象印の炎舞炊き NW-LB10を実食レビュー!最高クラスの炊きあがりと食感の好みを追求できる 高級圧力IH炊飯器
更新日2024/11/26
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炊飯器の代表的なメーカーと言えば「象印マホービン(ZOJIRUSHI)」。象印の炊飯器はシンプルなマイコン炊飯器から圧力IH炊飯器まで、容量別やカラーバリエーションも含めると多種多様な炊飯器が用意されています。
なかでも、象印の「炎舞炊きシリーズ」は高価格帯にも関わらず非常に人気の高い圧力IH炊飯器です。2018年7月に初代モデル「NW-KA型」が発売されて以来、「炎舞炊きシリーズ」が一大カテゴリとして形成されつつあります。
そこで、この記事では2021年6月に発売された「NW-LB10」の特長と実食レビューを紹介します。高級圧力IH炊飯器の購入を検討している方の参考になれば幸いです。
もくじ
象印の炎舞炊き NW-LB10の特長
「NW-LB型」は炎舞炊きの圧力IH炊飯器で最上位機種(2021年9月現在)となり、「NW-LB10」は5.5合炊きモデルです。
「炎舞炊きシリーズ」のなかで最も多い6つの底IHヒーターを搭載し、炊きムラを抑えた激しい対流でかき混ぜることで美味しいごはんを炊き上げます。
- 6つの底IHヒーターを搭載する圧力IH炊飯器
- 鉄・ステンレス・アルミを組み合わせた特別な内釜
- 内釜の内面には「うまみプラス」プラチナコート(遠赤外線+プラチナナノ粒子)
- フィードバックの入力により、最大121通りの炊き方から好みの食感に導いてくれる「わが家炊き」
- 7通りの「炊き分け圧力」を含む、多彩な炊飯メニュー
- 最大40時間までパサつきを抑える「極め保温」
- フラットな外面とシンプルな構造でお手入れが楽ちん
- 銀イオン(Ag+)抗菌加工のプッシュボタンと立つしゃもじ
製品スペック一覧表
項目 | スペック詳細 |
---|---|
炊飯容量 | 5.5合(0.09〜1.0L) ※1升炊きはNW-LB18 |
加熱方式 | ローテーションIH+7通り炊き分け圧力 |
内釜 | ・豪炎かまど釜(鉄素材をアルミとステンレスの層で挟んだ構造) ・「うまみプラス」プラチナコート ・5年間無償交換 |
内釜洗米 | 可能 |
保温時間 | 最大40時間 ※極め保温使用時 |
白米の炊飯メニュー | ・5通りの炊き分け圧力 ・121通りのわが家炊き ・エコ炊飯 ・熟成炊き ・白米急速/白米特急 ・無洗米 ・やわらか/よりやわらか(おかゆより固め) ・すしめし ・おかゆ ・お弁当 |
その他の炊飯メニュー | ・玄米 ・玄米がゆ ・金芽米 ・雑穀米 ・雑穀米がゆ ・麦ごはん(ふつう/もちもち) ・発芽玄米/おこわ |
消費電力 (炊飯時) |
1240W |
カラーバリエーション | 濃墨:(型番:-BZ) 絹白:(型番:-WZ) |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
約27.5cm×35.0cm×23.5cm ※ふたが開いた状態の高さ:46.5cm |
重さ | 約8.5kg |
Amazon税込価格 (2021年9月21日現在) |
86,000円 |
象印の炎舞炊き NW-LB10の実機レビュー
ここからは実機で「象印の炎舞炊き NW-LB10」の特長やスペックについてもう少し詳しく見ていきたいと思います。
後半では実際に炊飯してみた使用感や実食レビューもまとめていますので、気になるところからお読みください。
自身でも試してみたいという方は、象印の炎舞炊き NW-LB10はレンタルもできますので活用してみてください。
[レンタル] 象印 圧力IH炊飯ジャー 炎舞炊き 5.5合 NW-LB10 – Rentio[レンティオ]
