JAPAN AVE.(ジャパンアベニュー) GT65を実機レビュー!4K画質でリアカメラ付きのドライブレコーダー

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状況証拠や運転時の記録を残すために今や必須となったドライブレコーダーですが、有名メーカーから無名メーカーまでたくさんの製品が発売されているため、どれを選べばよいのか迷っている方も少なくないと思います。
そんな方に紹介したいメーカーの1つに「JAPAN AVE.(ジャパンアベニュー)」があります。同社は「車社会である日本の道路で安全かつ快適なドライブを提供する」ビジョンのもと、FMトランスミッターやカーチャージャーなどの人気製品を取り揃えています。
そこで、この記事では「JAPAN AVE.」の4Kドライブレコーダー「GT65」の特長と実機レビューをまとめました。ドライブレコーダーの画質にこだわりたい方はぜひ参考にしてください。
もくじ
JAPAN AVE.ドライブレコーダーGT65の特長
JAPAN AVE.のドライブレコーダー「GT65」の特長は前後のカメラが高解像度でありながらも比較的手頃な価格設定になっていることです。
4Kのフロントカメラ、FHDのリアカメラがセットになって15,000円(2021年6月7日現在)未満で購入できるので非常にコストパフォーマンスに優れたドライブレコーダーと言えるでしょう。
- 4K(3840×216)のフロントカメラ+FHD(1920×1080)のリアカメラセット
- フロント/リアともにF値2.0の明るいレンズ
- Googleマップ連携の高性能GPS搭載
- 250mAhの内蔵バッテリーによる駐車監視(Gセンサー)や緊急録画機能を搭載
- 見やすい2.4インチの液晶ディスプレイ
- 黒つぶれや白飛びを抑えるWDR機能搭載
- 直感的な操作ができる専用のスマホアプリも用意
- LED信号同期対策となる周波数(50Hz/60hz)切替も可能
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製品スペック一覧表
項目 | スペック詳細 |
---|---|
撮影解像度 | ・フロントカメラ 4K(3840×2160) 2K(2560×1440) 3M(2304×1296) FHD(1920×1080) HD(1280×720) ・リアカメラ FHD(1920×1080) |
フレームレート | 30fps |
広角 | ・フロントカメラ 157.5度 ・リアカメラ 132度 |
水平画角 | ・フロントカメラ 133.3度 ・リアカメラ 107度 |
垂直画角 | ・フロントカメラ 72.2度 ・リアカメラ 55度 |
絞り値 | F2.0 |
HDR/WDR | ○(WDR) |
絞り値 | F2.0 |
タイムラプス機能 | 5fps/2fps/1fps |
フロントディスプレイ | 2.4インチ IPS液晶 (ディスプレイ解像度240×320) |
緊急録画機能 | Gセンサー 駐車モード |
GPS機能 | ○ |
動体検知 | ○ |
Wi-Fi機能 | ○ ※専用アプリとのペアリング |
対応メディア | microSDカード ※クラス10以上 ※8GB〜128GB |
バッテリー容量 | 250mAh |
環境温度 | ・フロントカメラ -20度〜60度 ・リアカメラ -20度〜80度 |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
・フロントカメラ 約74mm×32mm×66mm ・リアカメラ 約55mm×27mm×24mm |
重さ | ・フロントカメラ 約95g ・リアカメラ 約16g |
Amazon税込価格 (2021年月6日8現在) |
14,800円 |
JAPAN AVE.ドライブレコーダーGT65実機レビュー
スペックや商品ページだけの情報では分かりにくい部分もありますので、実際にJAPAN AVE.ドライブレコーダー「GT65」を触りながら、特長や使用感について紹介したいと思います。
セット内容
JAPAN AVE.ドライブレコーダー「GT65」に同梱されているパッケージ内容は以下のとおりです。
micro SDカードは付属されていませんので、別途Class10以上/8GB-128GB範囲のSDカードを用意しましょう。
今回は「SAMSUNG MB-MC32GA/IT(microSDHC 32GB Class10 UHS-I)」を使いましたが、フォーマットも問題ありませんでした。
