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バルミューダの炊飯器「BALMUDA The Gohan」をレビュー!デザイン性と味、どちらも妥協したくない方必見の一台

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更新日2024/09/27

バルミューダの炊飯器「BALMUDA The Gohan」をレビュー!デザイン性と味、どちらも妥協したくない方必見の一台

バルミューダと言えば、トースターで一躍有名になったブランドです。
パンときたら、次はご飯。

ということで、土鍋で炊いたご飯よりも美味しいご飯が炊ける炊飯器を目指して開発されたのが、BALMUDA The Gohan K08Aです。

独特のもの作りをするバルミューダならではのこだわりや性能を徹底的にレビューします!

BALMUDA The Gohan K08Aの特徴

BALMUDA The Gohanは、お米の粒立ちがはっきりとして、口の中でやさしくほぐれていくご飯を炊き上げることに最適化されています。

それを可能にしている主な機能を見ていきましょう。

お米を動かさずに炊き上げる蒸気炊飯

BALMUDA The Gohanで炊く白米炊き上がり

土鍋や羽釜で炊くご飯はなぜ美味しいのか。
この疑問を追求していく中でたどり着いたのが、土鍋や羽釜のご飯は炊飯中にお米が踊っていない、ということでした。

お米が動くとお米同士がぶつかり、表面に傷がつき、そこからデンプン質が溶けだして粘りのあるベタついた炊き上がりになります。

BALMUDA The Gohanは蒸気炊飯によってお米を極力動かさずに炊き上げ、粒立ちのはっきりした仕上がりを実現しています。

蒸気炊飯を可能にする二重構造の釜

BALMUDA The Gohan二重構造釜

蒸気炊飯を可能にしているのが二重構造の釜です。
BALMUDA The Gohanは蒸気のための水を入れる外釜と、お米と水を入れる内釜の2つを重ねるという独特の作りになっています。

外釜に入れた水が加熱されて蒸気となり、その蒸気の層が釜全体を覆い、お米を動かさずに炊き上げます。
また蒸気の力で炊き上げるため重い金属製の釜も不要で、内釜は約240gと軽いです。
BALMUDA The Gohan 内釜

お米のうまみを最大限に引き出す緻密な温度制御

BALMUDA The Gohanで炊く白米

浸水もご飯のおいしさを左右する重要な要素。
BALMUDA The Gohanは、はじめは40度以下の低温でじっくりと吸水させ、その後一気に高温にして炊き上げます

急激に温度が上がっても蒸気炊飯のためお米が動かず、お米の表面が傷つかないので一粒一粒にうまみ成分であるデンプンをしっかり閉じ込めます
その後の蒸らしも98℃以上の高温をキープし、つやつやでハリのあるご飯に仕上がります。

4つの専用モード

BALMUDA The Gohan操作ボタン

目的に合わせて、「白米」「炊き込み」「おかゆ」「玄米」の4つの専用モードがあります。

白米モード」は、しっかり粒の立った白ごはんのためのモード。
お赤飯や雑穀ご飯などもこのモードで対応可。
冷めてもベタつかない、おいしいご飯が炊けます。

炊き込みモード」は、具材から出たうまみがご飯にしみこむように蒸らし時間が長めに設定されています。
炊き込みご飯の専用モードがある炊飯器は珍しいので、バルミューダのこだわりを感じます。

おかゆモード」は、ほどよい粒感を残したサラサラとした仕上がり。
たっぷりの水で丁寧に炊き上げます。

玄米モード」は、高めの水温でじっくり吸水させます。
洗米して炊き上がるまで約90分。ふっくら、ぷちぷちの玄米に。

BALMUDA The Gohanの外観と構造

デザイン家電のブランドとしても名高いバルミューダ。
その世界観は炊飯器にもしっかり反映されています。

羽釜を彷彿とさせるデザイン

BALMUDA The Gohan外観

洗練されたデザインながらも、シルエットは昔ながらの羽釜を想起するデザインで、いかにも美味しいご飯が炊けそうな佇まいです。
ベース部分は鉄鍋のようなマットなブラック、ふた部分はつや消しのシルバーで一連のバルミューダ調理家電との統一感が保たれています。

