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ソニーが販売する人気コンパクトデジタルカメラシリーズ「Cyber-shot」の中でも高級モデルとして存在するRX100シリーズ。
2025年4月現在で3種類のラインナップが存在し、これだけの数があると一体どのカメラを選ぶべきなのか、それぞれの性能や価格も気になるところだと思います。
今回はそんなソニーの高級コンデジ「Cyber-shot RX100シリーズ」の各モデルを徹底比較し、あなたに合ったおすすめカメラの選び方をご紹介していきます。
もくじ
SONY RX100シリーズとは
ソニーといえば一眼カメラシリーズである「α」や、ビデオ撮影を得意とするハンディカムなどが人気ですが、コンパクトデジタルカメラブランドである「Cyber-shot」もソニーの代表製品の一つです。
RX100シリーズはコンデジの中でも上位クラス
Cyber-shotシリーズの中でもさまざまなジャンルに分けられ、今回ご紹介するRX100シリーズは大型センサーモデルの高級モデルに入ります。
RX100シリーズは、全モデルで1.0型の大型撮像センサーが搭載され、優れた画像処理エンジンで高画質を実現します。
そしてRX100シリーズが何より得意とするのは高速・高精度AF性能です。止まっている被写体にも、動きの変化が激しくAF速度が求められるような被写体にも、素早く正確にピントを合わせることができます。
さまざまな性能や機能を搭載し、高級コンデジとして人気を集めるRX100シリーズですが、価格は概ね10万円以下と、高級一眼カメラなどと比較すると、リーズナブルな価格設定です。
現在販売されているSONY RX100シリーズ
2025年4月現在で販売されているRX100シリーズは、1つのモデルが存在します。
- DSC-RX100M7 (2019年8月30日発売)
- DSC-RX100M6(※生産終了) (2018年6月22日発売)
- DSC-RX100M5A (2018年7月13日発売)
- DSC-RX100M5(※生産終了) (2016年10月21日発売)
- DSC-RX100M4(※生産終了) (2015年7月31日発売)
- DSC-RX100M3(※生産終了) (2014年5月30日発売)
- DSC-RX100M2(※生産終了) (2013年7月5日発売)
- DSC-RX100(※生産終了) (2012年6月15日発売)
基本的には数字が大きくなるほど最新モデルとなっています。
しかし2018年7月13日発売のDSC-RX100M5Aでは、新たにRX100M5シリーズとして派生型が登場しています。
この辺り、ラインアップの違いも後ほどご紹介していきます。
RX100シリーズ製品比較表
モデル名 | DSC-RX100M7 | DSC-RX100M6 (※生産終了) |
DSC-RX100M5A | DSC-RX100M5 (※生産終了) |
DSC-RX100M4 (※生産終了) |
DSC-RX100M3 (※生産終了) |
DSC-RX100M2 (※生産終了) |
DSC-RX100 (※生産終了) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
発売時期 | 2019年8月30日 | 2018年6月22日 | 2018年7月13日 | 2016年10月21日 | 2015年7月31日 | 2014年5月30日 | 2013年7月5日 | 2012年6月15日 |
有効センサーサイズ | 1.0型 | |||||||
撮像素子 | 1.0型 Exmor RS CMOSセンサー | 1.0型積層型CMOSセンサー | 1.0型裏面照射型CMOSセンサー | 1.0型CMOSセンサー | ||||
カメラ部有効画素 | 約2010万画素 | 約2020万画素 | ||||||
焦点距離 | 24-200mm | 24-70mm | 28-100mm | |||||
絞り値 | F2.8-4.5 | F1.8-2.8 | F1.8-4.9 | |||||
オートフォーカス方式 | 357点像面位相差AF/425点コントラストAF | 315点像面位相差AF/25点コントラストAF | 25点コントラストAF | |||||
最高シャッタースピード | 1/32000秒 | 1/2000秒 | ||||||
