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Insta360の種類と特徴を解説!おすすめ機種とTHETAとの違いも紹介

Atsushi Yoshioka
Atsushi Yoshioka

更新日2024/07/02

Insta360の種類と特徴を解説!おすすめ機種とTHETAとの違いも紹介

ダイナミックで面白い写真や動画を撮影できる360度カメラ。その中でも中国深センを拠点に製品開発・販売を行う「Insta360」は、最も注目を浴びる360度カメラメーカーの1つです。

現代のスタンダードに合わせ、スマートフォンの連携を強く意識したカメラは、気軽に安く360度撮影を楽しむことができると話題を呼んでいます。

そこで、今回は「Insta360」の特長や魅力について紹介していきます。

新製品のスマホジンバル「Insta360 Flow」が登場

カメラ中心のラインナップだった「Insta360」にスマホジンバルが登場しました。

2023年3月29日に発売された「Insta360 Flow」は、手ブレ補正・伸ばせる自撮り棒・三脚が備わり、1台でオールマイティにこなすジンバルです。

撮影から編集、SNSへのアプロードまで、もともと「Insta360」の強みであるアプリをよりシームレスに使えるのが最大の強みです。

Insta360の種類

Insta360の種類

「Insta360」には一般向け(個人利用)とプロ向け(業務利用)の360度カメラがあります。

個人向け

一般向けのInsta360

個人向けの「Insta360」はコンパクトで、アクションカメラと360度カメラを兼用できるモデルを用意しています。

スマホアプリも使いやすいインターフェースを備えており、撮影データを手軽に編集・SNSシェアできるのも魅力です。

個人向けの製品一覧
  • ONE X
  • ONE R
  • ONE RS
  • GO 2
  • X2
  • X3
  • NANO S

WEBカメラもあります

個人向けの製品には360度カメラだけではなく、オンライン会議やライフ配信等で使える4K解像度のWEBカメラもあります。

白飛びを抑えるHDRモード・ハンドジェスチャー機能・自動フレーミングやズーム機能・ノイズキャンセリング付きのマイクなどが搭載され、完成度の高いWEBカメラです。

業務向け

業務向けのInsta360

業務向けの360度カメラは現行で3機種あります。

大型のマイクロフォーサーズセンサーを搭載し、9軸ジャイロスコープによる強力な手ブレ補正機構11Kの超画質撮影ができる「TITAN」や本体にカメラを6つ搭載し、高性能センサーで幅広いダイナミックレンジで8K動画撮影ができる「Pro 2」があります。

業務向けの製品一覧
  • Pro
  • Pro 2
  • TITAN

各機種のレビュー記事

Insta360 Titan実機レビュー。最高級360度カメラの使い方や接続方法を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

Insta360 Pro2レビュー。使い方解説とプロにおすすめする最新360度カメラの魅力を紹介 – RentioPress

Insta360 Proの使い方をいちから解説!プロフェッショナル仕様360度カメラ – RentioPress

Insta360の特徴

ここからは特に個人向け「Insta360」の主な特徴について紹介します。

他のアクションカメラ同様に強力な手ブレ補正や水平維持などありますが、特に「Insta360」ならではのメリットを3つ挙げさせていただきます。

スマホアプリの高い動画編集力

Insta360とは

一番最初に挙げたい魅力は、スマホアプリの使いやすさ、そして手軽にできる動画編集です。

撮影者と被写体の2つのアングルを同時に撮影できる「マルチビュー機能」、編集用におすすめアングルを提案してくれる「オートフレーム」、テーマに沿った音楽とクリップを自動選択し編集してくれる「FlashCut」など万能です。

好きな場面で好きなところを撮影時に気にすることなく切り取りし編集できるので、とりあえず撮影しておけば、ある程度はあとから編集でどうにでもできるので、動画編集や撮影のスキルがない人にとってもは大きな利点です。

バレットタイム撮影

バレットタイム撮影とは、映画のアクションシーンでよく見られる360度スローモーション映像のことです。

「Insta360」はひもや自撮り棒を映像から自動的に消してくれるため、カメラが撮影者の周りを旋回しているかのような映像を作れます。そして再生時はスーパースローモーションで再生されるため、出来上がる映像はとても魅力的な面白い作品へと仕上がります。

