トランセンドのドライブレコーダー4機種を比較!特長や注意点を解説
更新日2024/01/29
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あおり運転や危ない運転による事故でドライブレコーダーで記録した映像を見ることが多くなった昨今、愛車にもドライブレコーダーを取り付けたくても費用捻出が難しく購入をためらっている方も少なくないと思います。
そんな方にはSDカードのおすすめメーカーとして知っている方も多いトランセンド(Transcend)のドライブレコーダーをおすすめしたいと思います。
この記事ではトランセンドのドライブレコーダー4機種の比較と選び方についてまとめましたので、価格重視でドライブレコーダーの購入を検討している方は参考にしてください。
※全4機種を比較した一覧表はこちらから!
もくじ
トランセンドのドライブレコーダーの特長
ドライブレコーダーと言えば国産メーカー(コムテック・ケンウッド・セルスター・ユピテルなど)が人気ですが、台湾の半導体メーカーであるトランセンドのドライブレコーダーには国産メーカーのそれと比べて以下のような特長が見られます。
- 軽量でコンパクト
- 内蔵バッテリーを搭載
- Wi-Fi接続でスマホ連携
- 記録メディアの最大容量が多い
軽量でコンパクト
トランセンドのドライブレコーダーは全機種コンパクトなサイズで軽いため軽車両でも視界を妨げにくいメリットがあります。
価格.comで人気のある前方カメラのドライブレコーダーTOP5(2020年8月17日時点)と比べてもトランセンドのドライブレコーダーは小さく軽量であることが分かります。
メーカー | 幅 | 高さ | 奥行き | 重さ |
---|---|---|---|---|
国産メーカー | 61〜103mm | 35〜54mm | 28〜35mm | 57〜110g |
トランセンド | 36〜95.6mm | 58.3〜70.2mm | 22.8〜40.5mm | 40〜107g |
内蔵バッテリーを搭載
トランセンドのドライブレコーダーには内蔵リチウムポリマーバッテリーが搭載されておりますので、事故等で電源供給ができなくなったときでも映像の記録を続けることが可能です。
Wi-Fi接続でスマホ連携
トランセンドのドライブレコーダーは小さいため、Wi-Fi接続して使えるスマホアプリを用いることになります。
アプリでは「ドライブレコーダーの設定」「ライブビューの確認」「録画映像のダウンロード」ができますので、記録映像としてスマホに取り入れやすいのも特長です。
記録メディアの最大容量が多い
SDカードなどの記録メディアメーカーということもあり、トランセンドのドライブレコーダーは最大128GBのmicroSDカードを使えます。
価格.comで人気のある前方カメラのドライブレコーダーTOP5(2020年8月17日時点)だと最大32GBがほとんどなので、同じ録画時間で記録された場合にトランセンドのドライブレコーダーのほうが過去の映像まで遡りやすいメリットがあります。
トランセンドのドライブレコーダーの注意点
一方でトランセンドのドライブレコーダーには次のような注意点/デメリットがありますので、これらの機能や性能を重視したい方は国産メーカー中心に検討されることをおすすめします。
- 後方撮影ができない
- F値が大きめ
- LED信号と同期してしまうフレームレート
後方撮影ができない
トランセンドのドライブレコーダーにはどの機種にもリアカメラが付属しません。
そのため基本的には前方撮影専用のドライブレコーダーとなります。
F値が大きめ
カメラのF値は撮影時の明るさに影響する項目ですが、トランセンドのドライブレコーダーは比較的F値が大きいので映像を暗く感じる方もいるかもしれません。
価格.comで人気のある前方カメラのドライブレコーダーTOP5(2020年8月17日時点)のF値と比べた表が以下になります。
メーカー | F値 |
---|---|
国産メーカー | 1.9〜2.0 |
トランセンド | 2.0〜2.2 |
LED信号と同期してしまうフレームレート
日本のLED信号は東日本(50Hz地域)で100回/秒、西日本(60Hz地域)120回/秒で点滅しておりますので、ドライブレコーダーのフレームレート(単位fps)によっては点滅間隔と同期してしまう現象が起こります。
例えば25fpsのフレームレートなら東日本のLED信号(100は25の倍数)、30fpsのフレームレートなら西日本のLED信号(120は30の倍数)と同期します。
国産のドライブレコーダーではLED信号の点滅間隔と同期しないフレームレートに設定されていることが多いのですが、台湾メーカーであるトランセンドはその対応がされておりませんので注意が必要です。
特に西日本でお使いの場合はトランセンドのドライブレコーダーのフレームレートは同期されてしまうので気をつけましょう。
メーカー | フレームレート |
---|---|
国産メーカー | 19.1fps or 27.5fps など |
トランセンド | 30fps or 60fps |
トランセンドのドライブレコーダー全4機種
ここでは2020年8月現在販売されているトランセンドのドライブレコーダー4機種を紹介します。
特長や注意点を把握した上で、どの機種が自身に見合っているのか比べてみましょう。
※全4機種を比較した一覧表はこちらから!