常用ISO感度 | ISO100~12800 | ISO125~12800 | ISO160~12800 | ISO125~6400 | ||||
連続撮影速度 | AF/AE追従約20コマ/秒 | AF/AE追従約24コマ/秒 | 約16コマ/秒 | 約10コマ/秒 | ||||
光学式手ブレ補正 | 〇(4Kアクティブ手ブレ補正) | 〇(最大4.0段) | 〇(最大4.0段) | |||||
動画撮影 | 4K/Full HD | Full HD | ||||||
画面サイズ/ドット数 | 3.0型/約92万ドット | 3.0型/約122.9万ドット | ||||||
Wi-Fi/NFC | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Bluetooth | 〇 | 〇 | – | – | – | – | – | – |
大きさ(CIPA準拠) | 101.6×58.1×42.8 mm | 101.6×58.1×42.8 mm | 101.6×58.1×41.0 mm | 101.6×58.1×41.0 mm | 101.6×58.1×41.0 mm | 101.6×58.1×41.0 mm | 101.6×58.1×38.3 mm | 101.6×58.1×35.9 mm |
質量(CIPA準拠) | 約302g | 約301g | 約299g | 約299g | 約298g | 約290g | 約281g | 約240g |
RX100シリーズで自分に合ったカメラを見つけるポイント
性能と発売年のバランス
8種類のラインナップが存在するRX100シリーズですが、最も古いRX100の発売は2012年6月と既に10年以上の年月が経っています。
10年以上前となると現在当たり前となった技術がない場合もあり、最新モデルと比較すると大幅に性能が劣ります。
発売が現在に近づくほど、モデルには最新技術が搭載され、高性能カメラとしての実力を発揮しますが、その分価格は高騰します。
この辺り、自分が欲しい性能と許容できる価格帯とのバランスを考えてカメラを選びましょう。
各モデルで異なる焦点距離
RX100シリーズでは、長期的なラインナップであるため更新の際、レンズの違いが多く見られました。
初期に登場したDSC-RX100とDSC-RX100M2は、焦点距離で28~100mm相当で絞りはF/1.8~4.9でした。これがDSC-RX100M3からDSC-RX100M5までのモデルでは、一眼カメラの標準ズームレンズに近い焦点距離である24~70mm相当で、絞りはF/1.8~2.8と非常に明るいレンズを実現しました。
そして6代目、7代目となったDSC-RX100M6、DSC-RX100M7では、シリーズ最大の望遠機能を搭載し、24~200mm相当の焦点距離を実現しました。
少し前のモデルであれば、同じ焦点距離および絞りのレンズを搭載していますが、少しでも遠くの被写体を撮影したい場合などは、望遠に適したDSC-RX100M6かDSC-RX100M7を選ぶ必要があります。
初心者でもすぐ分かる!実際の写真から各焦点距離と画角の関係を解説 | RentioPress
気になったカメラは一度レンタルもおすすめ
コンパクトデジタルカメラには様々な種類が存在し、おすすめも好みによって違いが生じてきます。
今回の記事などを参考にして気になったカメラがあった場合でも、購入前に一度レンタルしてみることもおすすめです。
カメラは特に写りや使い方など、好みに左右される存在であるため、一定期間実際に自分で使ってみて自分に合っているかを確認することで安心できます。
ソニーのコンデジのレンタル・サブスク・お試し商品一覧|宅配レンタル・リースで借りる – Rentio[レンティオ]
RX100シリーズ各モデル解説
ここからは現在販売されているRX100シリーズ8種類の各モデルを解説していきます。
α9でも採用されている高速・高精度AFが魅力「DSC-RX100M7」
2019年8月30日に発売されたSONY RX100シリーズ7代目最新の「DSC-RX100M7」。
従来モデルであるDSC-RX100M6からわずか1年ほどでの更新となりましたが、AF性能を中心に大幅な性能向上が見られます。
SONYフラッグシップミラーレス一眼にも通じるスピード性能
単純に連写性能だけを見るとRX100M6で実現していた最高約24コマ/秒から最高約20コマ/秒と減少していますが、RX100M7では、α9同様に最大60回/秒のAF/AE演算処理を行い、タイムラグを抑制することで「ブラックアウト」のない連続撮影を可能にしました。
