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YouTubeやInstagramなどの普及により、誰でも動画を撮影・編集する時代になりました。
「仕事で使う動画を編集することになった」という方や「旅行の思い出をVlogにしたい」という方も多いのではないでしょうか。
スマホアプリなどでも簡単な編集は可能ですが、アプリごとに制約が多く、なかなか思った仕上がりにならないことも多いですよね。
おすすめはやはり、PCでの編集です。
PCでの動画編集は時間もかかり、複雑でハードルが高いと思われがちですが、簡単な動画ならすぐに作成することも可能です。
今回はWindows10/11で動画を編集する方法を解説します。
もくじ
Windowsには無料の動画編集ソフトが2つある
Windows PCで動画やVlogを編集する際、無料で使用できる標準の動画編集ソフトを使う方も多いと思います。
その際、まず認識しておきたいのが、Windowsには「ビデオエディター」「Microsoft Clipchamp」の2つの動画編集ソフトがあるということです。
この2つはいずれも標準ソフトなのですが、使い分けがわかりづらく、困惑してしまうかもしれません。
それぞれの特徴や機能にも差があるので、まずはこの2つのソフトの詳細について把握しておきましょう。
「ビデオエディター」の詳細
Windowsで無料で動画編集をする際にこれまで使われてきたのが「ビデオエディター」です。
Windows10では標準の「フォト」アプリの一機能として提供されています。
Windowsのスタートメニューから「ビデオエディター」を起動するか、「フォト」アプリで動画を開いた状態で「その他を編集」で起動することもできます。
Windows11では端末にプリインストールされていませんが、その場合もMicrosoft storeからダウンロードすることで使用可能になります。
「ビデオエディター」の主な機能は
- 動画のトリミング
- スローモーション
- 字幕入れ
- フィルター
と非常にシンプルになっています。
「Microsoft Clipchamp」の詳細
新しく登場した「Microsoft Clipchamp」(以下「Clipchamp」)は、Microsoft社が2021年に買収した動画編集ソフトです。
Windows11ではこちらの「Clipchamp」が標準の動画編集ソフトとして搭載されています。
こちらも端末にプリインストールされていない場合は、アプリのダウンロードとアカウントの作成が必要です。
「Clipchamp」の主な機能は
- 動画のトリミング
- 字幕入れ
- フィルター
- 無料BGMの挿入
- 音声読み上げ機能による自動ナレーション
- ステッカーや背景などのグラフィックの挿入
- ストック動画・ストック画像の挿入
- 色調整・速度変更
と多岐にわたります。
「Clipchamp」はUIが現代風のデザインになり、直感的に操作することが可能です。
また、ストック素材が豊富なため、動画内で様々な表現ができるようになりました。
「Clipchamp」と「ビデオエディター」の違い
Clipchamp | ビデオエディター | |
---|---|---|
動画のトリミング | ○ | ○ |
字幕入れ | ○ | ○ |
フィルター | ○ | ○ |
BGMの挿入 | ○ | ○ |
音声読み上げ機能によるナレーション | ○ | × |
ステッカーや背景などのグラフィックの挿入 | ○ | × |
動画・画像・BGM等の無料素材 | ○ | × |
色調整 | ○ | × |
見ての通り、「Clipchamp」の方が多機能となっています。
また、「ビデオエディター」のトップ画面に「Clipchamp」への誘導があることから、今後は後発の「Clipchamp」に機能が集約されると予想されています。
今後のアップデートのことも考えると「Clipchamp」に慣れておいた方がよいでしょう。
ただし、「ビデオエディター」のほうが機能が少なくよりシンプルであるため、単純に動画をトリミングしたり複数の動画を1つにまとめるだけなら、「ビデオエディター」のほうが適しているかもしれません。
複雑な手順なしで簡単に編集したい場合は「ビデオエディター」、もう少しクオリティを上げたい場合は「Clipchamp」を使うとよさそうです。
Windowsの動画編集なら「Filmora」(フィモーラ)もおすすめ