DrivePro 550A|車内撮影も可能な一台
「DrivePro 550A」は唯一デュアルカメラ/車内撮影が可能なモデルです。
トランセンドのドライブレコーダーの中で最も機能が充実した一台です。
車内の映像も記録したい個人タクシーの方におすすめです。
製品項目 | スペック詳細 |
---|---|
液晶サイズ | 2.4インチ |
イメージセンサー | SONY Exmor |
視野角 | 160度 (リアは110度) |
F値 | 2.2 (リアは2.8) |
最大解像度 | 1920×1080 |
フレームレート | 30fps |
GPS | ◯ |
運転支援ディスプレイ | ◯ |
パーキングモード | ◯ |
車線逸脱防止支援システム(LDWS) | ◯ |
前方衝突警報システム(FCWS) | ◯ |
速度警報 | ◯ |
Gセンサー緊急録画 | ◯ |
タイムラプス録画 | ◯ |
ヘッドライト・リマインダー | ◯ |
長時間運転アラート機能 | ◯ |
WDR機能 | ◯ |
スナップショット機能 | ◯ |
対応メモリカード | 8/16/32/64/128GB |
Wi-Fi接続 | ◯ |
サイズ | 95.6×65.9×40.5mm |
重さ | 107g |
Amazon税込価格 (2020年8月17日時点) |
16,800円 |
トランセンドのドライブレコーダー「DrivePro 550A」実機レビュー!デュアルレンズで車内も記録 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
DrivePro 230|コスパ良しの一台
車内撮影が不要な方に「DrivePro 230」がおすすめです。
「DrivePro 550A」とほぼ変わらない製品スペックを持ちながら、約半値で購入できるのがメリットです。
製品項目 | スペック詳細 |
---|---|
液晶サイズ | 2.4インチ |
イメージセンサー | SONY Exmor |
視野角 | 130度 |
F値 | 2.0 |
最大解像度 | 1920×1080 |
フレームレート | 30fps |
GPS | ◯ |
運転支援ディスプレイ | ◯ |
パーキングモード | ◯ |
車線逸脱防止支援システム(LDWS) | ◯ |
前方衝突警報システム(FCWS) | ◯ |
速度警報 | ◯ |
Gセンサー緊急録画 | ◯ |
タイムラプス録画 | ◯ |
ヘッドライト・リマインダー | ◯ |
長時間運転アラート機能 | ◯ |
WDR機能 | ◯ |
スナップショット機能 | ◯ |
対応メモリカード | 8/16/32/64/128GB |
Wi-Fi接続 | ◯ |
サイズ | 70.2×63.1×34.5mm |
重さ | 81g |
Amazon税込価格 (2020年8月17日時点) |
9,980円 |
DrivePro 110|夜間走行におすすめの一台
「DrivePro 110」はイメージセンサーが「STARVIS」に対応したモデルなので、夜間走行の多い方におすすめのドライブレコーダーです。
唯一スマホアプリ未対応の機種でもありますので、基本操作はドライブレコーダー本体とになります。
製品項目 | スペック詳細 |
---|---|
液晶サイズ | 2.4インチ |
イメージセンサー | SONY STARVIS |
視野角 | 140度 |
F値 | 2.0 |
最大解像度 | 1920×1080 |
フレームレート | 60/30fps |
GPS | × |
運転支援ディスプレイ | × |
パーキングモード | × |
