多機能イヤホン翻訳機「Timekettle M2」実機レビュー。使い方や翻訳性能を中国人の女の子と確かめてみた !
更新日2023/05/04
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英語ができないから海外にはあんまり行きたくない…
海外の人とのコミュニケーションがこわい!
という方、多いんじゃないでしょうか?
自分もその一人です!
スペインとかイタリアとか海外に行ってみたいという思いはあるものの、外国語ができないので買い物とかスムーズにできなさそうで海外にはあまり行きたくないです。
一応高校の時に英語特進クラスなんてものにいましたが、落ちこぼれだったので海外の先生とのコミュニケーションはだいたい指差しとか日本語でした(笑)
そんな高校時代を経て、日本語しか話せない今の自分がいますが・・・
なんと!最近は優秀な翻訳機がたくさん出てきて、いよいよ自分が勉強しなくてもいけそうな時代になってきました!!!
翻訳機といえば、POCKETALK(ポケトーク)やez:commu(イージーコミュ)などが有名ですね。特にポケトークは明石家さんまさんのCMで話題に!
でも今回ご紹介するのはポケトークでもイージーコミュでもなく、「Timekettle M2」!
タイムケトルM2はどんな翻訳機なのか詳しくご紹介します!
もくじ
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イヤホン型翻訳機「Timekettle M2」
Timekettle M2は、イヤホンを耳に付けて話すだけでお互いの言語が翻訳されるウェアラブル翻訳機。
しかも…なんと音楽も聴ける。そして通話もできる。
本当に多機能な世界初の翻訳機!
私が知っている翻訳機は、自分が機器に向かって話して、相手も機器に向かって話して…というものだったのでめちゃくちゃ革新的で衝撃を受けました…!
こんなすごい翻訳機、Timekettle M2を作った会社はどこでしょう。
作っているのはAI翻訳専門の企業
Timekettle M2を作ったのは、AI翻訳を専門とする、中国深セン発のスタートアップ企業「Timekettle」社。
同社は、翻訳の精度や速度というような技術だけでなく、ユーザー体験こそが重要で核であると考え、2016年に設立しました。
2019年1月25日にイヤホン型翻訳機「WT2 Plus」を発売。
このWT2 Plus発売後、「音楽が聴けると良い」「通話がそのままできたらいいな」というユーザー声から、音楽も聴ける・通話もできる・もちろん翻訳もできるという「Timekettle M2」が生まれたのです!
すごく一途にユーザー目線な点がすごく熱い…!
Timekettle社のことを調べれば調べるほどかっこいい企業だと感じました。
ちなみに、イヤホン翻訳機だけでなく、スマホに挿して話すだけの「ZERO」という世界最小クラスの超小型翻訳機を生み出していて、こちらも世界中が注目しています。
外観レビュー
真っ白でコロンとしたケース
真ん中にTime kettleと書かれた四角いケース。丸みを帯びていて可愛い見た目です。
上下開閉式ではなく縦に真っ二つに割れます。
これは相手に渡しやすいかも。1つのまんじゅうを真ん中で割って相手に半分渡すイメージですね。
マグネット式なので片割れ同士を近づけるとカチッとはまって気持ちいいです。
また、ちょっと気づきにくい優しさなんですが、ケースにRとLの表記があるので、左右間違えてイヤホンを入れてしまい気づいて再度入れなおすという微妙な煩わしさがなくなりそうです。
イヤホンはあの有名イヤホンの形に似ている
耳からうどんがでているようだと話題になったappleの「AirPods」に似ています。
AirPodsよりTimekettle M2の方が全体的に一回り大きいです。
イヤホンの見た目&AirPodsとの大きさ比較
左がAirPods、右がTimekettle M2です。
Timekettle M2の方が大きく、ぷっくりまあるいという感じですね。
付属品
- イヤホン
- 充電ケース
- 充電ケーブル(USB-C)
- 説明書
さすが翻訳機の説明書というべきか、説明書は11ヵ国語で書いてありました。
特長
3つの翻訳モードで使い分け可能
ただ翻訳するのではなく、シーンごとに使い分けができるのです!