- フロントカメラ
- リアカメラ ケーブル付き(8m)
- ケーブル付きカーチャージャー(3.5m)
- USB電源ケーブル(0.8m)
- 両面テープホルダー
- 吸盤式ホルダー
- 取り付け用ツール
- 留め具×5
- 取扱説明書
コンパクトなサイズ感
- フロントカメラ
- リアカメラ
フロントカメラは約74mm×32mm×66mm(幅×奥行き×高さ)、リアカメラは約55mm×27mm×24mm(幅×奥行き×高さ)で比較的コンパクトなサイズです。
リアカメラも最小限のサイズとなっているため、運転を阻害することはありません。
使いやすい操作性
地味に嬉しいのは、2.4インチの液晶ディスプレイと操作ボタンが正面にまとまっていることです。(電源ボタンだけ側面)
各ボタンにはアイコン表示(M/△/⚠/▽/OK)もあるので、設定変更や確認が非常に分かりやすいです。
レンタカーにも使いやすい選べる取り付け方法
JAPAN AVE.ドライブレコーダー「GT65」は両面テープ以外に吸盤マウントも付属しているので、レンタカーやカーシェアにも使いやすいメリットがあります。
ただし吸盤マウントは両面テープの接着に加えて取れやすいという側面もあるため、使い分けできるのはナイスです。
自家用車には両面テープでしっかり固定しつつも、旅先でのレンタカー/カーシェア用に吸盤マウントを持参するのが良いかもしれません。なお、リアカメラには吸盤マウントは用意されていません。
必要十分な長さのケーブル
フロントカメラ用のケーブル付きカーチャージャーは3.5m、フロントカメラに接続するリアカメラのケーブルは8mと十分な長さです。またケーブルも太すぎないので配線もしやすいです。
以前にトランセンドの「DrivePro 550A」や「DrivePro 10」を使った際にケーブルが太く配線しにくい課題を見つけたことがあります。
JAPAN AVE.ドライブレコーダー「GT65」には留め具と配線用のスティックも同封されていたので、個人でも配線できるような配慮を感じました。(ちゃんとやるならカーショップに依頼することを推奨)
専用のスマホアプリも用意
JAPAN AVE.ドライブレコーダー「GT65」には専用のスマホアプリ「CACAM」(App Store / Google Play)が用意されています。
ドライブレコーダーのWi-Fiをオンにしてスマホアプリとペアリングすると、以下の設定や確認がスマホ上でできるようになります。
- リアルタイム録画状況の確認
- 録画/停止
- 前後カメラ切替
- マイクオン/オフ
- 動画/画像データの管理(通常録画/緊急録画)
Wi-Fi接続中はスマホのキャリア回線(4G/5G)は使えなくなりますので、スマホの地図アプリをナビで使う方は併用できません。
高温耐性も問題なさそう
この日は外気温31度の真夏日だったのですが、直射日光のあたるダッシュボードに1時間ほど置いたままでも問題なく動作しました。(持とうとしたら火傷するくらい熱かった……。)
フロントカメラは-20度〜60度、リアカメラは-20度〜80度の環境温度で使える設計になっており、熱暴走対策としても十分なスペックです。
停車時にサンシェードを利用するなどさらに暑さ対策をすれば、猛暑の中でも安心して使うことができるでしょう。
車中泊時の給電方法について
JAPAN AVE.ドライブレコーダー「GT65」のインターフェースにはminiHDMIとminiUSB(給電用)のポートが搭載されています。
付属のminiUSBケーブルは0.8mしかありませんので、車中泊時にポータブル電源等を用いて防犯用にドライブレコーダーを稼働させることを考えている方は、長めのminiUSBケーブルを別途用意したほうが使いやすいと思います。
JAPAN AVE.ドライブレコーダーGT65使ってみた感想
JAPAN AVE.ドライブレコーダー「GT65」をHONDA FIT3に取り付けて録画してみました。
なお、JAPAN AVE.には専用のスマホアプリ以外に、パソコン向けに「GPSプレイヤー」(Windowa / Mac)が用意されています。
「GPSプレイヤー」で実際の記録映像を見ながら、使ってみた感想や気になった点について紹介します。
広い視野角
- フロントカメラ
- リアカメラ
JAPAN AVE.ドライブレコーダー「GT65」は他のドライブレコーダーと比べても広い視野角(広角)のレンズです。
例えば並走時に起きた事故の場合、広角のほうが証拠映像として残りやすいです。(どちらが先にハンドルを切った、ウィンカーの有無 etc.)
