象印のIH炊飯ジャー STAN. NW-SA10(5.5合)使用レビュー!暮らしに馴染むデザインと使いやすさが魅力の1台
更新日2022/12/20
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象印マホービンのおしゃれな家電シリーズ、「STAN.(スタン)」をご存じでしょうか。
STAN.にはコーヒーメーカーやホットプレートなど多数のキッチン家電が並び、そのどれもが機能性と洗練されたデザインが両立している魅力あふれる製品です。
今回は、ふっくら美味しいごはんが楽しめることで人気の炊飯器「IH炊飯ジャー NW-SA10(5.5合炊き)」を、実際に使用してレビューしていきます!
もくじ
STAN.シリーズについて
製品特徴の前に、まず「STAN.」について説明します。
「STAN.」とは、2019年2月に、象印マホービンの創業101年目の新たなスタートとして生み出された家電シリーズです。クリエイティブユニット「TENT」とのコラボレーションで作られており、使いやすく日常生活に溶け込むシンプルデザイン性で人気を博しています。
また、このシリーズには、名前の由来にもなっている3つの「STAN」をキーワードにしたコンセプトがあります。
― 暮らしに“STANDBY(スタンバイ)”し、
― 使いやすい“STANDARD(スタンダード)”な製品をつくり続ける、
― そんな象印の“STANCE(スタンス)”
この言葉からも、老舗メーカーとしてこれまで象印が培ってきた技術はもちろん、現代の暮らしに馴染む性能やスタンダードな使いやすさにこだわって作られているシリーズであることが伺えます。
象印のIH炊飯ジャー STAN. NW-SA10の特徴
「STAN.」のコンセプトによって設計されたIH炊飯ジャーはどういう製品なのか。
まずは「STAN. NW-SA10」の特徴を確認していきましょう。
強火で炊き続け、うまみを引き出す「豪熱沸とうIH」
「STAN. NW-SA10」は、象印が誇る「豪熱沸とうIH」を搭載しており、釜全体に熱が行き渡るので炊きムラがなく仕上がります。
沸騰後も火を引かずに強い火力で炊き続けることができるので、芯までふっくらとしたごはんが炊き上がります。
ご飯のうまみもしっかりと引き出され、ほかほかのおいしいごはんが楽しめるのが特徴です。
好みや目的に合わせた多彩なコースを搭載
「STAN. NW-SA10」には白米、玄米、雑穀米、おかゆ等の多数の炊飯コースが搭載されています。
さらに「白米」では、炊き方をふつう・やわらかめ・かための3つから選ぶことができます。固さの好みやその日のおかずに合わせて炊き具合を変えられるのは嬉しいポイントですね。
他にも、「ベビーごはん(離乳食)」コースも搭載されており、赤ちゃんの成長に合わせた離乳食を一度に数食分作ることが可能で、子育て家庭の強い味方と言えます。
付属のレシピブックやメーカー公式サイトには「STAN. NW-SA10」を使った多彩なレシピが掲載されています。
毎日のごはんの炊飯以外にも、赤飯や炊き込みご飯・変わり種のおにぎりやパエリアなどが紹介されているので、生活の色々な場面で活用してくれそうです。
選べる2つの保温機能
「STAN. NW-SA10」には、「うるつや保温」と「高め保温」という2つの保温機能が搭載されています。
「うるつや保温」は、底センサーで保温に最適な火加減で温度コントロールすることで、30時間まで白米を美味しく保温できる機能です。水分の蒸発やごはんの変色を長時間抑えてくれるので、家族で帰宅時間がバラバラで長時間保温したいという場合や、夜に炊いたご飯を翌朝も美味しく食べたい時などにおすすめです。
一方「高め保温」は、あつあつご飯を食べられる保温機能ですが、少し高めの温度で保温することでニオイの発生を防いでくれます。こちらは「あたたかいご飯をすぐに食べたい」という時におすすめです。
こちらの2つはボタンひとつでカンタンに切り替えることができますので、状況や好みに合わせて保温を選択できるのは嬉しいですね。
製品スペック一覧表
「STAN. NW-SA10」の詳細なスペック一覧は以下の通りです。