操作ボタンは蓋上部に配置。
ダイヤルがあるのは炊飯器には珍しいですが、バルミューダっぽさが出ています。
BALMUDA The Gohan外観

コードは自動で巻き取るタイプではなく、背面部分のホルダーに巻きつけておく仕様になっています。
BALMUDA The Gohanコードホルダー

二重構造の釜

蓋を開けると、中には外釜と内釜が2つ重なって入っています。
BALMUDA The Gohanパーツ

炊飯容量は白米は3合。炊き込みご飯など具があるものや玄米は2合おかゆは1合まで。
BALMUDA The Gohanの炊飯モード

内蓋は取り外して水洗い可能。
蒸気ユニットと呼ばれる部分も開閉して中まで洗えます。
BALMUDA The Gohan内蓋

他に付属品として水計量カップがあります。
枡のような形で、外釜に入れる水180mlを量るためのものですが、外釜にも180mlの水量目盛があるのであまり出番はなかったです。
BALMUDA The Gohan付属品

ただ重さがあり、安定しているのでしゃもじ入れとして使うのにぴったりでした。
BALMUDA The Gohan 付属品

操作部分

操作は5つの炊飯モードから「炊き方」ボタンで選択し、「炊飯」スイッチを押すだけ。

予約炊飯の場合は、「予約」ボタンを押して炊き上がりの時間をダイヤルで回して指定し、「炊飯」を押すだけ。

直感で操作でき、使い方にはあまり迷わなそうです。
BALMUDA The Gohan 操作ボタンとメニュー

重さ、サイズ

大きさは幅242mm×奥行266mm×高さ219mm
本体の重さは約4.6kgです。

3合炊きなのでサイズ感はコンパクトで場所を取りません。
BALMUDA The Gohan外観

コードの長さは1.2mで、邪魔にならないちょうどいい長さです。

BALMUDA The Gohanを実際に使ってみた

デザインもよく、シンプルで使いやすそうなBALMUDA The Gohan。

使い勝手や、実際の炊き上がりの味はどうなのか。すべての炊飯モードで一通り試してみました。

白米

まずは基本の白ご飯から。

外釜に180mlの目盛まで水を入れ、
BALMUDA The Gohan外釜に水を注ぐ

研いだ米を入れた内釜をセット。
BALMUDA The Gohan白米浸水

白米モードを選択して、炊飯スタート。
BALMUDA The Gohan白米炊飯時間

2合で55分、3合だと65分です。
水を熱してその蒸気で炊くというプロセスのせいか、炊飯時間は平均的な炊飯器と比べるとちょっと長め

白米早炊モードもありますが、炊飯時間は2合で39分、3合で41分とこちらも一般的な炊飯器よりも長めですね。

待つこと1時間超。炊き上がりました。
BALMUDA The Gohanで炊く白米炊き上がり

つやつやとして、お米一粒一粒がしっかり立っています
BALMUDA The Gohanで炊く白米
BALMUDA The Gohanで炊く白米

ほどよく空気を含み、箸ですくうとふんわりと口の中でほぐれていきます
お寿司やおにぎりにしても、べたつかず美味しいだろうなという炊き上がり。
BALMUDA The Gohanで炊く白米

ちなみに炊き上がりの合図はよくある電子メロディではなく、「チリーン」という、バルミューダのトースターと同じような音です。

玄米

玄米の炊飯容量は最大2合です。

同じように外釜に180mlの水を入れ、米を入れた内釜をセットしてスイッチオン。
BALMUDA The Gohan玄米浸水

2合の炊飯時間は浸水含めて90分と出ました。

時々圧力鍋で玄米を炊いて食べていますが、浸水に2時間、圧力鍋で20分加熱、その後の蒸らしまで含めるとなかなか時間がかかります。
浸水時間を含めて90分で玄米が炊けるなら手軽だなと思いました。
BALMUDA The Gohan玄米炊飯時間

炊き上がりはこんな感じ。
圧力鍋で炊くともっちりした感じになりますが、こちらは粒のもっちり感はなく、プチプチふっくらとした炊き上がりです。
BALMUDA The Gohan玄米炊き上がり

白米同様、ふわっとしていて米同士がくっつかずほぐれやすく、カレーやチャーハンに合いそうな玄米です。
BALMUDA The Gohanで炊く玄米

炊き込みご飯

炊き込みご飯は、普通の炊飯器だと白米モードで炊くことが多いですが、せっかく専用の炊き込みご飯モードがあるので青大豆と油揚げの炊き込みご飯を作ってみました。
BALMUDA The Gohanでつくる炊き込みご飯

炊飯時間は2合で60分です。白米より5分長め。
この5分が具材の味をよりご飯にしみこませるということのようです。
BALMUDA The Gohan炊き込みご飯炊飯時間