バレットタイム撮影を行うときは紐をカメラ本体に取り付け、頭上でカメラを振り回すため、広い場所かつ周囲に障害物や人がいないことを確認してから行うよう気をつけてください。

見えない自撮り棒

「Insta360」を最大限活用できる専用アクセサリーである「見えない自撮り棒」。その名のとおり、360度撮影時に映像から自動的に消去されるので、映り込みのない自然な360度映像を残せます。

100cm超まで伸びるので、ドローンショットのような、ちょっとした空撮チックな撮影ができるのも魅力です。

他にもっと長く伸ばせる見えない自撮り棒やバレットタイム撮影キットなどアクセサリー類も充実しています。

Insta360とTHETAの違い!動画撮影ならInsta360

 Insta360とTHETAの違い!動画撮影ならInsta360

360度カメラの主要メーカーといえば、「Insta360」と「RICOH THETA」が並びます。

この両製品は設計思想が全く異なり、「RICOH THETA」は静止画、「Insta360」は動画に重きを置いた性能・機能を有しています。

強力な手ブレ補正と360度水平維持

「Insta360」は動画撮影を基本とした設計のため、強力な手ブレ補正を搭載し、動きや振動のある場所での撮影も滑らかな映像に処理してくれます。

さらに360度水平維持機能もあるので、より動きの上げしいアクティビティでの撮影にも役立ちます。

一方で、「THETA」には手ブレ補正は備わっていないので、撮影時はできるだけ固定させて撮影するカメラになります。

防水性能

Insta360の防水性能

防水仕様なのも「Insta360」のメリットです。

機種によって性能差はありますが、全ての機種に防水仕様が施されています。

一定スペック以上のmicroSDカードが必要

Insta360 外部メモリー

メリットでもありデメリットでもあるのが、「Insta360」にはUHS-I/V30以上のmicroSDカードが必須だということです。

高品質な動画を撮影する分、若干ファイル容量が大きくなってしまうため、microSDカードにも最低限のスペックが求められます。容量次第でだいたい2,000円〜5,000円くらいです。

一方で「THETA」は内蔵メモリーなのでそのまま記録できる手軽さはメリットと言えるかもしれません。(ただSDカードと違って容量上限が決まってしまうのはデメリットといえます。)

【初心者向け】SDカードの選び方をやさしく解説!見るべき性能とおすすめSDカード5つを紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

Insta360のおすすめ機種

Insta360のおすすめ機種

今は懐かしいInsta360 ONE

いくつかある「Insta360」の個人向け機種の中から、特のおすすめの360度カメラを厳選しました。

Insta360 X3

コンパクトさと高い動画性能を兼ね備えた360度カメラです。

360度動画は最大5.7Kの撮影ができ、水深10mの防水性能を持つことからスポーツやアクティビティのようなシーンもダイナミックに記録できます。

150gを切る重さなので、携帯性も抜群に良いです。

項目 スペック詳細
動画性能 360度モード:最大5.7K(24fps,25fps,30fps)
シングルレンズモード:最大4K(24fps,25fps,30fps)
写真性能 360度モード:最大72MP
タイムラプス
手ブレ補正
防水性能 水深10m
ディスプレイ ○(タッチ操作可)
アプリ ○(Insta360)
※リフレーミング/編集が可能
バッテリー 内蔵バッテリー
記録方法 UHS-I、V30以上のmicroSDカード
サイズ
(幅×奥行き×高さ)
約46.2mm××29.8mm×113.0mm
重さ 約149g
公式税込価格 68,000円

レンタル利用者や編集部のレビューはこちら

[レビュー] 360度カメラ Insta360 X3 見えない自撮り棒 + 三脚セットの評価、評判 – Rentio[レンティオ]

Insta360 X3をレビュー!インスタ映えしそうな360度動画を撮影してみた感想 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

