[2024]360度カメラのおすすめ8機種を比較!人気のInsta360,リコー,GoProの主要3メーカーを紹介
更新日2024/10/08
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話題の360度カメラ。以前までは持っているだけで物珍しがられるような製品でしたが、最近ではInstagramをはじめとするSNSでも360度カメラを利用して撮影された映像を頻繁に目にするようになってきました。
さて、そんなたくさんのメーカー、機種がひしめく360度カメラのマーケットですが、多くのコンセプトの商品が次々と登場し、初めての人にはどれを購入したら良いのかわかりにくい状況になっていることも事実です。
この記事では、そんな360度カメラの選び方とおすすめ機種を紹介します。
もくじ
360度カメラとは
360度カメラとは、その名の通りカメラを中心に上下左右360度の景色・空間を写真や動画にできるカメラです。
全天球と半天球
360度カメラは「全天球」と「半天球」の2種類あります。
現在販売されている360度カメラのほとんどが全天球カメラです。
種類 | 特徴 |
---|---|
全天球カメラ | ・前後に1枚ずつ、計2枚のレンズを搭載 ・1枚のレンズがそれぞれ片面をカバーし、2枚のレンズの映像を合成することで360度天から地までを撮影 ・撮影者や三脚が映像内に映り込みやすい |
半天球カメラ | ・レンズは1枚 ・カメラの水平方向360度と地球儀の上半分を撮影 |
360度カメラで撮影できる作例集
実際に360度カメラはどのような映像や画像が撮影できるのか?気になる方も多いと思います。
ここでは実際に360度カメラで撮影された作例画像をご紹介していきます。
山頂から全方位撮影
THTEA撮影 at Hong Kong International Airport – Spherical Image – RICOH THETA
こちらは香港国際空港近郊の山の山頂にて撮影した360度画像です。
この山自体はあまり標高が高くないのですが、このように視界が開けた状態の撮影では、壮大な雰囲気を伝えることが可能です。
建造物を立体的に撮影
Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA
街中などのビルに囲まれた環境でもおすすめです。先ほどの開放感とは違い、巨大な建造物が乱立する様子を360度カメラで写すと、建造物の存在感に圧倒されるでしょう。
このように画角にとらわれず、360度全方向を写すことができることが360度カメラの特徴です。
スマホと連携してクリエイティブな編集も可能
360度カメラの多くは専用のスマホアプリも用意されているため、撮影した動画をその場で編集しSNS等へ公開することができます。
360度カメラのおすすめ機種
360度カメラを手にするなら、Insta360・THETA・GoProの3メーカーが有力候補になります。
メーカーごとに360度カメラをまとめましたので、参考にしてください。
スペックも一覧表にして比較しますが、実際に使ってみると使用感が機種によって全く異なります。
360度カメラのお試しレンタルもあるので、どの機種がフィットするか使い比べてみてください。
Insta360
360度カメラジャンルで最も人気の高いメーカーが「Insta360シリーズ」です。360度の動画撮影に向いています。
GoProとTHETA、双方のいいとこ取りをした製品ラインナップで、360度カメラのバリエーションに富んでいます。オプション品の*見えない自撮り棒は必須アイテム**と言えるでしょう。
写真はRAWデータ、動画はlog撮影が出来るため、編集をゴリゴリしたい方からも支持を集めています。
Insta360 ONE RS ツイン版
モジュールを組み合わせることで4Kアクションカメラになったり、360度カメラとして使えたりする汎用性の高さが魅力です。
写真も動画もどっちも楽しみたい方におすすめです。
項目 | スペック詳細 |
---|---|
動画性能 | 360度レンズ:最大5.7K(24fps,25fps,30fps) 4Kブーストレンズ:最大6K(24fps,25fps) ※6Kワイドスクリーンモード時 |
写真性能 | 360度レンズ:最大18MP 4Kブーストレンズ:最大48MP |
タイムラプス | ○ |
手ブレ補正 | ○ |
防水性能 | 水深5m |
ディスプレイ | ○(タッチ操作可) |
アプリ | ○(Insta360) ※リフレーミング/編集が可能 |
バッテリー | 内蔵バッテリー |
記録方法 | UHS-I、V30以上のmicroSDカード |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
約70.1mm××43.0mm×49.1mm |
重さ | 約135.3g |
詳しいレビューはこちら
「Insta360 ONE RS ツイン版」実写レビュー!スノボで動画&写真を撮影して魅力を体感 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
Insta360 ONE RS 1インチ 360度版
ライカと共同開発した1型センサーを搭載する360度専用カメラです。
