Nikon Z6III 実写レビュー | 進化した部分積層型センサーと8.0段手ブレ補正がもたらす圧倒的安定感
ミラーレス一眼カメラカテゴリの人気記事
各カメラメーカーにおいて、基本となるシリーズ構成が固まり、現在はいかに各シリーズにおけるカメラを進化させるかというフェーズに突入しています。
ミラーレス一眼Zシリーズを展開するNikon(ニコン)でも、フラッグシップ、高画素特化シリーズ、コンパクト重視シリーズなど、コンセプト別のシリーズが固められており、その中でもフルサイズセンサーを搭載し、オールラウンドに活躍するスタンダードな人気シリーズとして「Z6シリーズ」が展開されています。
シリーズの中では早くも3代目が発売され、今回はまさにその3代目「Nikon Z6III」を実際に撮影した作例とともにレビューしていきます。
もくじ
オールラウンダーとして人気のあるZ6シリーズの3代目
今回ご紹介していくNikon Z6IIIは、ニコンで展開されているミラーレス一眼Zマウントの中でも、バランスの取れた性能からオールラウンダーとして人気のあるZ6シリーズにおける3代目となります。
その他のニコンのミラーレス一眼シリーズでは、フラッグシップとして君臨するZ9/Z8、高画素モデルとして展開されるZ7シリーズ、コンパクトなサイズ感でフルサイズエントリーモデルとして展開されるZ5など、役割がはっきりしており、Z6シリーズは、突出した性能を持たないものの、全体的にバランスが取れたスタンダードなシリーズが意識されています。
[2026最新] Nikon(ニコン)のミラーレス一眼を徹底解説。全10モデルの比較や特徴、目的に合わせたおすすめモデルをご紹介 – Rentio PRESS [レンティオプレス]
外観レビュー
ミラーレス史上最高(※)の明るさを実現したEVF
ミラーレス一眼特有の性能差として、電子ビューファインダーの見やすさが存在します。
電子ビューファインダーでどれほどの明るさを叶えているか、どれほど精細な映りをするかは、搭載されている有機ELの性能によって左右されます。
Nikon Z6IIIでは、数あるミラーレス一眼の中でも史上最高(※)の4000cd/m2対応の明るさを実現しており、更に精細さを左右するドット数も約576万ドットを実装し、より自然で見やすいファインダーを実現しています。
よく晴天日中の撮影では、周辺の環境が明るすぎることでファインダーが見にくいなど悩まされることもありますが、Nikon Z6IIIでは、いかなる環境においてもファインダーを信用して撮影することができます。
(※)2024年6月17日現在、ニコン調べ
Z6シリーズとして初のバリアングル式液晶モニターの搭載
2代目のNikon Z6IIまでは、カメラボディに搭載されている液晶画面は、チルト式液晶でしたが、Nikon Z6IIIでは、より液晶画面の角度調整が可能なバリアングル式液晶へと変更されました。
チルト式液晶モニターでは、モニターの上下部分のみ可動するタイプでしたが、バリアングル式液晶モニターになったことで、上下の可動に加えて、左右の角度調整も可能となっています。
また、180°左右に開くタイプになっており、上下の可動に関しても180°回転させることで、カメラを自分の方向に向けた際にも液晶画面を確認することができます。
性能レビュー
あらゆる高速撮影に貢献する部分積層型CMOSセンサー
Nikon Z6IIIでは、搭載されているイメージセンサーや画像処理エンジンが一新されており、イメージセンサーには、部分積層型CMOSセンサー、画像処理エンジンには、EXPEED 7を採用しています。
これによって、あらゆるデータ処理能力が大幅に高速化され、イメージセンサーにおける読み出し速度はメーカー公表値において、従来モデルNikon Z6IIの約3.5倍となっています。
そして、新イメージセンサーとEXPEED 7の組み合わせでは、AF速度の向上にも繋がっており、Nikon Z6IIよりも約20%速い合焦速度を叶えています。
9種類の被写体に対応する優秀なAF性能
Nikon Z6IIIでは、フラッグシップモデルZ9/Z8で実現した被写体検出技術を継承し、人物(顔、瞳、頭部、胴体)、犬、猫、鳥、飛行機、車、バイク、自転車、列車の9種類の被写体をカメラ側でしっかり認識して検出および追尾を行います。