タッチモード
イヤホンタッチでリアルタイム翻訳できるモード。
お互いが片方ずつイヤホンをつけて、話す人がイヤホンにタッチしてから話すと、双方向にリアルタイムで翻訳音声が流れます。
一回イヤホンにタッチして話始めるだけで翻訳できるのですごく楽チンです!
スピーカーで翻訳音声を聞く必要はなく、イヤホンで聞けるので、静かな空間でも通常通りお話しすることができます。
イヤホンを片方ずつお互い装着する必要があるので、タッチモードで同時にお話しできるのは2人まで。
イヤホンを付けてもらわないといけないので知らない人相手だと厳しいです。
知人や仲の良い人であればこのモードは楽しく使用できます!
スピーカーモード
スマホでアプリを開いて、自分はイヤホンから、相手はスマホから話すモード。
自分が話した内容がすぐに翻訳されてアプリ上で表示されるので、それを相手に見せればOK。
相手スマホが話した内容もすぐに翻訳されてアプリ上で表示されます。
これはタッチモードと違って、相手にイヤホンを付けてもらわなくても翻訳可能なので、初対面の人にも使いやすい!
スピーカーモードは3人以上の大人数でもお話しできますね。
リッスンモード
スマホから音声を聴きとって、イヤホンに翻訳結果を流し続けるモード。
もちろんスマホのアプリ上でも文字起こしされるので見て確認も可能。
外国語でのスピーチやニュースの聴きとりに最適なモードです。
なんだかスピーカーモードと似ているなという印象ではありますが、聞き取り専用と捉えてもらうとイメージしやすいです。
世界を代表する翻訳エンジンを使用
皆さんご存知のGoogle翻訳をはじめ、世界で有名な翻訳エンジンを使っているので翻訳の質がかなり高い!
自然な翻訳になるので安心して翻訳機に任せられます。
- Microsoft
- iFlytek(中国のAI翻訳機トップ企業)
- DeepL (注目されている高精度な翻訳エンジン)※
- AmiVoice (日本国内シェアNo.1の音声認識エンジン)※
- Timekettle社独自のもの
※DeepLおよびAmiVoiceは2020年12月末にアップデート搭載予定
対応言語は40種類93言語
2021年3月時点のオンライン翻訳対応言語数は40種類93言語!
かなりの言語が翻訳可能です。
ポケットWi-Fiを持ち歩いていれば、いつでも40種類93言語の翻訳が可能とは強い。
オフラインの場合でも、アプリ上で日本語⇔(英語・中国語)、(英語・中国語)⇄(韓国語・フランス語・スペイン語・ロシア)に対応※しています。(2021年1月時点)
ほかの言語でも対応できるよう現在まだまだ開発中!すごい勢いです。
ネット環境がないときでも上記の言語であれば対応できるのは安心ですね。
※オフライン翻訳を利用するには、事前にオフライン翻訳パックを購入してダウンロードする必要があります。
使い道は翻訳だけじゃない
冒頭でも書きましたが、音楽きけるし通話も可能で普段使い出来る優秀機器!
ふつうのイヤホンと同じ機能がついてるので、音楽を聴くときはイヤホンを付け替える…ということはしなくてOKです。
タッチしたり長押ししたりで操作可能なので便利ですね。
大容量バッテリーで安心
最大30時間使用可能という大容量バッテリーなので、充電がなくなるかも…の不安が少ないことが魅力の一つです。
イヤホン単体の場合、翻訳/音楽で使用可能な時間は約6時間。
通話で使用する場合は約5時間も可能。
イヤホン、ケースともにバッテリー0の状態からフル充電するまでは約90分でそこまで長くない…!
こまめな充電はしたほうが良いですが、充電忘れていた!という場合も90分までばフル充電完了するので安心です。
実際に使ってみた
ちゃんと使ってみないと良さとか使い勝手が分からないよな…ということで、実際に使ってみました。
でも映画とか、自分のつたない英語で話すとかだとつまらないので、セツレンちゃんと話すことにしました。
話し相手は中国人のセツレンちゃん
セツレンちゃんはもともと日本生まれですが、幼いころに中国へ渡り、5年前の5月に日本に帰ってきた中国国籍の女性です。
日本語はふつうに話せて仕事もバリバリこなす。弊社で活躍している何気にバイリンガルなスタッフです!
