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「高級コンパクト」と呼ばれるコンパクトデジタルカメラ。
また高倍率ズームレンズを搭載したカメラなど、軽量ながら様々に付加価値の高い性能を備えた機種が手軽に高画質を楽しめると現在人気を集めています。
スマートフォンやタブレットなどの携帯端末の普及に伴い、Wifi機能を兼ね備え、無線で画像転送が出来る性能を持つ機種も登場しているのも特徴。
手軽に綺麗な写真を撮ってみたい方、思い出は残したいけど、重い物は持ち歩きたくないご旅行などに向いてるカメラです。
もくじ
PowerShotシリーズとは
キヤノンがジタルカメラ事業に参入した当初からある「PowerShot」シリーズ。
【A,S,G,SX,D,N】など様々特化した性能へ進化をし続け、『大型センサー搭載のPowerShot GのXシリーズ』が、2014年10月3日に1.0型のCMOSセンサーを持つPowerShot G7 X】が登場しました。
携帯性に優れ、レンズは24-100mm相当、F値はF1.8-2.8を実現しています。
手軽に広角~望遠まで、高画質の作品が撮影出来るカメラが誕生しました。
そのPowerShot G7 Xの後継機である2016年4月21日にCanonより発売されたCanon Power Shot G7 X Mark II本体を実際に使用し、気になる機能のご紹介と前後機種との差を比較しました。
キヤノン人気コンデジ「PowerShot」シリーズ全14機種を徹底比較!一眼カメラとの違いを解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
Canon Power Shot G7 X Mark II外観レビュー
いつでもどこでも、重さも気にならないポケットサイズ
幅105.5×高さ60.9×奥行42.2mm、重さ約319gのコンパクトサイズ。
性能もさる事ながらコンパクトデジタルカメラならではの小型軽量サイズなのが魅力です。
旅行中や荷物が多い中であっても気軽に取り出せ高品質の撮影が出来ます。
常に持ち歩きたい、シャッターチャンスを逃がしたくないという方におすすめです。
前機との変更点
気になる前機からの変更点ですが、見た目、ボタン配置、重さなど外見の仕様はほぼ変わらないものでした。
しかしグリップもゴムが付き持ちやすくなり、液晶画面はチルト式ながら、前機で上方向にしか開けなかった仕様から下方向にも開けられる様改善され上から見下ろしたハイアングルの構図にも対応しました。
性能レビュー
開放絞り値F1.8/焦点距離24-100mm
一眼レフカメラを所持している私にとっても何よりも引かれたのがそのF値(明るさや背景のボケみを変える数値)です。
一眼レフカメラでもキット売りされているレンズではまずない仕様です。背景を美しく、大きくぼかすことが可能で、円形に近いボケ味が思いのままに楽しめます。
ポートレート等、様々な場所で活躍が期待でき、またスイーツなどの撮影にもむいているマクロ撮影(撮影物との距離が近い状態でもピントの合う)も可能となっています。
またその焦点距離は24-100mm高い解像感を保ったまま、広角から望遠まで対応可能なズーム率となっております。
画像処理エンジン「DIGIC 7」
絞り値、ISO変化しても劣化を少なく
画像処理エンジンとは各カメラメーカー独自に開発、カメラ本体に搭載している撮像素子が受け取った光の情報に対して、人が好ましいと思うような処理をカメラが勝手にしてくれる機能の事で、色々な処理を行うのがこの画像処理エンジン(※静止画のみ)です。
前機がDIGIC6に対して、今回のG7 X Mark IIからはDIGIC 7に1段階向上。
こちらは人が好ましいと思うような色合いで写真表示が行われたり、より強力なブレ補正の実現、さらなる低ノイズ化を実現し、前機からの向上として、ISO感度を高くしても画像のざらつきがなめらかとなる様になりました。
そのため、夜景や光量の少ない室内でもノイズを徹底的に抑え、鮮やかに描写します。
逆光の中でのポートレートや、明暗差の大きな場面、個人的におすすめな夜景撮影で、その威力が発揮されるでしょう。
※画像がCanon公式サイトより
オート撮影で簡単に、SCN(スペシャルシーンモード)でお手軽で本格的な写真を
SCNモードでは被写体やシーンに合わせて選択できる、19種類のモードを搭載。
(ポートレート、流し撮り、星空[星空ポートレート、星空夜景、星空軌跡]、手持ち夜景、水中、打上げ花火、ハイダイナミックレンジ、魚眼風、油彩風、水彩風、ジオラマ風、トイカメラ風、背景ぼかし、ソフトフォーカス、ラフモノクロ)
特殊なフィルターをかけたような仕上がりも選択でき、同じ構図や場面であっても様々な写真を作り出す事が出来ます。
魚眼風
魚眼レンズという言葉をお聞きした方も多いのではないでしょうか。
魚眼レンズとは画面全体が楕円に歪んだように写るのが特徴。
通常の一眼レフやミラーレスカメラであれば別途魚眼レンズを用意しなくてはいけませんがこれはモードを選択するだけで、本体が勝手に作り出してくれます。
手持ち夜景
手持ちで夜景を明るく、美しく撮影出来るモードです。
連続撮影した4枚の画像を1枚に合成することで、手ブレやノイズを抑え、光を重ね合わせた写真を作り上げてくれます。
夜景撮影といえば、一眼レフだとレンズとの組み合わせや設定、機材の選定など様々な準備が必要となりますが、このカメラでは三脚固定などもせずに、手持ちで星空撮影が出来てしまいます。
手振れを最小限に抑えて、勝手にシャッタースピードやISO感度を適切にコントロールしてくれます。
