結局どっちがいい?電子書籍と紙の本、それぞれの長所短所
更新日2023/08/15
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最近では電車やカフェなどでも読んでいる人が多く、頻繁に目にするようになった電子書籍。皆さん既に電子書籍はお持ちでしょうか。どうせ読む内容が一緒なのであれば、どうせだったら便利に使えるほうが良いに決まってますよね。
今回は、まだ電子書籍をお持ちでない、あるいは買おうかどうか迷っている人向けの記事です。私は電子書籍を2年ほど使っているのですが、その中で感じた電子書籍のメリット・デメリットをお話させていただきます。
なお私の使用する端末はKindlePaperWhite3Gモデル。購入のきっかけは、本棚のスペースを極力減らしたいこと、本を安く買えるなら遅かれ早かれ元は取れるだろうという魂胆でした。
結果、どのような状況がもたらされたか。オススメの使い方などを書いてゆきたいと思います。
もくじ
電子書籍のほうが優れている点
紙の本と比べて電子書籍が優れている点についてです。従来の紙の本と比べて、電子書籍には一体どんなメリットがあるのでしょうか。
在庫切れが無く、買ってすぐ読める
やっぱり電子書籍の利点といえばこれが一番にあげられますね!
ネット注文でも届くまで丸一日ほどかかる紙の本と比べるとその速さは比べ物になりません。
例えばAmazonのKindleの本を買うとします。ネットでPCからワンクリック注文を完了すると、Kindle端末が注文をすぐに認識してダウンロードを自動で開始してくれます。ダウンロードもあっという間に完了するのでストレスなくすぐに読みたい本を楽しむことができます。また新刊を発売日の0時から楽しめるのも電子書籍の素晴らしい点です。
ページ同期機能
Wifiや3G回線を使って最後に読んだページを記録し、別の端末(スマホやPCなど)からでも読んだ続きから読み直せるという代物です。
Kindle端末を忘れてしまったときや、ちょっとしたときにスマホで本の続きを読めます。これが大変便利です。Kindle本は、Kindle端末でないと読めないわけではありません。スマホのKindleアプリや、PCからでも読むことができます。
なおこの機能をフル活用するのであれば、3Gタイプの端末を購入したほうが良いです。端末を購入するときに(4〜5,000円くらい)割高になるのですが、使用している間の通信料は一切かかりません。電車の中やカフェでの読書でもページを記録してくれるのでとても便利ですよ!もちろん3G回線で本のダウンロードも可能です。
保管にも持ち運びにも、場所をとらない
まず本棚のスペースを大幅に節約できます。立派に並んだ本棚は所有欲を満たしてくれるものですが、自由に使えるスペースを圧迫したり引っ越しや模様替えの際に苦労すること必至です。電子書籍化してしまえば、部屋がスッキリしますよ!
あとは持ち運びも楽ちんですよね。カバン内の場所をとらないことはもちろん、平行して複数の本を読んでる人は外出前にどの本を持ち出すか決めなければなりません。しかしKindleに全ての本が入っていれば、その時の気分で好きな本を読むことができます。
紙の本より安く買える
書籍にもよりますが、文庫や新書、ハードカバーの本は一冊あたり100〜200円、マンガなら50円くらい安く手に入ります。
ただ、紙の本は読み終わったら売却できるので電子書籍のほうが安いとは一概には言えないかもしれません。
紙のほうが優れている点
次は紙の本を見てゆきましょう。
私はAmazonのKindleを愛用していますが、状況によってはあえて紙の本を購入する場合もあります。紙の本には一体どのような利点があるのでしょうか。
読み終わったら売れる
これ、たくさん本を読む人にとっては馬鹿にできない金額になります。
なんとなくブックオフに持ち込むだけですと購入金額の1、2割にしかなりませんが、色んな売却方法をうまく使い分けることで購入金額の5割くらいはすぐにいけるようになりますよ!
新刊や技術書ならばAmazonのフルフィルメントや、メルカリなどを利用すると高価での売却が可能です。
ページをパラパラめくってお目当てのページを探すのが楽ちん
文章だけの本であれば順を追って読んでいくので問題はないのですが、例えば技術書や辞典を閲覧する場合は1ページごとのページめくりしかできない電子書籍は向いていません。
本によっては電子書籍にも目次機能があるのですが、やはりページをパラパラめくりながらお目当てのページを探すのであれば紙のほうが優れていると思います。
書店で気になった本を手にとってパラパラと斜め読みする楽しみがある
紙の本、というより書店の良さですね。新しい本を探す時は表紙だけでなく中身も試し読みしてみたいもの。そんなときにはやっぱり書店に足を運ぶしかありません。
自分の本棚を持つ喜び
合理的な考え方だけでいえば、紙の本をいつまでも持ち続けて本棚を膨らませるのはスペースも圧迫し断捨離の考え方にも反することです。しかしながら、本を所有すること自体に意味があるという考え方も存在します。これは私のお気に入りの本からの引用なのですが、
自分の今まで読んできた本が見渡せるというのは、非常な喜びだ。過去の自分と現在の自分が、そこでは繋がり合っている。自分の本棚には、自分が過ごしてきた読書の時間が詰め込まれている。優れた著者との出会いが、これまでの自分の人生が有意義であったことを、自分に知らせてくれる。
読書をしてもそれらの内容を記憶し続けるのは難しい。それであればその背表紙を常に目の届くところに置き、そこからインスピレーションを得ようという考え方です。多少脱線しますがこの本、読書をする人間にとって非常に示唆に富んだ内容となっています。機会があれば是非読んでみてください。
電子書籍は読みづらくないか?というご心配について
その点についてはご心配は無用です。
本体は軽く、ページめくりも軽快です。またバックライトもついており、人によっては紙よりも読みやすいという方もいらっしゃるかと思います。
どちらが優れているか?ではなく両方の利点を理解して使い分けることが重要
上述の通り、どちらにもそれぞれの長所短所が存在します。そのためどちらが優れているか劣っているかという議論は無意味です。それぞれの長所短所を理解し、必要に応じて使い分けるのがベストだと思います。
では具体的にどのように使い分ければよいのか?という点ですが。
すぐに読みたい本は即Kindleで購入。また定期的に開催されるKindle本セールのときにセール対象の本を購入。(紙の本はまずセールはありません)
急ぎではない、かつ発売後時間が経っていて市場価格が十分さがっている本はAmazonやヤフオクなどで中古を購入。
まだマンガ全巻セットなど高値で売却できるものも紙の本の中古を購入。
座右の書としたい本、ラインマーカー等で線を引きながら読みたい場合は紙の本を購入。
みたいな感じかなと思います。
電子書籍を持っているといって紙の本を一切購入しないのは勿体ないです。それぞれの長所を理解して、適切に使い分けてゆきましょう。きっとあなたの読書ライフもより充実するはずです。
自炊ならレンタルが便利
電子書籍は、最初からKindleの本を買うという方法以外にも、紙の本を自分で電子書籍化(自炊)する方法も存在します。
Rentioでは、電子書籍化に必要な機材をはじめ様々な電気製品を貸し出ししています。往復送料無料でご利用可能です。是非ご検討ください。
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