また、ソニーの最先端技術を体感することができるAF性能も魅力的です。
AIを活用したリアルタイムトラッキング、リアルタイム瞳AFなどを搭載するなど、ソニーが自信とする技術力を体感することができます。
プロレベルの動画性能も実現
RX100M7では、静止画の撮影だけでなく優秀なAF性能や手ブレ補正を利用した動画撮影にも優れています。
4K動画撮影時もアクティブモードでの手ブレ補正によって手持ちで歩き撮りをした場合でも振動などによるブレの少ない安定感のある撮影を行うことができます。
動画性能にも優れていることから、近年YouTubeなどで活動される動画クリエイターの方にもおすすめのモデルです。
仕様
- 有効画素数 : 約2010万画素
- 焦点距離 : 24-200mm
- 絞り : F2.8-4.5
- オートフォーカス : 357点像面位相差AF/425点コントラスト検出方式
- 手ブレ補正機能 : 光学式(4Kアクティブ手ブレ補正)
- ISO感度 : ISO100~12800
- 高速連写:約20コマ/秒
- 外形寸法 : 101.6×58.1×42.8 mm
- 質量 : 約302g
DSC-RX100M7実写レビューはこちら
SONY RX100M7実写レビュー。使って感じた“ただのコンデジではない実力”を作例からご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
望遠性能を向上させた最新モデル「DSC-RX100M6」※生産終了
2018年6月22日に発売されたSONY RX100シリーズ6代目「DSC-RX100M6」。
これまでRX100シリーズでは、少しずつ更新を進めてきた印象ですが、DSC-RX100M6では、さまざまな性能面に変化が見られました。
大幅に広がった焦点距離
これまでのRX100シリーズは焦点距離が限られ、遠くの被写体を写す撮影を苦手としていました。
しかしDSC-RX100M6では、これまで24-70mmが一般的であった焦点距離を大幅に拡大し、24mmから200mmまでの焦点距離を実現しています。
200mmの望遠域を実現することで、これまで撮影できなかった遠くの被写体も大きく寄せることが可能となりました。
残念ながら焦点距離拡大により、開放絞り値に変化があり、広角側でもこれまでのレンズと比較して暗いレンズとなってしまいました。
1.0型センサーコンデジとして世界最速のAFを実現
もともとAF性能に自信のあるRX100シリーズですが、DSC-RX100M6では、AF性能をさらに向上させ、1.0型イメージセンサー搭載のレンズ一体型デジタルスチルカメラとして世界最速のAF性能を実現しています。
像面位相差AF方式とコントラストAF方式を併用した「ファストハイブリッドAF」を搭載し、0.03秒の高速AFを実現しました。迷いがなく、瞬時に精度の高いピント合わせは大きな魅力です。
仕様
- 有効画素数 : 約2010万画素
- 焦点距離 : 24-200mm
- 絞り : F2.8-4.5
- オートフォーカス : 315点像面位相差AF
- 手ブレ補正機能 : 光学式(最大4.0段)
- ISO感度 : ISO125~12800
- 高速連写:約24コマ/秒
- 外形寸法 : 101.6×58.1×42.8 mm
- 質量 : 約301g
DSC-RX100M6実写レビューはこちら
最新SONY DSC-RX100M6を実写レビュー!使って感じた従来機からの進化を徹底解説 | RentioPress
新たな派生型として期待される「DSC-RX100M5A」
DSC-RX100M6の発売により、RX100シリーズも6代目を迎えましたが、2018年7月3日にソニーは更に新製品としてDSC-RX100M5Aを発表しました。
実はDSC-RX100M6は、DSC-RX100M5の後継機ではなく、完全別モデルで今回発表となったDSC-RX100M5Aが、DSC-RX100M5の後継機となります。
レンズ仕様を受け継ぎ、RX100M6で搭載した最新技術を搭載
DSC-RX100M6との違いが気になる方がほとんどだと思いますが、最大の違いはレンズ仕様です。
DSC-RX100M6では、望遠性能を強化し、焦点距離の拡大を実現しましたが、その分開放絞り値が劣化。暗いレンズとなってしまい、この点は大きな欠点とされていました。
