シャワーヘッドの掃除方法知ってる?正しいやり方や汚れを放置するリスクも合わせて解説
更新日2024/05/31
シャワーヘッドカテゴリの人気記事
毎日使うものの、意外と掃除をサボりがちなシャワーヘッド。
浴槽や浴室の床とは異なりあまり汚れないイメージがあることから、掃除に手が回っていないという人もいるでしょう。
ただし、シャワーヘッドが汚れていると、シャワーが使いづらくなったり、悪臭の原因になってしまったりするので要注意。
また、日々使うことで、見えない部分に皮脂や水垢などが蓄積されています。
お湯自体は綺麗でも、シャワーヘッドが汚れていると衛生的には良くないうえに、使う量が増えて水道代が上がる原因にもなってしまうのです。
当記事では、シャワーヘッドの汚れを放置するリスクや掃除すべき汚れを紹介します。
掃除の手順や頻度を減らすコツも紹介していますので、綺麗に使うためにも、ぜひ参考にしてみてください。
毎日使うものだからこそ、綺麗な状態を保ちましょう。
もくじ
掃除必須!シャワーヘッドの汚れを放置する3つのリスク
シャワーヘッドの汚れを放置するリスクは以下の3つです。
- 水圧が弱くなる
- お湯がまっすぐ飛ばない
- 悪臭の原因になる
順に解説します。
1.水圧が弱くなる
シャワーヘッドの汚れを放置していると、目詰まりにより水圧が弱くなるリスクがあります。
目詰まりを起こしている穴が増えるほど、水圧が弱くなって使いづらいので、適度な掃除は欠かせません。
2.お湯がまっすぐ飛ばない
目詰まりによるリスクは、水圧が弱くなることだけではありません。
シャワーヘッドの穴が塞がっていると、お湯がまっすぐ飛ばなくなってしまうのです。
お湯がしっかり飛ばないと使う水の量が増え、水道代が高くなってしまいます。
3.悪臭の原因になる
シャワーヘッドの汚れを放置していると、カビが発生するリスクがあります。
カビはシャワーヘッドの表面だけでなく内部でも繁殖するため、シャワーから出るお湯が臭くなってしまうのです。
お湯が悪臭だと、せっかく頭や身体を洗っていても、綺麗な状態になったとはいえません。
カビの繁殖を防ぐためにも、定期的に掃除しましょう。
シャワーヘッドの掃除すべき3つの汚れ
こちらでは、シャワーヘッドで掃除すべき汚れを紹介します。
- 皮脂・石鹸かす
- 水垢
- 黒カビ
お湯を出す部分なので、汚れが溜まるイメージがないという人もいるかもしれませんが、日々使っていれば確実に蓄積するものばかりです。
衛生的に使うためにも、ぜひ参考にしてみてください。
1.皮脂・石鹸かす
髪や身体を洗うときに、皮脂や石鹸かすが飛び散って、シャワーヘッドに付くことがあります。
これによりシャワーヘッドが目詰まりを起こし、水圧が弱くなったりお湯がまっすぐ飛ばなくなったりする原因になるのです。
石鹸かすは溜まりやすいですが、比較的柔らかい汚れなので、水で流せば簡単に落とせます。
ただ、タンパク質が含まれる皮脂汚れは、ぬるま湯で溶けやすくなるものの、水だけでは落とせません。
両方とも、他の汚れと組み合わさることでより強固に付着するので、定期的な掃除が必要です。
2.水垢
シャワーヘッドから出る水は水道水なので、使い続けているとカルキという白くて硬い汚れが付着します。
これは水アカの一種で、水道水に含まれるマグネシウムやカルシウムといったミネラルが原因です。
シャワーヘッドに残った水滴が蒸発したあと、ミネラルの成分だけが固まることで発生します。
衛生的には問題ありませんが、一度付くとなかなか取りづらいのが特徴。
目詰まりの原因になるので、しっかり落とす必要があります。
3.カビ・黒カビ
浴室は温度や湿度が高い上に、石鹸かすや皮脂などのエサも豊富なため、カビが発生しやすい環境です。
浴室を日頃から乾燥させていないと、シャワーヘッドの表面だけでなく、内部にも黒カビが発生してしまいます。
入浴後は窓を開けたり乾燥機をつけたりすることで、カビの繁殖を防ぎましょう。
シャワーヘッドのお掃除方法
簡単な汚れの掃除ならお風呂用の洗剤やスポンジで落とせますが、よりしっかり掃除する際は、シャワーヘッドとホースを外して細かく汚れを取る必要があります。
ここでは、シャワーヘッドの掃除方法をご紹介します。
- 古い歯ブラシなどで散水板やノズルの汚れを取る
