Canon EOS M200実写レビュー。初心者に最適なキヤノン最軽量一眼カメラを使いこなす

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2019年も下半期に突入し、再びミラーレス一眼カメラの発売ラッシュが始まっている印象です。
2019年10月には今回ご紹介していくCanon EOS M200をはじめ、SONYやFUJIFILMからもミラーレス一眼カメラの新製品が発売となります。
そしてそのどれもがAPS-Cセンサーを搭載したモデルであることも特筆すべきポイントかと思います。
今回は2019年10月18日発売となった、キヤノンEF-Mマウントを採用した最新モデル「EOS M200」について実写レビューを行っていきます。
もくじ
初心者向け最新ミラーレスがキヤノンより発売
キヤノンではこれまでも初心者向けのミラーレス一眼カメラをEF-Mマウントを採用した形で開発を行ってきました。
ミラーレスらしい小型・軽量のボディを特徴とし、専用開発されたEF-Mマウントのレンズ群もコンパクト性を実現する上で考慮された設計となっています。
今回ご紹介しているEOS M200は、EF-Mの伝統を受け継ぎながら、最新技術を投入した新たな初心者向けミラーレス一眼カメラとして発売されました。
気軽にカメラの趣味を始めたい方にもおすすめできる、簡単操作が特徴的なモデルでもあります。
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従来モデルEOS M100の後継
EOS M200の従来モデルとしてEOS M100が存在しました。
従来のEOS M100もミラーレス一眼カメラとして非常に小型・軽量のコンパクト性に優れた外観が好評で、はじめてカメラを購入された方や、女性を中心に人気を集めました。
今回ご紹介していく後継モデルEOS M200でもEOS M100で良かった点を受け継ぎながら、更に初心者に寄り添ったカメラとして注目の存在になっていくでしょう。
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EOS M200外観レビュー
まずは実機を使用して大きさやデザインなど、外観面のレビューを行っていきます。
EOS M200は、初心者向けとして販売されているモデルですが、扱いやすさの観点からも注目していきます。
キヤノン一眼カメラとして最小・最軽量
キヤノンの一眼レフ、ミラーレス一眼カメラ含めてEOSシリーズとして展開されていますが、EOS M200はその中でも最小・最軽量を実現しています。
ボディサイズは従来のEOS M100と変化がありませんが、重さに関しては僅かにEOS M200の方が従来よりも軽くなっています。
従来のEOS M100から携帯性に関しては定評があり、今回ご紹介している後継のEOS M200においても優れた携帯性を受け継いでいます。
ミラーレスらしい手のひらサイズ
ミラーレス一眼カメラと聞いて思い浮かべるのは「小型・軽量」だと思います。
特に初心者向けのエントリーモデルでは、持ち運びの気軽さが重視されるところで、大きさや重さにおいて劣っているだけでカメラ選びの候補から外れてしまうことがあるほどです。
先ほどご紹介した通り、EOS M200は、キヤノンで最も小型で軽量を実現していることから、ミラーレスらしいコンパクト性を感じることができます。
まさに手のひらに収まるサイズ感は、持ち運びにおいても非常に優れた携帯性を実現していると言えるでしょう。
選べるカラーバリエーションとオプションのフェイスジャケット
人によってデザインの好みというのは異なるものです。
EOS M200では、人それぞれの好みに順応できるように2種類のカラーバリエーションが用意されており、「ホワイト」「ブラック」からお好みのカラーバリエーションを選ぶことができます。
明るい雰囲気を求めるのであれば「ホワイト」を、シックなイメージを求めるのであれば「ブラック」を選ぶなど、対照的な2つのカラーバリエーションが用意されています。
更に別売りのアイテムとして販売されている全10種類の「フェイスジャケット」を組み合わせることで、カメラデザインにおいても自分自身が思い描く理想へと近づけることができます。
最小限に収められたボタン類
カメラには必ず操作を行う上でのボタン類がボディに搭載されています。
このボタンの数が多いほど、機能に充実していることになりますが、操作に関する難易度も高くなります。