ソニーはこの欠点を理解していたのでしょう。これまでの明るいレンズを保ったままDSC-RX100M6で搭載された最新技術を投入したこのDSC-RX100M5Aを発表したのです。
そのため、これまでのスタンダードである24-70mm F1.8-2.8の明るいレンズ仕様を実現しています。
画像処理エンジンの性能やAF性能の向上
DSC-RX100M5Aで搭載されている画像処理エンジンは、従来機DSC-RX100M5で搭載されていた画像処理エンジンから約1.8倍処理能力が向上しています。
これによりダイナミックレンジの拡大や、暗い場所での撮影で必要な高感度耐性などのパフォーマンスが向上しています。
そしてAF性能も、DSC-RX100M6で搭載された最新技術を投入し、大幅に改善しています。ファストハイブリッドAFの搭載により0.05秒の高速AFを実現し、RX100シリーズの伝統を受け継いでいます。
仕様
- 有効画素数 : 約2010万画素
- 焦点距離 : 24-70mm
- 絞り : F1.8-2.8
- オートフォーカス : 315点像面位相差AF
- 手ブレ補正機能 : 光学式
- ISO感度 : ISO125~12800
- 高速連写:約24コマ/秒
- 外形寸法 : 101.6×58.1×41.0 mm
- 質量 : 約299g
最新モデルでの高性能に繋げた功労機「DSC-RX100M5」※生産終了
最新モデルである「DSC-RX100M6」と「DSC-RX100M5A」で実現した最新技術にこの「DSC-RX100M5」の存在は大きな影響を与えたと言えるでしょう。
2016年発売のモデルですが、性能面では今なお通用するレベルの高性能カメラです。
世界一を多く実現した名機
最新モデルでは当たり前となったAF性能や連写性能は、RX100M5が基礎を作ったと言えるでしょう。
最新モデルでは細かい性能は向上しているものの、数値上ではRX100M5は315点像面位相差AFセンサーで0.05秒の高速AFを搭載し、最新モデルRX100M5Aと変わらない性能になっています。
そして315点のAFセンサーは、RX100M5発売当時は1.0型レンズ一体型デジタルスチルカメラとして世界最多を実現しました。
現在もRX100M6やRX100M5Aで持ち味としている最高約24コマ/秒の高速連写もRX100M5ではじめて実現した性能です。
仕様
- 有効画素数 : 約2010万画素
- 焦点距離 : 24-70mm
- 絞り : F1.8-2.8
- オートフォーカス : 315点像面位相差AF
- 手ブレ補正機能 : 光学式
- ISO感度 : ISO125~12800
- 高速連写:約24コマ/秒
- 外形寸法 : 101.6×58.1×41.0 mm
- 質量 : 約299g
高速撮影の実現を近づけた「DSC-RX100M4」※生産終了
2015年7月31日に発売されたRX100シリーズ4代目の「DSC-RX100M4」。
当時としては画期的であった性能も、現代では当たり前になっていることも少なくありません。
ここからのモデルは最新モデルとの違いにも触れていきます。
基本的な写真撮影や動画撮影におすすめ
従来機であるRX100M3と比較すると、基本性能は大幅に向上しています。従来型の5倍以上の高速処理を実現した新CMOSセンサーを搭載し、最新モデルでも特長とする高速撮影の原点になっています。
動画撮影においてもこの新CMOSセンサーは大きな役割を果たし、RX100シリーズだけでなく、サイバーショットシリーズ全体ではじめて4K動画撮影に対応しました。
最新モデルとの違い
最新モデルであるRX100M6と比較すると、AF性能や連写速度で大きく劣ります。
モデル名 | DSC-RX100M6 | DSC-RX100M4 |
---|---|---|
AF性能 | 315点像面位相差AF/25点コントラストAF | 25点コントラストAF |
高速連写性能 | AF/AE追従約24コマ/秒 | 約16コマ/秒 |
しかし、RX100M4も現在の価格帯としては優秀な性能を保有しているモデルです。日常的に使うカメラとしては十分な性能を保有しているため、選ぶ価値があると言えます。
仕様
- 有効画素数 : 約2010万画素
- 焦点距離 : 24-70mm
- 絞り : F1.8-2.8
- オートフォーカス : 25点コントラストAF
- 手ブレ補正機能 : 光学式
- ISO感度 : ISO125~12800
- 高速連写:約16コマ/秒