コンパクトデジタルカメラと同じセンサーサイズを要するため、高い描写力と暗所撮影に強みもあります。
6Kの360度動画撮影が可能なため、360度撮影にとことんこだわりたいプロ向けのアイテムと言えるでしょう。
Insta360シリーズの中で唯一防水性能が弱いため、アクティビティシーンでの利用には向いていません。
項目 | スペック詳細 |
---|---|
動画性能 | 360度モード:最大6K(24fps,25fps) |
写真性能 | 360度モード:最大21MP |
タイムラプス | ○ |
手ブレ補正 | ○ |
防水性能 | 小雨や雪 |
ディスプレイ | ○(タッチ操作可) |
アプリ | ○(Insta360) ※リフレーミング/編集が可能 |
バッテリー | 内蔵バッテリー |
記録方法 | UHS-I、V30以上のmicroSDカード |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
約46.2mm××29.8mm×113.0mm |
重さ | 約239g |
Insta360 X4
「Insta360 X4」はコンパクトさと高い動画性能を兼ね備えた360度カメラです。
360度動画は最大8Kの撮影に対応。水深10mの防水性能を持つことから、スポーツやアクティビティのようなシーンもダイナミックに記録できます。
連続撮影時間は135分とバッテリー性能も前機種から大幅アップ。耐久性も高く、あらゆるシーンで使える1台です。
項目 | スペック詳細 |
---|---|
動画性能 | 360度モード:最大8K(24fps,25fps,30fps) シングルレンズモード:最大4K(24fps,25fps,30fps,60fps) |
写真性能 | 360度モード:最大72MP |
タイムラプス | ○ |
手ブレ補正 | ○ |
防水性能 | 水深10m |
ディスプレイ | ○(タッチ操作可) |
アプリ | ○(Insta360) ※リフレーミング/編集が可能 |
バッテリー | 内蔵バッテリー |
記録方法 | UHS-I、V30以上のmicroSDカード |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
約46mm×37.6mm×123.6mm |
重さ | 約203g |
Insta360 ONE X2
本体を真横にしてステディカムモードにすれば、4Kアクションカメラに切り替わる小型の360度カメラです。
価格もお手頃なため、コスパ重視の360度カメラをお探しの方におすすめです。
項目 | スペック詳細 |
---|---|
動画性能 | 360度モード:最大5.7K(24fps,25fps,30fps) ステディカムモード:最大4K(30fps,50fps) |
写真性能 | 360度モード:最大18MP パノラマモード:最大6.2MP |
タイムラプス | ○ |
手ブレ補正 | ○ |
防水性能 | 水深10m |
ディスプレイ | ○(タッチ操作可) |
アプリ | ○(Insta360) ※リフレーミング/編集が可能 |
バッテリー | 内蔵バッテリー |
記録方法 | UHS-I、V30以上のmicroSDカード |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
約46.0mm××33.1mm×114.0mm |
重さ | 約180g |
RICOH THETA
「RICOH THETAシリーズ」は360度写真(静止画)を中心に撮影したい方向けです。
ユニークなのはスティック状の筐体デザインで、バッグの内ポケットやパンツのポケットなどにスッと出し入れがしやすく、携帯しやすいのが魅力です。
THETA SC2
「THETA SC2」は360度写真の入門モデルです。
コンパクトで軽い小型ボディのため、常に鞄に入れて持ち歩いても負担にならない携帯性も魅力の一つと言えるでしょう。
項目 | スペック詳細 |
---|---|
動画性能 | 最大4K(29.97fps) |
写真性能 | 最大14MP |
タイムラプス | △ ※インターバル撮影+スマホアプリ編集 |
手ブレ補正 | × |
防水性能 | × |
ディスプレイ | × |
アプリ | ○(RICOH THETA / THETA+) ※トリミング/編集が可能 |
バッテリー | 内蔵バッテリー |
記録方法 | 内蔵メモリー14GB |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
約45.2mm××22.9mm×130.6mm |
重さ | 約104g |
RICOH THETA SC2実写レビュー。はじめての360度カメラにおすすめできるRICOH THETA最新モデル – Rentio PRESS[レンティオプレス]
THETA X
「THETA X」は、高い性能と使いやすさを兼ね備えたSC2のアドバンスドモデルです。
液晶タッチパネルを搭載、microSDカードの外部記録媒体に対応、バッテリーもコンパクトデジタルカメラのRICOH GRシリーズと同じ型番を採用し、バッテリー交換による連続使用も可能になりました。
項目 | スペック詳細 |
---|---|
動画性能 | 最大5.7K(30fps) |
写真性能 | 最大60MP |
