RentioPress

最新360度カメラ「GoPro Fusion」最速レビュー!使って感じたメリットとデメリット

公開日 最終更新日
最新360度カメラ「GoPro Fusion」最速レビュー!使って感じたメリットとデメリット

2018年4月2日、アクションカムメーカーとして知られるGoProから新たに全天球カメラ(360度カメラ)として「GoPro Fusion」が発売されました。

開発発表自体は2017年9月末に行われていますが、約半年の月日を経てようやく日本国内でも発売されました。既に海外では販売されており、様々なレビューも見ることができます。今回は新製品を使って感じたGoPro Fusionの魅力や実力に迫りたいと思います。

GoPro Fusionの性能

Rentio Pressでもこれまで様々な記事でご紹介してきましたが、既に多くの360度カメラが発売されており、特にInsta360THETAなど地位を固めつつあるメーカーも存在します。その中に今回GoPro参入するからには、様々な高い性能が要求されます。

まずはGoPro Fusionで特筆すべき特長をご紹介していきます。

5.2K/30fpsの高画質撮影を実現

GoPro Fusionでは、最高記録画質として5K/30fpsを実現しました。今360度カメラ界で注目を浴びる2つのシリーズであるInsta360とTHETAではInsta360 ONEを除くすべての製品で4Kが最大画質となり、それを上回る性能になっています。

きめ細かく、シャープな写りは魅力的だと思います。しかしスマートフォンなど液晶の小さいところで見てもさほど変化に気づくことはないでしょう。

GoPro Fusionはこれらと重ねた性能も素晴らしいので、続けてご紹介していきます。

滑らかな映像を実現する手ブレ軽減性能

GoPro Fusionで特筆すべき性能の一つに手ブレを抑えるスタビライゼーションがあげられます。公式サイトでもこの性能は大きく取り上げられており、キャッチフレーズには「脱ジンバル」と掲げられているほどです。

ジンバルというのはカメラの揺れを抑える自撮り棒のような外付けのアクセサリーでしたが、GoPro Fusionではジンバルを必要としないほど、手ブレや振動により映像の乱れを抑えることができます。

こちらがGoPro YouTube公式アカウントでアップロードされた動画です。

撮影して終わりではない、「OVERCAPTURE」で楽しみは撮影後も

これまでの360度カメラでは、スマートフォンと連携するものの、撮影した後はアプリで鑑賞するのみが主流でした。しかしInsta360 ONEで初搭載された編集機能「自由編集」で、360度映像を編集するという概念が生まれました。

GoPro Fusionでも編集機能である「OVERCAPTURE」をアプリに搭載し、撮影後も楽しむことができます。

専門知識は何もいらない直感操作が可能

GoPro Fusionの操作は全て専用アプリで可能です。もちろんご紹介している「OVERCAPTURE」もこのアプリ内で操作が可能で、専門知識は必要なく、全てスマートフォンを指で操作する直感操作が可能です。

OVERCAPTUREを使用する主な目的は「360度映像から従来通りの動画や静止画として切り抜く」です。360度映像を観る場合は専用のビュアーが必要であったり、見たい方向へ自分で操作して画角を変える必要がありましたが、OVERCAPTUREを使用することで撮影者が見せたい瞬間、画角を記録することで、従来通りの動画や静止画として視聴者は見ているだけで動画を楽しむことができます。

編集方法もとっても簡単。切り抜きたい範囲を枠で指定し、あとは2D撮影時のようにスマートフォンを動かすことで画面も連動し、枠内に写った映像だけを新たに記録します。

出来上がった作品はアプリでシェア

GoPro Fusionで撮影した360映像や撮影後に編集を加えた作品は全てアプリから各SNSなどへアップロードすることができます。

通信環境さえあれば、撮ったその場でシェアすることも可能です。

水深5mまでの防水性能

実は360度カメラの多くは水に弱い製品が多く、Insta360やTHETAなどでも防水性能を備えていないカメラがほとんどです。

GoPro Fusionでは、レジャーシーンでの撮影を考えられており、水深5mまでの防水性能を搭載しています。防水性能のないカメラは水にとてもシビアで宇宙に使用しただけでも故障に繋がる場合があります。

しかしGoPro Fusionでは防水性能を搭載していることで、雨中での撮影にも難なく対応。更にこれから始まる夏の行楽シーズンに合わせた海やプールでの撮影にも適しています。

動画だからこそ音にこだわる「360度音声録音」

GoPro Fusion 360度音声

これまで360度カメラの多くは画質にこだわったアピールがほとんどでした。もちろん画質は映像や画像において重要視すべきポイントです。GoPro Fusionでは先ほどご紹介した通り、5.2K/30fpsの高画質を実現しているため、十分な画質を実現しています。

しかし画質だけに満足しないのがGoPro Fusionです。動画撮影では映像の記録とともに、音声も記録されます。

GoPro Fusionでは、カメラ本体に4つのマイクを搭載し、360度音声に対応しています。一般的な360度カメラではマイクは1つもしくは2つのみで、高音質で録音することができても360度の立体的な臨場感を感じることはできませんでした。

風切り音低減機能も搭載されているため、周辺の環境音などを楽しむ際は、GoPro Fusionは動画撮影カメラとしても非常に優れており、音声にも自信があるモデルです。

他の360度カメラとは何が違うの?