ただし、広角になればなるほど歪みが生じ、撮影対象物が小さくなりますので、ナンバー読み取り精度が少し劣るデメリットはあるもの、JAPAN AVE.ドライブレコーダー「GT65」は画質でそのデメリットを補っています。
視野角 | フロント | リア |
---|---|---|
広角 | 157.5度 | 132度 |
水平 | 133.3度 | 107度 |
垂直 | 72.2度 | 55度 |
設定メニューで歪み補正のオン/オフを切り替えることはできますが、ミラーレス一眼のレンズプロファイルのような強力な補正はされませんでした。それなら少しでも視野角を広げたほうがよいと割り切り、今回は歪み補正をオフにして使用しました。
高精細な映像でナンバープレートの読み取りもOK
フロントカメラは4K(3840×2160)ということもあり、ナンバープレートの視認性は非常に高いです。ただし、広角でクセのある映像になりますので、以下のような特徴は抑えたほうがよいかもしれません。
- 1枚目の写真:実際の車間よりも遠く映るため、このくらい10〜15m離れると視認性が落ちる
- 2枚目の写真:周辺部が歪み映像が荒くなるため、写真の位置関係くらいがギリギリ視認できるくらい
リアカメラはFHD(1920×1080)でフロントカメラよりも画質は落ちますが、画角が狭いので多少対象物が離れていても視認性が落ちません。
写真の位置関係くらいがギリギリナンバープレートを確認できる距離感でした。
夜間撮影もクリアな解像度
- フロントカメラ
- フロントカメラ
- リアカメラ
- リアカメラ
夜でも明るく撮影出来るドライブレコーダーといえばSONYの「STARVIS(裏面照射型CMOSイメージセンサー)」が搭載された機種ですが、JAPAN AVE.ドライブレコーダー「GT65」には「STARVIS」は搭載されていません。
そのため当初は不安だったのですが、実際に撮影した映像を見ると4K解像度+F2.0の明るいレンズが使われているおかげもあり、クリアに記録されていることが分かります。
ヘッドライトの反射や周辺部だとナンバーの読み取りはできませんでしたが、写真のような位置関係だとギリギリ読み取れるか読み取れないかくらいの感じでした。
WDRの逆光補正について
JAPAN AVE.ドライブレコーダー「GT65」には、トンネルに入った直後や出る瞬間の明暗差に強い「WDR機能(ワイドダイナミックレンジ)」も搭載されています。
今回トンネル走行が叶いませんでしたので、手で覆い明暗差を作って逆光補正をテストして結果が上の動画です。
手で覆った瞬間、手を離した瞬間は黒つぶれ・白飛びが生じるものの、瞬時に補正が入るのが分かるでしょうか。
HDRほどの強い補正ではないにしろ、逆光補正については及第点だと思います。
快晴時は空がずっと白飛びしていますが、先程紹介した夜間走行の写真を見ても標識が白飛びして見れないということもありませんでした。
LED信号は稀に同期する
今回運転したのは東日本でドライブレコーダーの周波数も50Hzに設定しましたが、稀にLED信号と同期することを確認しました。(撮影フレームレートは30fps固定です)
ただほんの数秒同期した後に内部で修正がかかるのか、すぐに同期は解除され信号が表示されるようになります。
高コスパのドライブレコーダー
4Kの高精細・広い視野角・リアカメラと吸盤マウントがセット・1.5万円を切る価格を考えるとコストパフォーマンスに優れているドライブレコーダーと言えるでしょう。
夜間映像に強いイメージセンサーを搭載したもの、、白飛び・黒つぶれに強いHDRを搭載したものもの、と特定の機能に特化したものがほしいというわけでなければ、十分な性能と使いやすさを有すると思います。
特に最初のドライブレコーダーとして、JAPAN AVE.「GT65」は検討に値する製品と言えるのではないでしょうか。
ドライブレコーダーやカー用品は試してから購入できる
「自家用車に適合するのか気になる」
「買って後悔して、また買い直すことはもうしたくない」
など、下調べて評判の良いカー用品があったとしても、それが自家用車にフィットするかどうかは分かりません。そんな方にはカー用品のお試しレンタルをおすすめします。
カメラ・家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では、JAPAN AVE.製品のレンタルをはじめ、様々なカー用品のレンタルを提供しています。
レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。
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