- 外形寸法 : 101.6×58.1×41.0 mm
- 質量 : 約298g
伝統レンズの基礎を作り上げた「DSC-RX100M3」※生産終了
2014年5月30日発売と、既に発売から10年以上経過したRX100シリーズ3代目の「DSC-RX100M3」。
24-70mm F1.8-2.8レンズを作り上げる
RX100M3以降のモデルの大半で採用されている24-70mm F1.8-2.8のレンズはRX100M3が最初でした。
24-70mmという焦点距離範囲は一眼カメラでも標準ズーム域として使用されることが多く、日常の撮影において使い勝手の良い焦点距離としてその後のシリーズでも採用されました。
そして絞りF1.8-2.8は、極めて明るいレンズであり、コンパクトデジタルカメラながらボケ味も上手に再現できることで人気を集めました。
最新モデルとの違い
4年もの間に技術は進歩を続け、撮像センサーや画像処理エンジンなど撮影に関する重要な部分は全て変わったと言えるでしょう。
AFポイントはRX100M6の325点より大幅に少ない25点。連写性能もRX100M6の最高約24秒/コマより少ない最高約10コマ/秒となっています。
仕様
- 有効画素数 : 約2010万画素
- 焦点距離 : 24-70mm
- 絞り : F1.8-2.8
- オートフォーカス : 25点コントラストAF
- 手ブレ補正機能 : 光学式
- ISO感度 : ISO125~12800
- 高速連写:約10コマ/秒
- 外形寸法 : 101.6×58.1×41.0 mm
- 質量 : 約290g
進化の始まりとなった「DSC-RX100M2」※生産終了
2013年7月5日発売と、RX100M3からさらに1年前のモデルとなります。
RX100シリーズの2代目として、今後のロングセラーシリーズを活気づけることになったのは間違いありません。
初代より高感度耐性を強化
当時新開発されたCMOSセンサーにより、暗部での高感度耐性を強化しました。とはいえ、これも5年前の技術であることに変わりはなく、最新カメラと比較すると高感度撮影に強いカメラとは言えないでしょう。
しかし、2代目が登場したことでRX100のシリーズ化が始まり、最新のRX100M6に至るまでベストセラーシリーズとして人気を集めるきっかけになったカメラとも言えるでしょう。
最新モデルとの違い
一眼レフカメラ類は更新に複数年かかることも少なくありませんが、小型カメラほど更新のスピードは速く、さまざまな性能に変化が見られます。
そして現在のRX100シリーズで基本となっていた24-70mm F1.8-2.8のレンズはRX100M2ではまだ採用されておらず、28-100mm F1.8-4.9というレンズを保有しています。
仕様
- 有効画素数 : 約2020万画素
- 焦点距離 : 28-100mm
- 絞り : F1.8-4.9
- オートフォーカス : 25点コントラストAF
- 手ブレ補正機能 : 光学式
- ISO感度 : ISO160~12800
- 高速連写:約10コマ/秒
- 外形寸法 : 101.6×58.1×38.3 mm
- 質量 : 約281g
ロングセラーシリーズの原点「DSC-RX100」※生産終了
人気シリーズRX100シリーズの原点は、2012年6月15日に発売された「DSC-RX100」でした。
リニューアルを重ね、6代目最新モデルRX100M6へと受け継がれています。
高画質を実現するコンデジで浴びた注目
一眼レフカメラが主流になり、スマートフォンの流行が始まった2010年代初頭ですが、ソニーはコンデジでありながら卓越した高画質を実現した「高級コンデジ」としてRX100を発表しました。
安いだけのデジタルカメラは、スマートフォンによって存在価値が薄れていく一方で、RX100のような高級コンデジは斬新でしたが、小型なボディのまま高画質を実現できるカメラとして瞬く間に人気を集めました。
最新モデルとの違い
初代ということで、最新モデルではどれだけ進化したのかという部分は興味深いところです。
まずレンズはRX100M2同様に28-100mm F1.8-4.9を採用。広角側開放絞り値F1,8のレンズに1.0型のセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラは、当時としては画期的でしたが、その後のスタンダードとなる広角側24mmと比較すると、ワイドアングルに少し難ありです。
