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新生活を始めるにあたってPCの購入・買い替えを検討しているという方も多いのではないでしょうか。その際気になるのはやはりコストパフォーマンスですよね。
そこで今回レビューするのは「Lenovo IdeaPad Slim 170」。
世界最大のシェアを誇るPCメーカー「Leovo(レノボ)」の人気モデル「IdeaPad」シリーズの中でも、特に安価な1台です。
Microsoft Officeを搭載していないモデルであれば、5万円台から購入できる、非常にコストパフォーマンスの高いモデルとなっています。
とはいえ、安価なPCの実際の性能や使用感はどうなのか、気になるところですよね。
今回も実機を用いて詳しく解説していきます。
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もくじ
「Lenovo IdeaPad Slim 170」の特徴
「Lenovo IdeaPad Slim 170」は優れたコストパフォーマンスと薄型軽量ボディーが特徴です。
メモリは8GB。CPUは「Ryzen5 7520U」を採用。
同価格帯のモデルでは比較的高い性能を持っています。
「Lenovo IdeaPad Slim 170」実機レビュー
- シンプルで使いやすいデザイン
- 値段に見合った必要十分な性能
- ディスプレイは癖があるためやや注意が必要
スペック一覧
製品名 | Lenovo IdeaPad Slim 170 |
型番 | 82VF004WJP |
本体カラー | クラウドグレー |
OS | Windows 11 Home 64bit |
CPU名 | AMD Ryzen™5 7520U プロセッサー |
メインメモリ | 8GB |
ディスプレイ | 14″ FHD液晶 (1920 x 1080) TN, 光沢なし |
ディスプレイ表面仕様 | 光沢なし |
ディスプレイ解像度 | 1920 x 1080(FHD) |
記憶装置 | SSD:256GB |
Webカメラ | HD 720p カメラ、プライバシーシャッター付き |
無線LAN ※8 | Wi-Fi 6 対応 (IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n 準拠) |
Bluetooth | 5.1 |
バッテリー駆動時間 ※10 | 約12.0 時間 |
バッテリー充電時間 | 約2時間 |
サイズ (幅×奥行×高さ) | 325.3×216.5×17.9mm |
重量 | 約1.38kg |
販売価格(2023年5月現在) | 5万7,860円 |
薄型軽量な本体
まずは本体から見ていきましょう。
本体はシンプルながらも、光沢のあるメタリックな仕上がり。
本体は樹脂製ですが、手触りもよく、安っぽいとは全く感じませんでした。
ただ、少し傷はつきやすいように感じたので、耐久性にはやや不安が残ります。
シンプルな本体デザインにスタイリッシュなLenovoのロゴが映えます。
裏面の排熱機構はこんな感じです。
こちらはゴムっぽい質感が強く、あまりこだわりは感じられませんでした。
本体の厚みは約1.8cmとコンパクト。
本体重量は実測で約1367g。約1.3kgと持ち歩きやすいサイズです。
ACアダプタは65Wのものが付属していて、実測で約344gでした。
4in1メディアカードリーダーを備えたインターフェイス
本機のインターフェイスは以下の通り。
- 4-in-1メディアカードリーダー
- USB TypeA(USB 3.2 Gen1)
- USB TypeA(USB 2.0)
- USB Type-C(USB 3.2 Gen1)
- HDMI
- マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
- 電源ジャック
カードリーダーはSDカード、SDHCカード、SDXCカード、マルチメディアカードの4種類に対応しています。
通常サイズのSDカードがそのまま読み込めるのは便利ですね。
本機のUSB Type-C端子は充電には対応していないので、充電はACアダプタを必ず使う必要があります。
USB Type-C端子を充電に使えれば、充電機器の選択肢ももう少し増えるため、ここは少し残念なポイントでした。
キーボード
キーボードはこんな感じで、キー配置などはとてもスタンダードな印象を受けました。
少し気になったのが、キーストローク(キーを押したときの深さ)がかなり浅めに感じたこと。
その分タイピング速度は速いのですが、タイピングをしたときにやや手ごたえがないと感じるかもしれません。
値段に見合った必要十分な性能
