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カメラといえば写真撮影を行うイメージが強い方が多いでしょう。
しかし、近年では動画撮影の需要も急速に高まっており、これまで経験が無かった方でも気軽に高品位な映像を撮影することができる様になり、「VLOG」と呼ばれる映像作品投稿がYouTubeなどの各動画配信サービスで目立ってきています。
この「VLOG」撮影向けのミラーレス一眼も、各カメラメーカーが開発を進めており、これまでは堅実な静止画撮影路線を貫いてきた「ニコン」もVLOG向けのミラーレス一眼となる「Nikon Z30」を2022年8月に発売しました。
今回は、株式会社ニコンイメージングジャパン様より新製品となる「Nikon Z30」を実際にお借りし、実際に撮影した映像作品を中心に「Nikon Z30」の実力をご紹介していきます。
もくじ
ニコンの主力製品となったZシリーズ
ニコンでもすっかり主力製品は「ミラーレス一眼」へと移行している印象です。
ニコンでは、新たなマウント規格として「Zマウント」を採用したミラーレス一眼の展開を積極的に行っており、一眼レフ「Fマウント」から継承する伝統的なモデルはもちろん、時代に合わせた新しいコンセプトを有したモデルも誕生しています。
今回ご紹介していく「Nikon Z30」は、映像作品の撮影におすすめの「Vlog」カメラとして、新たなコンセプトを有する製品で、Nikon Zシリーズの中でも特異な存在となっています。
Nikon Zシリーズにおいて、更にラインナップの幅を広げてくれる存在として期待される新製品となります。
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Vlog撮影におすすめのミラーレス一眼カメラ
先程もご紹介した通り、「Nikon Z30」は、映像作品を撮影する「Vlog撮影」におすすめのミラーレス一眼カメラとなります。
これまでNikon Zシリーズで展開されてきたモデルは、静止画撮影を目的としたモデルが大半でしたが、今回ご紹介していくNikon Z30は、動画撮影性能にフォーカスを置いたモデルで、シリーズ内においても新たなコンセプトとなります。
動画撮影の中でもYouTube等で展開される気軽に制作できる映像作品となる「Vlog」が意識されていることから、持ち運びやすい携帯性や、撮影に役立つアクセサリー類の展開も行われていることが特徴的です。
外観レビュー
VLOG撮影では、基本的に日常風景の一部を撮影する様なスタイルが多いため、カメラ自体の携帯性が求められるジャンルです。
ここからはNikon Z30の実機写真を基に、大きさや重さ、デザイン性、機能面でどのような特徴があるのかをご紹介していきます。
Zシリーズ最小・最軽量のサイズ感
Nikon Z30は、Vlog撮影におすすめのカメラとして、携帯性も強く意識されたデザイン性となっています。
Nikon Zシリーズでは、静止画撮影を目的としたモデルが中心となって開発されてきましたが、日常的に映像作品を残せることが特徴的なNikon Z30は、シリーズの中でも最小かつ最軽量を実現しており、キットレンズである「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」を装着した場合にも重さは約540gと500mlペットボトルを持つのと変わらない感覚です。
大きさに関しては、普段から持ち歩くどんな鞄にも入るようなコンパクトさが特徴的で、ちょっとしたお出かけの際にも気軽に持ち歩くことのできる携帯性が大きな魅力です。
安定した撮影を叶えるグリップデザイン
小型・軽量のカメラは、手に持った際のホールド感に欠けてしまうことが多いのですが、Nikon Z30では、手持ち撮影に配慮されたカメラボディのデザインも特徴的です。
基本的にはコンパクトさが意識されたシンプルかつ突起の少ないデザインが意識されていますが、右手でカメラを持つ際に安定感をもたらせてくれるグリップ部分の形状は、手に馴染みやすく深めのデザインが採用されています。
このグリップ部分によって撮影時の安定性は増し、より安定性の求められる動画撮影においても役立つデザイン性となっています。
Vlog撮影に最適なアクセサリー類も展開
今回ご紹介するNikon Z30は、Vlog撮影におすすめのカメラで、これまでに無かった存在でもあることから、関連したアクセサリー類の展開も進められています。
Nikon Z30と合わせておすすめなアクセサリーは、手持ち撮影時にはグリップとして使え、ミニ三脚として置いた状態での撮影でも使える「SmallRig トライポッドグリップ3070 リモコンML-L7セット」です。
こちらには撮影や録画などの基本操作を行うことができるリモコン「ML-L7」も付属されており、Vlog撮影においては、あらゆるシーンで役立つ存在になるでしょう。
性能レビュー
ここからは、Nikon Z30の動画撮影における性能面についてご紹介していきます。
コンパクトなサイズ感を実現したカメラですが、映像作品を撮影する上で、どれほどの能力を有しているのか、作例とともにご紹介していきます。
Video&Photograph by Mao Inoue
スマートフォンでは撮影できない次元の違う映像表現
Nikon Z30における最大の魅力は、美しい映像作品を残せることです。
映像においても写真においても、見た目の印象などの画質を決定付けるのは、イメージセンサーの役目となります。