その他、AFポイントやAF方式にも大きな差があり、最新モデルで大きく性能が向上していることも分かります。RX100で約10コマ/秒の連写性能も最新モデルでは、画像処理エンジンの性能向上などで大幅に連写能力が向上しています。
仕様
- 有効画素数 : 約2020万画素
- 焦点距離 : 28-100mm
- 絞り : F1.8-4.9
- オートフォーカス : 25点コントラストAF
- 手ブレ補正機能 : 光学式
- ISO感度 : ISO125~6400
- 高速連写:約10コマ/秒
- 外形寸法 : 101.6×58.1×35.9 mm
- 質量 : 約240g
RX100シリーズまとめ
8種類のモデルが存在する大きなシリーズとなったRX100シリーズ。
高級コンデジが流行する今だからこそ、時代に合ったコンパクトデジタルカメラの開発を続け、注目を浴びる存在になっています。
そしてソニーの大きな特徴でもある古くなった従来機も現行モデルとしてラインナップに存在するため、価格と性能を見ながらカメラ選びを行うことが可能です。
それでも価格と性能のバランスを非常に難しいものです。ここからはRX100シリーズ各モデルを選ぶ際のヒントを短くまとめます。
RX100シリーズ各モデルでの特長まとめ
- DSC-RX100M7
オートフォーカスを中心にスピード性能が大幅に向上した最新モデル。動画撮影も強く意識したモデルとして映像クリエイターにもおすすめです。
- DSC-RX100M6
最新技術が存分に投入され、望遠機能も強化されたモデル。コンパクトなボディながら一眼カメラのようなボケやきめ細やかな解像度を実現するカメラです。
- DSC-RX100M5A
従来機のRX100M5の更新版。RX100M6で取り入れた技術も搭載しながら、レンズの焦点距離や絞り値を維持したモデル。明るいレンズを選ぶならRX100M6よりこちら。
- DSC-RX100M5
同シリーズ内で10万円を切るモデルとしては断トツのクオリティ。今でも通用する高画質や高感度耐性は、10万円以下で購入できるコンパクトデジタルカメラとして最高級です。
- DSC-RX100M4
基本性能は充実しており、4K動画にも対応したRX100M4をシリーズ内のスタンダードモデルとして価格と性能のバランスが取れたコンデジです。
- DSC-RX100M3
動画撮影を重視せず、静止画での撮影を中心に行うのであれば、十分な性能を保有しています。RX100シリーズ伝統のレンズはRX100M3から始まりました。
- DSC-RX100M2
初代RX100からの大幅な進化はなく、意外に価格差も存在するため、あまり購入におすすめできるモデルとは言えません。
- DSC-RX100
記念すべき初代RX100。既に価格は大幅に下降し、現在では3万円台より購入することができます。性能面では少し物足りなさも感じますが、価格重視派におすすめのモデルです。
高級コンデジの価値を知ることができる
「所詮コンデジ」という想いは一眼カメラユーザーであるほど感じやすいものです。
正直、私も一眼カメラユーザーとして、実際にRX100シリーズを使うまではあまり期待していなかったです。
しかし、RX100M6のレビューで初めて使用すると、デジタルカメラとしての完成度の高さに驚きが隠せませんでした。卓越したAF性能、高速連写、高感度耐性は一眼カメラにも劣らない性能でした。
「コンデジに10万円以上かけるのは…」という想いもあると思いますが、レンズ交換の必要がなく、実用性の高い焦点距離を保有し、携帯性にも優れたRX100シリーズは、気軽さとクオリティを兼ね備えたデジタルカメラとして理想的なカメラだと感じます。
人気高級コンデジRX100シリーズをレンタルできる
「高級コンデジ」ブームを引っ張る存在として人気を集めるRX100シリーズ。購入すると結構な値段がかかってしまうカメラですが、レンタルサービスを使うことで気軽に安く利用することができます。
家電レンタル「Rentio(レンティオ)」では、RX100シリーズの最新モデルRX100M6から旧モデルまで幅広いラインナップから選ぶことができ、最短3泊4日からレンタルすることが可能です。
短期間だけ利用したい場合はもちろん、購入前のお試しとしてレンタルの利用がおすすめです。
是非Rentioのレンタルサービスを使って、高級コンデジRX100シリーズをお試しください。
ソニー サイバーショット(Cyber-shot)のレンタル・サブスク – Rentio[レンティオ] – Rentio[レンティオ]