先述した通り、メモリ(RAM)は8GB。CPUは「Ryzen5 7520U」が使われています。
CPUの「Ryzen5」シリーズはミドルレンジクラスのCPUとして人気が高く、ビジネス用途のPCなどでも多く使われています。
ただし、本機種に使用されている「Ryzen5 7520U」は、他の「Ryzen 5」CPUシリーズと比較すると価格が安く、そのぶん性能も抑えめなので、そこは考慮しておく必要があります。
CPUの性能を測るため、今回はスプレッドシートを同時に複数読み込んでみることにします。
約1MBのスプレッドシートを同時に10個タブを開いて読み込みを行うと、CPU使用率はすぐに100%に。
実際に使用してみて、計算量の多い重めのスプレッドシートを扱うときなど、負荷の高い作業を行う際は、CPUとメモリにはあまり余裕がないと感じました。
それでも、簡単な事務作業に使う分には全く問題はありませんし、同価格帯のパソコンと比較すると性能が高いといえます。
やや癖のあるディスプレイ
続いてはディスプレイを見ていきます。
今回、こちらのPCを使用してみて、一番気になったのはディスプレイでした。
液晶は「TN液晶」が使われています。
こちらは安価なノートパソコンに良く採用されているパネルです。
最近の機種でよく使われている「IPS液晶」と比べると、視野角が狭いことがTN液晶の弱点です。
「視野角が狭い」と言われてもあまりピンとこないかもしれませんが、上下左右に角度がつくと画面が暗くなり、見えづらくなるということです。
画像の通り、反射も相まって、角度を変えるとかなり見えづらくなってしまいます。
持ち歩いて様々な場所で使用することを考えると、この視野角の狭さは気になるポイントかもしれません。
ディスプレイはかなり青みが強い
ディスプレイの色味も気になったポイントです。
画像を表示した際、他のディスプレイと比べて全体に青色が強く表示されます。
解像度はFHDと十分なのですが、色の表現という点ではやや残念な印象です。
試しに、手元のiPad Proと比較してみます。
2つのディスプレイを見比べると、色味がかなり違うことがわかると思います。
iPad Proは肉眼で見たときに近い、自然な発色である一方、本機はかなり青っぽい発色で、本来はピンク色の花も紫に近い色で表示されています。
こちらの写真も同様で、特にコンクリート部分に注目すると、色味の違いがよくわかると思います。
比較に用いているiPad Proのディスプレイが優秀ということももちろんありますが、ディスプレイは特に違いを感じるポイントでした。
とはいえ、本機のディスプレイのみを使用している分にはそこまで違和感はないと思います。
なお、本機に限らず安価な価格帯のPCでは、製品価格を抑えるために性能を抑えたディスプレイが採用されていることも多いため、この点は購入前にチェックが必要なポイントです。
特に
- 写真の編集
- 動画の編集
- 動画鑑賞
をメイン用途に考えている方は、外部ディスプレイの使用をおすすめします。
目が疲れやすいと感じた
これは個人差があると思いますが、個人的にはこちらのディスプレイを使用していると目が疲れやすいと感じました。
先ほど挙げたような視野角の狭さに加えて、画面がちらつく印象もあり、視力の悪い筆者にとってはやや使いづらかったです。
このあたりはスペックだけを見ていてはわかりづらい点なのでご注意ください!
「Lenovo IdeaPad Slim 170」は授業用や軽めの事務作業におすすめの1台
これまで見てきた通り「Lenovo IdeaPad Slim 170」は、価格相応の弱点はあるものの、全体的には使いやすく、コスパの良いモデルになっています。
- 学生の方の授業用PC
- Excelや文書作成などの軽めの事務作業
- 外部ディスプレイとの接続を前提とした使用
などの用途であれば、快適に使えるでしょう。
ディスプレイに関しては筆者には合いませんでしたが、価格面を考えると性能はこれで十分という方も多いと思います。
コストを抑えたうえでそれなりの性能のPCがほしい、という方にはとてもおすすめです。
「Lenovo IdeaPad Slim 170」はレンティオでレンタルできる
とはいえ、「安価なパソコンは動作が心配…」「どれくらい快適に使えるか試したい…」という方も多いと思います。
そこでおすすめなのがレンティオでのレンタル!
家電レンタルサービスのRentio(レンティオ)では、ノートパソコンやタブレットなどの製品も多数取り揃えています。
借りた製品が気に入った場合「そのまま購入」することもできます。
多数のノートパソコンを取り扱っていますので、まずはレンタルでお試ししてみてはいかがでしょうか!
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