EOS M200は、初心者向けのモデルとしてボタン類の数は最小限に抑えられており、シンプルな操作感が意識されています。
そしてEOS M200は、基本的に液晶モニター上で操作することができるため、ボタン類をほとんど使用する機会がないため、初心者でも迷うことのない操作性が魅力的です。
モードダイヤルにおいて選択することができるモードについても3つのみとなっており、多くのモード種類から選ぶ必要がないこともメリットと言えます。
上下180°調整可能なチルト式液晶モニターを搭載
カメラを自分の方に向けて撮影する「自撮り」というのも流行しています。
ミラーレス一眼カメラは、自撮りを行うのに最適なカメラとして紹介されることも少なくはなく、EOS M200も液晶モニターを180°自分の方に向けて撮影を行うことができるチルト式液晶モニターを搭載しています。
チルト式液晶モニターは好きな角度で固定することができるため、自撮り撮影時以外においても目線の高さで撮影しない場面においても少しだけ液晶モニターの角度を調整することで撮影することができます。
EOS M200性能レビュー
初心者でもどれほどの写真を撮影できるのか気になるところかと思います。
今回の実写レビューでは、私が実際に撮影した作例を基に、細かいスペックよりも初心者が使いやすいであろう性能面をピックアップして解説していきます。
一眼らしい高画質を叶える
EOS M200では、キヤノンの最新技術が投入されたモデルですが、その象徴として最新の映像エンジン「DIGIC8」があります。
直近で発売されたキヤノンの一眼カメラにおいて上級、初心者向け問わず、ほぼ全てのモデルにおいてDIGIC8が採用されており、高性能を実現する上で欠かせない存在となっています。
EOS M200もこちらの最新映像エンジンDIGIC8の採用によって一眼らしい高画質はもちろん、ピント合わせの性能となるオートフォーカスや、夜間などの撮影で差が出る高感度耐性でも優れた能力を発揮します。
決定的瞬間を逃さない約6.1コマ/秒の高速連続撮影
写真撮影のジャンルというのは様々ですが、動く被写体を撮影するシーンもあるかと思います。
例えばお子さんの運動会を撮影するときや、乗り物などを撮影する場合、ベストシーンというのは一瞬と言えるでしょう。
そのような場面で重要な性能となるのがカメラ側の連続撮影速度です。
EOS M200では、約6.1コマ/秒の高速連続撮影を実現している公式サイト上にも記載されていますが、実際にどの程度の速度であるのかは想像しがたいところかと思います。
こちらがEOS M200の高速連続撮影時の動画となります。
約6.1コマ/秒を決して遅い速度ではありませんが、速いと呼べる速度でもなにのが正直なところです。
しかし、被写体が子どもの運動会や速すぎることのない乗り物の場合は、特に不自由を感じることのない速度と言えます。
初心者でも迷わないビジュアルガイド搭載
一眼カメラを始める上で不安要素となるのが「操作の難しさ」かと思います。
確かにカメラには専門用語が多く存在し、色々な設定を必要とするイメージがあり、難しい操作が必要になると思いがちです。
しかし、EOS M200ではそんな不安を一切感じさせない機能性も大きな魅力としてご紹介でき、各撮影モードの説明などがグラフィカルに表示され、一目みてモードの主旨などを理解することができる初心者に優しい機能となっています。
面倒な設定はカメラが全自動で「シーンインテリジェントオート」
写真撮影というのはマニュアルで設定して思い通りの仕上がりを目指す調整も醍醐味の一つだと思いますが、全自動で良い写真を撮りたいのは初心者の願いかと思います。
カメラに関する知識はゆくゆく覚えて行けば良いですし、まずは「写真を撮る」という楽しさを知ることが大切です。
EOS M200では、被写体やシーンをカメラ側が検知し、自動的に設定を行ってくれる「シーンインテリジェントオート」が優秀で、初心者におすすめの機能です。
例えば人の顔を撮影した場合、カメラ側の露出設定は顔に合わせるように設定され、キヤノンが得意とする肌の色の再現も微調整されます。
一方で風景など広い景色を写す場合は、写し出される青や緑などの鮮やかな色が強調され、画面全体においてピントが合うように自動的に調整してくれます。
撮影された設定データなどを見て、適切な設定の勉強することもおすすめです。
お好みの仕上がりへと微調整「クリエイティブアシスト」
近年のキヤノンの一眼カメラで初心者を中心に好評となっている「クリエイティブアシスト」。