セット内容
「象印の炎舞炊き NW-LB10」に同梱されていたセット内容はご覧のとおりです。
- NW-LB10本体
- 立つしゃもじ
- 計量カップ(白米用/約180ml)
- 計量カップ(無洗米用/約171ml)
- 象印からのワンポイントアドバイスシート
- おいしいごはんの炊き方DVD
- 取扱説明書 他
他にも注意書きやワンポイントアドバイス、おいしいごはんの炊き方DVDなども同梱されています。
炊飯器だけでなく、炊飯に大切なお米の研ぎ方やほぐし方も確認できるので、美味しいごはんを食べて欲しい、そんな丁寧な接客を感じました。
高級感のある外観デザイン
今回使用したのは濃墨というカラーで、光沢感のある外観です。
蓋を開けるとピカピカのメタルフレーム仕様になっているので、製品全体から高級感が漂います。
大きな液晶画面、分かりやすいボタン操作
「象印の炎舞炊き NW-LB10」を使ってみて感動したのは、設定のしやすいインターフェースです。
ボタン1つ1つに機能が記載されていて分かりやすく、設定内容も大きい液晶画面のおかげで確認しやすかったです。
6つの底IHヒーターを搭載したローテーション加熱
「象印の炎舞炊き NW-LB10」の根幹を成すシステムが、6つの底IHヒーターを3ブロックに分けて独立制御するローテーションIH構造です。2021年9月現在で6つのIHヒーターを搭載するのは「NW-LB型」の製品だけの特別仕様です。
対角線上にある2つのIHヒーターを順に同時加熱することで、より激しい対流でかき混ぜながらも、ムラの少ないご飯を炊き上げることができます。
実際に炊いたご飯の感想は後半で紹介しますので、炎舞炊きの実力はそちらを参考にしてください。
炊飯時間約13分〜21分の特急炊きで利便性も◎
美味しさ追求の圧力IH炊飯器ではあるものの、「象印の炎舞炊き NW-LB10」は利便性も良いです。特に注目してほしいのが、超短時間での炊飯が可能な特急炊きです。
炊飯時間はなんと約13分〜21分(急速炊きは約26分〜33分、ふつう炊飯は約51分〜57分)です。本来の炊きあがりの精度よりは落ちるものの、急ぎのときや炊飯忘れにも大いに助かるオプションメニューです。
内釜は鉄を仕込んだ豪炎かまど釜
内釜は炎舞炊きの集中加熱を効率よく伝えられるように、IHと相性が良く発熱効率と蓄熱性が高い鉄素材を、熱伝導率の高いアルミと耐久性に優れたステンレスで挟み込むような構造で作られた「豪炎かまど釜」が採用されています。
炎舞炊きによる対流を促すように、底の形状は中央に向かって傾斜が付き、中央部分が盛り上がることで中心から泡が立ちやすいよう設計もされています。
釜の内面には、ごはんの甘み成分のひとつである還元糖とうまみ成分のひとつであるアミノ酸を引き出す「うまみプラス」プラチナコート(遠赤外線+プラチナナノ粒子)がコーティングされています。
釜単体でも約1.1kgと重いのですが、それは熱ができるだけ逃げないように釜厚が2.2mm、釜のふち厚さは10mmと堅牢な造りになっているためです。
一般的な炊飯器と比べれば、いくらか重労働になることは留意点だと思います。
洗米もOK
内釜内で直接洗米することもOKです。内釜のフッ素加工は5年間の無償交換が付いているので安心できるのも魅力的です。
AG+抗菌加工が施されたプッシュボタンと立つしゃもじ
「象印の炎舞炊き NW-LB10」のプッシュボタンと立つしゃもじには抗菌効果(※)のある銀イオン(Ag+)が配合されています。
炊飯器の中で最も手が触れる部分なので、衛生面に配慮されているのも嬉しいポイントです。
※試験機関:一般財団法人ボーケン品質評価機構
試験方法:JIS Z 2801 に基づく
抗菌の方法:Ag+
抗菌の対象部分:しゃもじ・プッシュボタン
99%の抗菌効果(試験番号 20220018093-01)
