CUCKOO ツインプレッシャーIH炊飯器をレビュー!玄米も白米もふっくら炊き上がる高圧炊飯が魅力
更新日2023/07/18
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韓国国内の炊飯機市場で高い人気を誇る家電メーカー「CUCKOO(クック)」。
多機能炊飯器「発芽マイスター」シリーズや独自特許技術を搭載した「ツインプレッシャー」シリーズを販売しています。
今回は、CUCKOOの炊飯ジャーの中で最上位モデルに位置する「ツインプレッシャーIH(CRP-JHT0605FS)」をレビューします。
簡単に美味しく発芽玄米を炊くことができると話題の炊飯ジャーの実力とは、実際に色んなモードで炊飯し炊きあがりの味も含めて検証していきます。
もくじ
CUCKOO ツインプレッシャーIHの特徴
他の炊飯ジャーと異なる「CUCKOO ツインプレッシャーIH」の特徴を9つ挙げてみました。
ご飯にこだわる人や健康志向で玄米をおいしく食べたい!という方にはぴったりの商品です。
特徴 | 説明 |
---|---|
1.高圧・無圧が選べるツインプレッシャー | お米の種類によって高圧・無圧を選ぶことでよりおいしく炊き上げる! |
2.炊飯コースが豊富 | チャーハンや酢飯など料理によって最適な方法で炊飯 |
3.発芽玄米のモードがある | 玄米を発芽させるには通常数日かかるところ、最短5時間で完成 |
4.フルステンレスの内窯 | 熱伝導率が良く、むらなく炊飯できる |
5.炊飯器内に水が溜まらない | 炊飯時に発生する水を水受けに流して美味しいご飯を長時間維持できる |
6.再加熱ができる | 保温中に炊きたてのご飯が食べたい時、9分で再加熱してほかほかご飯が味わえる |
7.保温温度が調節できる | 水っぽい時には温度を上げて、乾いている時には温度を下げられる |
8.音声案内で操作がスムーズ | 操作や設定を一つ一つ音声でお知らせしてくれるので操作に迷わない |
9.スタイリッシュなデザイン | 本体の外側自体が操作ボタンとなっていて凹凸が少ない |
上記の中でも特筆すべき特徴をもう少し掘り下げて紹介します。
高圧・無圧が選べるツインプレッシャー
「CUCKOO ツインプレッシャーIH」の一番の特徴は高圧と無圧を選んで炊飯できることです。
お米の種類によって使い分けができるのですが、おすすめは高圧モードでの炊飯です。
後程レビューで詳しく紹介しますが、普段と同じ白米でもこんなに差が出るものとは知りませんでした……
炊飯コースが豊富
高圧、無圧の選択以外にも、白米の炊飯だけでもコースが6種類あります。
そのままご飯を食べる場合と、チャーハンや手巻き寿司・ちらし寿司用の酢飯を作る場合など調理方法によって最適な炊飯方法を選択できます。
発芽玄米が最短5時間で完成
健康志向の方に人気の発芽玄米。
玄米は発芽させることで栄養価が高くなり、柔らかい状態になります。
通常、玄米を発芽させるためには浸水させてから、2~3日かかりますが、
「CUCKOO ツインプレッシャーIH」では発芽から炊飯までを、最短で5時間で完成させます。
炊飯だけではない調理器
「CUCKOO ツインプレッシャーIH」は炊飯以外の圧力調理もできるので、様々なお料理が作れます。
高圧調理機能40℃~120℃まで設定できてボタンを押すだけで調理できるので簡単です。
お手入れが簡単
内ぶたと水受けはワンタッチで取り外しが可能です。
どちらも水で丸洗いできます。
パッキンも外せるので定期的に洗ってお手入れしましょう。
また、強力スチームの自動洗浄機能も搭載されているので清潔に保てるのも嬉しいメリットです。
音声案内で操作がスムーズ
一見操作が難しそうな「CUCKOO ツインプレッシャーIH」ですが、音声案内が優秀です。
ボタンを押すごとに次の操作の案内をしてくれるので操作に迷うことなく、炊飯メニューを選択できます。
スタイリッシュなデザイン
炊飯器の操作ボタンは本体のふた部分に搭載されているのが一般的ですが、「CUCKOO ツインプレッシャーIH」は本体に直接タッチして操作します。
凹凸のない近代的なデザインの操作部がとてもスタイリッシュです。
商品スペック