三脚などを使わなくても、手持ちで手軽に思った通りの写真を撮影出来るでしょう。
星空モード[星空ポートレート、星空夜景、星空軌跡](前機より進化)
前機からも搭載されている星空夜景モード。こちらも前機よりかなり進化遂げました。
「星空夜景」「星空軌跡」「星空ポートレート」「星空タイムラプス動画」から撮影モードを選べます。
綿密に無限遠にピントを合わせられる「星のピント調整」を選択することで、より鮮明に星空を描けます。
また、「星空軌跡」撮影時、撮影間隔を短くし、より適切な露光時間で撮影。
軌跡の途切れやギザギザ感を抑えた写真に仕上げられます。
ただどのモードであっても、三脚の使用を推奨されておりますので、撮影時にはご注意ください。
【星空夜景 撮影イメージ】
【星空軌跡 撮影イメージ】
※画像がCanon公式サイトより
wifi機能/3通りに充電が可能
こちらのCanon Power Shot G7 X Mark IIにも勿論wifi機能が搭載されています。
専用のアプリをダウンロードすればすぐに携帯への転送が可能です。
またコンパクトデジタルカメラで気になるのはその電池の持ち時間ですが、公式のページを確認するとフル充電の場合でも265枚と1日撮影するにはなんとも物足りない数値となっております。
しかし、こちらの機種では3通りの充電方法が可能となり、充電が不可能な野外であっても、モバイルバッテリーなどからの充電が可能です。
3通りの充電方法はこちら
- USBケーブル給電(※インターフェースケーブル IFC-600PCU推奨)
- USB充電対応のACアダプター(ケーブル別途必要)
- バッテリーチャージャー
バッテリーチャージャーを忘れた場合でも大丈夫!
バッテリーの持ちを気にする事なく、撮影を楽しみましょう!
前後機との比較
気になる前後機との比較ですが、外見面では多少軽量化されグリップの改善がされておりますが、個人的に体感ではほぼ違いはありません。
ISO感度や画面のざらつき低下など普段使う性能で「G7→G7 X Mark II」は各段に上がった物であるかと思います。
安価でコンパクトな撮影を楽しみたいと思われる方には「PowerShot G7」。
バランスが取れているものがよく、夜景撮影などもしてみたいという方には「G7 X Mark II」がおすすめです。
また「G7 X Mark II→Mark III」の違いとしてはISO感度が拡張機能を使いISO25600まで数値を伸ばせる様になった事や映像エンジンが「DIGIC7→8」に上がった事などがあげられ、Gシリーズ初の4K動画撮影に対応しました。
別売となりますがUSB電源アダプター PD-E1を使用すれば、充電時間の短縮、給電しながらの撮影が可能です。
動画も綺麗に様々な機能で撮影したい方や、ライブ配信やタイムラプス動画、星空撮影などの長時間撮影をされたい方にはG7 X Mark IIIがオススメとなっております。
仕様表
モデル名 |
PowerShot G7 X |
PowerShot G7 X Mark II | PowerShot G7 X Mark III |
---|---|---|---|
発売時期 | 2014年10月3日 | 2016年 4月21日 | 2019年 8月 1日 |
カメラ部有効画素 | 約 2020 万画素 | 約2090万画素 | 約2090万画素 |
液晶モニター | 3.0型TFTカラー液晶(約104万ドット) | ||
焦点距離 | 24~100mm | ||
ズーム倍率 | 1倍~約4.2倍(光学ズーム)~プログレッシブファインズーム8.4倍(200mm) | ||
解放F値 | F1.8~F2.8 | ||
ISO感度 | オート、 ISO 125 – ISO 12800 | オート、ISO 125~12800 | オート、ISO 125~12800(拡張25600) |
シャッタースピード | 15~1/2500秒 | 1~1/2000秒(撮影モード:オート) | 1~1/2000秒(オートモード |
映像エンジン | DIGIC 6 | DIGIC 7 | DIGIC 8 |
撮影枚数(目安) | 約210枚 | 約265枚 | 約235枚 |
Bluetooth | × | × | 〇 |
Wi-Fi | 〇 | ||
NFC | 〇 | ||
大きさ(幅・高さ・奥行き) | 103.0 x 60.4 x 40.4 mm | 105.5 × 60.9 × 42.2mm | 約105.0×約60.9×約41.4mm |
本体質量(本体のみ) | 約279 g | 約294g | 約280g |
PowerShot G7 X Mark II フォトギャラリー
旅行に最適の1台
重い機材無し・フラッシュを当てなくても綺麗に自然に撮れる上になにより軽い。
一眼を所持している私ですが、実際に撮影して使ってみると、昼夜問わず撮影出来、これを撮影する!という物を決めずに行くような遊びや旅行だったら個人的にはこれで十分だな、と思わせてくれる操作性、性能共に大満足なカメラでした。
様々なカスタムイメージなどを使い色んな場面、場所での撮影に出かけましょう。
Canon Power Shot G7 X Mark IIはレンタルできる
Rentio(レンティオ)では、今回ご紹介させて頂いた商品を最短3泊4日から気軽にレンタルすることが可能です!
使い勝手の良さを是非ご購入の前にレンタルでお試しください。
購入前に少し使ってみたいという方にとてもおすすめなサービスです。是非この機会にRentioで自分に合ったカメラを見つけてください。
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