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FUJIFILM X-A7実写レビュー。超大型液晶モニターで誰でも簡単に直感操作で写真撮影

Atsushi Yoshioka
Atsushi Yoshioka

更新日2022/12/21

FUJIFILM X-A7実写レビュー。超大型液晶モニターで誰でも簡単に直感操作で写真撮影

今流行のミラーレス一眼カメラは進化を続けています。

2019年も下半期に入り、10月には各カメラメーカーから最新モデルが数多く発売され、ラッシュを迎えています。

今回は数ある新製品の中でも富士フイルムが発売した初心者向けエントリーモデルであるFUJIFILM X-A7の性能や特徴を実際に使用してレビューを行っていきます。

表現力なら富士フイルム

各カメラメーカーにおいて特徴が存在しますが、富士フイルムは「表現力」に長けた能力を保有しているメーカーです。

富士フイルムでは、フィルムカメラ時代に写真の仕上がりにおいて大きな差が出るフィルム製造を行っており、昔から発色の基本となる「色表現」の技術で定評がありました。

デジタルカメラ時代になった今でもフィルム時代に培った色表現技術を体感できるような工夫が施されており、今回ご紹介していくX-A7においても、初心者向けながら富士フイルムらしさを十分に体感できる最新モデルとなっています。

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エントリー向けの最新モデルとして誕生

今回ご紹介していくFUJIFILM X-A7は、富士フイルムのミラーレス一眼カメラの中でも最も下位モデルとして開発され、これまで存在したX-A5の後継モデルの役目を果たします。

下位モデルであることから、上位モデルのような性能の良さを求める方よりも、はじめて一眼カメラを使う方や、サブカメラを探している方におすすめできるようなエントリーモデルとなっています。

下位モデルとはいえ、撮影性能は従来モデルよりも大幅に向上しており、最新モデルとしての能力を十分に感じることができる性能を実現しています。

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FUJIFILM X-A7外観レビュー

ここからは実機を使用してX-A7について詳しく解説していきます。

初心者向けのモデルとして、まずはデザインや携帯性などの外観面をレビューしていきます。

女性にもおすすめの小型・軽量デザイン

FUJIFILM X-A7 小型 軽量

初心者向けのミラーレス一眼カメラで重要視されるのはカメラボディのサイズ感が大半と言えるでしょう。

カメラが大きい場合や重いだけで撮影へのモチベーションは下がるものです。

FUJIFILM X-A7は、従来モデルX-A5譲りの小型・軽量化を実現しており、持ち運びにおいて負担にならず気軽に持ち歩くことができる携帯性は、カメラ女子にもおすすめです。

2色から選べるカラーバリエーション

FUJIFILM X-A7 カラーバリエーション

カメラにおけるデザインというのも、カメラ選びにおいて大切な要素です。

特に初めての一眼カメラとして選ぶ際は、性能よりもデザイン性で選ぶ方も少なくないはずです。

FUJIFILM X-A7では、2種類のカラーバリエーションから選ぶことができ、ダークでシックな雰囲気を感じる「シルバー」と明るくポップな印象のある「キャメル」という対照的な2色がカラーバリエーションとして存在します。

ご自身のお好みに合わせることができるデザインの選択肢となっています。

ミラーレス一眼では珍しいバリアングル液晶を採用

FUJIFILM X-A7 バリアングル液晶

基本的にミラーレス一眼カメラでは、可動式の液晶モニターとしてチルト式液晶モニターが採用されることが大半ですが、X-A7ではFUJIFILM Xシリーズとしても初の試みとなる「バリアングル液晶」を採用しました。

チルト式液晶モニターは、上下方向のみ可動が可能でしたが、バリアングル液晶では、横方向の開閉も可能です。

角度調整の幅が広がったことにより、これまでよりも微調整が可能となりました。

液晶モニターは超大型で見やすさ重視

FUJIFILM X-A7 大型液晶モニター

先ほど可動式液晶モニターにおいてバリアングル液晶を採用したとご紹介しましたが、液晶モニター自体も非常に大型化していることがX-A7における特徴の一つです。

一眼カメラとしては最大クラスの3.5インチのスクリーンを保有し、これは後ほど詳しくご紹介していく直感操作の観点において大きく役立つものとなります。

X-A7では、液晶モニターを大型化したことで、見やすさが向上しただけでなく、操作性がよりスマートフォンに近づいたというところも特筆すべき点です。

また、X-A7の液晶画面では16:9のアスペクト比を採用しているため、巨大なスクリーンを有効活用するには16:9での撮影もおすすめです。

ファインダーは非搭載

FUJIFILM X-A7 ファインダー非搭載

液晶モニターが大型化し、液晶モニターを見ながらの撮影が基本となるX-A7では、ファインダーが搭載されていません。

昔ながらのファインダーを覗いた撮影を好まれる方にはX-A7はおすすめできず、X-A7はあくまで液晶モニターを見ながらスマートフォン感覚で一眼らしい写真を撮るためのカメラと考える必要があります。

