「Insta360 ONE RS ツイン版」実写レビュー!スノボで動画&写真を撮影して魅力を体感
公開日2023/02/24
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アウトドアやスポーツ、レジャーに人気のアクションカメラ。
有名なのはGoProですが、2022年3月に発売された「Insta360 ONE RS」も注目の一台です。
レンズを交換することで広角映像と360度映像の両方を撮影できる一風変わったコンセプトのアクションカメラ。
一体どんな映像が撮影できるのでしょうか?「Insta360 ONE RS ツイン版」を雪山で使って動画&写真とともにレビューしていきます。
もくじ
「Insta360 ONE RS ツイン版」の特徴
360度カメラブランドとして有名な「Insta360」シリーズ。
そのなかでも、広角映像と360度映像2通りの撮影方法ができるアクションカメラである「Insta360 ONE RS」はかなりユニークな存在と言えるでしょう。
まずは実機写真とともに、その特徴やスペックを確認していきましょう。
レンズ交換で広角&360度の映像撮影が可能
Insta360 ONE RS ツイン版の最大の特徴が、レンズ交換による2通りの撮影方法です。
レンズ、モニターを搭載したコア部、バッテリーの3つのモジュールからできており、それらを組み合わせることで撮影を行うことができます。
ツイン版のレンズモジュールは、広角映像が撮影できる4K ブーストレンズと360度映像が撮影できる5.7K 360度レンズの2種類から選択が可能。
撮影したいシーンに合わせてレンズを交換することで、理想の映像に近づけることができます。
4K ブーストレンズ
一般的なアクションカメラに搭載されているような超広角のレンズです。
1/2インチセンサー搭載で、高精細の4K 60fps動画と4,800万画素静止画が撮影可能。
レンズ自体が頑丈で耐久性も高いので、ハードなアクションシーンでも安心して使用できます。
5.7K 360度レンズ
前後2つのレンズを搭載していて、360度全方向の最高5.7Kでの撮影が可能。360度撮影しておいて、後から編集で好きな画角を切り取ることができます。
さらに、別売オプションの見えない自撮り棒を用意すれば、まるでドローンで撮影したような空中からの視線での映像も撮れます。
あらゆるアクションシーンに対応するタフ性能
Insta360 ONE RS ツイン版は、アクションカメラとしても十分なタフ性能を搭載しています。
モジュールを組み立てた状態で5m防水仕様なので、水辺の撮影にもぴったりです。
また、高性能コネクタと独自の設計でしっかりと接合しているので、アクション中でもバラバラになってしまうことはありません。
Insta360アプリでかんたん編集
Insta360シリーズは、撮影後もスマホアプリでかんたんに編集ができます。
AIやテンプレートを活用して自動編集をすることもできますし、マニュアル設定で自分好みの映像に編集することも可能。
従来よりもWiFi転送が高速化したことにより、Insta360アプリでのファイル転送や編集処理もよりスピーディにこなせるようになっています。
スペック表
4K版 | 360度版 | |
---|---|---|
レンズ口径 | F2.4 | F2.0 |
35 mm相当の焦点距離 | 16mm | 7.2mm |
写真解像度 | 8000×6000(4:3) 8000×4500 (16:9) 4000 x 3000(4:3) 4000 x 2250(16:9) |
6080 x 3040(2:1) |
動画解像度 | 6016×2560@25/24fps (6Kワイドスクリーンモード時) 4000×3000@24/25/30fps, 3840×2160@24/25/30/50/60fps, 2720×1530@24/25/30/60/100fps, 1920×1080@24/25/30/60/120/200fps |
5760×2880@30/25/24fps, 3840×1920@50/30fps, 3008×1504@100fps |
画像ファイル形式 | · jpg · RAW (dng) (RAWファイルの書き出しにはPC/Mac用ソフトウェアが必要です) |
· insp · RAW (dng) (RAWファイルの書き出しにはPC/Mac用ソフトウェアが必要です) |