このイメージセンサーがどのような性能を有しているかによって、仕上がる映像は大きく異なりますが、ニコンでは、伝統的に優れたイメージセンサーを採用しており、こちらのNikon Z30では、大型のAPS-CサイズのDXフォーマットを採用し、画質向上に繋げています。
イメージセンサーの大きさも画質を左右する大きな条件となりますが、Nikon Z30で搭載しているAPS-Cセンサーは、一般的なスマートフォンに搭載されているセンサーの約14倍のサイズとなるため、その分、多くの光を取り込むことができ、繊細な部分まで画質にこだわった描写が特徴的です。
その言葉では言い表しがたい質感は、スマートフォンでは撮影することのできない映像表現力として、ミラーレス一眼を導入するきっかけにもなるでしょう。
Zシリーズの開発で培った瞳AFなどのオートフォーカス性能
Nikon Z30は、日頃静止画向けで展開されるミラーレス一眼「Zシリーズ」に属するカメラとして、Zシリーズで培った技術力が存分に活かされています。
その一つに「AF性能」があり、動画撮影を主体としたNikon Z30においても、被写体に大して正確で高速にピント合わせを行う性能が試されるところです。
自撮り撮影を行う際に、自動的に人物や動物の瞳にフォーカスを合わせてくれる「瞳AF」機能を搭載しており、自らピントの合う位置を気にすることなくスムーズで正確な撮影を行うことができます。
ニコンのミラーレス一眼として静止画撮影にも使える
Vlog向けのカメラとご紹介してきましたが、静止画の撮影機材としても十分に活用することのできるモデルで、動画撮影の傍らで静止画撮影を行うこともおすすめです。
基本的な仕様は、他のNikon Zシリーズと大きく異なることはなく、優秀なイメージセンサーと画像処理エンジンを搭載していることから、他のミラーレス一眼同様に高品質な静止画撮影も可能です。
最高の常用ISO感度は、ISO51200を実現しており、暗い場所などの撮影においてもノイズを抑えてブレが生じにくい撮影を行うことができます。
先程ご紹介してきたAF性能についても、静止画撮影時においても能力を発揮し、人物/犬/猫の顔や瞳を検知し、自動的にピントを合わせてくれる機能もおすすめポイントです。
また、ペットなど動き回る被写体に対しては約11コマ/秒の高速連続撮影が活躍し、写真撮影においても決定的瞬間を逃す心配がありません。
Nikon Z30で映す映像表現
ここからはNikon Z30を使用したVLOG作品および、未編集の撮って出し映像作品をご紹介していきます。
なお、今回の撮影で使用したピクチャーコントロールは、「ニュートラル」、「モーニング」、「フラット」、「ドリーム」、「ビビット」となります。
VLOG作品
未編集映像作品
製品仕様表
モデル名 | Nikon Z30 |
---|---|
撮像画面サイズ | APS-C(約23.5×15.7mm) |
映像素子型式 | CMOSセンサー |
画像処理エンジン | EXPEED 6 |
有効画素数 | 約2088万画素 |
オートフォーカス方式 | ハイブリッドAF |
フォーカスポイント | 209点(静止画) |
常用ISO感度 | ISO100~51200 |
シャッター速度 | 1/4000秒~30秒、バルブ | ボディ内手ブレ補正 | – |
連続撮影速度 | 最高約11コマ/秒(高速連続撮影拡張時) |
画面 | バリアングル式3.0型/約104万ドット |
ファインダー | 非搭載 |
Wi-Fi搭載 | 〇 |
NFC搭載 | – |
Bluetooth搭載 | 〇 |
大きさ | 約128(幅)×73.5(高さ)×59.5(奥行)mm |
質量(バッテリー等含む) | 約405g |
Zシリーズで動画撮影を気軽に行うなら
今回ご紹介してきたNikon Z30は、これまでニコンが展開してきたZシリーズのモデルとは少し異なり、動画撮影を主体としたカメラとなっています。
近年流行を見せる「VLOG撮影」には、ピッタリのカメラとして、日常的に持ち運ぶことのできる携帯性と動画撮影に適した性能と機能性が大きな魅力となっています。
スマートフォンよりも圧倒的な高品位撮影を行うことができ、一度使ってみることでミラーレス一眼を使う価値を確認することのできる存在でもあります。
そして、歴史あるニコンが開発したカメラとして、静止画の撮影面でも高い性能を感じることができ、動画・静止画両方の撮影をNikon Z30だけで担うことができます。
趣味としてカメラを始めようと思い、動画・静止画どちらにも興味がある方にとって、これ以上ない理想的なミラーレス一眼と言えるでしょう。
Nikon Z30のレンタルはこちら
今回ご紹介してきた「Nikon Z30」をはじめ、気になるカメラはお試しでレンタルすることができます。
特に今回のNikon Z30の様な、これまであまりなかったコンセプトのカメラは、使ってみないと分からないことも沢山あるところでしょう。
そんなときRentio(レンティオ)では、最短3泊4日からレンタルすることができ、カメラの実力を思う存分試すことができます。
購入するかどうか迷っているかの段階の方にとっても一度お試しすることで判断材料になるおすすめのサービスです。
是非この機会にRentioで、気になるカメラをレンタルして、後悔しないカメラ選びに役立ててみてください。
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