GoPro Fusion 比較

これまでGoPro Fusionの性能や機能をご紹介してきましたが、具体的に他の360度カメラと何が違うのか、想像できない部分も多いと思われます。

ここでは2018年4月時点で販売されている360度カメラの代表的なモデルと比較してGoPro Fusionが優れている部分をご紹介していきます。

比較する4つの360度カメラ

GoPro Fusionとの比較早見表

モデル名GoPro FusionInsta360 ONETHETA V4KVR360Gear360(2017)
価格帯88,000円42,999円56,700円64,260円29,333円
発売時期2018年4月2日2017年8月28日2017年9月15日2017年5月16日2017年5月19日
静止画解像度18MP3040×15205376×26887360×36805472×2736
動画解像度5.2K(5228×2624) 30fps、3K 60fps3K(3,040×1,520)4K(3840×1920) 30fps、2K(1920×960) 30fps3840×1920(24fps)4096×2048(24fps)
対応端末iOS端末、Android端末iOS端末(iOS 9.0以降)、Android端末(要専用アダプター)iOS端末、Android端末iOS端末、Android端末Galaxy Note8、S8、S8+、S7 edge、S6、S6 edge、iPhone 7、7 Plus、6s、6s Plus、SE(iOS 10.0以降)
サイズ74mm×75mm×40mm110mm×33mm×21mm45.2mm×130.6mm×22.9mm55mm×55mm×66.9mm100.6mm×46.3mm×46.1mm
ストレージmicroSDXCカードx2 (128GB、Class 10、UHS-II/III)“microSDカード (UHS-I exFATサポート、最大128GBまで)内蔵メモリー19GBmicroSD/microSDHC/microSDXCカード(256GBまでサポート)microSD/microSDHC/microSDXCカード(256GBまでサポート)
バッテリー2620mAh820mAh内蔵リチウムイオンバッテリー1250mAh1160mAh
防水性能5m防滴
専用アプリ対応端末に基づいたアプリ有
360度音声

他モデルの良いところをバランスよく搭載しているGoPro Fusion

GoPro Fusionは、性能のバランスの良さも魅力の一つです。他モデルを圧倒する性能は保有していないものの、総合的なバランスを見ると非常に万能で優れた360度カメラということが分かります。

そして総合的な性能で優れているため、欠点が極めて少ないのも特長です。現代で必要とされる性能や機能を網羅しているため、撮影面で困ることのない安定したカメラです。

他の360度カメラはどこか突出した性能を保有しているものの、どこか欠点があるところが多く、(例えばTHETAでは外部メモリー不可、4KVR360はアプリの完成度に難あり、全ての他モデルで防水非対応など)安定した性能の充実性を誇るGoPro Fusionは、最も安定したパフォーマンスを発揮してくれることが期待されます。

GoPro Fusionで使用するアプリはどう?

GoProシリーズでは共通したアプリを使用し、カメラと連動させます。App StoreやGoogle Play Storeで簡単に見つかり、ダウンロードすることができます。

以前からアップデートを重ねてきた実績あるアプリのため、動作の安定性や操作の快適性には優れており、特にマニュアルを必要とせず簡単接続、簡単撮影を実現しています。

カメラとはBluetoothを通じて接続され、接続の際もスマートフォン上の画面に表示される操作に従って撮影するだけなので非常に楽です。

Apple Store GoProアプリ

Google Play Store GoProアプリ

GoPro Fusionの難点

最大の難点「microSDカード2枚挿入が必須」

GoPro Fusion microSD 2枚

性能面では大きな欠点が見つからないGoPro Fusionですが、microSDカード2枚挿入が必須条件ということ最大の難点があります。

GoPro Fusionでは、記録速度向上のためにもmicroSDカードを2枚使用してそれぞれの映像を記録し、その後スティッチング作業を行っています。

「書き込みが遅くてもいいから1枚だけで使えないの?」

という素朴な疑問は当然ながら出てくると思います。しかし残念ながらそのような機能は存在せず、常にmicroSDカードを2枚挿入している状態が動作の最低条件となっています。

GoPro Fusionが推奨するメモリーカードは、microSD、micoroSDHC、microSDXCでClass10またはUHS-Ⅱ/Ⅲレート、最大容量128GBとなっています。

対応スマートフォンが少ない

GoPro Fusion 対応デバイス

GoPro Fusionではスマートフォンでの連携を前提として開発されましたが、残念ながら対応スマートフォンは極めて少ないです。

GoPro Fusion 対応デバイス一覧 – (https://jp.gopro.com/help/articles/block/fusion-supported-devices)

iOS端末ではiPhone6世代以降に対応していますが、それ以前のモデルには非対応です。試しに私が保有していた非対応デバイスであるiPod touchやiPad mini 2で使用してみましたが、接続はできたものの不安定な動作かつOVERCAPTURE機能は使用できませんでした。