ファインダーを覗いた撮影を好まれる方はワンランク上のラインナップとなるX-E3X-T100がおすすめです。

FUJIFILM X-A7性能レビュー

実際に撮影を行っていく上で、どのような写真を撮ることができるのかというのは気になるところです。

近年の一眼カメラにおいて、どのモデルでも画質に関しては非常に高いクオリティを実現しているため、単純に比較することは難しいほどです。

ここからは撮影性能として初心者におすすめしたい機能類を含めてご紹介していきます。

2424万画素大型APS-Cセンサーを搭載

FUJIFILM X-A7 APS-Cセンサー

FUJIFILM X-A7では、高画質を実現すべく根本として2424万画素の大型APS-Cセンサーを搭載しています。

一眼カメラにおいてAPS-Cセンサーは一般的ですが、コンパクトデジカメやアクションカメラなどデジタルカメラ全体としてみるとAPS-Cセンサーは大型センサーの分類になります。

センサーが大きいほど、写真として生成される際の情報量が豊富になり、高画質を実現する上で重要な機構となります。

富士フイルムは何といっても色表現

FUJIFILM X-A7 Shooting in Hiroshima

FUJIFILM X-A7, XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ, 1/550sec, F8, ISO200, 45mm, 広島

こちらはX-A7特有の性能ではありませんが、富士フイルム全体としてみて冒頭でもご紹介した通り、「色表現」の能力で非常に優れています。

写真において発色というのは印象を大きく変える要素ですが、ただ鮮やかにすることや、彩度を上げるだけでは写真というのは美しくならない難しさがあります。

富士フイルムのカメラでは、しつこさを感じない程よい鮮やかさを実現しています。

この絶妙なカラーバランスというのはフィルム製造を長年行ってきたからこその技術です。

色表現技術を体感するなら「フィルムシミュレーション」がおすすめ

FUJIFILM X-A7 Shooting in Hiroshima

FUJIFILM X-A7, XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ, 1/240sec, F5, ISO200, 26.4mm, 広島

富士フイルムのミラーレス一眼において色表現技術を体感するのであれば「フィルムシミュレーション」の使用がおすすめです。

フィルムシミュレーションは、フィルターのような機能で、雰囲気に合わせた色味の調整を行うことができます。

レトロな雰囲気を漂わせた仕上がりもSNSを中心に流行していますが、富士フイルムのフィルムシミュレーションはフィルムカメラ時代の雰囲気を再現する発色と質感で、レトロな雰囲気を感じることができます。

多彩な機能は全てタッチパネルで設定「タッチメニュー」

FUJIFILM X-A7において特に初心者におすすめできる機能が全て液晶モニター上で操作を行うことができる「タッチメニュー」です。

液晶モニター上でシャッタースピードや絞り、ISO感度の調整を行うことはこれまで珍しいことではありませんでしたが、X-A7では、フィルター効果などの有無の違いを1画面の中で確認することができます。

FUJIFILM X-A7 タッチメニュー

フィルター関連以外にも露出の変化や、彩度の調整など、画面上にそのまま仕上がりのイメージが表示されるミラーレス一眼カメラのメリットを存分に活かした機能性となっています。

それぞれの調整はゲージをスライドさせるだけの簡単操作であるため、よくカメラの設定などで調整を行う数値などを理解していなくても思い通りの撮影を行うことができます。

スマートフォンとの簡単連携

FUJIFILM X-A7 スマートフォン連携

撮影した画像をそのままスマートフォンに移してSNSなどへアップロードするのは一般的なスタイルと言えるでしょう。

FUJIFILM X-A7では、「気軽に一眼カメラを使いたい」ユーザー層のニーズにこたえるべく、カメラ本体においてWi-FiBluetoothなどの通信機能を搭載していることはもちろん、使い勝手の良いスマートフォン用アプリを使用することで、簡単で気軽にスマートフォンとの連携を行うことができます。

そして富士フイルムは色表現に優れているため、スマートフォン上で特にフィルター効果などを適用させる必要がないほど、元画像の仕上がりが良いため、まさにそのままSNSで映える写真撮影を実現しています。