CUCKOO IH圧力炊飯ジャーの製品スペック一覧です。
項目 | 詳細 |
---|---|
炊飯容量 | 6合炊き(玄米4合) |
炊飯方式 | 圧力IH方式 |
炊飯メニュー | もちもち白米、香ばし白米、玄米、発芽玄米、炊き込みごはん、おかゆ、おこげ、銀シャリ |
本体サイズ (幅×高さ×奥行き) |
約269mm×268mm×392mm |
本体重量 | 約6.8kg |
保温温度調節 | 69~80℃ デジタル調整/1℃単位 |
定格消費電力 | 1090W |
使用電圧 | AC100V、50/60Hz |
メーカー販売価格 (2022年1月20日現在) |
98,780円(税込) |
CUCKOO ツインプレッシャーIHの実機レビュー
実際に「CUCKOO ツインプレッシャーIH」を使って白米や発芽酵素玄米を炊いてご飯を炊いてみた使用感を紹介します。
同梱するセット内容
まず「CUCKOO ツインプレッシャーIH」には以下のセット内容が付属します。
炊飯以外の調理にもすぐチャレンジできるレシピブックや蒸し器も用意されています。
- 炊飯ジャー本体
- レシピブック
- 取扱説明書
- 計量カップ
- 蒸し器
- 掃除用ピン(本体底面に装着)
一般的な炊飯機とサイズ感を比較
「CUCKOO ツインプレッシャーIH」は6合炊きで幅269mm×高さ268mm×奥行392mmの本体サイズです。
筆者宅で使っているタイガーの5.5号炊きの炊飯ジャーと比べると、「CUCKOO ツインプレッシャーIH」は奥行きがあります。
カップボードの炊飯器スペースにも収まるサイズ感ですが、もしかしたら蓋がカップボードの天板に当たるかもしれません。
筆者宅の場合は完全に開ききることができず、内窯が取り出しづらい状態でした。
購入前のサイズ確認と収納スペースでの使い勝手もシミュレーションは重要です!
白米の炊飯コース食べ比べ
ネット上の口コミで「白米がおいしく炊けない」というコメントを発見しましたので、実際のところどうなのか一番初めに白米の炊きあがりを確認しました。
炊飯コースは3種類あるので、それぞれで味を比べてみます。
白米+高圧の炊飯コース
メニューは「白米+高圧」の一番ノーマルなコースで炊飯。
2合を炊くのに23分、と他の炊飯ジャーと比べて炊飯時間が短いです。
炊き上がったご飯はツヤがあり、高圧で炊飯するのでご飯一粒一粒がふっくらしています。
そしてお米の本来の甘味も感じられました。
普段のお米で炊いたのですがまるで別物。普段おかわりしない子供がご飯をおかわりしていました!
白米+高火力の炊飯コース【白米を香ばしく炊く】
白米を香ばしく炊くことができるという「白米+高火力」のコースで炊飯。
高火力のため、おこげができるかな?と期待したのですが、おこげはできませんでした。
こちらのコースも通常の「白米」コース同様、とても美味しく炊き上がりました。
少しかための仕上がりだったので、お好みでコース選択してください。
無圧で炊ける銀シャリコース
「銀シャリ」というコースは無圧での炊飯です。
こちらは米粒が立っていて、パラパラとしているので酢飯を作るのに最適でした。
チャーハンを作る時にも良さそうな炊き上がりです。
発芽酵素玄米を炊いてみた
「玄米はボソボソしていて美味しくない。」
という印象がありますよね。
「CUCKOO ツインプレッシャーIH」は高圧で炊飯することにより、玄米でもふっくら、やわらかに仕上がると言われています。
特に通常1日~3日間ほどかかる玄米の発芽時間を、最短5時間で炊飯まで仕上げられるのが大きな強みでもあります。
実際のところどうなのか検証してみました。
下準備
まずは以下の材料を用意して、玄米と小豆を2、3回洗います。
その後、玄米と小豆を泡立て器で撹拌させ、内窯の発芽玄米の3合のメモリのところまで水を入れて炊飯を開始します。
- 玄米:3合
- 小豆:30g
- 天然塩:5g
選べるコースは2つ
玄米を発芽するコースは4時間と6時間のコースがあります。
しっかりと発芽させたかったので6時間コースを選択。
このまま炊飯までしてくれるので、後は放っておくだけです。
炊きたてを実食
炊き立てを食べてみました。
とても柔らかくて、白米の食感と遜色ないほどです!