動画ファイル形式 | · mp4(「PRO_」のプレフィックスがついたファイルは、アプリまたはStudioに読み込みアスペクト比の調節やFlowState手ブレ補正処理が可能です) | · insv (アプリまたはStudioで書き出し可能) |
写真モード | スタンダード、HDR、インターバル、ナイトショット、スターラプス、バースト、ピュアショット | スタンダード、HDR、インターバル、ナイトショット、スターラプス、バースト、ピュアショット |
動画モード | スタンダード動画、スローモーション、アクティブHDR、タイムラプス、タイムシフト、ループ録画、6Kワイドスクリーン FlowState(カメラ内手ブレ補正) 編集時FlowState(アプリ内手ブレ補正) |
スタンダード動画、HDR、タイムラプス、タイムシフト、バレットタイム、ループ録画 |
重量 | 125.3g | 135.3g |
サイズ(幅 x 高さ x 奥行き) | 70.1×49.1×32.6 mm | 70.1×49.1×43 mm |
連続撮影時間 | 75分 *ラボ環境における4K@60fps、FlowStateモードでの値 |
82分 *ラボ環境における5.7K@30fpsモードでの値 |
ISO感度 | 写真: 100-6400 動画: 100-6400 |
写真: 100-3200 動画: 100-3200 |
シャッター速度 | 写真: 1/8000 – 120秒 動画: 1/8000 – 1/秒間コマ数 |
写真: 1/8000 – 120秒 動画: 1/8000 – 1/秒間コマ数 |
Bluetooth | BLE5.0 | BLE5.0 |
Wi-Fi | 5GHz, 802.11a/n/ac *標準到達距離 20m、最大転送速度 20MB/秒 |
5GHz, 802.11a/n/ac *標準到達距離 20m、最大転送速度 20MB/秒 |
バッテリー容量 | 1445mAh | 1445mAh |
充電方法 | Type-C USB | Type-C USB |
充電時間 | 70分(電源オフ) | 70分(電源オフ) |
動作温度 | -20℃〜40℃ | -20℃〜40℃ |
Insta360 ONE RSの使い方
「Insta360 ONE RSは3つのモジュールを組み合わせるカメラ」と聞いてもイメージが湧きづらいと思いますので、まずはInsta360 ONE RSの使い方についてご紹介します。
モジュールの組み立て方
モジュールの分解・組み立ては非常にかんたんなので、休憩時間などでサッとレンズを交換することもできます。
実際のモジュール組み立ての様子を動画で撮影しましたので、参考にご覧ください。
microSDカード・充電
Insta360 ONE RSで撮影するためには、microSDカードが必要になります。
コア部横のカバーをあけるとmicroSDカードの挿入部がありますので、撮影前にセッティングしておきましょう。
なお、充電・有線接続用のUSB-Cポートもこちらにあります。
ディスプレイ操作方法
コア部背面のディスプレイで、各種設定や撮影した映像の確認もできます。
操作はスワイプとタッチのみなので、直感的に使うことができました。
実際のディスプレイ操作の様子は、こちらの動画のようなイメージです。
アクセサリーの取り付け方
アクセサリーを取り付ける際には、マウントブラケットを使用します。
横から本体を差し込み、パチッと閉じるだけで取り付け完了。外すときも赤いボタンを押すだけで一瞬で取り外しができます。
マウントブラケットにはGoProなど一般的なアクションカメラ用のアクセサリーも取り付け可能。また、三脚穴付きの変換アダプタを使用すれば、見えない自撮り棒や通常の三脚も取り付けられます。
実際にInsta360 ONE RSを使って撮影した映像
準備ができたところで、さっそく実際に使ってみたいと思います!
Insta360 ONE RSでどんな映像が撮れるのか?雪山に持って行って試してみました。
「5.7K 360度レンズ」で撮影した360度動画
こちらは360度動画になっており、画面を触って動かすことができます。(※スマホの方はYouTubeアプリでご覧ください)
まるで今自分が滑っているかのような感覚で、周りをぐるりと見渡すことができるのは面白いですよね!
