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近年、AR機能の付いたスマートグラスや、目の動きなどをとらえて体調や集中度を測るJINS MEMEなど、高機能のメガネが増えてきていますが、そんな中、あのオーディオメーカーのBOSEが新しいサングラスを2019年10月3日にリリースしました!
BOSEがサングラス?これで音楽が聴けるの?ということで、今回はこのBOSEの新しいサングラス「Bose FRAMES ALTO」をレビューしてみたいと思います。
もくじ
Bose FRAMES ALTO 商品紹介
「ワイヤレスオーディオサングラス」と銘打って登場したこのBose FRAMES ALTO、サングラスとしてはスタンダードな形のスクエアタイプとなっています。
タモリがつけているサングラスのデザインに近いといえばわかりやすいでしょうか?(笑)
スピーカーはテンプル(つる)の部分に複数についています。スポーツ用イヤホンで採用されることの多い骨伝導方式ではなく、あくまでスピーカーから耳に向けて音声が流れます。
パッケージを開けるとBose FRAMES ALTO本体の他、ケース・充電用ケーブル・説明書類のみとシンプルな内容となっています。
本体はさらにシンプルで、操作に使うボタンは一つのみ。
電源を入れる際は2秒ほど長押し、音楽の再生・停止や、かかってきた電話の応答・終話はボタンを1回押すという形で操作します。
ちなみに、電源を切る際はBose FRAMES ALTOをひっくり返して置くというユニークな方法となっています。使わないときはサングラスを外して置けばOKと考えると、わかりやすいのかもしれません。

さらにBose ARという、向いた方向などによって聞こえ方が変わるBose独自のAR機能があるのですが、この機能に対応したアプリは2019年10月31日現在2つのみと、これから拡張予定の機能となっています。
仕様情報
レンズの幅 | 51mm |
レンズ間の距離 | 16mm |
つるの長さ | 155mm |
質量 | 45g |
Bluetooth通信距離 | 約9m |
バッテリー充電時間 | 最大2時間 |
バッテリー持続時間 | 最大3.5時間(ストリーミングおよび音楽再生時) |
アプリでスムーズに使い始められる設計
Bose FRAMES ALTOの使用準備は「Bose Connect」アプリを使って、スマートフォンと接続して行います。

2回目以降の接続は、Bose FRAMES ALTO本体とスマートフォン側のBluetoothがONになっていれば自動的に接続してくれるので、サクッと聴き始めることができます。もし接続が自動で始まらない場合も、スマートフォンの設定画面からbluetoothの画面を開き、Bose FRAMES ALTOとペアリングすれば使用できるようになります。

若干頭のサイズが大きいと言われる私ですが、試しに1時間ほど着用し音楽を聴いてみたところ、かけ心地や音楽の聞こえ具合は違和感なく「これでちゃんと音楽聴けるんだ!」という驚きがありました。
ただ、重低音に関しては控えめのようで、ロックなど低音が重要になる音楽だとやや不向きかもしれません。
また、スタイルとしては耳をふさがない形となるので、散歩やウォーキング中に音楽を楽しんだり、ハンズフリー通話をしたり、Google Mapなどの地図アプリのナビを聞いたりする場面での使用にも適していそうです。
また気になる音漏れですが、通常の音量であればオフィスで使っても気にならないレベルです。
ただ、最大音量まで上げると、オフィスではかなり音漏れを感じられる状態になります。通勤電車内などの音漏れが気になる場面では配慮が必要だと感じられました。
ちなみに、サングラスの暗さとしてはさほど暗くなく、日中の電気のついたオフィス内でかけてみたところ、2~3割暗いかなという程度で見づらさはあまり感じられませんでした。
なお、サングラスの透明度が比較的高いためか目元はあまり隠れないので、目元を隠したい方には不向きかもしれません。また、細かい点ですが、商品にメガネ拭きがセットになっていれば、汚れを拭くことができてよいのではないか思います。
耳をふさがずに外の音を感じながら音楽を楽しめるBose FRAMES ALTO
低音が控えめだったり、音漏れの懸念など気になる部分はありますが、イヤホンやヘッドホンとは違う形で、屋外でも音楽を楽しめる面白いワイヤレスオーディオだと感じられました。
ウェアラブルスピーカーは他にも種類がありますが、こちらは基本的に屋内で使うことが前提のもので、屋外に持ち出しにくいものでした。
手軽に高音質体験!話題のウェアラブルネックスピーカー4機種を徹底比較! – Rentio PRESS[レンティオプレス]
また、骨伝導型のイヤホンを以前使用したことがあったのですが、音楽の聞こえ方が大きく違ってしまう部分があり、ちょっとがっかりした記憶がありました。
しかしBose FRAMES ALTOの場合は比較的違和感がない形で聴くことができたので、屋外の音を感じながら音楽を楽しむのにはよいデバイスではないかと思います。