こちらは、基本的にカメラ側がオートで撮影する機能ですが、写真の仕上がりでアイデアがある場合、「背景のボケ具合」「明るさ」「鮮やかさ」などをゲージ上にてタッチ操作にて調整することが可能な機能となっています。
タッチパネル対応の液晶モニターの特徴が活かされており、まさにスマートフォンを操作する感覚で微調整を行うことができるため、簡単に美しい仕上がりを実現するために初心者の方に大変おすすめの機能です。
EOS M200で写す東京


同じ初心者向けEOS Kiss Mとの違い
同じエントリー向けのミラーレス一眼カメラとしてキヤノンでは「EOS Kiss M」というモデルが存在します。
初心者の方がカメラ選びを行う際にどのような違いがあるのかというのは分かりにくく、難しく感じることもあるでしょう。
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携帯性に関してはEOS M200が小型で軽量
EOS M200とEOS Kiss Mを比較したときに、大きさや重さなどの携帯性を見るとEOS M200の方が小型で軽量化を実現しています。
- EOS M200 : 108.2 (幅) ×67.1 (高さ) ×35.1 (奥行) mm
- EOS Kiss M : 116.3 (幅)×88.1 (高さ) ×58.7 (奥行) mm
重さに関しても比較するとEOS M200はバッテリーやメモリーカードを含んだ状態でも300gを下回る軽さを実現しています。
- EOS M200 : 約299g
- EOS Kiss M : 約387g (ブラック色)
携帯性における差は、従来のM100時代から受け継がれているもので、EOS M200はミラーレス一眼カメラとしても際立つ携帯性を実現しています。
ファインダーの有無
EOS M200の方が小型・軽量化を実現している理由の一つにファインダーが搭載されていないという点です。
一眼カメラではファインダーが搭載されることも多いですが、EOS M200ではファインダーが搭載されておらず、全てカメラボディに搭載された液晶モニターを見ながらの撮影となります。
逆にファインダーが搭載されていないため、カメラのホールド性が要求される動体撮影には向いていません。
製品仕様表
モデル名 | Canon EOS M200 |
---|---|
撮像画面サイズ | APS-C(約22.3×14.9mm) |
映像素子型式 | CMOSセンサー |
映像エンジン | DIGIC8 |
有効画素数 | 約2410万画素 |
オートフォーカス方式 | デュアルピクセルCMOS AF方式 |
測距点 | 最大143点 |
常用ISO感度 | ISO100~25600 |
シャッター速度(メカニカルシャッター) | 1/4000秒~30秒、バルブ |
連続撮影速度 | 最高約6.1コマ/秒(ワンショットAF時) |
画面 | ワイド3.0型/約104万ドット |
Wi-Fi搭載 | 〇 |
Bluetooth搭載 | 〇 |
大きさ | (幅)108.2mm×(高さ)67.1mm×(奥行き)35.1mm |
質量(バッテリー、 SDメモリーカード含む) | 約299g |
携帯性そのままに性能を向上させたEOS M200
今回ご紹介してきたEOS M200は、従来モデルEOS M100の性能を正当に進化させたモデルと言えるでしょう。
EOS M200は、キヤノンの一眼カメラの中でも最も小型で軽量化を実現したモデルという点も大きなメリットとして挙げられます。
その小型・軽量化を実現しながら最新の映像エンジンDIGIC8の搭載や、初心者でも簡単に美しい写真撮影へと導いてくれる機能性などもEOS M200を選ぶ大きなメリットと言えます。
これからカメラを初めてみたい方や小さくて軽く簡単なカメラを探している方、気軽に持ち歩けるサブカメラを探している方には、EOS M200が最適なミラーレス一眼カメラと言えるでしょう。
EOS M200を早速レンタル
今回ご紹介してきたEOS M200ですが、新製品として早速レンタルでお試しすることも可能です。
Rentio(レンティオ)では、今回ご紹介してきたEOS M200をはじめ、ミラーレス一眼カメラの新製品を最短3泊4日から気軽にレンタルすることができます。
これまで買うことが当たり前であったデジタルカメラですが、現代ではレンタルで試すことで購入前に十分に実力を知ることができる時代です。
自分に合ったカメラを見つけるためにも、Rentioでレンタルされることがおすすめです。