車線逸脱防止支援システム(LDWS) | × |
前方衝突警報システム(FCWS) | × |
速度警報 | × |
Gセンサー緊急録画 | ◯ |
タイムラプス録画 | ◯ |
ヘッドライト・リマインダー | ◯ |
長時間運転アラート機能 | ◯ |
WDR機能 | × |
スナップショット機能 | × |
対応メモリカード | 8/16/32/64/128GB |
Wi-Fi接続 | × |
サイズ | 70.2×63.1×32.5mm |
重さ | 69g |
Amazon税込価格 (2020年8月17日時点) |
7,980円 |
DrivePro 10|コンパクトで高精細な一台
「DrivePro 10」はとにかく小さいドライブレコーダーが欲しい方におすすめです。
液晶画面もありませんので、基本操作はWi-Fi接続したスマホアプリからのみとなります。
機能は最低限となりますが、STARVISのイメージセンサーとWDR機能で高精細な映像を記録できます。
製品項目 | スペック詳細 |
---|---|
液晶サイズ | – |
イメージセンサー | SONY STARVIS |
視野角 | 140度 |
F値 | 2.0 |
最大解像度 | 1920×1080 |
フレームレート | 60/30fps |
GPS | × |
運転支援ディスプレイ | × |
パーキングモード | × |
車線逸脱防止支援システム(LDWS) | × |
前方衝突警報システム(FCWS) | × |
速度警報 | × |
Gセンサー緊急録画 | ◯ |
タイムラプス録画 | × |
ヘッドライト・リマインダー | × |
長時間運転アラート機能 | × |
WDR機能 | ◯ |
スナップショット機能 | × |
対応メモリカード | 8/16/32/64/128GB |
Wi-Fi接続 | ◯ |
サイズ | 58.3x36x22.8mm |
重さ | 40g |
Amazon税込価格 (2020年8月17日時点) |
9,980円 |
トランセンドのドライブレコーダー「DrivePro 10」実機レビュー!コンパクトで手軽な一台 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
4機種の比較一覧表
トランセンドのドライブレコーダー4機種を一覧表にて比較できるようにしました。
性能や価格などトータルでバランスの取れたドライブレコーダーを探すのに役立ててください。
前方カメラだけならトランセンドのドライブレコーダーがおすすめ
トランセンドのドライブレコーダーは、国産メーカーが販売する前方カメラ専用のドライブレコーダーと比較してもイメージセンサーや画角でも優れていながらも、コンパクトサイズサイズ・低価格に抑えられておりますのでコスパの高いドライブレコーダーと言えるでしょう。
西日本での利用はLED信号と同期していしまうデメリットがありますので、東日本で利用する方でとりあえずドライブレコーダーの設置を考えている、そんな方にはエントリーモデルとしてトランセンドのドライブレコーダーをおすすめします。
ドライブレコーダーはレンタルで試せる
「実際にドライブレコーダーを取り付けてみたい」
「ドライブレコーダーの映り具合を確認したい」
そんな方にはドライブレコーダーのレンタルがおすすめです。3泊4日から借りることができますので、複数種類借りて比較してみるのも良いでしょう。
家電レンタルサービスのRentio(レンティオ)では、トランセンドのDrivePro10のレンタルやDrivePro550-Aのレンタルも行っておりますので、まずはレンタルでのお試し利用も検討してみてはいかがでしょうか?