能を求めるのであればGoPro HERO12 Blackの購入がおすすめです。
GoPro HERO11 Blackは、一世代前のモデルとなり、性能や機能面で差がありますが、その分価格が下げられて販売されています。
GoPro HERO10 Blackは、低コストを重視したモデルで、手ブレ補正機構など重要な性能においても大幅に落とされていますが、とにかく価格を安く購入したい方におすすめです。
最新モデルの実写レビューと機種ごとの比較ははこちらからご覧ください。
GoPro HERO 12 Black実機レビュー!最新機種はどう変わった?熱性能や夜間撮影なども徹底検証! – Rentio PRESS[レンティオプレス]
GoPro最新機種と前モデルを比較!GoPro HERO12は11、10と何が違う?性能・スペックの違いや選び方も解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
360度カメラ
GoPro HEROシリーズと並行して製品開発が進められているのが360度カメラシリーズです。
GoPro史上初の360度カメラとなったGoPro Fusionと、GoPro Fusionを基に更に性能を進化させたGoPro MAXが存在します。
カメラの周り360度を写すことができるカメラとして、GoPro HEROシリーズとは全く異なるコンセプトを保有するカメラとなっています。
製品仕様比較表
機種 | GoPro HERO12 Black | GoPro HERO11 Black | GoPro HERO10 Black |
---|---|---|---|
発売日 | 2023年9月13日 | 2022年9月17日 | 2021年9月16日 |
写真 | 27.13MP + SuperPhoto (HDR搭載) | 27.13MP + SuperPhoto (HDR搭載) | 23MP + SuperPhoto (HDR搭載) |
トップビデオモード | 5.3K(8:7)/5.3K(16:9) | 5.3K(8:7)/5.3K(4:3)/5.3K(16:9) | 5.3K(16:9)/5K(4:3) | HDRビデオモード | 5.3K (16:9) 30/25/24fps・4K (8:7) 30/25/24fps・4K (16:9) 60/50/30/25/24fps | – | – |
タイムラプスビデオ・ナイトラプスビデオ | 最大5.3K | 最大5.3K | 最大4K |
水平ロック | 360度回転、最大5.3K30、4K60、2.7K120 | 360度回転、最大5.3K30、4K60、2.7K120 | – |
カラービデオビット深度 | 8-bit・10-bit (4K以上) | 8-bit・10-bit (4K以上) | 8-bit |
ビデオブレ補正 | HyperSmooth 6.0 | HyperSmooth 5.0 | HyperSmooth 4.0 |
タイムレコード機能 | 〇 | – | – |
Bluetoothオーディオ接続 | 〇 | – | – |
防水 | 10m | 10m | 10m |
Wi-Fi + Bluetooth | 〇 | 〇 | 〇 |
公式税込み価格(2023年10月現在) | 62,800円 | 54,800円 | 42,800円 |
撮影したデータの記録にはmicroSDカードを使用
GoProで撮影した映像や写真の記録は全てmicroSDカードを使用して保存します。
microSDカードは、一眼カメラなどで一般的なSDカードよりも小さく、GoProの小型ボディと合ったサイズ感を言えるでしょう。
メモリーカードにも様々な性能があり、スピードクラスや転送速度、メーカーについては注意深く確認する必要があります。
【初心者向け】SDカードの選び方をやさしく解説!見るべき性能とおすすめSDカード5つを紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
また、GoProで4Kなどの高画質撮影を行う場合は、データ容量も必然的に増加するため、メモリーカード側の容量が大きいものを使用することがおすすめです。
GoProにおすすめのmicroSDカード6選!選び方で大切なポイントも徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
GoProの使い方
ここからはGoProを使って実際に撮影を行う手順についてご紹介していきます。
GoProを使う上で難しいことは何もありません。気軽な気持ちで撮影に臨みましょう。
マウントに取り付ける
GoProでは基本的にグリップや吸盤のようなマウントと呼ばれるアクセサリー類に取り付けて撮影します。
これらのマウントは、使用する用途によって異なるため、自分が撮影したいスタイルに合わせてマウントを選ぶ必要があります。
なお、おすすめのマウントに関してはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
[2019年最新]GoPro初心者におすすめの人気アクセサリーを徹底紹介! – Rentio PRESS[レンティオプレス]
マウント類はGoProに付属されているハウジングケース(最新のGoPro HERO8 Blackは、折り畳み式マウントフィンガーの搭載によってハウジングケースは存在しない)に入れることでマウントを取り付ける状態となります。
また、マウントによって対応するモデルの種類も異なる場合があるため、使用したいマウントがお手持ちのモデルに対応しているかどうかも確認するようにしましょう。
撮影画質などの設定
GoProにおけるカメラ側の撮影設定は非常にシンプルで簡単なものです。
動画、写真、タイムラプスなどといった大きな撮影モードを変更する場合は、カメラ本体のサイドに存在するモードボタンを押すことや、画面を左右にスワイプすることで切り換えることができます。
画質などの基本的な画質の設定を変える場合には、撮影画面における中央下部のボタンをタップすることで撮影画質やフレームレート、画角などの設定を行うことができます。
その他のカメラ設定などに関しては画面を上から下へとスワイプさせることで細かい機能などの設定を行うための画面へと移ることができます。
撮影
撮影を行いたいときはシンプルにカメラ上部に位置する赤い丸が記された録画/シャッターボタンを押すだけです。
この時点で本番の撮影となるため、事前にバッテリー残量やmicroSD挿入の有無などをしっかり確認しておくようにしましょう。
スマートフォンと連携して閲覧、編集
GoProでは、撮影時および撮影後の閲覧や編集作業を行うことができるスマートフォン用アプリが存在します。
もちろんmicroSDカードを取り出してPCへと繋ぐことで読み込む作業も可能ですが、GoProではWi-FiおよびBluetoothでの通信に対応しているため、スマートフォンアプリを連携させることも非常におすすめです。
スマートフォンと連携させることで、撮影した画像の閲覧および取り込みはもちろん、取り込んだ後の編集作業などもスマートフォン上で行うことができるため、難しい作業を必要とすることなく、自分の理想の仕上がりへと近づけてくれる仕組みとなっています。
GoProアプリの使い方を徹底解説!スマホとの接続から撮影方法まで – Rentio PRESS[レンティオプレス]
GoProまとめ
「GoPro」という名前はよく聞くけどどんなカメラなのかわからない…
という方は少なくなかったのではないでしょうか。
これだけ小型・軽量のボディながら高画質での記録が可能なことや、強力な手ブレ補正機構を搭載しているカメラはGoProが圧倒的に優れていると感じます。
もちろんGoProを意識したライバルカメラも世界各地で開発が行われてきましたが、GoProはアクションカメラ界のパイオニアとして今後も支持され続けるでしょう。
ぜひ今回の記事で「こんなものを撮ってみたい」と思えた瞬間があれば幸いです。
GoProはレンタルして使うのもおすすめ
今回ご紹介してきたGoProにおけるHEROシリーズと、360度カメラ類はお試しでレンタルすることが可能です。
Rentio(レンティオ)では、古くからGoProのレンタルも行っており、実績のあるレンタル会社です。
はじめての使用でも安心できる初心者セットなども用意しているので、困ることなく安心してはじめてのGoProを楽しむことができるでしょう。
この機会にGoProが気になった方は、まずレンタルでお試しして楽しんでみてください。