タイムラプス | △ ※インターバル撮影+スマホアプリ編集 |
手ブレ補正 | × |
防水性能 | × |
ディスプレイ | ○(タッチ操作可) |
アプリ | ○(RICOH THETA / THETA+) ※トリミング/編集が可能 |
バッテリー | 充電式交換バッテリー |
記録方法 | 内蔵メモリー46GB SDXCメモリーカード |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
約51.7mm××29.0mm×136.2mm |
重さ | 約170g |
THETA Z1 51GB
Z1はTHETATHETAシリーズのフラッグシップモデルです。
コンパクトデジタルカメラと同じ1.0型のイメージセンサーを搭載し、有効画素数は約2000万画素、静止画撮影で7K撮影の高画質を実現しています。
RAW記録に対応しているので、画像処理ソフトの「Lightroom Classic CC」用の専用プラグインも用意され、RAW現像を行うと同時にLightroom内でスティッチング作業も可能です。
よりクリエイティブな360度写真を作りたい玄人向けの360度カメラです。
項目 | スペック詳細 |
---|---|
動画性能 | 最大4K(29.97fps) |
写真性能 | 最大23MP |
タイムラプス | △ ※インターバル撮影+スマホアプリ編集 |
手ブレ補正 | × |
防水性能 | × |
ディスプレイ | ○(タッチ操作不可) |
アプリ | ○(RICOH THETA / THETA+) ※トリミング/編集が可能 |
バッテリー | 内蔵バッテリー |
記録方法 | 内蔵メモリー51GB |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
約48mm××29.7mm×132.5mm |
重さ | 約182g |
RICOH THETA Z1実写レビュー。進化した最新360度カメラの魅力を実機を使って徹底紹介 – Rentio PRESS
GoPro MAX
HEROシリーズのアクションカメラが主流のGoProの中で、異彩を放つ360度カメラのMAX。
GoProのような片側レンズを使った撮影のHEROモードと360度モードの切り替えが可能です。
GoProの強みである強力な手ブレ補正、防水性能(水深5m)、多彩なマウントの組み合わせが可能なため、様々なシーンで360度動画を撮影しやすいカメラと言えるでしょう。
項目 | スペック詳細 |
---|---|
動画性能 | 360度モード:最大5.6K(24ps,30fps) HEROモード:最大1,440p(24fps,30fps,60fps) |
写真性能 | 360°モード:16.6MP HEROモード:5.5MP PowerPano(270度パノラマ写真):6.2MP |
タイムラプス | ○ |
手ブレ補正 | ○ |
防水性能 | 水深5m |
ディスプレイ | ○(タッチ操作可能) |
アプリ | ○(GoPro Quik) ※リフレーム/編集が可能 |
バッテリー | 充電式交換バッテリー |
記録方法 | Class 10またはUHS-I以上のmicroSDカード |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
約64mm×25mm×69mm |
重さ | 約154g |
製品スペック比較一覧表
360度カメラの選び方
360度カメラの主要メーカーからおすすめ機種を紹介しましたが、どれが用途に合うのかパッとしない方もいらっしゃると思います。
絞り込むポイントを抑えましたので、カメラ選びの参考にしてください。
動画と写真どちらをメインに使うか
動画撮影ならInsta360シリーズ、写真撮影ならTHETAシリーズで考えましょう。
上の動画はスノーボードをTHETAで撮影したものですが、写真に強みのあるTHETAでは手ブレ補正がないためブレた映像になっています。
主な使用目的とカメラがミスマッチしないように、動画と写真、どちらを重視するか考えましょう。
サイズ感
撮影を習慣化するには、いつでも手軽に持ち出せることが大切です。
そういう意味ではできるだけコンパクトなカメラのほうが、より使う機会は増えるのかもしれません。
写真向きならTHETA SC2、Insta360 ONE RS ツイン版がコンパクトでおすすめです。
防水性能
アウトドアや野外アクティビティなどで360度カメラを撮影するなら防水性能は必須です。
THETAシリーズは防水ではないため、GoPro MAXかInsta360シリーズから選びましょう。
360度カメラはお試しレンタルがおすすめ
「たまにしか使わないんだよなぁ」
「本当に必要な機能・性能なのか確認したい」
そんな方には360度カメラのレンタルをおすすめします。
カメラレンタルサービスのレンティオなら、Insta360・RICHO THETAをはじめ360度カメラのレンタル製品を取り揃えています。
レンタル期間中にそのまま購入もできますので、まずはお試し期間を活用しましょう。
[レンタル] 360度カメラ・VRカメラ一覧|中古/新品・点検済み・保証付き サブスク型の月額制利用も – Rentio[レンティオ]
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