こちらの動画は音楽を入れていない生音の状態ですが、風切り音がそこまでうるさすぎないのも良いですね。
さらに、気に入った画角で動画を切り取って、通常の動画として編集することもできます。ドローン撮影のような自分と景色が一緒に写っている動画も手軽に撮れちゃいますよ。
「5.7K 360度レンズ」で撮影した360度写真
続いて360度動画から切り出した写真もご紹介します。
まずは、いかにも360度といった感じの写真。かなりインパクトのある個性的な写真に仕上がっていますよね。
景色をたっぷり入れた超広角での自撮りもお手の物。撮影時に画角を気にすることなく、かざすだけでOKなのは便利ですね。
360度カメラで撮影すると、集合写真が撮りやすいのも大きなメリットだと感じました。
こんな風に自然体の集合写真も撮れたり…
スマホでは撮影しづらい狭い場所での集合写真も撮れたりします。
休憩中の何気ない瞬間も切り取って思い出に残せます。
360度カメラだと自分と仲間を一緒に切り取れるので、「撮影している自分の写真が少ない…」と寂しい思いをしなくていいのは嬉しいですよね。
もちろん、こんな感じで通常のアクションカメラのような超広角の写真を切り取ることもできます。
スノボ中はいつどこでどんな面白いことが起こるかわからないので、どんなシーンも撮り逃すことのない360度カメラが最高でした。
ちなみにこの日の天候は晴れのち曇り。ちょっと雪がちらつくタイミングもあり怪しい天気でしたが、Insta360 ONE RSは防水なので問題なし!一日中撮影に使うことができました。
以前非防水の360度カメラで雪山撮影したときは、降雪時には撮影できないうえに転ばないよう必死だったので、雪山でも安心して使える防水仕様はありがたいポイントでした。
「4K ブーストレンズ」で撮影した自転車動画
雪山では360度動画ばかりを撮っていたので、自転車に乗りながら4Kブーストレンズを使って撮影してみました。
自転車のカゴが激しく揺れるほどのかなりガタガタの道ですが、撮影した動画はほとんどブレていません。
Insta360 ONE RSのカメラに内蔵されたFlowState手ブレ補正機能のすごさがよくわかりますね。
これならハードなアクションシーンで使用しても手ブレの心配はなさそうです。
前モデルInsta360 ONE Rとの違い
Insta360 ONE RSには同シリーズの前モデルとして、「Insta360 ONE R」も発売されています。
Insta360 ONE RSで進化したポイントは主に4つ。4Kレンズ・コア・バッテリーベース・マウントブラケットです。
新しい4Kブーストレンズは、1/2インチセンサー搭載で4,800万画素の静止画撮影が可能。アクティブHDR・6K ワイドスクリーンモードも新搭載しています。
また、コア部はWiFi転送スピードが最大50%高速化。インスタントズームやクイックメニュー、3つのマイクに風切り音低減といった便利な撮影機能も搭載しています。さらにFlowState手ブレ補正がカメラ内蔵になったのも進化したポイントです。
バッテリーベースは容量が1445mAhになり、より長時間の撮影が可能に。マウントブラケットはクイックリリース機構でスムーズにレンズ交換ができるようになっています。
Insta360 ONE 「RS」「R」比較表
一台あると最高の思い出が残せる「Insta360 ONE RS」
一台で広角&360度の映像撮影が可能なアクションカメラ「Insta360 ONE RS」。
今回実際にスノボで使ってみて、最高の思い出をたくさん残すことができました。
逃したくない一瞬を確実に撮影して後からいろいろな画角で切り取れるInsta360 ONE RSは、旅行先でのアクティビティやスポーツ、アウトドアなどにおすすめのカメラです。
貴重な思い出を残したい方はぜひ一度お試しください!
気になるアクションカメラはレンタルで試せる
一台あると最高に楽しめるアクションカメラですが、決して安くはないのが難点。
そこでおすすめなのが、カメラをレンタルして使用する方法です。
カメラのレンタルサービス「レンティオ」では、気になるアクションカメラや360度カメラを期間限定でレンタルすることが可能。気に入ればそのまま購入もできるので、購入前のお試しにもぴったりです。
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