無料の標準ソフトだけで動画編集をしていると、使っているうちに不満や要望がたまってくるもの。
そんなときは無料の標準ソフトだけではなく有料の動画編集ソフトでさらなるクオリティアップにチャレンジしてみるのもよいでしょう。
おすすめは株式会社ワンダーシェアーソフトウェアが提供する動画編集ソフト「Filmora」(フィモーラ)。
有料ではありますが、買い切りの永年ライセンスが比較的安く手に入り、豊富な機能も素材も使い放題でコスパがいいのが魅力です。
FilmoraでVlogを作る方法
それでは実際にFilmoraを使って動画を編集してみましょう。
今回は日比谷公園に行って撮影してきた動画を、Filmoraで編集してVlogにしてみます。
まずは動画をドラッグしてソフトに取り込む
まずは撮影してきた動画素材を取り込む必要があります。
動画の取り込みはとても直感的に操作できるので、初めてでも迷うことは全くありません。
動画のトリミングもワンタッチで可能です。
字幕を入れる
続いて字幕を入れてみます。
字幕は様々なタイプが用意されているため、好みのスタイルやアニメーションの動きなどを自由に選ぶことができます。
大きさや表示する長さも自在に変更することが可能です。
さらに、「高度な編集」を選べば自分の意図した通りの細かい設定をすることができます。
テキストの自動読み上げでナレーションを入れる
Filmoraの機能の中でも、特に便利なのが「テキスト読み上げ」機能です。
先ほどいれた字幕(テキスト)の内容を自動音声で読み上げて、ナレーションにすることができます。
男声・女声や速度・ピッチも選択可能です。
実際に使ってみたところ、漢字の読みやイントネーションも自然で、十分実用的なレベルだと感じました。
もちろん、編集しながら自分でナレーションをそのまま録音することも可能です。
無料のBGMを入れる
BGMを入れたい場合もワンタッチで可能です。
たくさんの楽曲の中から好きな音楽を選び、ドラッグアンドドロップでタイムラインに乗せるだけ。
BGMのループ再生やフェードイン・フェードアウトなども自由に設定できます。
ステッカーを挿入してみる
動きのあるステッカーも自由に挿入できるので、表現のバリエーションがぐっと広がります。
今回はYouTubeなどでよく見るチャンネル登録画面を動画の最後に挿入してみました。
Vlogが完成
上記の工程を経て、作成した動画がこちらです。
今回、初めてVlogを作成してみたのですが、1分程度の動画だったこともあり、編集は1時間ほどで完了しました。
直感的に操作できるため、マニュアルもほとんど必要ありませんでした。
慣れればもっと短時間で編集できそうです。
インスタントモードも便利
Filmoraには基本機能以外にも時短につながる機能が多数搭載されています。
中でも「インスタントモード」はテンプレートを選択し、写真を取り込むだけで自動でVlogが作れる便利な機能です。
SNSにシェアするための動画をサクッと作るにはもってこいですね。
動画編集ソフトを使って思い出の動画を編集してみよう
実際にFilmoraを使ってみて、動画編集のハードルが以前よりはるかに下がったと感じました。
タイムラインを表示しながらドラッグアンドドロップで簡単に動画の切り貼りができるうえ、BGMやテロップなどもタイムライン上からすぐに編集できるため、非常にわかりやすかったです。
ストック素材も非常に豊富で使い放題なので、多様な表現が可能になったと実感できました。
今後、AIの進化でより便利な機能が登場すると、さらに使い勝手が向上しそうです。
動画編集ソフト「Filmora」について
今回使用した「Filmora」は株式会社ワンダーシェアーソフトウェアが提供する動画編集ソフト。
アマチュアからプロまで世界中の幅広いユーザーに愛用されている、コスパ抜群の動画編集ソフトです。
「Filmora」の主な特徴
「Filmora」は初心者でも直感的に使えるインターフェースと高度な編集機能を兼ね備えています。
素材やエフェクト・テンプレートが豊富で使い放題。
さらに、「AI動画生成」や「AIコピーライティング」など、流行りのAI関連機能も多数搭載しています。
今後もさらなる進化が期待できるソフトです
「Filmora」の料金(2023年8月現在)
1年間プラン | マルチプラット1年間プラン | 永続ライセンス |
---|---|---|
6,980円 | 7,980円 | 8,980円 |
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