動画撮影モデルとしてもおすすめ

近年注目を集め始めている一眼カメラによる動画撮影ですが、X-A7は動画撮影でも優れた性能を搭載しています。

センサーの全画素読み出しにより、6K相当となる豊富な情報量を活かした4K動画撮影を可能としました。

動画撮影においてもノイズの発生というのは気になるところですが、イメージセンサーの性能向上は、動画撮影においても体感することができます。

また、動画撮影時にも富士フイルムの色表現技術としてフィルムシミュレーションの適応が可能となっています。

FUJIFILM X-A7フォトギャラリー

FUJIFILM X-A7 Shooting in Hiroshima

FUJIFILM X-A7, XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ, 1/320sec, F9, ISO200, 15mm, 広島

FUJIFILM X-A7 Shooting in Hiroshima

FUJIFILM X-A7, XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ, 1/80sec, F16, ISO200, 37.4mm, 広島

FUJIFILM X-A7 Shooting in Hiroshima

FUJIFILM X-A7, XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ, 1/100sec, F8, ISO200, 15mm, 広島

FUJIFILM X-A7 Shooting in Hiroshima

FUJIFILM X-A7, XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ, 1/200sec, F3.5, ISO200, 15mm, 広島

FUJIFILM X-A7 Shooting in Hiroshima

FUJIFILM X-A7, XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ, 1/105sec, F5, ISO200, 28.8mm, 広島

FUJIFILM X-A7 Shooting in Hiroshima

FUJIFILM X-A7, XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ, 1/280sec, F5.6, ISO200, 45mm, 広島

FUJIFILM X-A7 Shooting in Hiroshima

FUJIFILM X-A7, XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ, 1/90sec, F4.9, ISO200, 32.3mm, 広島

FUJIFILM X-A7 Shooting in Hiroshima

FUJIFILM X-A7, XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ, 1/200sec, F8, ISO200, 44.5mm, 広島

FUJIFILM X-A7 Shooting in Hiroshima

FUJIFILM X-A7, XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ, 1/75sec, F5.6, ISO200, 45mm, 広島

FUJIFILM X-A7 Shooting in Hiroshima

FUJIFILM X-A7, XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ, 1/100sec, F5.6, ISO3200, 45mm, 広島

FUJIFILM X-A7 Shooting in Hiroshima

FUJIFILM X-A7, XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ, 1/140sec, F5.6, ISO200, 29.6mm, 広島

FUJIFILM X-A7 Shooting in Hiroshima

FUJIFILM X-A7, XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ, 1/400sec, F10, ISO200, 28.8mm, 広島

製品仕様表

モデル名 FUJIFILM X-A7
撮像画面サイズ APS-C(約23.5×15.7mm)
映像素子型式 銅配線正方画素CMOSセンサー
有効画素数 約2424万画素
オートフォーカス方式 ハイブリッドAF方式
測距点 425点
常用ISO感度 ISO200~12800
シャッター速度(メカニカルシャッター) 1/4000秒~30秒、バルブ
連続撮影速度 最高約6.0コマ/秒
画面 3.5型/約276万ドット
Wi-Fi搭載
Bluetooth搭載
大きさ (幅)119.0mm×(高さ)67.7mm×(奥行き)41.1mm
質量(バッテリー、 SDメモリーカード含む) 約320g

直感操作性に優れた新世代ミラーレス一眼カメラ

FUJIFILM X-A7 レビュー

小型・軽量を意識したミラーレス一眼カメラというのはこれまでも数多く存在しましたが、小型ボディに大型の液晶モニターを搭載し、直感操作をベースとしたX-A7は、新鮮さを感じるところです。

一眼カメラは既に難しい存在ではなく、生活を豊かにする日常に一部になりつつあると私は感じます。

SNSなどでも美しい写真というのは反響が大きく、色々な人に見てもらえるという喜びを感じる瞬間でもあります。

スマートフォンのような操作感覚で、スマートフォンよりも圧倒的に美しく、映える写真を撮影するならFUJIFILM X-A7は、とてもおすすめできる1台です。

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ミラーレス一眼カメラはレンタルでお試し可能

ミラーレス一眼カメラは、レンタルすることで気軽に使用することも可能です。

Rentioでは、数多くのミラーレス一眼カメラを最新モデルからベストセラーモデルまで、幅広いラインナップから自由に選んでレンタルすることができます。

Rentioでは、ボディ単体でレンタルすることも可能で、もしお手元に富士フイルムのレンズがありましたら、ボディだけをレンタルしてお試しすることも可能です。

ぜひこの機会にRentioで話題のミラーレス一眼カメラをレンタルして実力を体感されてください。

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