- 針や歯間ブラシでつまりを取る
- シャワーヘッドを柔らかい布で拭く
家にある道具で手軽にできるので、ぜひ実践してみてください。
古い歯ブラシなどで散水板やノズルの汚れを取る
散水板やホースとの接続部分を古い歯ブラシなどを使って汚れを優しく取り除きます。
散水板が汚れていると、水が真っ直ぐ飛ばなかったり漏水の原因になるため、こまめな掃除が欠かせません。
このとき、散水板が変形したり内部の部品が破損したりしないよう、力加減に気をつけましょう。
ホースとの接続部分にはかなり汚れが溜まっている場合があるので、しっかりと汚れを取り除くようにすると良いと思います。
また、散水部分がゴム製品の場合はブラシなどでこするのはNGです。
ゴムを破損してしまうおそれがあるので、手で優しくこするか柔らかい布で拭きとるようにしましょう。
針や歯間ブラシでつまりを取る
古い歯ブラシなどである程度こすっても落としきれなかった汚れ(つまり)は針やワイヤータイプの歯間ブラシなどを使って取ります。
根気のいる作業ですが、一つひとつの穴を丁寧に掃除することで、綺麗なお湯が流れるようになるでしょう。
※針がない場合につまようじを代用品として使いたいという方がいるかもしれませんが、つまようじは折れやすく中に木くずが残ってしまう可能性があるのでおすすめしません。
※針での掃除もゴム製の製品はNGなので気を付けましょう!
シャワーヘッド本体は柔らかい布やスポンジで拭く
シャワーヘッドの本体は、水やお湯を染み込ませた柔らかい布やスポンジでやさしく拭きましょう。
汚れがひどいときは、中性洗剤やお湯で薄めた風呂用の洗剤を使うのもおすすめです。
また、たわしやクレンザーなどは本体が傷ついてしまうので、使用を避けましょう。
拭き終わったら、水滴や洗剤が残らないように乾拭きしてください。
必ず取扱説明書を読んでから掃除しましょう
基本的なシャワーヘッドの掃除方法をご紹介しましたが、製品によってお手入れ方法は違います。
キレイにしようと思ったのに間違った掃除方法をしてしまい故障してしまったということになったら大変です!
シャワーヘッドの素材や機能によっても違う場合があるので、掃除する前には必ず取扱説明書を確認するようにしてください。
シャワーヘッドの掃除頻度を減らす3つのコツ
シャワーヘッドの掃除を減らすコツは、以下の通りです。
- 低い位置に置かない
- 使い終わったら水気を切る
- 浴室を乾燥させる
順に解説します。
1.低い位置に置かない
湿気は高いところより、低いところにこもる傾向があります。
また、カビも低いところで発生しやすいので、いつも低い位置に置いている人は要注意。
使い終わったシャワーは高い位置にかけて、ヘッド部分に湿気が原因となる水垢などの汚れが溜まらないようにしましょう。
2.使い終わったら水気を切る
水垢はシャワーヘッドに残った水分が原因で発生します。
水分が蒸発しても、水道水に含まれるミネラル成分がヘッドの部分で固まってしまうのです。
シャワーを終えたら、ヘッド部分を振ることで水分が残らないようにしましょう。
また、入浴後にタオルでシャワーヘッドを拭く習慣をつけると、水垢が付着しにくくなります。
3.浴室を乾燥させる
浴室に湿気がこもると、水垢やカビといったシャワーヘッドの汚れの原因が発生します。
シャワーを終えたら、浴室乾燥や換気をつけたり窓を開けたりすることで、室内を乾燥させることを習慣化しましょう。
シャワーヘッドは定期的に掃除しよう
汚れが溜まっていることに気づきにくいシャワーヘッド。
毎日使っていれば水垢や皮脂汚れが溜まっていき、黒カビが増えてしまうのは必然なので、定期的な掃除が欠かせません。
細かい場所まで毎日掃除するのは大変なので掃除の頻度を減らすためのコツをぜひ実践してみてくださいね。
清潔な状態を保って気持ちよくシャワーヘッドを使いましょう。
関連記事
【2023年12月】シャワーヘッドのおすすめ14選!美容・節水・塩素除去など失敗しない選び方もご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
シャワーヘッドの交換方法を徹底解説!賃貸物件で実際にミラブルを取り付けてみました – Rentio PRESS[レンティオプレス]