シンプルな構造でお手入れが簡単
圧力IH炊飯器ではありますが、「象印の炎舞炊き NW-LB10」はシンプルな構造になっているのでお手入れも簡単で助かります。
取り外して洗うのは内蓋と内釜のみ、ほかは基本的に拭き掃除だけでOKです。
外面と内側のフレーム部分はフラットな形状になっているので、汚れも拭き取りやすくなっています。
臭いとりのクリーニング機能も搭載
炊き込みご飯などでニオイを軽減したいものの場合は、クリーニング機能が有効です。
内釜に水を入れて予約ボタンを長押しすれば、約60分間の圧力炊飯が始まりますので、蒸気等で内側のニオイや汚れを落とすのに一役買ってくれます。(完全に落ちるわけではないので、クリーニング後は中性洗剤で洗ったり拭いたりしましょう。)
象印の炎舞炊き NW-LB10で実食レビュー
それでは実際に「象印の炎舞炊き NW-LB10」を使ってご飯を炊いてみました。
炊きあがりのご飯の感想や「わが家炊き機能」の面白さを紹介できればと思います。
今回はシンプルに白米の美味しさを感じたかったので、象印の考えるおいしさの基準となっている「白米 ふつう炊き」にしました。
- 青天の霹靂(青森県産)
- 雪若丸(山形県産)
- コシヒカリ(新潟県魚沼産)
最高クラスの炊きあがり
炊きあがりのご飯は、ツヤ・粒立ち・ほぐれ、ともに素晴らしく、各銘柄の特徴や旨味を引き出していたように思います。意識して食べたこともありますが、一粒一粒がしっかりと存在感を放っていました。
特に炊飯途中からお米のいい香りが部屋に満ち、食欲もそそられました。
冷めても美味しい
お弁当を想定し、炊いたご飯をサランラップに包んで常温で6時間待ってから食べてみたのですが、香りや旨味は十分残っていました。
さすがにハリはなくなり粘りが強くなっていましたが、粒はしっかり立っていて、美味しいお米をいただけます。シンプルに塩で食べるのがおすすめです。本当おいしかったです。
ちなみに、「象印の炎舞炊き NW-LB10」には冷めてもかたくなりにくいご飯が炊ける「お弁当メニュー」があるので、炊いたご飯をすべてお弁当に使う予定があるなら活用してみてください。ただ、「白米 ふつう炊き」でお弁当やおにぎりにしても十分美味しいのです。
わが家炊きで好みの食感へ追求が可能
毎食後に”かたさ”と”ねばり”のフィードバックを登録することで、次回から入力情報を基に炊き方を調整してくれます。
“かたさ”と”ねばり”はそれぞれ11段階で調整できるため、最大121通りの炊き方が可能です。
同じ銘柄でも産地やその年の気候等によって食感は微妙に変化するので、それはそれでお米の楽しみ方の一つではあるのですが、常に自身の好みにあったご飯を食べたい方は「わが家炊き」を活用してみましょう。
自炊のレベルを格段に引き上げてくれる高級圧力IH炊飯器
「象印の炎舞炊き NW-LB10」は2021年9月現在で86,000円(税込)と安くはありません。
しかし、コロナ禍の昨今、機会が減った外食の出費分で自炊の充実へ投資したと考えれば、「象印の炎舞炊き NW-LB10」は非常に良い選択肢だと思います。
自身の期待に見合う製品かどうかは、購入前にレンタルで確かめることもできますので、実際に使ってみてから検討してみてはいかがでしょうか。
炊飯器はレンタルで試せる
炊飯器選びに悩んでしまう方は、一度レンタルしてお試し利用するのもおすすめです。
家電レンタルのRentio(レンティオ)では14泊15日〜からレンタルできる炊飯器を取り揃えています。
レンタルして気に入ればそのまま購入もできますので、ぜひ試してみてください。
[レンタル] 象印マホービン 製品の一覧 – Rentio[レンティオ]
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