中国語と日本語ができるので瞬時に翻訳可能で、中国⇄日本であれば翻訳機不要な彼女ですが、そんな彼女だからこそこの翻訳機の性能を確かめるのに最高の人物!
果たしてセツレンちゃんとの会話は成立するのか…!
まずは初期設定する
- 「Timekettle」というアプリを落とします。
-
登録する
-
製品を選択してくださいの画面になるので、「M2」を選択。
-
Bluetooth接続します(アプリで分かりやすい案内が出るので案内通りすすめればOK)
-
言語選択の画面になるので、左右のイヤホンの言語をそれぞれ選択して完了!
初期設定めんどくさいかな~とか思っていたんですがむちゃくちゃ簡単でした!
これで準備は整いましたので早速会話…!
タッチモードでお喋り
片方のイヤホンを私が装着。もう片方をセツレンちゃんに渡してつけてもらいました。
とりあえずセツレンちゃんに一方的に話してもらい翻訳精度を確認。
耳だけで翻訳されたものが聞こえるのですが、皆さんに伝わりづらいのでアプリを表示させたままやってみました。
セツレンちゃんに確認したところ、話したことが全部合っているとのこと!
翻訳が瞬時に出てくるのに全部合ってる!すごい!と湧きました。
精度は本当に良さそう。ちょっと会話してみました。
おお!私はセツレンちゃんの中国語だけをきいても本気で何を言ってるのか全く分かりませんが、翻訳ですぐに分かる…!
ちなみに、文章の頭に白丸がついているのが自分が話した内容です。
微妙なニュアンス表現は難しい?
そのまま会話を続けてみたところ・・・
ここでセツレンちゃん、ん? となりました。
最後の文章の「さて」が違ったようです。
実際のニュアンスとしては、「まぁまぁかな」とか「ふつう」というかんじのようです。
つまりこういうことらしいです。
×「さて、とても疲れました」
○「まぁまぁかな、疲れたけど」
高精度とはいえ、微妙なニュアンスはちょっと難しいようです。
あと、日本語→中国語の翻訳は、「万里の長城」の字が少し違ったようでした。
×「马丽长城」
○「长城」or「万里长城」
长城と書いてあるから何を言いたいかは分かるけど字が違う、とのことです。
また違う内容の会話をしてみました。
ホットポット。
突如でてきたホットポット。
正解は・・・「火鍋」
火鍋…ホットポット…
たしかに英語では火鍋のことを「ホットポット」と言うようなので間違ってはいないのですが、日本だとホットポットって言わないので伝わらないかも。
他にもいろいろ話してみましたが、同じように微妙なニュアンスや言い回し、より自然な表現はちょっと難しいようですが、それでも満足の翻訳結果です!
履歴もみれる
メニューに「履歴」という項目があり、そこで今まで会話した内容をみることができます。
せっかく聞いたのに忘れちゃった…!なんてことが起きても履歴からやりとりを確認できるので安心ですね。
また、履歴ごとにタイトルをつけることができるので、保管するのにも便利そうでした。
便利すぎるリモート機能
これが何気にすごかった…!
リモートモードは、お互いTimekettleの機器を持っていなくても使用できるチャット機能!!
なんと、Timekettleのアプリをお互いにインストールするだけで使えるのです。
2020年11月現在はまだベータ版ですが、ベータ版でもすごさが分かります。
セツレンちゃんにもアプリをインストールしてもらい、使ってみました。
これを使ってチャットすれば、いちいちチャット内容をコピペして翻訳する手間が省けるので良いですね。
今のご時世、お互いに会って話すということがしづらいので、すごく良い機能だと思いました!
Timekettle M2 スペック表
Timekettle M2 | |
---|---|
機能 | 翻訳・音楽・通話 |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
防水規格 | IPX4 |
オンライン翻訳対応言語数 | 40種類93言語 |
イヤホン単体使用可能時間 | 約6時間(翻訳/音楽)、約5時間(通話) |
ケース充電 | 5回(合計約30時間) |
フル充電時間 | 約90分 |
充電ポート | USB-C |
対応OS | iOS 12.0 / Android 7.0以降 |
イヤホンサイズ | 43mm×12mm×20mm |
充電ケースサイズ | 63mm×63mm×35mm |
イヤホン単体重量 | 5.4g |
充電ケース込み重量 | 62.9g |
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