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こんにちは。トンマル・バスターです。
今回はソニーから販売されている集音器である「SMR-10」をご紹介していきます。集音器としての実力や補聴器の代わりとしてどうなのかを徹底検証していきます。
もくじ
集音器ってなんだ?補聴器との違いについて
集音器とは、内蔵のマイクにて周囲の音を集め、音を拡大して耳に届ける機器になります。
よく補聴器と比べられ、中には一緒のものだとお考えの方もいらっしゃいますが、全くの別物になります。
補聴器は厚生労働省の基準を満たした「医療機器」
一番の大きな違いとしましては補聴器は厚生労働省の承認を受けた「医療機器」です。「医療機器」となりますので、厚生労働省の基準を満たす必要があります。
また、商品自体の課税についても免除され、難聴のレベルによっては自治体からの補助を受けられる場合があります。
補聴器は基本的に利用者のために作られる1点ものが多く、価格につきましても高価なものが多いです。その分、利用者の方にフィットした商品と考えれらるでしょう。
集音器は気軽に使えるメリットがある
一方、集音器のメリットとしましては、安価で家電量販店などで気軽に購入ができるというところがあります。
また、使用用途につきましてもお子様が寝てる際に音量を最小限に抑えたい!や旅行やお出かけ先での気になる騒音の中での聞こえ方をクリアにしたい!など様々なシーンで活用ができることがあります。
難聴者が補聴器代わりに使用するケースも多いのですが、上記に記載したように1点物で医療機器として製造されていないので、効果につきましては人それぞれ満足度が違うという点は予め念頭に置いておく必要があるでしょう。
SMR-10を早速使ってみよう
とても集音器と思えないフォルムですね。実際に着用するとフィット感もかなりあり、ファッション性にもすぐれているので周りに集音器と悟られないかもしれません。
付属品について
一通り、集音器として使用できる付属品は全て入っております。
特徴としてはテレビと接続できるように「光デジタルケーブル」「音声ケーブル」が付属しております。
初期設定について
集音機の電源を入れます。
電源ボタンの横に切り替えスイッチがありますので、このスイッチを真ん中のテレビ/調整に合わせます。
左右の向きに気を付けて首にかけ、イヤホンを耳に入れます。
※イヤホンに左右の向き、集音器の裏側にも左右の向きの表示があるのでこれを見ながらやりましょう。
※表裏についてはSONYのロゴが集音器の後ろにありますので、このSONYが正しく読める状態が正しい表裏になります。
初期設定をする際は充電台での操作が必要!
充電台を付属のケーブルとACアダプタを使いコンセントに差します。
これをしないと「充電台からの電波が届きません」というアナウンスがずっと流れてしまいます。
充電台の調整ボタンを押すと調整開始です!
音声案内に従って操作をするだけです!
右耳と左耳と片方ずつ調整をします。
音程の違う音がピーと数回鳴ります。
聞こえたら充電台の決定ボタンを押します。
段々小さい音になっていきます。
逆に聞こえない場合は決定ボタンを押さずに放置しておくと段々大きい音になっていきます。
要は、健康診断などでヘッドホンをして音が聞こえたらボタンを押すという聴覚テスト。
完全にこれです。
最後に左右の音量が同じになるように左、右のボタンを押して調整します。
これで終了!所要時間は10分かからないくらいで終わります。
安価な集音器ですとここまで細かな調整はしてくれませんね。
補聴器までとはいきませんが、おそらく数十通りの中からその人にあった聞こえ方の調整ができます。
さすがSONYさんのクオリティ!
外出をしてみました。
屋内で対人で使う分には申し分ないかと思いますが、屋外で風などが吹くと風切り音がすごいですw
ある程度ノイズに関しましては自動的に調整してくれるのですが、風が吹いたときの音がすごくストレスでした。
初期設定で私にあった調整での所感ですので、必ずしもこれに該当しないかと思いますが。
テレビと繋いでみる
まず充電台とコンセントを付属のACアダプタとケーブルでつないでおきます。
続いて、充電台とテレビを光デジタルケーブルでつなぎます。
充電台側には光デジタル音声入力と記載のあるところ。テレビ側は光デジタル音声出力と記載のあるところをつなぎます。
※テレビによって光デジタル音声出力の端子の位置は異なりますが、テレビの裏側や側面にあることが多いです。
集音器の電源を入れ、集音器本体のスイッチを「テレビ」に合わせます。
この場合はイヤホンを使用しないので、集音器に内蔵されてるスピーカーから音が出ます。
なんとも立体感のある音声が首回りを包み込みます。
テレビ本体の音量は0にしても、集音器側で音量を調節するボタンがありますので、遠くで家事などの作業をしながらテレビを見ることもできますので、生活が楽しくなりますね!
テレビと繋いでみるPart②
テレビによっては光デジタル音声出力の端子が付いてないものもあります。
そんな時は付属の音声ケーブルを使ってイヤホンからテレビの音を聞きましょう!
同様に充電台とコンセントを付属のACアダプタとケーブルでつないでおきます。
ほとんどのテレビにヘッドホン端子があるので、充電台の音声入力端子とテレビ側のヘッドホン端子をつなぎます。
集音器本体のスイッチを真ん中のテレビ/調整に合わせます。
これで完了。
イヤホンからの音につきましては、集音器本体のスピーカーからの立体感ある音声は楽しめませんが、耳に直接音声が届きますので、周りへの消音性は高いです!
皆が寝静まったときにひっそりテレビを見るなどのときにはこちらのほうが向いていますね!
イヤーピースについて
イヤーピースはS,M,Lが付属されております。
また、別売りでSSがありますので、個人差のある耳の穴のサイズも選択できるようになっております。
耳へのフィット感は大事ですからね!
使用してみての感想
私が驚いたのは、初期設定をする際に、10分程度なのですが、かなり精度の高い調整をするんだなと思いました。
まるで、病院にきて補聴器の調整をしているような感覚になります。
私の想像していた集音器とは全く別次元のクオリティでした。
特に屋内での使用につきましては試してみる価値があると思います。
レンタルもやってます
今回ご紹介してきたSONY 集音器 SMR-10ですが、お試しなど短期間だけ使用するためのレンタルおおすすめです。
家電レンタル「Rentio(レンティオ)」では、こちらのSONY SMR-10を気軽にレンタルすることができます。
購入前のお試しに是非Rentioのレンタルサービスをご利用ください!
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