スマートフォンユーザー方の中にはAndroid端末を使用される方も多いでしょう。私もAndroidユーザーです。

残念ながらFusion対応Android端末は極めて限定的で、対応している端末も日本ではなじみのない機種ばかりです。私もAndroid対応ということで期待して保有するXperiaに接続しようとしましたが、非対応の表示が出て接続することすらできませんでした。

今後のアップデートなどで対応端末が増えることも期待されますが、種類の多いAndroid端末は時間を要すかもしれません。

PCでの操作も非常に不便

GoPro Fusionで撮影した映像や画像はUSBケーブルを使ってPCに取り込むこともできますが、Insta360やTHETAなどの360度カメラと違うところはレンズ毎に保存先が違うので、すぐ再生できないことです。

動画に関してはデスクトップ用編集ソフト「Fusion Studio」をインストールする必要がありますが、こちらのソフトはかなりのハイスペックを求められます。

私はWindows OSを使用して操作を試みましたが、まずOSはWindows 10 (64bit)のみ対応で、32bitやそれより前の世代のOSには対応していません。Windows7で起動しようとしても画面上には枠だけ表示される状態でした。

そしてソフトで必要な最低スペックで注目すべき点は必要メモリーです。Fusion Studioで必要とするメモリーは8GB。私はSurface Pro 4を使用してFusion Studioを操作しようとしましたが、4GBであるSurfaceはスティッチング作業の途中で毎回応答なしの状態になります。

「360度映像だから仕方ないんじゃない?」という声もありそうですが、7K撮影を実現しているInsta360 ONEの動画をこちらもデスクトップ用編集ソフト「Insta360Studio」で使用したところ、問題なく使用できました。

今後の改善が期待される「GoPro Fusion」

これまでGoPro Fusionの性能についてご紹介してきましたが、大きなメリットもあれば大きなデメリットもある。そんな印象です。ここからはどのような方におすすめか、おすすめではないかご紹介していきます。いずれにしても今後の改善が期待されるカメラです。

GoProとの共通性が多く、GoPro HEROシリーズ所持者にはおすすめ

GoPro Fusionは普段アクションカムであるGoPro HEROシリーズを開発しているメーカーが作った360度カメラのため、様々なところでGoPro HEROシリーズの技術やデザイン性が活かされています。

また使用するアプリもGoProシリーズでは共通のため、GoPro HEROシリーズで使い慣れている方には共通性も感じられ、より操作性でも快適になるでしょう。

振動の多いスポーツなどで使用する方におすすめ

先ほどから何度かご紹介しているスタビライゼーション機能はGoPro Fusionが誇るべき機能です。

近年では歩いたときなど微妙なブレに対応するスタビライゼーション機能は搭載されているカメラが増えてきましたが、大きな揺れが生じるアクティビティなどではGoPro Fusionが圧倒的な力を発揮します。

Androidユーザーにはおすすめできない

残念ながら先ほどの通り、Androidユーザーにはとてもおすすめできるカメラではありません。

スマートフォンと連携できないと、撮影はできるもののその場で撮影映像や画像を確認したり、すぐSNSでシェアすることはできません。

これは現代のカメラにおいては致命的で「いい画質で撮影できても、見ることができなければ何も意味がない」の典型的な例です。

実はPCが必須?

GoPro Fusionはスマートフォンと連携した360度カメラとご紹介してきましたが、PCとの連携も必須のように感じます。

撮影時はスマートフォンの操作で十分ですが、撮影後のデータを使った複雑な編集をする場合はPCを使って「Fusion Studio」の操作が必須になるでしょう。

GoPro Fusioの価格は?

これまで様々な性能をご紹介してきましたが、やはり気になるのは価格。

最初に申し上げると、GoPro Fusionは正直安いとは言えません。画質やスタビライゼーション機能を考えると仕方ない気もしますが、このあたりは元々GoProが得意としてた分野なので新たな技術とは言い難いです。

2018年4月2日(発売日)現在、GoPro公式サイトでは、88,000円となっています。

Insta360 ONEやTHETA Vが5万円代をきる現代としては高値の設定に思います。

新製品でも購入前に試せる!

今回のGoPro Fusionは、モデルチェンジや後継機として出たカメラではなく、完全な新製品として発売された360度カメラです。

様々な性能や機能を搭載していることはわかるものの、実際使ってみないと高価な買い物となるだけに不安になることはあると思います。

そんなときは家電レンタル「Rentio」がおすすめです。今回ご紹介したGoPro Fusionも最短3泊4日から早速レンタルが可能です。新製品の購入前にRentioでレンタルすることで機器の様子はもちろん、使う頻度によってはレンタルする方がお得だったりもします。

是非購入前のお試しや、短期間だけの使用時などにご利用ください。

[レンタル] GoPro Fusion – Rentio[レンティオ]

関連のオススメ記事

よく読まれている記事 360度カメラカテゴリのランキング

ピックアップ記事