製品項目 | スペック詳細 |
---|---|
白米炊飯容量 | 0.09~1.0L(5.5合) |
白米炊飯時間 ※()内は白米急速時 |
約52~59分(約23~35分) |
白米保温時間 | うるつや保温:30時間まで 高め保温:12時間まで |
外形寸法:幅 × 奥行 × 高さ(約) | 23.5cm × 29cm × 19.5cm |
本体質量(約) | 4.3kg |
ふた開き時の高さ(約) | 42.5cm |
電源コード | 1.0m(コードリール式) |
カラー | ブラック/ホワイト |
象印のIH炊飯ジャー STAN. NW-SA10の外観レビュー
シンプルでおしゃれなデザインと、炊き方や保温など毎日使う機能へのこだわりが魅力である象印のIH炊飯ジャー「STAN. NW-SA10」の実機を見て触ってみた感想をまとめました。
「STAN. NW-SA10」は象印レンタルサービスの対象製品でもありますので、自身でも使ってみたいという方はぜひ活用してみてください。
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セット内容
本体・白米用計量カップ(約180ml)・無洗米用計量カップ(緑色/約171ml)・しゃもじ・説明書・レシピブックが同梱されています。
※レンタル製品にはしゃもじは含まれません。
本体外観
「STAN. NW-SA10」を正面から見た様子です。
マットな質感に、ホワイトとベージュの柔らかいカラーであたたかみを感じます。象印らしい「象マーク」もとても可愛らしいですね!
側面もこのようにかなりシンプルです。
下部横にはくぼみがあり、指をひっかけて持ち運びしやすい工夫も見られました。
また、底面にはこのようにコードが収納されています。
コードの長さは約1.0mで、プラグを引っ張って出すリール式です。使用しないときは完全にコードを収納できデザインの邪魔をしないのも嬉しいですね。
ボタンやパネルはシンプルで、全体的に凹凸が少なくフラットな作りになっています。
手前のプッシュボタンを押すと、蓋が開くようになっています。
本体内部・内釜
蓋を開けると、取り外し可能な内ぶたと、フッ素加工が施された内釜があります。
この内釜ですが、何も入れない状態では写真左のように目盛りが暗く、一見水量が見づらい状態なのですが、お米と水を入れると、右のように目盛の色が変わります!
目盛りがパッと見やすくなるので、わざわざ覗き込んで水位を確認する必要がなく、水量確認がとても簡単です。
象印のIH炊飯ジャー STAN. NW-SA10の使用レビュー
ここまで「STAN. NW-SA10」の特徴および、外観・デザインについて紹介してきました。
実際に炊飯もしてみたので、ここからは、気になる炊きあがり・味を紹介させていただきます!
白米
まず白米には、秋田県産あきたこまちを、炊き具合「ふつう」で炊飯しました。
炊飯時間は約50分。ふっくらと粒立ったごはんに炊き上がりました!
食べてみると、ふっくらとした食感にごはんの自然な甘みが味わえてとても美味しかったです。
また、別の日に「かため」「やわらかめ」でも炊飯をしてみましたが、おいしさはそのまま、お米の固さだけがほどよく変わったような印象でした。
炊飯時の水を増やしたり減らしたりして固さ調整をしようとすると、びちゃびちゃと柔らかすぎてしまったり、逆に芯が残ったような食感になってしまうこともありますが、「STAN. NW-SA10」の炊き分けではそのようなことは一切なく、どの固さでも美味しく炊きあがりました。
個人的には、普段は「ふつう」で炊き、丼ものやカレーなど汁気のあるものをかける場合には、「かため」に炊くなどして使い分けるのがおすすめです!
炊き込みご飯
次に、鶏肉ときのこの炊き込みご飯を作りました。
お米に加え、野菜やきのこ、お肉などの具材と調味料を入れて炊き込みます。
「STAN. NW-SA10」には炊き込みご飯専用のモードは搭載されていないのですが、メニューの中から「白米・やわらかめ」を選び炊飯すると、炊き込みご飯に最適な炊き具合になります!
こちらはおよそ70分ほどで完成!
おこげもしっかりと付いています!すごくおいしそう…!