特に動く被写体(動物や乗り物)において、高速かつ精度の高いオートフォーカス性能を体感することができ、Zマウントにおける超望遠レンズとの相性も抜群です。
今回、実際に飛行機撮影でも活用してみましたが、瞬時にコックピット部分(機首)をフォーカスが捉えていることが撮影中のファインダーでもしっかりと確認することができました。
フラッグシップモデルを超える8.0段のボディ内手ブレ補正
Nikon Z6IIIでは、進化したボディ内手ブレ補正機構も特筆すべきポイントです。
フラッグシップモデルNikon Z9/Z8では、6.0段分の手ブレ補正効果を実装していましたが、Nikon Z6IIIではそれを大きく上回る最大8.0段分の手ブレ補正効果を実現しました。
実際に夜景シーンでの撮影において、手ブレ補正の実力を検証してみましたが、8.0段分の効果は非常に強力で、手持ち撮影においても1/2秒などスローシャッターでもブレが生じる確率は非常に低くなっています。
一方で1秒などこれまで手持ち撮影では厳しかった領域に関しては、Nikon Z6IIIの補正効果をもってしても手ブレを抑えた撮影はまだ難しい印象を受けました。
Nikon Z6IIIで撮影した作例

製品仕様表
| モデル名 | Nikon Z6III |
|---|---|
| 撮像画面サイズ | フルサイズ(35.9×23.9mm) |
| 撮像素子型式 | 部分積層型CMOSセンサー |
| 画像処理エンジン | EXPEED 7 |
| 有効画素数 | 2450万画素 |
| オートフォーカス方式 | ハイブリッドAF |
| フォーカスポイント | 273点(シングルポイントAF時)、299点(オートエリアAF時) |
| 常用ISO感度 | ISO100~51200 |
| シャッター速度 | 1/8000~30秒、バルブ、タイム(※電子シャッター使用時は1/16000秒まで対応) | ボディ内手ブレ補正 | 最大8.0段 |
| 連続撮影速度 | 最高約14コマ/秒(拡張※電子シャッター時は20コマ/秒) 、約8.1コマ/秒(高速連続撮影※電子シャッターかつRAWを含まない画質モード時は約16コマ/秒) |
| 画面 | バリアングル式3.2型/約210万ドット |
| ファインダー | 0.5型UXGA OLED/約576万ドット |
| Wi-Fi搭載 | 〇 |
| NFC搭載 | – |
| Bluetooth搭載 | 〇 |
| 大きさ | 約138.5(幅)× 101.5(高さ)× 74(奥行)mm |
| 質量(バッテリー等含む) | 約760g |
オールラウンドの撮影性能を求めるならNikon Z6IIIが最有力
今回ご紹介してきたNikon Z6IIIは、まさにオールラウンダーとして、従来モデルであるNikon Z6IIから理想的な進化を遂げたモデルへと仕上がっています。
機能面においては、特に非常に見やすい電子ビューファインダーの使い勝手の良さは、屋外、屋内、夜間など環境問わず、撮影の安定感をサポートしてくれる頼もしい性能だと実感しました。
撮影性能面においては、安定感のある解像力はもちろん、新たなイメージセンサー、画像処理エンジンを搭載したことで、シャッターチャンスを確実にしてくれる高速撮影性能やAF性能は、撮影の難しさを軽減してくれるような感覚すらあります。
ニコンのミラーレス一眼で、どのモデルを選ぶべきか迷ったときは、Nikon Z6IIIを選んでおけば、まず後悔することはないと感じさせてくれるそんなカメラです。
Nikon Z6IIIをレンタルするなら
今回ご紹介してきたNikon Z6IIIは、Rentio(レンティオ)においてレンタルすることができます。
製品の特徴をお伝えしようと今回のレビュー記事でも解説してきましたが、やはり自分の感性に合うかどうかは、実際に使ってみないとわかりません。
そこでお試しできるおすすめの手段は、カメラのレンタルサービスです。
Rentio(レンティオ)では、豊富なカメラやレンズのラインナップから自由に選んで最短3泊4日からレンタルすることが可能です。
是非この機会にRentio(レンティオ)で気になるカメラやレンズをレンタルして、失敗しない機材選びに役立ててみてはいかがでしょうか。
