ここから数日保温して寝かせることで発芽酵素玄米になります。
完成した発芽酵素玄米の気になる味は……
2日間保温を継続させてみました。小豆の色が滲み出て、色が濃くなっていきます。
味の変化は、初日は投入した塩の塩味を濃く感じるのですが、2日目は塩味よりも甘味が強くなります。
また食感は日数を追うごとにモチモチとした食感となり食べやすくなります。
長時間保温しているにもかかわらず、パサパサに乾燥しないので美味しくいただけました。
雑穀米を炊いてみた
最後は普段よく食べている雑穀米を炊いてみました。
普段は炊飯前に30分ほど浸水させているのですが、今回は浸水させずに「雑穀メニュー(高圧)」で炊飯しました。
「CUCKOO ツインプレッシャーIH」であれば浸水させなくても、いつもと同じかそれ以上の仕上がりになるのではと期待していたのですが、残念ながらそうはなりませんでした。
通常なら大豆や黒米の色がもう少し濃く出るはずなのですが、もう一歩足りないといった感じです。
食感はモチモチしていて美味しいのですが、浸水させたものと比べると劣ります。
雑穀米を炊く時には、いつも通り浸水をさせた方が美味しく仕上がるという結果でした。
CUCKOO ツインプレッシャーIHの注意点
お米の本来の美味しさを引き出してくれる「CUCKOO ツインプレッシャーIH」ですが、実際使用してみて気になった点を4つ紹介します。
機能があり過ぎて悩む
とにかく選択できるメニューやコースがとても多いです。
お好み炊き分け機能で14通りの炊飯方法が選べ、炊飯だけではなく圧力モードで様々な調理ができます。
加えて、パンの発酵から焼き上げまで、また蒸し器を使用して温野菜やチルド食品の温めなども行えます。
用途が多く便利ですが、全てを上手に使いこなすには時間がかかるかもしれません。
高圧料理のレシピ数が少ない
高圧モードがあるので圧力鍋と同じような使い方ができるのですが、付属のレシピブック内のメニュー数も少なく、ネットでも情報が少ないです。
まだあまり日本国内での流通数が多くないことが要因かもしれません。
価格が高い
メーカーの販売価格が98,780円(税込)と高額です。
ご飯が美味しく炊き上がり値段相応の品質ではあるものの、即決するには難しいお値段かもしれません。
10万円もあれば、炊飯機のレベルを少し落として、自動料理鍋や電気圧力鍋を買い足すこともできてしまいます。
圧力調理も炊飯も1台で済ませたい、デザインに惹かれるなど、「CUCKOO ツインプレッシャーIH」固有の魅力に惹かれる方におすすめです。
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定期的にしっかりとしたお手入れが必要
日常のお手入れに関しては他の炊飯器と同様で簡単ですが、圧力弁がありますので付属の掃除用ピンによるお手入れも加わります。
圧力弁が詰まると上手く炊飯できないので、この点は他の炊飯器よりひと手間かかってしまうデメリットと言えるかもしれません。
食事の質が向上する炊飯ジャー
我が家の子供が普段しない、おかわりをするほどにご飯が美味しく炊き上がる「CUCKOO ツインプレッシャーIH」。
「とにかく美味しい白米が食べたい。」
「玄米を柔らかくモチモチに炊き上げたい。」
とお米に対してこだわりのある方を満足させられる炊飯器だと感じました。
食事の質が向上すること間違いありません。
高級炊飯機はレンタルで試せる
いきなり購入するには値段が高い、本当に美味しく炊けるか試してみたい、
という方はレンタルしてみてはいかがでしょうか?
家電レンタルのRentio(レンティオ)では他にも、レンタルできる炊飯器を取り揃えています。
気に入ればそのまま購入もできますので、ぜひ試してみてください!
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