実際食べてみると、ごはんはもちろん、お肉や野菜などの具材にもじゅわっと味も染み込んでいてとても美味しかったです!
鶏肉も箸ですっと切れるほど柔らかくなっていました!
使って感じたSTAN. NW-SA10の注意点
今回初めて「STAN. NW-SA10」を使用しましたが、おいしさと使いやすさを両立した、毎日使いたくなるような炊飯ジャーだと思いました。
デザインも良く、個人的には全体的な満足度はとても高かったです。
一方で、一つだけ気になった点がありました。
運転音が少し気になる
どの炊飯ジャーでも炊飯中の音はある程度するものですが、「STAN. NW-SA10」の運転音は個人的にやや大きく感じました。
炊飯中の音を動画に収めてみましたが、こんな感じです。
メーカーサイトによると、IH炊飯ジャーでは強い火力で炊飯するため炊飯中に冷却ファンが回るようなのですが、その運転音とのこと。
炊飯中ずっとこの音がするわけではなく、他の調理をしながらであればそこまで気にならず、生活に支障があるレベルの音ではありません。
個人的には許容範囲でしたが、静音性の高い炊飯ジャーを探している方は注意した方が良さそうです。
使って感じたSTAN. NW-SA10の魅力
運転音は少々気になりましたが、それを上回るメリットのほうが多い炊飯ジャーです。
実際に使って改めて感じ他魅力について紹介します!
生活に馴染むおしゃれなデザイン
機能はもちろん、「STAN. NW-SA10」はそのデザインも大きな魅力の一つです。
シンプルでありながらもおしゃれなこのデザインは、インテリアにも馴染むので置き場所を選びません。
色味や素材・形からはあたたかみや親しみやすさを感じる、自然と暮らしに溶け込むような佇まいで、どんな家庭にも使いやすいのではないかと感じました。
個人的には、前面の「象マーク」がとても愛らしく、お気に入りポイントです!
お手入れのしやすさ
「STAN. NW-SA10」は天面や蓋を開けたフレームの部分がフラットに作られているので、汚れてもサッと拭き取ることができます。
日常的に洗うパーツも内釜と内ぶたの2つのみなので、炊飯後の洗い物もとても簡単でした。
また、本体に「クリーニング機能」が搭載されており、水を入れてボタンを押すだけでニオイの除去も可能です。
炊きこみごはんを炊いた後などは、しっかり洗っても内釜にニオイが残ってしまうことがありますが、クリーニング機能を使用してから通常のお手入れをすることで、かなりニオイを消すことが出来ました。
やはり毎日使う家電として、お手入れにストレスを感じないのは大きなメリットであると感じます。
シンプルで使いやすい機能
炊き上がりの味はもちろん、「保温の温度が選べる」、「ごはんのかたさが選べる」という2つの機能がとても便利でした。
この2つは使用頻度の高い機能なので、ここが自分の好みや生活スタイルに合わせられるのはうれしいですよね。
最近では、銘柄による炊き分けが出来るような特別感のある多機能な炊飯ジャーもたくさん発売されていますが、「STAN. NW-SA10」には毎日使うスタンダード機能のクオリティが高い、というような印象を受けました。
シンプルに使いやすいので、どんなご家庭にもおすすめできると感じました。
象印のIH炊飯ジャー STAN. NW-SA10は、毎日の暮らしに丁度いい!
「STAN. NW-SA10」はまさに毎日の暮らしに丁度良く馴染む1台であると感じました。
驚くほど多機能!というわけではないのですが、白米の炊き具合が自分好みに選べたり、長時間美味しく保温できたりと、日常的にとても使いやすい炊飯ジャーです。
象印の高い技術とおしゃれなデザインが融合した魅力ある製品なので、ぜひ一度手にとって使ってみてください。
象印製品はお試しレンタルができる
とはいえ実際購入するとなると、使い勝手や炊き上がりの味、運転音など、気になる部分も多いでしょう。
すぐに購入に踏み切れないという方は、象印レンタルサービスの活用をおすすめします。
「STAN. NW-SA10」の他にも家電レンタルサービスのレンティオでは、様々な炊飯器を用意していますので、購入前のお試しに、気軽にレンタルしてみてはいかがでしょうか?
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