炊けました!
内釜の容量いっぱいになり、ちょっとかき混ぜにくいのが難点。
BALMUDA The Gohanでつくる炊き込みご飯

食べた感想としては正直そこまで味の違いは感じられませんでした…。

おかゆ

おかゆは0.5合で炊いてみました。
炊飯時間は60分です。
BALMUDA The Gohanおかゆ調理前

出来上がりはスタンダードな七分がゆです。
BALMUDA The Gohanお粥炊き上がり

口当たりは軽くサラサラしているけれど、お米の甘みがしっかり感じられます。

適度な水分の中に米が一粒一粒独立しているのは、白米に通じる炊き上がり。
BALMUDA The Gohanで作るおかゆ

鍋で作るのと違って吹きこぼれを気にしなくていいので気楽ですし、浸水時間含めて60分ならそれほど時間がかかるという感じでもありません。

おこわ

一般的な炊飯器によくあるおこわモードはありませんが、公式サイトにはおこわのレシピも紹介されていて、そちらを見るともち米は白米モードで普通に炊けばいいようです。

ということで、お赤飯でもち米の炊き加減を試してみました。
BALMUDA The Gohanでつくる赤飯浸水

ゆでた小豆とあずきのゆで汁、もち米2合、塩を入れて白米モードでスイッチオン。
もち米の浸水も特に必要なく、炊き上がりまで白米と同じ55分。
BALMUDA The Gohan操作ボタン

炊けました~♪
BALMUDA The Gohanでつくる赤飯

おこわでもやはり粒立ちが際立っています
もともと米をなるべく動かさずに炊く炊飯器なので、もち米も余分な粘りが出ず、蒸し器で蒸した時の仕上がりに近いのかなと感じました。
BALMUDA The Gohanでつくる赤飯

BALMUDA The Gohan総評

使ってみて良かった点、気になった点をまとめます。

◎粒立ちの良さは抜群

BALMUDA The Gohanで炊く白米

しゃっきりして、ふわっとほぐれるご飯が好みの方にはぴったりの炊き上がりです。

お米一粒一粒の輪郭がはっきりしていて、でも固かったりパサついたりはせず、ふっくらとした食感
冷めてもおいしい白ご飯が炊けます。

◎インテリアに調和する美しい佇まい

BALMUDA The Gohanデザイン外観

デザインの美しさはさすがバルミューダです。

炊飯器は据え置きで使うことが多いので、目に入っても邪魔にならないデザインであってほしいもの。
BALMUDA The Gohanは、シンプルでよけいな飾りがなく、コンパクトなサイズ感で◎。

△炊飯容量は少ない

3合炊きなので少人数世帯向け

食べ盛りの家族がいるお家や、人数が多い家庭にはちょっと足りないです。
3人家族でも、朝ごはんとお弁当の両方となると3合では厳しい場合もありそうです。

△保温機能がない

炊き上がったご飯を保温しておく機能はありません

余熱はある程度続くのですぐに冷めるということはありませんが、食事時間が家族でずれているご家庭などは温めなおしの必要があるかもしれません。

△炊飯時間が長い

2合から3合のが白米の炊飯が50~65分かかるのはちょっと長いがです。

早炊きは他機種では短いと15分、平均的には20分くらいなので、40分かかるのはもはや早炊きと呼べるのかという気はします。

△洗い物が増える

BALMUDA The Gohan外釜と内釜

外釜と内釜の2つを毎回洗うのはちょっと面倒かもしれません。
洗いかごの場所も取ります。

ただ、外釜は水が蒸発したあとが残るだけなので、洗わずに固く絞ったふきんで拭くだけでも汚れは落ちます
毎回水洗いしなくてもいいかもしれません。
BALMUDA The Gohan外釜汚れ

BALMUDA The Gohanはお試しレンタルができる

ほぼ毎日使う炊飯器。
炊き上がりが自分の好みに合うか、使い勝手はどうかなど、しっかり確認しておきたい点はたくさんあります。

買ってから「ちょっと違うな」とならないためにおすすめしたいのがお試しレンタルです。
家電レンタルサービスの「レンティオ(Rentio)」では、 様々なメーカーの炊飯器をレンタルできます
レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。

[レンタル] [新品] BALMUDA The Gohan K08A 電気炊飯器 3合炊き – Rentio[レンティオ]
炊飯器のレンタル – Rentio[レンティオ]

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