Insta360 ONE RS ツイン版

モジュールを組み合わせることで4Kアクションカメラになったり、360度カメラとして使えたりする汎用性の高さが魅力です。

写真も動画もどっちも楽しみたい方におすすめです。

項目 スペック詳細
動画性能 360度レンズ:最大5.7K(24fps,25fps,30fps)
4Kブーストレンズ:最大6K(24fps,25fps)
※6Kワイドスクリーンモード時
写真性能 360度レンズ:最大18MP
4Kブーストレンズ:最大48MP
タイムラプス
手ブレ補正
防水性能 水深5m
ディスプレイ ○(タッチ操作可)
アプリ ○(Insta360)
※リフレーミング/編集が可能
バッテリー 内蔵バッテリー
記録方法 UHS-I、V30以上のmicroSDカード
サイズ
(幅×奥行き×高さ)
約70.1mm××43.0mm×49.1mm
重さ 約135.3g
公式税込価格 75,180円

詳しいレビュー

「Insta360 ONE RS ツイン版」実写レビュー!スノボで動画&写真を撮影して魅力を体感 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

Insta360 ONE RS 1インチ 360度版

ライカと共同開発した1型センサーを搭載する360度専用カメラです。

コンパクトデジタルカメラと同じセンサーサイズを要するため、高い描写力と暗所撮影に強みもあります。

6Kの360度動画撮影が可能なため、360度撮影にとことんこだわりたいプロ向けのアイテムと言えるでしょう。

Insta360シリーズの中で唯一防水性能が弱いため、アクティビティシーンでの利用には向いていません。

項目 スペック詳細
動画性能 360度モード:最大6K(24fps,25fps)
写真性能 360度モード:最大21MP
タイムラプス
手ブレ補正
防水性能 小雨や雪
ディスプレイ ○(タッチ操作可)
アプリ ○(Insta360)
※リフレーミング/編集が可能
バッテリー 内蔵バッテリー
記録方法 UHS-I、V30以上のmicroSDカード
サイズ
(幅×奥行き×高さ)
約46.2mm××29.8mm×113.0mm
重さ 約239g
公式税込価格 118,800円

Insta360 GO 2(※生産終了)

Insta360 GO 2は、超小型のアクションカメラです。

磁気ペンダントを使えば服に固定でき、録画ボタンを押すだけなので誰でも簡単に撮影できます。

手ブレ補正に加えて、水平維持アルゴリズムでカメラの動きに左右されず水平を維持できるのも魅力です。10m以内であれば遠隔操作も可能であり、撮影の幅が広がるでしょう。

急速充電に対応しており、30分間の充電で最大150分間撮影できるため急な外出のときでも少しの充電で長時間の撮影ができます。

項目 スペック詳細
動画性能 最大WQHD(2k)(24fps,25fps,30fps,50fps)
写真性能 最大7MP
タイムラプス
手ブレ補正
防水性能 水深4m
ディスプレイ △(タッチ操作不可)
アプリ ○(Insta360)
※リフレーミング/編集が可能
バッテリー 内蔵バッテリー
記録方法 内蔵メモリ(32GB or 64GB)
サイズ
(幅×奥行き×高さ)
約23.6mm×20.7mm×52.9mm
重さ 約26.5g
公式税込価格 39,930円

実機レビュー

Insta360 GO 2実写レビュー。日常に寄り添う圧倒的な携帯性と高性能を両立させたアクションカメラの理想形 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

Insta360シリーズは映像界を引っ張る存在に

Intsa360 まとめ

まだ浸透しているとは言えない360度映像の世界。しかし世界中で着々と注目度が高まっていることに間違いないでしょう。

私自身も今後、360度映像というのは映像の世界で中心的存在になるのではと考えています。360度映像を撮影できるカメラの中でもInsta360は、切り取りたい場面を気軽に切り取ることを可能とし、動画から静止画へとキャプチャする機能を搭載、スマートフォンと連動した気軽な撮影を実現している自由度の高いカメラです。

そしてラインナップの中にはプロフェッショナル仕様の機材も存在するため、プロフェッショナルな映像作品を作る上でも今後活躍が最も期待される分野だと感じています。

360度動画の世界をレンタルで体感

「Insta360」はレンタルできるので、定番製品から新製品まで気になる機種があればお試し利用がおすすめです。

お試し期間中に使いこなせるか、自身の用途に合うかじっくり確認してから購入を検討してみてください。気に入った製品があれば、レンタルからそのまま購入したり、月額プランへの切り替えも可能です。

まずはレンタルで気軽に360度映像の世界を体感してみませんか?

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